東海岸、台東と花蓮７泊８日①（第一天）―高雄入境、バスで果貿社区へ

2019/07/04 - 2019/07/11

またまた夏の台湾の季節がやって来た。

今年こその決意を込めて高雄ＩＮ、台北ＯＵＴ
という自分としては理想的な旅程で、東海岸を
旅することにした。

昨年は往復の値段が安かったからマカオ航空を
使ったものの、マカオで１泊しなければならな
いから、結果的に５万円以上をつぎ込んでしま
い大失敗。今年は楽天トラベルでチャイナエア
ライン使用で３万６千円というチケットが取れた。
楽天スーパーポイント5000点を使って３万１
千円。楽天ブログを更新しなくなって２年にな
るのに、今もぼくのアフィリエイトリンクから
買い物をしてくれる人がいるようだ。ありがた
い話である。

楽天トラベルは高いという印象があるが、たま
に安い値段で取れることがあるから無視できない。

エリア 高雄(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: チャイナエアライン
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

デジカメとズームレンズそれにラジオ、本。
これだけで、その他の着替えなどの荷物と同
じ重さになる。特にカメラが重い。

飛行機が飛ぶのが12時20分、10時に空港へ行
けばいいのだが、そうすると自宅を出るのが７
時台と、ラッシュの時間帯になってしまう。大
きな荷物を担いで人でいっぱいの電車に乗るの
も嫌なので、６時30分に出ることにした。

暇なので自宅のＰＣでチェックイン。予約番号
を入力する段になってあっと気づいてしまった。
印刷したのはｅチケットではなく、予約内容の
確認画面だったのだ。
「ｅチケットどこ？　ｅチケットどこ？（焦）」
とサイト内を探し回り、何とか発見。予約番号
を控え、やっとチェックイン成功。しかし、座
席は選べなかった。

７時半に上野駅着。

とりあえず腹に何か入れようとうろうろしてい
たら構内に讃岐うどん屋があったので、ここで
朝飯。

うどんは何となく粉っぽい感じ。だしは薄いだけ。
だめなうどん屋だった。やっぱりうどんは大阪で
食わないとね。

８時12分の特急で空港へ。

向かいには夜勤が終わった感じの職人風男。足を投
げ出してスマホをいじっていたが、すぐに眠りに入
った。

東京都内は土砂降りの雨だった。

途中からガキを連れた女２人男１人の計５人が乗って
きた。ガキはウロウロしながら「まだあ？　まだあ？」
を繰り返し、意味もなく「ヤダッ、ヤダッ」とぐずっ
ている。祖母らしき女と母親らしきおばはんはくっち
ゃべりに夢中で、父親はクズる姿をニヤニヤ笑って見
ていた。なんとかしろよ、そいつ。

第２ターミナル３階の出発ロビーは閑散としていた。
出国手続きも並ばなく、スムーズに行きそうだ。

チャイナエアラインが入っているＨカウンターには
もう人が並んでいた。

時間に余裕があるのでシートでうとうと、しかし、
ふと繰り返すと、じゃなくて「振り返ってください」
（サンドウィッチマンのハンバーガ屋のコントの逆）、
チャイナエアラインのところに人がかなり並んでいた。
　　↑　　　↑　　　
わかりにくいよね

チェックインで通路側の席をお願いし、ほとんどたまって
いないマイレージ番号を入力してもらい、荷物を預けて終
了。

エアアジアが欠航になっていた。ＬＣＣが欠航するとめん
どくさいぞ。

上階にカードラウンジっつーのがあるので、ものは試しと
ばかりに入った。入ってひと言「せんまっ」。

カードラウンジなんてこんなものなんでしょう。ＪＡＬや
ＡＮＡのラウンジは、おっさんおばはんがやたら上げたが
るくらいだから、自慢にできてさぞかしすごいんでしょう。

