2019/03/19 - 2019/03/19
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この旅行記のスケジュール
2019/03/19
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6:10 ホテルピックアップ
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船での移動
6:13フェリーターミナル着、7:00ミンデロ港→8:10ポルト・ノボ港(フェリー)
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8:12-30 軽い朝食
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8:56 「ハイランド・ピープル」の家見学
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9:11-14 Pica da Cruc
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9:26-30 Cova(クレーター)
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9:43 Corda
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10:02 Delgadinho mountain ridge (or Delgadin')
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11:04-12:15 Caibros (鍾乳石・サトウキビ畑・ラム酒工場)
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12:56 ポンタ・ド・ソル
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13:33-14:25 ランチ@Divin' Art
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Paul の伝統家屋
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船での移動
15:40 フェリーターミナル着、15:45 乗船、16:03ポルト・ノボ港→17:08 ミンデロ港
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ホテルに戻って解散!
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この旅行記スケジュールを元に
サン・ヴィセンテ島の中心の町ミンデロから船でしか行くことのできないサント・アンタン島。
1日ツアーをViatorで発見したので参加してみることに。
今回のツアーはGreen Line Toursが催行。
公式サイトはこちらになります。
http://greenlinetourscv.com/?page_id=1138
宿まで迎えの車が来てくれるというのですが、その時間は6:10・・・早。
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旅程(☆は今回記載)
1日目 21:05 リスボン発
2日目 0:30 首都着・入国、サンティアゴ島観光
3日目 サン・ヴィセンテ島へ移動
4日目☆ 日帰りサント・アンタン島ツアー
5日目 サン・ヴィセンテ島(予備日)
6日目 13:40 サン・ヴィセンテ島発、18:40 リスボン着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
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-
車は定刻にホテル前にいました。
今回はプライベート・ツアーなので、途中誰もピックアップせずフェリー乗り場へ直行。
たった3分で到着しました。
サント・アンタン島に行くフェリーは本数が少ないこともあり、朝早いというのにそこそこ人がいました。
この日ガイドしてくれるのはパウロさん。
奥さんとツアー事業を経営しています。
明るくて、英語は聞きやすく、ウェーイ的なノリなどもなく、とても話しやすい方でよかったです。 -
チケットはパウロさんから受け取りました。
ツアー料金に含まれているのでここでは支払いはありません。
チケットをよくみると料金が書かれており、どうやら700エスクードのようです。
船は結構満杯に近かったので、個人で行く人は前日までに購入がいいのかも。 -
朝日で逆光になるミンデロの町。
7:03、フェリー出航です。
この日は波は穏やかだというのですが多少揺れがありました。
酔いやすい人は薬が必要だと思います。
英国人グループのマダムたちがいろいろ話しかけてきてパウロ氏はずっとおしゃべり。
島のこととか、どんな経歴なのかとか話していました。 -
出航してすぐ見えるのは「Birds Island」。
鳥がよくきて、糞をしていくんだとか。
地元では「Djeu」(ジョー)と呼んでいるようです。
不思議な感じの建物が見えますが灯台だそうです。 -
50分ほどで、だいぶサント・アンタン島が見えてきました。
木々の生えない山脈がずーっと連なっています。
ここでパウロさんに聞いたサント・アンタン島情報。
カーボ・ヴェルデで2番目に大きい島。
1462年1月17日に、ディオゴ・アフォンソにより「発見」。
人口は約45,000人。
最高峰はトップ・コローアの1,979m。
サトウキビ、バナナ、ヤム芋、マンゴー、りんご、レモンなど農業が盛ん。 -
船が着く間際、駐車場で車に乗り込みます。
このとき初めて知ったんですが、ホテルピックアップ時と同じ車に乗るんですね。
車に乗ったまま下船です! -
8:12
まずはこちらの水色がまぶしい建物で軽く朝食をいただきます。
てか朝ごはん食べるって聞いてなかった! -
ここはレストランというよりは個人商店。
いろいろなものを売っていました。
コーヒー豆はサント・アンタン島とフォゴ島で採れるそうですが、ほぼ自国で消費してしまい輸出などはされていないといいます。 -
個人商店の奥で簡単に飲食できるつくりになっていました。
パンとジュースに加え、魚のフライをいただくことに。
料金はツアー代込みです。
魚は淡泊な感じですが、衣に味がついておりおいしくいただけます。
日本のコンビニにあってもおかしくないような出来です。 -
車に乗ってポルト・ノボの町から北へ、すなわち草木の生えない山脈の方へ進みます。
走ってみて気づいたのは平地でもほとんど草木が生えていないこと。
サバンナのような、乾いた大地が続きます。
あの山脈で雲が遮られ、山の南では雨が降らないようです。 -
途中、港町ポルト・ノボの町を見下ろせるところでフォト・ストップをリクエスト。
赤茶けた大地の海際に町が広がっているのがわかります。 -
このあたりはずっと石畳が続き、がたがた走っていきます。
道の両側にはアロエベラが多く植わっていました。 -
8:56
やがて本格的に山がちになったところで車がストップ。
「ハイランド・ピープル」なる人々が住むエリアだといいます。
山頂付近に住む人をそう言うようです。 -
なんとパウロさんが勝手に台所へご招待!
