2019/06/15 - 2019/06/19
670位(同エリア4041件中)
ミヤコさん
ボーノとチャオしか言えないヅカオタ(宝塚歌劇オタク)が
宝塚花組公演『祝祭喜歌劇 CASANOVA』に魅せられて、ひとりでイタリア・ベネチアに行ってきた記録です。
備忘録として ブログとやらを書いてみます。
予算、飛行機、治安、食事、舞台の聖地などなど、なにかを調べてたどり着いた方のお役に立てれば良いのですが。
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①【日本出発から到着まで】
https://4travel.jp/travelogue/11508897
②【カサノヴァ観光】
https://4travel.jp/travelogue/11510734
③【街歩きとお買い物】
https://4travel.jp/travelogue/11513242
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観光地で早朝に起きるというのは本当に有効だと痛感しました。
結局この日もやたらと早起きでホテルの朝食は取れず。
立地重視なので良しとしましょう。 -
昨日、思いがけず3月22日通りへ行くことになった際水上バス「ヴァポレット」が簡単でとても便利だとよく分かったので、今日もヴァポレットを使って移動してみようと思います。
そもそもヴェネチアは小さい街なので元気なら徒歩でも問題ないようですが、時間と体力が限られている身としてはありがたい。
こんなことなら24時間券を買うべきでした。 -
早朝8時ごろのヴァポレットは地元民の方々ばかりで座席やデッキはとても空いていました。
みなさん静かに朝刊を読んだりスマホをいじったりしています。
ちなみに自分の実家が京都市の真ん中で 普段使いのバスに溢れる観光客に日々苦しめられている身としては「みなさん毎日お疲れ様です…」と思わずにはいられません。 -
それにしてもこの景色が通勤通学風景というのはずいぶん素晴らしいと思うのですが、ここは澄ました顔で静かにヴァポレットを堪能することにします。
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大きな駅である「リアルト橋」から乗ったので表示やチケット売り場などもとても分かりやすいです。
離島であるブラーノやムラーノなどにもヴァポレットで行けるよう。
船酔いする方は気を付けてくださいね。 -
この日向かったのはサンタルチア駅です。
リアルト橋から10分ほど。
おそらくメジャーな線なので たくさんの船がルート設定をしています。
ベネチア島内は車はおろか自転車すら通行禁止ですので、陸路で来る場合はここが玄関口となります。
ここから長距離列車なども発着しており、駅の周りはスーツケースを転がす方々で朝から賑やかでした。 -
駅の階段側から見た光景です。
絵葉書などにもよく登場する景色ですね。
実際に見ると本当に美しくて しばらくここで呆けていました。きれい。 -
ヨーロッパだから 切符がなくてもホームまで入れるのでは?と思ったらビンゴでした。
というわけでどこへ行くでもないのにホームまで入ってみます。
日本とはまた違うカラフルな車体の電車がかわいい。 -
掲示板にはあらゆる目的地が。
ヴェローナもありますね。
鉄道を使う予定がある際は ここサンタルチア駅か、もうひとつ本州側のメストレ駅のホテルを取る方が多いようです。
ちなみに駅構内には気軽に使えそうなカフェやパン屋さん、ドラッグストアなども入っていました。
立派なタバコショップもあり、早朝から営業してくれていたのでここで国際郵便切手をゲット。
ベネチア内のタバコショップではみんな品切れだったり国際郵便用は置いてなかったりしましたが、ここはバッチリ揃っていました。
さすが国を超える列車も出ているだけあります。 -
なんかこう、「新宿駅」なんて書いてあるような看板とかはないんですね。
ででーんと横に広い建物で、中の構造もシンプルです。 -
駅だけでなかなか堪能してしまいましたが、もうちょっと散策しましょう。
サンタルチア駅に向かって右側へお散歩を続けます。 -
運河沿いに歩いてみましたが、ここにも「リアルト橋はこっち」の看板がたくさん出ていました。
つまりサンタルチア駅からリアルト橋まで、頑張れば徒歩でも可能ということですね。
こんな風にところどころ水路でふさがれるので、スーツケースがある場合は大変そうです。 -
ところでこんな風になんの柵も囲いもなくとつぜん水路が現れるんですが、観光客の方とかがドボン、なんてことはないんだろうか…と要らぬ心配をしてしまいました。
さすがに落っこちる人は見ませんでしたが、こういう水際ギリギリで自撮り棒を操りイケてる写真の撮影を頑張っている方はいっぱい見ました。 -
突然ぽーんと開けた場所へ来ました。
