2019/06/15 - 2019/06/19
882位(同エリア4197件中)
ミヤコさん
ボーノとチャオしか言えないヅカオタ(宝塚歌劇オタク)が
宝塚花組公演『祝祭喜歌劇 CASANOVA』に魅せられて、ひとりでイタリア・ベネチアに行ってきた記録です。
備忘録として ブログとやらを書いてみます。
予算、飛行機、治安、食事、舞台の聖地などなど、なにかを調べてたどり着いた方のお役に立てれば良いのですが。
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【前編】日本出発から到着まではこちら
https://4travel.jp/travelogue/11508897
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ホテルで体勢を整えたあといよいよ街歩きに出発です。
ベネチアの街はいたるところに「サンマルコ広場はこっち」「リアルト橋はこっち」と壁に矢印が出ていますので、メジャーな場所へ向かうならコレについていけば迷う事はありません。
迷宮都市と言われるだけあってとにかく道が入り組んでいます。
ふと撮ったこんな写真でさえ、いちいちフォトジェニックです。 -
3、4段の階段がある小さな橋がたくさんありますので、靴はとにかく動きやすいものをお勧めします。
「CASANOVA(宝塚公演の意味で)」にも出てくるゴンドリエーレさん達が休憩していたり、お客さんに声をかけたりしています。
イケメンのイタリア男!って感じの方ばかりで、浅草や京都の人力車のお兄さんを彷彿とさせます。 -
ホテルのある「リアルト橋」から街の中心である「サンマルコ広場」までは歩いて8分といったところでした。
途中の道には所狭しとジェラート屋さん、レストランからの声かけ、テラス席のあるカフェなどがひしめき合っているので、寄り道しながら行くともう少しかかりそうですね。
上の写真はサンマルコ広場の回廊。
狭い路地から突然ポンと飛び出るように到着します。 -
回廊から見たサンマルコ広場の全景です。
この時点で夕方の17:30頃だったと思いますが、雲ひとつない青空でとてもきれいでした。
この広場の周りでは演奏付きのカフェテラスが営業しており、その演奏が漏れ聞こえてくるのもまた素敵。
まずは全体を散策します。 -
有名なサンマルコ寺院。
この時はもう営業終了しており、噂の大行列もありませんでしたのでこんな綺麗な正面写真が撮れました。
こちらは翌日に入場することにします。
日曜日は営業時間が短いのでご注意。 -
正面の、門が黒く閉まっているところが入り口です。
営業時間中はここから向かって右側にずらりと列が形成されますので、時間によっては直射日光の中で長時間並ぶことになるでしょう。 -
サンマルコ寺院に向かって右側に寄り添うように「ドゥカーレ宮殿」が建っています。
サンマルコ広場はざっくりとアルファベットの「L」の字のようになっており、この宮殿の先には運河が広がっています。 -
宮殿の先には2本の石柱が建っており、その向こうが運河です。
このあたりは「小広場」とも呼ばれているようで、団体ツアーさん方の待ち合わせ場所などにもなっているらしく、よく旗を持って叫んでいる人や集合している団体客の方々がいました。 -
「CASANOVA」にて、ベアトリーチェがベネチアへ到着したときに
「まぁ、翼の生えたライオン!とうとうベネチアに着いたのね!」
と喜ぶシーンがありますが、石柱の上の獅子の事だと思われます。
この2柱はベネチアのシンボルとして18世紀から運河にやってくる人たちを出迎えていたのでしょうね。 -
本当はドゥカーレ宮殿も翌日に観光しようかと思っていたのですが、ガイドブックや口コミ等で並ぶ並ぶと聞いていたのになぜかガラガラでした。
おそらく閉館の90分前だからでしょうか?
