５度目の北欧。おばさん一人と友達旅【２】（２日目）

2019/05/30 - 2019/06/05

５度目のフィンランドは、初めて友達と一緒に。
ヘルシンキに５泊し、ポルヴォーにも日帰り観光に行きました。

この旅行記は２日目の記録です。

（自分の旅の備忘録でもあるので、内容が変なところで細かかったり要らないような感想が入っていますがご容赦ください）

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

フィンランド2日目の朝は雨が降っていました。
朝食は、昨日Sマーケットで買ってきたリンゴジャムのデニッシュとインスタントコーヒーと、マーケット広場で買ったフルーツ盛り合わせの残り。
スーパーといえど、かなりおいしいデニッシュでした♪

今日はボルヴォーへ日帰り観光に。
明け方、ネットでOnnibusオンニバスを予約しました。
小雨の中、小走りでカンピの中距離バスの乗り場へ。ホテルからカンピまでは、中央駅の中を抜けて15分ほど。
ホテルを出るのが遅くなってしまったので、ヒーヒー言いながらなんとか出発10分前に地下のバス乗り場に到着できました。おばさんがんばった!

オンニバスは全席指定で要予約、その場で現金を払って乗りたがった人は断られていました。
運転手さんがバスの側に立っているので、予約メールをスマホ画面で見せて乗り込みます。

2階建てバスの2階の前寄りの席を予約していました。
隣りの席は空いていて、田園風景を眺めながらのゆったりバス旅。

出発から50分ほどで、ポルヴォーの赤い倉庫街が見えてきました。

カンピから55分ほどでポルヴォーのバス停に到着。

ポルヴォー 散歩・街歩き

バス停から北西へ徒歩10分ほど戻り、先ほどバスの中から見た赤い倉庫街のポルヴォー川を隔てた対岸へ。

倉庫街を眺めながら川を上りると５分ほどで上流の橋に着きます。

Vanha橋のたもとにある野戦砲跡の大砲?

Vanha橋から大聖堂をのぞんで。
この辺りから見たときは「？？なんだか変わった外観の教会なのかしらん?」と思いました。

Vanha橋から大聖堂を目指して住宅街を歩いたのですが、カラフルで素朴な木造の家並みに「かーわーいーいー♪」と黄色い声を連発(笑)

パステルグリーンの長屋。

お昼頃まではまだ曇っていたので、今一つどんよりですが、晴れてたらもっときれいに撮れたかな～。

風見ネコ。

素朴な街灯に可憐なお花。

赤い塀を通って出てきた茎と葉。

家を模したかわいいポスト。

お花が飾られた白い門戸。

石畳までカラフル。

写真を撮りながら歩いて、大聖堂に到着。
「変わった外観」と思っていたのは、修復中でシートがかかっていたからでした。

ポルヴォー大聖堂 寺院・教会

正面横の勝手?口。なんとなくかわいい。

ポルヴォー大聖堂 寺院・教会

正面入り口。

ポルヴォー大聖堂 寺院・教会

外壁の窓と模様も可愛らしい。

ポルヴォー大聖堂 寺院・教会

中を拝見するとどなたもいなかったので、何枚か写真を撮らせていただきました。
祭壇の正面の2階にはパイプオルガン。

ポルヴォー大聖堂 寺院・教会

天井から帆船の模型が下げられていました。
海と関係の深い教会なのでしょうか。教会に影響力のある町の有力者が海運業者だったとか?

ポルヴォー大聖堂 寺院・教会

柱にはユニコーンのフレスコ画。

ポルヴォー大聖堂 寺院・教会

天蓋の下には鳩が飛んでました。

ポルヴォー大聖堂 寺院・教会

聖堂の横の塔も修復途中でした。
上のガラス窓は目、その下の穴はおちょぼ口のようで、緑のとんがり帽子をかぶったかわいい顔のように見えました。

ポルヴォー大聖堂 寺院・教会

やっぱり人の顔みたい♪

ポルヴォー大聖堂 寺院・教会

ポルヴォー大聖堂の門から右に出てちょっと歩いた所に、赤い壁に白い枠がかわいらしいベーカリー。
カフェにもなっていて、入ってみたかったのですが人気のお店のようで席が埋まっていたので諦めました。

ポルヴォー大聖堂は丘の上に建っているので、坂道の下にポルヴォー川が見えます。それまで細かい雨が降っていたのですが、10時頃には止んで薄日がさしてきました。

またかわいい街並みを歩くと、ポルヴォー博物館のある広場に出ました。
小学生くらいの子供たちが、社会科見学のような感じで来ていました。
私は入りませんでしたが…。

ポルヴォー博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ポルヴォー博物館のすぐ近くにあるアンティーク・ハウス。
ヴィンテージ食器やアクセサリーなどのお店で、今回、行ってみたかったお店です。
最初にここに着いたときは閉まっていて「今日はお休みかぁ、残念…」と思ったのですが、他の場所を見た後、また戻ってきたら開店してました。結局何も買わなかったのですが、見られてうれしかったです。