ドーム型の屋根が運河側に見えます。
サンジェレミア教会(の裏手)まで来たようです。
サンタルチア駅から歩いて5分くらいなので、列車待ちで時間ができた時などでも気軽に観光できそうですね。 -
せっかくなのでサンジェレミア教会を正面から拝んでいきましょう。ということでもう少し進みます。
教会などは往々にして運河に面する形で建っているので、このように水際へ入れる道があればそこから回り込めば着けます。
方向音痴にも優しい設計。 -
奥に見えるのはグーリエ橋です。
大小含めるといくつくらい橋が架かっているんでしょうね。
そういえば漫画ワンピースのウォーターセブン編はあきらかにベネチアがモデルになっていますが、その中でも行方不明になったロビンをサンジくんがやっと見つけたら水路の向こう側で 届かないぜ、という場面ありましたよね。
下手にうろうろするとものすごく歩行距離がかかりそうな街です。
橋の場所の把握、だいじ。 -
無事に予想通り最短ルートで教会の正面までやってきました。
まだ時間が早かったのか開いておりませんでしたが普段は一般公開しているようで木製のキリスト祭壇が拝めるそうです。
昨日に行ったサンマルコ寺院などの荘厳な感じとは異なり地元にある上品な教会、という感じ。
悔しいのでやたらと写真を撮っておきました。 -
グーリエ橋です。
橋の向こうあたりからいよいよ観光地然としていて早くからオープンしているカフェなどがたくさんありました。
鉄道でベネチアへ来訪したと思わしき団体さんが、スーツケースを持ち上げてこの橋を渡ってらっしゃいました。お疲れ様です。 -
サンタルチア駅周辺を気が済むまでお散歩し、また駅へ戻って構内のパン屋さんでおいしそうなものをいくつか物色したりしました。
体力がないので私は橋を渡らずにまたヴァポレットに乗ってのんびりと戻ることにします。
これはカジノ。 -
来た時と同じような感じかなーとのんびり乗り込んだらリアルト橋行きは日中のように激込みでした。
とても船内の椅子に座れそうもなかったので、すぐ近くだしデッキに立っていました。
ここから見る街並みも船内の窓とは違ってとても開放的で素敵です。 -
激込みの皆さんがこぞって降りたわりには、リアルト橋はまだひっそりとしていました。
ホテルの朝食の時間だからでしょうか?
リアルト橋近くのホテルのテラス席で朝食ビュッフェを食べている方はいっぱいいます。 -
日中はリアルト橋の階段まで人がぎっしりですが、お土産屋さんも開店前らしい朝の時間はこんなに快適でした。
せっかくなので一番上の高いところに上ってみます。 -
普段はここもすれ違うのが大変なほど人がいっぱいです。
思っていたより段数は多くありませんでした。 -
ヴァポレットをはじめタクシーや運送船などが行きかっていて素敵な街並みです。
良い写真が撮れたなと満足していましたが今見たら下の方に手摺り映ってました。
ちなみに今やってるスパイダーマンのポスターって、この景色ですよね。
リアルト橋にぶら下がっていましたね。 -
あまりピックアップされませんが反対側もこんな風に景色がいいです。
ただちょうど運河がカーブしているところなので、上の写真ほどはベネチア!水の都!感はないかもしれません。 -
船の真下を潜るお兄さんがこちらへ手を振ってくれてハッピー。
この街の人は観光客の扱いに慣れていて優しい方ばかりです。 -
名残惜しいですが階段を下りて、そろそろ戻らなくては。
チェックアウト時間を遅めにしておいてよかったです。
チェックアウトは11時で、その後もスーツケース預かり可能と言われていましたがどうやらロビーの開けたところに安置してあるだけのようでしたので、退室後そのまま持っていくことにしました。
グラスポデウーアホテルの一階レストランは口コミなどでも評価が高いお店だったようなので一度も利用できなかったのが残念。
スーツケースを持ってお世話になったホテルをチェックアウト、そのままリアルト橋の駅近くを散策しました。
あとは空港へ向かうだけなので残りのユーロを使いきってしまおうと思いまたジェラートを買ってしまったんですけどここも2ユーロ。
これが相場なのか?そしてやっぱり盛り盛り。 -
ちなみに、島内近距離(サンタルチア駅やサンマルコ広場など)への水上バス「ヴァポレット」と 空港行の水上バス「アリラグーナ」は別のものであり乗り場も違うので注意です。
とはいえすぐ隣り合わせにありますので問題はありません。
空港行きは20分ほどの間隔で出ているようでしたが まだ微妙に時間が余っていたことと
あまりにもこの街が素敵だったので名残惜しく船乗り場近くのカフェで時間をつぶすことにしました。
テラス席は運河へ飛び出しておりとてもおしゃれ。 -
すぐ横が観光用のゴンドラ乗り場だったようで、どんどん出発していくゴンドラを眺めながらひと休憩。
暑いのでジュースを頼んだんですが、そういえばベネチアの食事処ではオレンジジュースやコーラくらいの頻繁さで「桃ジュース」がメニューにありました。
