2019/03/18 - 2019/03/19
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worldhusiastさん
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セネガル沖にある島国カーボ・ヴェルデのサン・ヴィセンテ島にやってきました。
首都プライアのあるサンティアゴ島から飛行機で1時間足らずで到着します。
今回はサン・ヴィセンテ島の中心であるミンデロを散策してきました。
観光的にはすべてがこぢんまりとしていて目を見張るものは特にはないのですが、美しい海、海風、のどかに流れる時間。
国民的歌手のセザリア・エヴォラはこの地の出身ですが、あの歌声が生まれたのも納得です。
もし可能ならセザリア・エヴォラの曲をダウンロードしておき、夕方や夜、現地で寛ぎながら聞くのも一興だと思います。
アフリカ寄りとされるサンティアゴ島と比べサン・ヴィセンテ島はヨーロッパ寄りとされます。
物乞いはプライアよりミンデロの方が多い印象。
中国の進出度が高いのはサンティアゴ島と変わりません。
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旅程(☆は今回記載)
1日目 21:05 リスボン発
2日目 0:30 首都着・入国、サンティアゴ島観光
3日目☆ サン・ヴィセンテ島へ移動
4日目 日帰りサント・アンタン島ツアー
5日目☆ サン・ヴィセンテ島(予備日)
6日目 13:40 サン・ヴィセンテ島発、18:40 リスボン着
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.5
PR
-
2019/3/18
首都プライア空港からサン・ヴィセンテ島へ向かいます。
空港は小さくてとても簡素。
両替、土産物屋、ATM、自販機、小さなカフェなどがあります。
セキュリティまでは国際線・国内線共用で、その後わかれます。
国内線の方はここにもカフェがありました。
今回の移動はBinter CVを利用。
公式サイトからの予約です。
3B 812
10:55 RAI→11:50 VXE(実際は10:48→11:38)
ATR 72
CVE 10,950(JPY 12,689) -
座席は革張りで、かなり年季入っている様子!
オーバーヘッド・コンパートメントは小さめなので荷物のサイズに注意が必要です。
乗り込むときにウェットティッシュとキャンディをくれました。 -
機内誌がある!
ちょっと感動。 -
運行路線図がありました。
サル島からはカナリア諸島への便もあるようですね。
カナリア諸島ではBinter Canariasという航空会社が飛んでいますが、同じBinterということで系列なんですかね。
これを見る限りアフリカ本土への路線はBinter CVはないようです。 -
カーボヴェルデの紹介ページ。
かわいい感じ! -
アンケートが配られましたが、回答は必須ではないので気が向いたらで。
-
まさかの水とクッキーのサービスがありました。
期待していなかった分おどろき。 -
無事サン・ヴィセンテ島に到着。
空港の建物を出ると、目の前に金色の像が。
国民的歌手セザリア・エヴォラの像です。 -
実は空港の名前も「セザリア・エヴォラ国際空港」なのでした。
-
空港からミンデロ市内へはタクシーのみ。
以前は昼間はCVE 900、夜間 CVE 1,000だったのが、あるドライバーによると「政府が食糧の価格をあげたせいで」現在は昼間でもCVE 1,000でやっているんだとか。
ぴったりの方が払いやすいのでいいですけど。
タクシー
11:57 ミンデロ空港→12:07 ミンデロ中心部ホテル
CVE 1,000(言い値) -
空港周辺は荒れたような茶色い景色が続きます。
実は、サン・ヴィセンテ島は雨が少ない島だといいます。
サント・アンタン島の険しい山に雨雲が阻まれてしまうんですね。 -
難破船!?