正直ベネチアに着いたばかりで疲れてはいましたが、さっそく入ってみることにします。
(翌日の12時頃にもう一度覗いてみるとやはり行列でした。日曜日の夕方、めちゃくちゃおすすめです) -
宮殿に向かって右手、運河の手前に入り口があります。
いざ近づけばエントランスと書いてありますが、宮殿の正面からだと見えない位置なのでご注意。 -
チケットオフィスも、イタリア人らしき一組がいるだけでした。
ドゥカーレ宮殿は商人の街ベネチアらしく、他の施設との抱き合わせチケットしか売っていません。
ひとりで1枚ですがどうやっても25ユーロが最安値なのでびっくりしないでくださいね。
チケットで中に入ると、まずはぽーん、と中庭へ放り出されます。
もしかしたらいつもは人の波があるのかもしれませんが、本当にガラガラだったので「この後どこへ行けば…?」ときょろきょろしてしまいました。 -
中庭へ出てすぐ右手に階段がありますのでそちらを昇ってください。
昇ったところ、つまり2階からスタートします。
ここから見える中庭がすでに美しくてテンションが上がっています。 -
大前提として「CASANOVA」のお話をざっっっくり説明します。
主人公ジャコモ・カサノヴァは18世紀に実在した歴史上の人物。
その肩書きは作家であり学者であり冒険家でありスパイであり(諸説ありますが)、
そして何より彼を語るには1017人の女性との恋を楽しんだ恋多きイタリア男、というのが代表的です。
奴隷、尼僧から貴族のマダムまでありとあらゆる女性を関係を持ったカサノヴァは、とうとう男たちの反感を買って裁判にかけられて投獄されてしまうところから始まります。
不可能と言われた牢獄からの脱出、そしてベネチア総督の娘ベアトリーチェとの運命の恋、カサノヴァを捕えようと追いかける十人委員会の審問官コンデュルメル閣下、ドン・ジョバンニが書けなくてスランプに陥っているモーツァルト…
それらがベネチアのカーニバル、仮面舞踏会、ゴンドラやワルツに彩られて展開していく恋と冒険のお話です。
さっそく宮殿から 見学していきます。 -
この美しい宮殿でベネチアの貴族達はあんな風にオペラを観たり絵を描いたりしていたんでしょうね。
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二階からさらに上へ上がります。
ガイドブックにも載っている有名な「黄金の階段」です。
誰もいなかったので、こんな写真が撮れました。 -
天井までびっしりと黄金と天井画で装飾されています。
この階段は当時の身分の高い貴族や 国賓にしか使われなかったそうで、スタートからベネチアの富っぷりに圧倒されます。
あと何気にけっこうキツい傾斜でした。 -
昇りきって振り返るとこんな感じ。
カサノヴァの敵であるコンデュルメル閣下も、この階段を上ったりしていたのでしょうか。 -
3階に着くと「投票の間」です。
天井画や装飾がとにかく絢爛で美しく、最初の部屋なのに見入ってしまいます。 -
壁や支柱の細工一つ一つもとてもよく出来ています。
こんな豪勢なお部屋で投票するのでしょうか…。 -
壁には暖炉。
その他の間にも、割と暖炉がよく設置されていました。
当時の生活には必需品だったのでしょうか。 -
いくつかの時計は定期的に手入れされ、現役で動いていると聞いていましたがこれは違う気がします。
なによりどの時計も文字盤が月の満ち欠けだったりローマ数字だったりで、特殊な読み方のような気がします。 -
大きな部屋にはだいたい上座にこのような玉座が作られていました。
椅子も造り付けのものが多く、きっと式典で作法など厳しかったんだろうなと思います。
そういえばベアトリーチェがベネチアを訪れて総督と謁見するシーンではこういう配置で一段高いところに並んでらっしゃいましたね。 -
こちらの時計は、文字盤が星座になっているようです。
こういう椅子に十人委員会やベネチア貴族たちが腰かけていたのでしょうか。 -
「大評議の間」まで来ました。
体育館よりも広いくらい、とにかく大きい部屋です。
人を入れるために造った場所なのでとにかくガランとしていて、見学客のシャッター音が妙に響いていました。 -
壁際にある木製の椅子は、自由に腰かけていいようでした。
ここに座って休憩しつつ、お茶を飲んだりメールチェックなどをしていましたがなんだか現実離れして不思議な心地でした。 -
ここにも例の玉座がありますね。
後ろの方に立っている人だと絶対見えないでしょうけど、当時は声とかちゃんと届いていたんでしょうか。 -
窓からの運河の景色は大変素晴らしいのですが、とにかく暑いです。
エアコンは付いていないかと思われます。
6月の夕方でものぼせてしまいそうになりましたので、真夏や混みあっている時などはお気を付けください。 -
次の部屋。
右側の壁が妙に出っ張っていますが、どうやらツアー特典でしか入れないシークレットツアーはこの隠し扉を通るようです。
ひとり旅だったのと、イタリア語での説明では理解できない…と参加はあきらめましたが次回は挑戦したいですね。 -
歴史的な武器や道具、食器などの展示コーナー。
ファンタジー感が満載で、これを実際に使ったというのがピンと来ないほどです。 -
レプリカなのかな…?