中華系の子どもたちがあちこちでへたり込んでいる。

今は夏休み何だろうか。

ぼくが乗るチャイナエアラインの機体がゲートに
やって来た。

そろそろ出国審査に行くか。

出国審査もガラガラおまけに顔面認証なので、ささ
っと通過。これが顔パスっていうやつですね。

ゲート近くにカフェがあったので、カフェオレを一杯。

隣のインド風女性は枝豆にビール、唐揚げを食べて
いた。おっさんやないか。

待合室で台湾の女の子がえらく分厚い本を読んでいた。

勉強できるんだろうなあ。

定刻の15時20分に高雄着。

機内のゲームが無くなり、ずっと『プロメテウス』と
いう映画を観ていた。

怪物が人間を食い殺すだけだった『エイリアン』が、
人類創世の物語にまでなってしまって、リドリー・ス
コットはこの物語をどう片付けるつもりなんだう。

だいたい『プロメテウス』と次の『エイリアン　コヴ
ェナント』がまったくストーリーの整合性が取れてい
ない。行き当たりばったりで創っているんじゃないのか。

高雄市内は今にも雨が降り出しそうな天気だった。

地下鉄に乗り、美麗島駅でオレンジ線乗り換え、ホテル
がある文化中心站で下車。

高雄は空港と市街地が近いから楽だった。

文化中心站の出口を出た。まだ何とか雨は降らなさそうな
感じ。

ここが本日の宿、瑞谷商旅。

Booking.comで500元。安い。

思うに高雄のホテル相場は台湾で一番安いのではないだ
ろうか。

チェックインを終えてエレベータに乗り込む。

やっぱりこのホテルも「4階」表示はなかった。

あれっ、よく見ると「7階」もないぞ。

部屋はこんな感じ。これで500元だからすばらしい
コストパフォーマンスである。

16時30分だけど、すぐに宿を出て、再び地下鉄へ。

赤線の巨蛋（高雄アリーナ）站で降り、「紅36」の
バスを探すが、乗り場が見つからないので、左營站
まで行き「紅35」のバスに乗った。

最近はバスに乗る時と降りるときにしゅあかーしな
いといけないようで。

みんな降りる時もピッとやっていたので、ぼくもピ
ッとして下車。

やってきました。果貿社区。

湾曲した形の巨大高層建物が10棟以上並ぶ団地である。

最近、台湾好き以外の人たちの間でも評判になってい
る団地だ。

ぼくはyakyukozouさんの旅行記で知った。

ここがゲートのようなところ。

後方に巨大な湾曲した建てものが向かい合っている。

こういうのが10棟以上あるのだ。

香港やマカオの古ぼけた高層マンションもすごいが、
これもなかなかのものである。

ほとんど昆虫の住処だ。

19階建てで、1階は店舗が入っている。

ここは、中国大陸からやって来た国民党の軍人が
住んでおり、退役後もここに住んでいる。

左營は海が近くで、確かにここに来るまでに海軍
の施設がいくつかあった。

映えスポットとしても有名になっていて、こうし
て写真撮影をしている外部の人たちがある。

大陸から移って来た人たちを外省人と呼び、彼ら
が作った集落を眷村（けんそん）と呼ぶ。

この果貿社区はその中でも最大級のものだそうだ。

1階の店舗街にはいろんな店があった。

手前は修理屋だろうか。しかし、閉店している。

目立つのは水餃子屋である。外省人が多いというのも
そういうことなのかなと思う。

クリーニング屋もある。

小さな廟もあった。

それにしても蒸し暑いところだ。よくこんなところに
住んでいられるなと思う。今はエアコンがあるからま
だいいが、無い時代はとんでもないくらい暑かったろ
うなと思う。

今年もまた高雄や台南ではデング熱患者が出ている
らしい。

こういう蒸し暑く日が射さないところには蚊が多く
いそうだ。

暗くなる前にホテルに戻るとしよう。

降りたところと反対側のバス停で待っていたら、
「高雄車站←→加昌」というバスが来たので乗っ
たところ、加昌というところで降ろされてしまっ
た。どうやら反対側に来てしまったようだ。

それからバスが走っていそうなところをあてど
なく歩き回り、広い道に出たところで、バス停
があり、19時30分過ぎに高雄站行きのバスが来
るようなので待った。

知らない街で帰りのバスがつかまらないと、マジ
で不安になる。最悪タクシーで帰ろうかと思った。

バスに乗ったはいいが、人気のないところをずっ
と走っていて、余計に不安が増した。

結局45分以上かかって高雄站に着いた。めっちゃ
怖かった。

なお、後から調べると台鐡の内惟站からだと歩いて
数分で行けるようで、何もバスに乗ることもなかった。

美麗島站まで歩き、とりあえず定番のものを
撮ってと。

初音ミクとのコラボだそうで。

ホテルへの帰り道に餛飩麺屋があったので温州餛飩
を注文。

温州餛飩のだしって、塩を使わないのだろうか。
高血圧のぼくには安心だが、なんかマヌケな感じ。

とりあえず高雄で行きたいところは行った。明日は
台東へ移動である。

この旅行記へのコメント （1）

• まっつんさん 2019/09/19 23:19:59

  台湾あるある

  ハイペリオンさん、こんばんは
  
  お久しぶりです。
  今回の旅行記一周読み終えて、最初に戻って来ました。
  実に素晴らしい。 流石です。
  
  温州餛飩麵のスープ薄いですよね。
  台湾人は薄口が好みですけど、余りにも薄すぎる。
  ただのお湯か！って言いたいぐらい薄い。
  
  台湾あるあるがあったので、つい呟きたくなりました。
  ちょいちょい勝手に呟きますので、いちいち反応しなくても良いですよ（笑）
  
  まっつんより