-
今回泊まるのはCasa Colonialという宿。
わかりにくい路地裏のようなところにあります。
古い邸宅を使用したものですが、よくリノベされていました。
Casa Colonial
5,300円+税 EUR 2/泊(ホテルサイトで予約) -
部屋はちょっと暗め。
Wifiは共用エリアのみですが、たまたまこの部屋はルーターの位置関係がよかったのか一応入りました。
冷蔵庫、ティッシュ、スリッパ、ドライヤーなどはありません。
ペットボトルは330mlが2つおいてありました。
ツインルームだからかな。 -
シャワールームとトイレは一体化していましたが、広めなのがよかったです。
トイレットペーパーはありました。 -
シャワーはハンドヘルドとレインフォールの2つ。
水量はまあまあ、お湯もちゃんとでます。
アメニティはバスジェルのみで、石鹸、シャンプーなどありません。 -
そこかしこに節水の張り紙があり、お湯が出るまでは植物の水やり用にバケツに入れておいてくれとまで書いてありました。
-
外観からは想像できませんでしたが、中庭があり、朝食はここでいただきました。
朝食はビュッフェではなく、チーズやハムなど簡単なものをプレートに用意してくれているスタイルです。
ヨーグルトがおいしいので、ここに泊まることがあったらぜひに。 -
今回はミンデロだけですが、サン・ヴィセンテ島の地図も一応掲載します。
島の西にあるサン・ペドロのあたりに空港があります。 -
まず真っ先にミンデロでご紹介したいのは、セザリア・エヴォラの展示のあるパラシオ・ド・ポヴォ(人民の宮殿)。
1874年に建設された当初はPalácio do Governo(政府の宮殿)とよばれていましたが、1975年独立後、現在の名称になったようです。
現在、中は2つの展示室になっています。
一つはセザリア・エヴォラの展示、もう一つはアフリカの工芸アーティストの作品の展示。
オーナーが違うとかで各500エスクードかかるといわれたので、セザリア・エヴォラのほうだけにしました。
セザリア・エヴォラの展示室@パラシオ・ド・ポヴォ
CVE 500 -
内部撮影OKでした。
展示室自体は小さいですが、セザリア・エヴォラを知らない人でもその人気ぶりを伺い知ることができます。
まず、セザリア・エヴォラは「モルナ」というジャンルの歌をうたう歌手。
モルナはここサン・ヴィセンテ島の音楽で、英語のmourn(嘆く)からきている単語とされ、遠く離れた家族を想うことなどが題材とされます。
1992年にリリースした「Miss Perfumado」というアルバムに入っていた「Sodade」という曲がヒットし、全世界的にブレイクしたそうです。
個人的には、現地でよく聞いた「Mar Azul」が好みだったりします。
YouTubeに公式があがっているのでぜひ聞いていただきたい!
暗い曲調ではありますが、リズムがどこか軽快で、低音で包み込んでくれるような優しい歌声なので落ち込みすぎないのが彼女の歌の特徴です。
展示だけだと詳しく知ることはできないので係の人にいろいろ聞いてみたら教えていただけました。
英語OKだったので、訪問される方はぜひ聞いてみてください。 -
世界中を飛び回るエヴォラとはいえ、カーボヴェルデの一般パスポートではビザの取得などのため渡航するのも一苦労、ということでなんと外交官用のパスポートを
持っていたんだそうです。
こういうのは日本人にはない感覚ですね。
日本のパスポートはビザなしやアライバルビザ、eビザなどが通用する国が多いですからね。
といいつつ私はビザ取得に苦労することが多いですが、、
アフリカは難易度高い国多くて大変なんです! -
こちらはロサンゼルス市からのcertificate of welcome。
1995年は「Cesária」というアルバムでグラミー賞にノミネートしたんですね。 -
なんと2003年には来日していました!