日本ではあまり見ませんよね。
というわけで桃ジュース。
近くのタバコショップで夕焼けのベネチアが美しい絵葉書を見つけたので、さっきサンタルチア駅で買った切手を使って最後にここから日本へお手紙を出すことにしました。 -
余談ですがこの時ポストへ放り込んだこのカード、到着まで約2週間かかりました(笑)
ベネチアはAmazon便も離島送料だと聞きますし、他のイタリアの都市とはまた違う郵便事情なのかもしれませんね。 -
いい景色だーと思って撮ったんですが、
映り込んでいるゴンドリエーレのお兄さん、船の上でお着替え中ですね。
失礼しました。
すごいところで着替えてるな。 -
空港行きの船が来ましたので、適当な時間でカフェを経ち乗り込みます。
片道15ユーロ。
往路の際は満員でしたが今回は空いていました。
船内はこんな感じで快適。 -
お隣のおじさんはイタリアの別の都市へ行くそうです。
めっちゃ旅慣れてる感じの素敵なおじさんでした。 -
船は一度大きく街を離れるので、この素晴らしい街並みがどんどん遠ざかっていくのが最高に寂しかったです。
さようならベネチア、また来ます。 -
あと一泊くらい延長しようかと本気で考えながら撮った写真です。
名残惜しさがにじみ出ている気がします。 -
往路と同じ船着き場に到着しました。
到着した時は空港だからかなと思いましたが、滞在中すべての場所で治安など不安になることはなかったです。
もちろん最低限の警戒はしていましたが、そういえば何か取られたとか怪しい雰囲気の場所とははどこにも行かなかったなと。
空港通路の広告がフォンダコTテデスキなのがまた切ない。 -
到着した時と同じフロアまで来てしまいました。
グローバルブルーの事務所の方に「チェックインの前に免税カウンターへ行け」と強く言われていたのでちゃんとカウンター優先しました。
ちなみにその時の手続きが信じられないほど素早く、本当にスタンプレシートをもらっただけで終わったので驚きました。
そのまま書類を郵送して、帰国後1週間でクレジットカードへ返金されていました。驚きの速さ。 -
税関などを終えた出発ゲートです。
映っているエスカレーターを降りた先がゲートですが、こんな風にもう1フロア上にも色々とお店があります。
喫煙所を探してたどり着きましたが、ここがとてもよかったです。 -
社食スタイル(通じるだろうか)でお盆を持って注文していくタイプのフードコートがありました。
生ハムやピザ、パスタなどイタリアらしいものがひと通り揃っている感じです。
trip adviserのマークが大きく付いていたので後で確認したらお味もなかなか高評価でした。
最後のユーロでドーナツとお水を購入。 -
長いフライトでは手元にお水を持っておきたいタイプなのですが、500mlじゃ足りないかなーなんて迷っていたら750mlという実にちょうどいいサイズ発見しました。
日本でも流行らないかなこのサイズ。 -
ガラス張りが綺麗で、飛行機がよく見えました。
帰りもボーディング777-300ERです。
【復路】
ベネチア(EK136) 15:50 → ドバイ国際空港 23:35
ドバイ国際空港(EK318) 02:40 → 成田空港 17:25
乗り継ぎ時間は3時間5分でした。
そして再びの窓際。 -
往路で撮れませんでしたけどやっと機内エンターテイメントの写真撮っていたようです。
なぜよりによってアラビア語のメニューを撮っているんだ。 -
往復ともに計4便とも同じ航空会社を使っているとまったく同じ食事を食べることになりますが割と美味しかったのは幸いでした。
リゾットみたいな豆ごはん、チキンのトマトソース
豆サラダ、
殺人的な甘さのガトーショコラ。
ミネラルウォーターをカップでもらいますが、食後に右奥のカップへコーヒーか紅茶を入れてくれます。
CAさんがポットを持って回ってくれますので、コーヒーか紅茶かを確認してから手をあげましょう。
隣に座っていたおばちゃんは、紅茶を注がれて「Oh…」と悲しそうな声をしていました。 -
往路は6時間少々でしたが、帰りは5時間45分でした。
ドバイ到着は深夜なので、真っ暗な砂漠地帯に突然きれいな明かりが見えてとても綺麗。
この時点で23時超えてると思うんですが、ドバイは眠らない街なんですかね? -
定刻通りにドバイへ到着し、また沖停めでしたのでバスで入ってきました。
ベネチア時間だとお昼間なのであまり眠れなかったのもありますが、5時間45分飛行機に乗ったあとですし詰めのバスに10分ほど揺られるのがなかなかしんどかったです。 -
深夜0時を回ろうかというのにこの賑わいっぷり。
乗り継ぎの方が本当に多いようです。
リゾートドレスを着たカップルや、ダウンジャケットを着た家族までみんな次の飛行機を待っています。 -
往路よりも時間がありますので、お土産屋さんを覗いてみました。
エスニックで可愛い!