いいの!?w
台所とはいえ、かなり原始的な感じです。
煤けたにおいが鼻につきます。 -
急斜面につくられたつづら折りの線は谷底まで続く道。
ここを毎日通って水を汲みに行っているんだとか!! -
「怠け者は暮らせないわよ!!」
-
ロバも大活躍なんだとか。
-
イチオシ
9:11
山脈の尾根付近に着きました。
Pica da Cruc(ピカ・ダ・クルーシュ)からPaul(ポール)という町を望む絶景スポットです。
いかにサント・アンタン島の山が険しいかというがわかりますね。
そして、谷は緑が多い!
ポルト・ノボ周辺の赤茶けた大地とは全然違います。
こちらは雲が遮られる前で雨が降るということですが、どんだけ極端なの!? -
今度は山を下っていきます。
車窓をふと見ると、段々畑!
りんごの木などが植わっていました。
本当に南側と北側とで全然違う景色になり驚きです。 -
9:26
続いて車がストップした場所はCova(コヴァ)。
ここの景色は独特だといいます。 -
イチオシ
その景色がこちら。
険しい山に囲まれているのに、真ん中はぽっかりと丸く空いています。
死火山のクレーターです。
真ん中は現在は畑になっており、9月ごろに来ると一面緑になるそうです。
パウロさんにその写真を見せてもらいましたが、草原のように見えてとてもきれいでした。 -
険しい山の上に、何やら建物が見えます。
聞くと、これは気象台だそう。
実は、1999年8月、航空機の着陸失敗により乗っていた18名が全員死亡するという事故がありました。
このあたりに吹く強風が原因だとされ、事故を受けてここに気象台を設置したんだそうです。 -
9:46
Covaから少し走ったところで、再びストップ。
Corda(コールダ)、ロープという意味の場所です。 -
険しい山々が見え、その奥にうっすら海が見えています。
このあと手前に見えている尾根沿いに走っていき、海のあたりにあるリベイラ・グランデに向かって進みます。 -
アップ!
段々畑が見えるでしょうか。
よくここまで開墾したなあと感心します。 -
その後、車窓からも段々畑がよく見えました。
なんだか芸術的。 -
10:02
続いて車がストップしたのはDelgadin' (Delgadinho mountain ridge)という絶景スポット。 -
橋に向かって右側(東)を見ると・・・
うひゃー!すごい崖!! -
上の写真の右を見ると、
滑らかに切り取られたような崖がお目見え。
ここは、雨季(8-10月)になると滝が出現するんだそう。
残念ながら訪問した3月では一滴も見られませんでした。 -
橋の左側(西)。
こっちもなかなかな景色!
中央奥に見える灰色の太い線は川。
この後、川沿いの道を通ります。 -
車に戻り、どんどん下っていきます。
こちらはユーカリプティスの木。
普通私たちはアロマとかで使ったりコアラが食べているイメージとかしかないですが、ここの人は薬草として使っているそうです。
オーストラリアの先住民と同じ使い方!
場所が違えど先人たちは同じ効果を見出していたことに感心します。 -
高度が下がり、リベイラ・グランデの町に近づくと海が見えてきます。
この写真だと霞んでしまってよく見えないのですが、実際は奥の方に海が見えています。 -
リベイラ・グランデの町はとても小さかったです。
そうは言っても、かつてサント・アンタン島の中心地だった町。
カラフルな家が並ぶ、普通の町といった印象です。 -
どういうわけかあまり人は見かけなかったのですが、お買い物帰りとみられる女性を発見。
おなじみの頭にのせるスタイルです。 -
リベイラ・グランデの町は通過。
ふと、パンノキを発見。
山脈の北側はいろんな種類の木々が見られます。 -
こちらはマンゴーの木。
6月になると実をつけるそうです。 -
リベイラ・グランデの町から南東方向に進んでいきます。
このあたりも道は石畳なのですが、部分的にアスファルトがあって本当に助かる・・・ -
Coculi地区にあるリベイラ・グランデ地区最大の高校。
たくさんの学生がいました。 -
10:46
水道橋!