こんな感じでライブの衣装なども展示されています。 -
ロシアのチェリャビンスクで2008年に行われたライブのCD。
アンオフィシャルの商品かつ非売品だそうでおそらくファン垂涎のCDなのでは。
よく考えたらアンオフィシャルのCDが展示されているのも不思議。 -
ではここから軽くミンデロをお散歩。
まずは中央市場に来てみました。 -
中はこれですべて。
とっても小さい! -
海際には魚市場がありました。
-
午後3時すぎということもあり魚が全然ない!w
きっと朝は魚でにぎやかなんだと思います。
このときはイシダイ、ツナ(おそらくカツオの方)、サバ、ドクターフィッシュ、ボラなどを売っていました。
魚を獲る・捌くのは男、売るのが女の役目だそうで、売り子は女性ばかりでした。 -
市場外のビーチでは魚が干されていました。
-
市場そばの海。
砂浜にはなっていますが、ここは港っぽい雰囲気。 -
ここサン・ヴィセンテ島と隣のサント・アンタン島を発見したディオゴ・アフォンソ像が海を向いていました。
-
魚市場のすぐ隣にあるのは海の博物館です。
月曜の昼に来たときは入れなかったのですが火曜の夕方では開いていました。
Museu do Mar
入場料 CVE 200(EUR 2での支払も可) -
中は4階建てになっています。
1階は新旧の写真を並べたビデオの上映など。
2階は、魚介のホルマリン漬けが並ぶというなかなかインパクトある展示。
写真中央はソデイカ(Thysanoteuthis rhombus)。
他に、ここにもセザリア・エヴォラの「Mar Azul」という曲が紹介されていたりします。
3階は、船のモデル、捕鯨の展示など。
4階もクジラの展示パネルがあり、テラスに出られます。 -
テラスからの眺め行ってみましょう。
まずは北方向。
ミンデロ湾とミンデロ中心地の方向です。 -
東方向。美しいタイルが見どころのエストレラ広場がある方向。
広場はこの後掲載します。 -
南方向。
魚市場の屋根が下に見えています。
ここから南は観光的には特に見どころのないエリア。 -
西は、、海!
-
テラスからさらに屋上に上がれます。
先に言ってしまうと、はしご階段で上りにくいうえ景色がそんなに変わるわけではないので、4階のテラスからで十分でした。 -
エストレラ広場。
商店の並ぶ建物に美しいタイルがあると聞いてやってきました。 -
美しい「絵が描かれた」タイルのことだったんですね。
15枚ほどにも及びます。
数枚よさげなのを掲載してみます。
往時の様子がわかっておもしろいですね。 -
これは市場の様子。
バナナがたくさんぶら下がっていますね。
バナナは数少ない輸出品かつ地産地消の食べ物だったようで、たくさんあるのもうなずけます。 -
海の博物館となっている建物も描かれていました。
-
さて、再びミンデロ湾のほうにやってきました。
湾沿いにはツーリストインフォがなんと二つもあります。
写真手前の黄色いブースと、奥の青い軒がでているお店の中にもあります。
どちらも地図は有料。
かなりおおざっぱだったり、ロンプラに載っている範囲だけだったりしたので結局購入しませんでした。
青い軒のほうはEUR 3、黄色いの方はCVE 750と高めです。
場所はこちらでGoogle map検索を。
青:16.887610, -24.988753
黄色:16.887796, -24.989200 -
美しいミンデロ湾沿いに歩いていきます。
船が多くてのどかな感じ。
ですが、通りは気を引き締めて歩きましょう。
時々物乞いや自称学生がおねだりしてきます。
比較的普通の人っぽいのが物乞いしてくるのがポイントです。 -
通り沿いには独特な絵画が描かれていました。
-
しばらく歩くとフェリーターミナルが見えてきます。
サント・アンタン島へのフェリーはここから出発します。
サント・アンタン島の話は別の機会に。 -
フェリーターミナルの道路挟んで対面に小高い丘があり、その上に何かある!?
気になるので行ってみることに。
ただ、このあたりからはまっすぐ行ける道がなく、ぐるっと大回りすることになるのでした。 -
倉庫のような殺風景な湾沿いを歩いていくと、突然こんなビーチに出ます。
結構海はきれいめ!
プライア・ダ・ラジーニャ(ラジーニャ・ビーチ)
散策・遊泳自由 -
結構な透明度!
-
深い青の海がめっちゃきれい!