持つだけで重そうです。 -
さて、宮殿のあとは階段を降り、順路は「牢獄」へと続きます。
このあたりから石造りでひんやりして、独特の不気味さのようなものを感じます。 -
ドゥカーレ宮殿と牢獄は隣接していて、当時のカサノヴァも実際に投獄されました。
実際にカサノヴァが投獄されていた「鉛の牢獄」「屋根裏」などはシークレットツアー限定のようなので、一般に公開されている牢獄を見学します。 -
宮殿と牢獄をつなぐ渡り廊下のような橋、通称「ため息橋」です。
ここを通るともう戻れないことから投獄される人がため息をついたと言われているそう。
私だったらため息どころか嗚咽です。
なかなか怖い。 -
石の飾り窓のすき間から、ベネチアの街が見えます。
これが最後の景色と、カサノヴァも見たりしたのでしょうか。 -
ちなみに外から見るとこんな感じです。
「CASANOVA」にてカサノヴァとバルビ神父が脱走した際、宮殿の人たちがここまで来るんじゃないか、と騒ぐシーンがありますが確かに距離的にはすぐ侵入できてしまいそう。 -
牢獄の中は薄暗く、窓からの太陽光がなければ本当に真っ暗なようでした。
空いているのはラッキーだと思っていましたが、このあたりから割と本当に不気味になってきていて、後続の見知らぬ家族と距離をキープしつつ見て回りました。(笑) -
順路も狭く、すぐ脇にこんな扉があったりして、小さい女の子が泣いていました。
わかる、わかるよ。マジで怖かったよ。 -
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本当にこんな房で生活させられていたのでしょうか。
しかも死ぬまで…、色々と考えてしまいますね。 -
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正直なかなかに怖すぎて、足早に見てしまった感がありますが(笑)、途中で中庭に出ます。
窓にも柵が取り付けられ、手前の井戸と相まってやはり不気味です。 -
牢獄のあとも少しだけまた宮殿に戻ります。
後半はあまり大きな部屋や派手な装飾のお部屋はなく、実務的なことに使われた場所なのではないでしょうか。
こちらにも、造り付けの椅子。
いや、椅子なのかなコレ。 -
順路でいうと、
【黄金の階段】【宮殿】【牢獄】また【宮殿】と回って、正面入り口へ戻ってきます。
ここから見ると美しく清廉な印象の宮殿ですが、まさに牢獄との「光と闇」を感じてしまいました。 -
劇中では軽やかに歌いながらこの宮殿を脱走したりベアトリーチェに逢いに行ったりするカサノヴァですが、こんな広い宮殿をどうやって…。
かつてはこの宮殿で色んな事が起こったのでしょう。 -
宮殿の正面が出口なので、係員のお兄さんがここは出口だよ!入り口はあっちだよ!とずっと叫んでいました。
90分ほどで回りきれた気がします。
いやぁ、素晴らしかった。
ティントレットはじめ名だたる名画も、いつまでもじっくり見ていたかったです。
天井画なので、首が疲れそうですが。 -
あまりに綺麗なので、疲れていますが運河沿いを少し歩いてみることにしました。
街灯まで素敵なデザインで、「まるでディズニーシーみたい…」と思いましたが、
逆ですね。
ディズニーシー好きなら絶対に惹かれる街だと思います。 -
ため息橋を外から見られるところまで回ってきましたが、こちらはさすがに人だかりでした。
さっきまであの橋の中に居たんだなぁと思うと不思議な感じ。 -
牢獄の建物沿いに、細ーーい小道を発見しました。
牢獄に沿う形で進めるので迷いはしないだろうと ちょっと入ってみましたら、奥にレストランを発見。
表に出しているメニューには、なんと日本語の表記が!