カフェやレストランだけでなく、こういったお店も物価はドバイ仕様です。 -
アラビックコーヒーを淹れる食器でしょうか?
日本でお茶会に出して驚かせたい。 -
お土産屋さんや免税店をうろうろして適度な時間になったので自分のゲートの方へ向かいます。
ゲートのギリギリ手前って、小さなキオスクがあるくらいのイメージでしたけどドバイはそんな事ありませんでした。
これは煌びやかなキャンディ屋さん。
大量のベンチがあるので使いませんでしたが、キッズエリアにあるようなふかふかの床マットが敷かれている一角もありました。
乗り継ぎが長い人や大人数の家族などはそこで床に座って過ごしていました。
ジャパニーズスタイル。 -
ラウンジの近くで大賑わいのマクドナルドに挑戦してみました。
アラビックなメニューにしようかと思いましたがお腹すいてなかったので飲み物だけ。
マンゴーフルーツティーだったかな。
日本にはない味で美味しかったです。
Sサイズで300円くらいした気がする。 -
注文カウンターもありますが、タッチパネル注文が完全に普及していました。
混んでいましたが店内もとても綺麗で大きかったです。
バースツールばかりだったので、他所のベンチに座りました。
いよいよ日本への乗り継ぎ便が近づいているなぁと思っていたら、なんと出発の1時間前には搭乗案内が出ていました。
早くない?と思ったのですが、ジュースを飲み切る間も置かずすぐにファイナルコール。
出発が早まった?と思うほどにすぐでしたので驚きましたが、これから乗るのはエアバスA380。
二階建ての巨大機材だからでしょうか?
そして皆さん律儀にちゃんとコールで集まってらっしゃる。
ドバイ空港内での乗り継ぎがもしギリギリで短かったらかなり危ないのでは…。 -
もちろんエコノミークラスですが、二階がある機体というのはなんだかワクワクしますね。
また一階部分はすべてエコノミーだからか、トイレの数がとても多かったです。
一番前のブロックでしたので、前方のトイレ4つはいつも空いてて快適でした。 -
木目調のかわいいトイレ。
木目の部分がマーブルな鏡面仕上げになっているバージョンのトイレもありました。
そちらはゴージャス!って感じ。
いつ入ってとても清潔にされており、ハード面だけでなくソフト面でのホスピタリティも素晴らしい航空会社だと思います。 -
もう何回エミレーツの機内食を食べたんだろうと思いますが、さすが日本便、小さい容器は茶そばでした。
メインはまたしてもチキンのトマトソース、マッシュポテト
クラッカーとチーズ
殺人的な甘さのチョコムース。
食後にCAさんが回ってきてくれるホットドリンクは、紅茶から煎茶に代わっていました。
紅茶の気分でした。
復路は9時間45分のフライトでしたが大変よく眠りました。
定刻通りに成田空港へ到着。
17時ごろの青暗い空の成田へ出て、日暮れと旅の終わりをかさねて寂しくなってしまいました。
ベネチアはあまり大きい街ではなく空港も小さいためか、旅行記などを見ていても他の都市との周遊中に訪れる方が多い気がします。
また「もっとゆっくり過ごせばよかった」といった経験談を周りからよく聞きました。
確かに大きい街ではありませんが、何度も思わず足を止めて息を呑んでしまうような本当に美しい街でした。
もちろん他の都市にも行きたいですが、いつかまたイタリアを訪れる事があったら絶対にベネチアにも足を延ばしたいと、今でも思います。 -
ここまでお読みくださりありがとうございました。
宝塚歌劇団花組公演『祝祭喜歌劇CASANOVA』に魅せられて訪れたベネチア旅行記はこれにて完結です。
いつか憧れのA380の二階を夢見て。
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