この日は波も風も強めでちょっと肌寒いですが、日光浴だったらありかな!? -
まさかぐるっと回らないと丘の上に行けないとはつゆ知らず。
Complexo Multiuso Copacabanaの近くで道に迷っていたら「こっちだ!ついてこい!」という若い男が。
聞くと、特に仕事はしていないという。。
残念ながら完全にヤカラです。
名前はLuna(ルナ)だといいます。
結局、住宅地の裏道のようなところを通って要塞の入口に到着。
閉まってるじゃーん!
と思ったのですが、横から思いっきり入れます。
Fortim do Rei
入場 ・・・していいのか!? -
入場していいのかわからないままとりあえず建造物に侵入。
内部は完全なる廃墟。
落書きが多く、いろんな破片が散らばっており、荒れ放題。
相当治安悪そうな装いで、一人で来るのはおすすめできません。
現地の無職と来るのもおすすめできませんが。 -
治安悪い感がすごい!
-
入っていいかわからなかったゲートの反対側からみた要塞。
ちなみにこの要塞は1852年に建設されたもので、その後1930年に刑務所として使われました。 -
詳細不明の彫刻がついた柱が置き去りにされていました。
いったいなんだったのでしょう。 -
この要塞は建物自体は恐怖ではありますが、高台にあって眺めは格別。
ミンデロ湾を一望!
南方向になります。 -
西方向は、倉庫などが並び、仕事場的な感じ。
-
北方向は、美しいプライア・ダ・ラジーニャが見えます。
夕方に訪問したので空も海もちょっと灰色気味ですが。。 -
最後は東方向。やや北よりかも。
後ろに見える山が激しい感じ。
家の色はばらばらなんですが全体的にかわいくみえます。
この後坂を下り、Alberto Leiteという大通りにでる直前で、、
ヤカラから請求キター!
言い値は30ユーロだったのですが、そんなに持ち歩いていないし、払う必要もありません。
ただボディガード(!?)兼案内役ということで10ユーロで勘弁していただきました。
少ないよーなどと言っていましたが、気にしないというかしょうがない。 -
最後に寄ってよかったレストランをいくつかまとめてとりあげます。
一つ目は、ミンデロ湾中心部のそばにあるChave D'ouro。 -
遅い時間だったので誰もいないYo!
きれいな店内です。 -
カシューパ(Cachupa)というカーボヴェルデ料理を注文。
豆、ソーセージ、野菜、肉、魚が入ったシチューです。
くせはまったくなく、体に優しい感じのする味。
フランス家庭料理の素朴版といった感じ。
日本人には絶対あう味です。
量が多く、ざっと3人分くらいありそう!
Cachupa @ Chave D'ouro
CVE 500(チップ別途) -
こちらは、これまた中心地にあるAlgarveというお店。
Chave D'ouroと人民の宮殿の近くにあります。 -
おしゃれな店内!
-
タコを注文。
柔らかい!
香りもたっていて食欲をそそります。
ソースはまるでフランス料理にありそうな感じ。
塩気もちょうどいい!
おいしい!
Polvo @ Algarve
CVE 1,100 -
最後はプライア・ダ・ラジーニャ近くのレストランに来ました。
無職と出会ったのもこのあたりでしたw -
バカリャウ・ア・ブラを注文。
バカリャウというのはポルトガルで有名な干した塩ダラ。
個人的にとても大好きなんです!
この料理はバカリャウが玉ねぎやコリアンダーとともにミンチになっているものでした。
しょっぱくなく、鱈の旨味を強く感じます。
オリーブオイルをかけるとフルーティーになりこれまたおいしい!
おすすめ!
ミンデロでは魚介が全体的におすすめです。
バカリャウ・ア・ブラ @ ONDA MORNA
CVE 1,250 -
きれいな海を眺めながらミンデロ散策おしまい!
ミンデロの中心部は1日あれば歩いてでも十分ぐるっと回りきれます。
セザリア・エヴォラの包容力のある歌声が似合う景色が印象的でした。
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