ウエイターさんも愛想良くひとりでも大丈夫そうだったので ここで夕飯を食べることにしました。
「Taverna dei Dogi」
というレストランです。
お店の中に有名人の写真が飾ってあったので、有名なお店なのかもしれません。
ところでレストランに入った時点で19:30頃だったと思うのですが、お店は空いていて ウエイターさんもまだ何かを準備しているくらいでした。
(数名お客さんはいらっしゃったし、もちろん営業時間なのですが)
結局最後までイタリアの夕食の適度な時間というのが分からないままでした。
イタリア人のディナーはもっと遅いのでしょうか? -
ひとりなので 小さいテーブルで良いですよと言うと、入り口近くに案内されました。
他の国で露骨にアジア系を外から見えないお席に案内された経験があるので 好印象でした。
日本語のメニューを持ってきてくれて、ひとりで来たの?いつまでいるの?シーフードが美味しいよ!とたくさんお話してくれました。
ベリーニを飲もうかと思っていたのですが、疲れで酔ってしまいそうなのでネクター。
量が未知数なのでパスタ単品で頼みました。 -
パスタの前にアンティパストが来ました。
ウエイターさんが日本語で「トウモロコシ ダヨ」って言ってたのが可愛い。
到着後の初ごはんだったのでそんなもんかと思って食べたんですが、あとでレシート見たら入ってなかったので あれはサービスだった模様。ありがとうおじさん。 -
シーフードおすすめと言われたのでペスカトーレ!
ひとりで「えっ、」て声が出るくらい美味しかったです。
日本で食べる魚介と違うのでしょうか。あるいは出汁の取り方が違う?
ウエイターさんが色んな日本語を披露してくれるのでこちらもBuono!とコミュニケーションを取ったら「発音が違う」ってそこはシュールに注意されました。悔しい。 -
いやー美味しかったです。
案の定この一皿でお腹いっぱいになってしまいデザートはいらないです、とお話ししたらせめて コレを試してみて!って最後にリモンチェッロを持ってきてくれました。
やっぱりこれもレシートに入ってなかったので おじさんが良い人だったんでしょう。
そしてリモンチェッロは美味しかった。
チップ文化が苦手なのですが、お会計28ユーロに対して40ユーロ出したらお釣りが10ユーロだけ帰ってきましたので そのくらいの相場なのでしょう。
もっと払うべきだったかな…。 -
まだ明るくて名残惜しいですが疲れが来ていたので またサンマルコ広場を通ってホテルへ帰ることにしました。
サンマルコ広場はナポレオンがオーストリアとの戦で北イタリアを制した際に「世界一美しい広場」と言われた場所だそうです。
宝塚版のナポレオンだと「ミラノの令嬢たちは~」と言ってましたけどベネチアまで制圧してたんですね。
文化遺産とかパリへ持って行っちゃったのでしょうか。
歩き回って疲れたーと言いながら、ホテルへの帰りの道すがらジェラートまで買い食いしてしまいました。
カップに盛りもりで2ユーロ。
リモンチェッロにほろ酔いで熟睡でした。
翌日に続きます。
(追記)
続きました→
【街歩き編】
https://4travel.jp/travelogue/11513242
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