写真左の山から右の段々畑に水を送るためのものだそうです。
なんだかまるで古代ローマみたい! -
イチオシ
メインの道を外れ、細い道をノロノロ進み、Caibros(カイブロシュ)というエリアに入りました。
Caibrosの渓谷。
絶景すぎ! -
11:04
車道がなくなったところで車を降ります。
なんでも見せたい景色があるとか。
今までも十分絶景だったのですが、いったいなんでしょう。 -
段々畑の石垣を歩いていきます。
-
農業用の貯め池の脇を歩いていきます。
もはや道じゃない!? -
イチオシ
おおー!
水路の遺跡のようなものが見えて、なかなかいい景色!
見せたかったのってこれ?と聞くと、これではないといいます。
まだ奥なの・・・? -
やがて陸地すら少なくなってきます。
浅い川が流れるこんなところの脇にへばりついたり。 -
途中、川を渡らないといけない場所があり、くるぶし越える水深なので石を並べたりしてなんとか対岸に渡ったりして、急にアドベンチャー展開。
-
苦労して(?)たどり着いたのはこちら。
見せたかった風景はこれかぁ!
なんと、鍾乳石。
普通洞窟の中にできるものですが、どういうわけか外にできちゃっています。 -
紛うことなく、ちゃんと鍾乳石です。
太陽光で見られる貴重な景色です。 -
12:00
家の並ぶエリアまで戻ってきました。
この辺りはサトウキビ畑が広がっています。
ざわわざわざわ。確かにそんな音かも。
男たちは収穫の真っ最中! -
ロバもサトウキビ食べちゃうの!?
-
近くにラム工場がありました。
中見ていいよ!といわれ、作り方を見学します。
まずこの機械でサトウキビの茎を砕き、汁を絞ります。 -
汁は樽に入れて2週間発酵させます。
泡がでてきたらOK。 -
絞りカスはとっておきます。
-
泡が出てきた汁は樽から出してボイル。
このとき燃やす材料として搾りかすを使うんだそうです。 -
ボイルしてでてきたものがこちら。
透明の液体が出てきていますね。
これでラムが完成!
ここでは販売はしていませんでしたが、町中でサント・アンタン島のラムは買えると思います。 -
1時間ちょっとCaibrosにいましたがリベイラ・グランデの方向に戻ります。
幹線道路に戻る途中、地元のちぴっこたちを学校まで乗せていくことに。
学校は午前・午後の部にわかれているそうで、この子たちは午後組のようです。 -
リベイラ・グランデは再び素通りし、今度はリベイラ・グランデから北西方向に進みます。
海岸沿いの道をひた走ります。 -
すごいところにすごい角度で道があるんですね。
-
12:57
ポンタ・ド・ソルという町に着きました。
税を逃れるため、ポルトガルから移住したユダヤ人がつくった町だそうです。
まずは港。
漁を終えて小舟で帰ってきた人たちが見えます。
海岸沿いに立つ人は魚の下処理をしているようです。 -
海岸沿いの藻を摘むのかな!?
-
船はみんなで引き揚げます。
リアル綱引き! -
港ののどかな雰囲気とは違い、海はなかなかワイルドな感じ。
波は高く、激しい雰囲気です。
砂浜でもなく、溶岩が見えています。
火山島というのを実感。 -
港のすぐ近くには不自然な一直線の広場が。
これがさっきCovaの気象台の所で書いた飛行場Agostinho Neto Airportです。
その事故以来、閉鎖となってしまいました。 -
さっきの港を描いたものですね。
漁業がメインだというのがよくわかります。 -
港近くの飲食店。
Wifiはないけど、話をして飲もう!というナイスなコメントにパチリ。 -
その近くには不思議オブジェもありました。
-
13:21
少し高台に上がってきました。
ポンタ・ド・ソルの町が一望できます。
本当に小さな集落です。
実はここは・・・ -
ユダヤ人墓地。
ヘブライ語で書かれていたり、名前を見るとユダヤ人の一般的な名前「コーヘン」などと書かれていたり、メノーラーのモザイクがあったり、思いっきりユダヤの世界。 -
13:33
少し遅いですが、リベイラ・グランデに戻ってランチタイム! -
おしゃれな感じの店内。
トイレもきれい!
