2018/05/21 - 2018/05/21
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薔薇の咲く庭さん
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昨年は忙しい年で、旅行記を書いている時間をあまり取ることができませんでした。今年になって思い起こして書きたかった旅行記を書いています。オリンピアもその一つです。オリンピアへ行くのは二回目です。記録に残しておきたい場所の一つです。今回は考古学博物館へ行くことができたので有意義でした。ツアーで行くと十分な時間が取れず、思い残すことが多いことは残念です。しかし、自力で行くことは難しいので仕方がありません。一年経るとかなり記憶が曖昧になることが分かりました。感動も薄れていることも同様です。
5月18日(金)成田発 QR0807便 ドーハ経由
5月19日(土)QR0125 ベネチア着 MSCポエジア乗船
5月20日(月)バーリ アルベロベッロ
5月21日(火)カタコロン オリンピア遺跡
5月22日(水)ミコノス島
5月23日(木)ピレウス アクロポリスの丘 パルテノン神殿
5月24日(金)サランダ ブトリント遺跡
5月25日(土)ドブロブニク
5月26日(日)ベネチア ベネチア発 QR0126便 ドーハ経由
5月26日(日)QR0806便 成田着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 交通手段
- 観光バス 船 徒歩
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
オリンピアの入り口に来た時に前回(10年前)に来た光景が広がっていて感動です。ここは時間の流れがストップしているところです。
紀元前8世紀の世界です。
説明がありましたが位置的にはブルタニオン -
オリンピアの遺跡は小さな遺跡で、残っている物は石だけで華やかさはありません。町も小さな町で遺跡以外は見る物はないようです。
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旅行案内書を拡大して見るとたくさんの建物があるように見えますが・・・。
古代オリンピックはBC776~AD393の1200年間ゼウスへの奉納競技として4年に一度開かれていました。やがて中止となります。近代オリンピックの1896年の第一回オリンピックまで。第一回はアテネでした。 -
ここはペロピオン? レオニチオン?五角形のように石が配置されている?
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これは位置的にギムナシオン(体育練習場)かパレストラ(闘技場)かと思われます。オリンピア競技は5日間続いて行われたそうですが、競技者は認定を受けるためにここでの練習が義務づけられていたそうです。
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柱が取り巻いてかなり大きな建物だったようです。
レスリング、ピュジラと呼ばれる格闘技が行われていたようです。 -
ガイドの方がかって建てられていた時の予想図を見せてくれました。この図があってもイメージはしにくいです。
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オリンピックの競技の様子の絵はこんな感じだったそうです。オリンピックはゼウスが男であることから男性のスポーツで女性は参加できませんでした。
しかし、戦車競走だけは勝者への冠は御者ではなく、馬車の所有者に与えられるため2人の女性がもらっているそうです。 -
すぐ近くのフェイペリオンです。紀元前4世紀にマケドニア王フィリッポス2世が戦争勝利を記念して建てた奉納モニュメントだそうです。紀元前4世紀というと2400年間くらいここに建っていることになります。
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フェイペリオンは数少ない遺跡の建造物の一つです。多くの人がここを見に来ました。
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残念ながらもう草原になっていてそこに何があったのかはわかりません。
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こんな感じの道が遺跡の中を通っています。木立の中を歩くと少し涼しいです。この日は31℃ありました。5月だというのに。ギリシャは本当に暑いです。夏には来ることができません。
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歩いて行くとゼウス神殿に出ました。
柱の石は積み木のように繋げて作っています。ドリア式の柱で高さ10mです。元になっている石を修復して復元しています。 -
下の部分
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上の部分です。
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ガイドさんが見せてくれているのはゼウスの像です。ここにゼウスの祭壇があってゼウスの像が祭られていました。金と象牙でできた13.5mの巨大な像だったそうです。ローマ時代末期にコンスタンチノーブルに運ばれ後に消失してしまいます。今はありません。残っていれば見事であったと思います。
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残念ながらこのようにごろごろと積み木のようになっている太く溝が少ないドリア式の石の断片の柱の部分が転がっていました。長い間このまま放置されていることが分かります。
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残っているのはこんな感じの柱です。2階建ての高さの建物だったのようです。パルテノン神殿に匹敵する大きさだそうです。
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ゼウス神殿と言ってもこんな感じでした。東ローマ皇帝テオドシウス2世がキリスト教以外の神を否定したために柱は教会の建築に使われてしまいました。13.5mの巨大なゼウス像が祭られていました。
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ゼウスの正妻のヘラ神殿の祭壇の前に来ました。ひっとすると今頃2020年の東京オリンピックへ向けてヘラ神殿の前で採火しているのかもしれません。
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まさにここが採火する場所だそうです。その場所で撮影した写真です。
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その時の様子が説明してありました。
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古代オリンピック(BC776年~AD393)から同じ方法で続いているのでしょうか。歴史を感じます。
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歴史的な場所に来ました。
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さらに進むと、おもしろい形をしている石の場所に来ました。半円形です。ここに給水場があったそうです。どんな形をしていたのか想像してみるとおもしろいです。
