3度目のイタリアはシチリア島大満喫１人旅②～チェファル編～

2019/06/15 - 2019/06/23

②はパレルモから日帰りで訪れたチェファル編です。

チェファルの名を知ったのは、数年前にNHK『世界ふれあい街歩き』で取り上げられたのを見たのがキッカケでした。
番組では、船着き場で漁師のおじいちゃんと孫が網の手入れをしている姿に時間を割き、イタリアらしい船着き場の景色に心を奪われ、いつか行ってみたいと思っていました。

実際に行ってみて、船着き場（海岸）も良かったですが、チェファルの思い出は、何と言っても、城壁への山登りに尽きます。
欧米人観光客に交じって上るのも楽しかったし、絶景のご褒美が待っていました。

【スケジュール】
6/15：成田発
6/16：イスタンブール経由ローマ着～国内線でパレルモ着
6/17：チェファル日帰り（★）
6/18：パレルモ～ラグーサ
6/19：ラグーサ～シラクーサ
6/20：シラクーサ
6/21：シラクーサ～カターニア
6/22：タオルミーナ日帰り
6/23：カターニア発～イスタンブール経由成田着

エリア チェファル(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: ena（イーナ）

6月17日(月)
パレルモ中央駅9:38から逆算して、朝食を8時からにして8:55にホテル出発。
リベルタ通りのバス停から、2両連結の101番バスに乗り、順調に移動。

イタリア鉄道の自動券売機利用は、2016年のベネチア以来3年振りです。
少し忘れてしまっていて、画面に表示される FORWARD ボタンを何度も押して、やっとお金を投入できるので、くどく感じました。

パレルモ中央駅9:38発の普通列車。
料金は5.6ユーロ。

途中、4駅ぐらい停車し、チェファル10:26着。
しっかり検札があり、ほぼ海沿いのルートだったので、たくさんの海水浴客を見ました。

チェファルはさすがに乗降客が多い。

あまり意識していなかったのですが、これがガルバルディ広場でしょうか。

ルッジェーロ通りを進むと、右の路地に Tempio di Diana（ディアナ神殿跡）の案内板があります。

このお姉さんたちの後をついて行ったわけではなく、ルッジェーロ通りをさらに進んで観光案内所に寄り、地図をもらいました。

城塞のルートは詳しく書かれていなかったのですが、シチリア島の道路、鉄道ルートが詳しく書かれており、今後の参考になりました。

路地の反対側は住居エリア。

城壁へのルートを少し入ると井戸があり、本当はおじさんが利用しているところを撮りたかったのですが、気配を感じて脇に離れてくれました。

Roccaの入口。
自動券売機があり、入場料は4ユーロ。

かなり高齢のおじいちゃんがいて、発券したチケットの裏と自分のノートに何やら数字をメモしているので、戻って来た時に照合するのだなとピンときました。

最初だけこのような階段。

登り始めて数分で、このような景色が楽しめます。

正確には分かりませんが、体感的には35℃ぐらいでしょうか。
たまにある日陰でみんな休んで給水するので、声はかけないものの、何となく一緒に登っているメンバーが把握できました。

僕はこの時、ジーンズをはいていたのですが、そんな人はほとんどいなくて、若い女性はほぼ100%ショートパンツ姿でした。

遠くに見える、ギザギザの建造物が頂上の城跡。

この時は離れてしまって小さくしか写っていませんが、右の方に4人連れで歩いている欧米人家族と最初から一緒でした。
美人の奥さん、年頃の娘さん2人と旅行しているお父さんがうらやましかった。

ゆっくり、30分かけて到着した頂上の城跡。
かなり険しい山道が続くので、スニーカーの紐をきつく結び直して登りました。

で、頂上からの風景はというと。
海側。

山側。

もひとつ、別の場所から海側。

廃墟である、この城跡にふさわしく（？）、案内板がかなり傷んだ状態で倒れていました。

あまり予備知識を入れないで来ているので、ディアナ神殿に最初に辿り着き、そこから余力のある人が頂上の城跡を目指すものだと思っていました。

登っている途中に、イタリア語と英語の案内板があり、Archaeological site の意味しているのがディアナ神殿とは全く気付きませんでした。

下山途中に、Archaeological site に向かうことにしたのですが、案内板が示す出口の方向とは、かなり離れることになります。

一緒に登っていた人達も、先ずは頂上の城跡を目指していたので、ディアナ神殿に立ち寄る人は、半分程度ではないでしょうか。

これが Tempio di Diana こと、ディアナ神殿跡。

この神殿跡自体は、よほどの遺跡マニアでない限り、見所ではないのです。

見所は、ここが岩山の崖の上にへばりつくような位置関係にあるため、頂上の城跡からよりもずっと、絶景が楽しめることなのです。

この後に訪れる大聖堂。

この後に訪れる海岸。

このビーチは訪れていませんが、美しい海と人の波。

この展望台の特徴は、遊歩道になっていて移動しながら景色が楽しめることです。

先ほどとは少し移動した地点から。

さらに進んだ地点から。

これが一番端から。

最後にもう一枚。

ディアナ神殿跡まで戻ってきて、頂上の城跡との高低差はこれぐらいあります。

出口を通過する時、予想通りチケットを見せるよう求められ、自分のノートにチェックしていたので、これで無事下山したという確認になるのでしょう。

4ユーロで約1時間30分滞在し、本当に楽しめました。

大聖堂前の広場。

上からしっかり確認していた2つの塔。

先ほどまでいた、崖の上の展望台はここです。

大聖堂内部。

木造の天井が美しい。

ルッジェーロ通りを突き当りまで行き、左に折れてビーチを目指します。

そしてビ－チに出ました。

水着姿の女性がたくさん写っているので、ボカシを入れて加工しました...
ではないのですが、ちょっとピンボケです。

この風景を『世界ふれあい街歩き』で見て、いつかチェファルに行きたいと思っていました。

もっとも、番組の撮影時期は海水浴シーズンではなかったので、だいぶイメージは違いました。

ところで、家々の壁をよく見たら、つながってますね。

対岸のもっと大きなビーチには行きませんでした。

ビーチを後にして、生活エリアの小道に。

小道によっては、大聖堂の塔が。

ランチはガルバルディ広場付近のハンバーガーショップで。

選んだのは、一つ上のメニューの写真の左上 PALERMITANO 4ユーロと、ビール3.5ユーロ。
それなりの店だったようで、サービス料1.5ユーロ取られて計9ユーロ。

PALERMITANO は量が多くて、飽きがくる味でした。

ガルバルディ広場の路地をよく見たら、Tempio di Diana の案内板があったので、ここからでも行けるのでしょう。

パレルモに戻る車中、この先訪れる都市で、チェファル以上の感動が味わえるか不安に思っていました。

パレルモ着後の実際の行動は、①パレルモ編の後半に続きますが、既に見ていただいた方は、③ラグーサ編に続きます。