スタッフの感じもよく、言うことなしです。 -
ここでお酒を試飲させてくれるといいます。
下戸なんでぶっちゃけ不要なサービスなんですが、一口だけいただくことに。
黒っぽいのはPontche(ポンチュ)といい、サトウキビと蜂蜜で作られたお酒。
甘くざらざらした舌ざわりです。
透明のはGrogue(グローグ)というラム。
サトウキビのみでつくられたもので、辛口です。
どちらも30-40度はあってきつすぎました。 -
料理が来ました!
メインの魚は、塩加減が日本人好み。
焼き魚定食にでてきそうな味です。
食べやすくて本当おいしい! -
飲み物はパパイヤジュースにしました。
生絞り!
でもあまり味はしませんw
おいしかったです。ごちそうさまー。
このレストランはおすすめです。
ランチ@Divin' Art
食事代はツアー代込 -
食後。
リベイラ・グランデの町はまたも通過。
立ち寄らないようです。
セザリア・エヴォラの絵がビルに描かれていたので、そこで撮らせてもらいました。
お上手! -
14:34
車窓より。
こちらは採石場。
ロープで上って切り出すそうです。
ここのは貴重で高価なんだとか。 -
14:37
シナゴーガという地区のビーチ。
名前がもうユダヤ丸出しです。
このあたりは断崖絶壁を進んでいきます。 -
廃墟というか、もはや遺跡のようにもみえるこちらはシナゴーガ地区の旧病院。
-
Paul(ポール)の町が近づいてきました。
断崖絶壁の、ほんの少し平坦な部分に集落を作っているような感じです。 -
そんなPaul地区にある聖母像。
こちらは車窓からのみということで必死に撮影! -
アップはこれが限界。
ちょっと独特なお顔されている・・・? -
14:57
断崖絶壁の道路から外れ、内陸の方に進んだところでストップ。
最後の立ち寄りスポットです。
ここはPaulの伝統家屋が見られます。 -
屋根はよく見ると・・・草?
原料を聞くと、サトウキビなんだとか!
すぐ後ろにサトウキビ生えてますもんね。 -
Paulを後にし、一路フェリー乗り場へ向かいます。
Paulをでると草木はまばらになります。
途中見かけたスフィンクスのような人面石のような岩!
高速移動する車から我ながらよく撮れた!w -
しばらく海岸沿いの絶景を見ながら進みます。
-
こちらはサンタバーバラ・トンネル。
島で最初のトンネルだといいます。
ちなみにこのあたりは比較的新しい道路で、アスファルトでとても快適に走れます。 -
あんなところに建物が!
島最古の灯台 Farol d'Boi(ファロル・ドボーイ)です。 -
灯台らしきものを過ぎると道はやがて内陸を進み、再び赤茶けた大地のみの景色に戻ります。
この道はアスファルトで走りやすいからか、おそらく交通量が比較的多いと思われ、それゆえかゴミが多い印象です。 -
15:40 ポルト・ノボのフェリー乗り場へ戻ってきました。
フェリーは16:00発なのでかなりぎりぎりまで楽しませてくれました。 -
16:03フェリー出航です!
夕方のフェリーは風が冷たい!!
サント・アンタン島、バイバーイ! -
17:08 ミンデロに戻ってきました。
このツアーの良かったところは
1.行程がよく練られており、一日でサント・アンタン島の主要な見所をまわれること
2.説明が豊富
3.パウロの英語が聞き取りやすい
4.リクエスト・ストップが可能
5.チップ以外現地で払う必要がないこと
残念な所はあまりないですが、しいて言えば
1.プライベートツアーとはいえ料金がやや高め(250ユーロ)
2.フェリーの時間に合わせるので朝が早い
3.一か所の滞在が短く慌しい
4.それなりに疲れるw
これくらいしか思いつきません。
西洋人たちは何泊もしてトレッキングするのが主流なようです。
ともあれサント・アンタン島はカーボ・ヴェルデのハイライトの一つであることは間違いない!
もしこの国に来ることがあったら訪れてみることをおすすめします!
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