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その奥は倉庫。各地からオリンピックのために送られてきた物をしまっておいたとガイドさんは言っていましたが・・・。
なにしろ競技者は出身ポリス(都市国家)の名誉をかけて奮闘したそうで、プレッシャーがかなりかかったと思います。もちろん優勝するとアテネではボーナス、スパルタでは王の側近になれたそうです。 -
ここは位置的にレオニデオン(宿泊所)の跡かと思われます。ちょっと想像するのは難しいです。
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さらに進むと、この遺跡のハイライトの一つ。スタジアム。入場門が旅行案内書に記載されています。
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アーチが見えて来ました。期待でワクワクします。前回も来ていますが、再び訪れることができるとは思っていませんでした。
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これです。スタジアムの入場門。きれいにアーチが残っています。
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選手たちはこの門の下を通っています。2400年を超えていま私たちが通ることができることが素晴らしいです。
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出たところがスタジアムです。白線は石でできています。幅30m、長さ192mです。直線で走る競技だけだったようです。楕円形のトラックはありません。
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競技場の脇には観覧席があります。緩やかな傾斜になっていて競技が見えるようにしたのだと思います。日本の国立競技場とはだいぶ違います。オリンピックには男性のみが参加できたのでこれで観客席は足りたのでしょう。余談ですが2020東京オリンピックの開会式のチケットの抽選は外れました。残念!
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右側です。本当に何もありません。木が生えているだけです。
ここでは短距離走、円盤投げ、槍投げ、競馬、戦車競技が行われたかと思います。
スタジアムを跡にして、 -
再びフェイペリオンです。やはりここが見せ所です。他に建物がないので。
マケドニア王国がギリシャの覇権を把握したことを示す意味もあって紀元前338年にゼウスの聖域に献納したそうです。 -
元は円形で外側に18本のイオニア式の円柱内側にコリント式の5本の円柱があったそうで、直径は15.25mあるそうです。今は3本の柱しか残っていません。
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説明はありますがこのような石の並びでは原型を思い起こすのは難しい。
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説明書きによるとプリタニオンだと思われます。マケドニア王フィリッポス2世が全ギリシャを統一したのを記念して建てられそうで、神職や管理人たちの事務所だったそうです。
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フェイティアス(ゼウス像の制作者)の仕事場があると旅行案内書に書かれれていて、見たいと思っていましたが時間切れで見ることはできませんでした。
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遺跡を出ると外には考古学博物館へ行く馬車が待っていました。疲れた方はどうぞということでしたが、私は歩きました。31℃・・・暑いです。
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考古学博物館の中に入りました。考古学博物館は遺跡から徒歩圏内にあります。5,6分くらいだったかと思います。オピンピア遺跡を再現したミニチュアが展示されていました。手前はゼウス神殿。向こうはヘラ神殿です。ヘラ神殿の左にフェリペイオンが見えます。
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ゼウス神殿の破風が復元されていました。
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破風は2つありました。破風の中心にはゼウスかアポロンが立っています。アポロンのようです。これは西の破風かと思います。馬身の怪人ケンタウロス族との激しい戦いの場面を表しているそうです。
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左側です。
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某旅行案内書の解説によるとこれは東の破風です。オイノマス王とペロプスの戦車競争の出陣の場面かと思われます。
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すべてバロス島の大理石が使われていて、古典期初期の傑作だそうでパルテノン神殿に匹敵する価値があるそうです。
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もう少し原型がわかるとイメージできそうですが・・・。
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勝利の女神、二ケの像です。女神が地上に降り立つ瞬間を捉えているそうです。動きがあると言えばありますが、顔と羽がないのはなんとも残念です。
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オリンピック競技での勝利を感謝して、ゼウスに捧げられたという青銅製の馬像や牡牛の角があるそうですが。
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? 屋根の模様の一部でしょうか?
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これも模様です。ギリシャ特有のメアンドルス柄模様が下に付いています。
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旅行案内書には記載されてい無いのであまり有名な像ではなさそうです。古代オリンピックが行われていた頃の服装はこんな感じだったのでしょう。
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壁に飾られていました。ガイドさんが見せてくれたゼウス像の絵とにているのでたぶんゼウス像を予想した絵だと思います。この他にも見ましたが、かなり疲れていて写真を撮り切れませんでした。考古学博物館を後にします。
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ポエジアに戻るとまぶしいばかりのエーゲ海の海。今日もよい旅ができました。
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