カフェやお土産もの屋さんが並ぶ通りを歩いたあと、ポルヴォー川のほとりのPorvoon Paahtimoというカフェでランチを兼ねて一休みすることに。

お店の中を通ると、川にとめてある船の上のテーブル席に出られます。
お天気もすっかりよくなって、青い空がとても気持ちいいのでこの場所でいただくことにしました。

タルタルソースとトマト、キュウリがのっているカレリアパイと、ポルヴォー名物のルーネベリタルトとコーヒー。

屋外のテーブルではあるあるの、鳥さん来襲。
黒い体にちょっとグレーがかった顔のカラスさん。

スズメくんは「よかったら、ちょっとだけでもいただけませんかぁ」と間合いを詰めてきます。かわいいアンヨ♪

カフェを出て、川沿いを下っていきました。
青い空がとても気持ちよかったです。

川辺から緑のきれいな公園へ。

その公園には詩人・ルーネベリの銅像。

ルーネベリの銅像から南へ真っすぐ5分ほど歩くと、ルーネベリの家に着きます。

J L ルーネベリの家 博物館・美術館・ギャラリー

家の前には木が生い茂った庭が広がっていて、散策することができます。
特別広いわけではなく、きちんと手入れはされているけど自然な感じの植物で癒されるお庭です。

J L ルーネベリの家 博物館・美術館・ギャラリー

庭の中から家を見た感じ。

J L ルーネベリの家 博物館・美術館・ギャラリー

庭の一角に、植物になじむ緑色に塗られたベンチとテーブル。

J L ルーネベリの家 博物館・美術館・ギャラリー

テーブルに庭の案内が置かれていました。

家の中は見学料(8ユーロ）を払って見学することができます。
入って右の部屋で料金を払うと、案内の女性が、各部屋の説明が書かれたA4のファイルを貸してくれました。フリーの説明パンフレットはなかったみたい。
女性に英語で「靴は脱いでください」と言われました。靴を脱ぐ部屋の一角にスリッパ代わりと思われる袋が。

でもけっこう汚れているので、履いている靴の上から被せて使うものだと勝手に解釈して履いて見学を始めました。
でも、あとから入ってきた見学客たちはみなさん靴を脱いでいるので、私もあわてて靴を脱ぎました(^^;
中は撮影禁止。寝室や台所、猟銃や狩った狐の尾が壁に飾られた部屋など、ルーネベリの時代の部屋が再現されていました。

J L ルーネベリの家 博物館・美術館・ギャラリー

家の玄関前のベランダから庭を望んで。

J L ルーネベリの家 博物館・美術館・ギャラリー

ルーネベリの家を出てからは、帰りのバスの時間まで街をぶらぶら。
児童公園にはムーミンの家やイラストの付いた遊具がありました。

緑の屋根にはスナフキン。

お土産屋さんで自分のものや、留守番のインコ達の世話をしてくれている友達へのお土産を物色したあと、帰りのバスの時間まで、バス停近くのCafé Cabrioleというカフェで一休みすることにしました。

レジでかわいらしい飾りつけのレモネードの写真のドリンクを指さして注文したのですが、なぜか出てきたのは味気ないボトルに入った飲み物とグラス(^^;
味は爽やかなおいしいレモネードでしたけど。
あと、小腹が空いたので野菜のピューレのようなものが巻き込まれているパン。これもレジ近くのショーケースにあったものをもらったのですが、想像とはちょっと違う味でした(^^;
あとでネットでお店の評判を調べると、ケーキがおいしいお店だったようです。また、ランチはビュッフェもやっていたようで、私が行った時間にはとうにランチは終わっていて、重ね重ね残念…。

中は3部屋ほどあるようで広くて、内装もおしゃれでとても素敵なお店でした。

ピアノの生演奏も。
今度行くことができたら、ここでランチか、ケーキタイムを過ごしたいと思います!

4時20分頃、帰りのバスに乗車しました。数分遅れてきましたが、ほぼ時間通り。
帰りはちょっと値段の高い、2階の最前列の席を予約していました。
でもビックリ。なんとフロントガラスに大きなひびが入っていたのです。日本のバスだったら有り得ないような…。ってか、フィンランドでもこんな危ないバスは普通だったら走らせないと思うのですが、もしかしたら割れたばかりで運転手さんも気付いてなかったのかも…。高速走行中は「ビリビリ」というような音がずっとしていて帰りの席はハズレでした。

夕方5時半頃、無事にヘルシンキに戻ってきました。
カンピの広場の隣の広場は、昨年とはまったく変わってしまっていてビックリ。
砂の山のようなものと灯台ような建造物。人々が山の上に上がってくつろいでいました。
Lasipalatsinaukioという広場で、昨年の8月末に美術館などの施設がオープンしたそうです。まったくノーチェックだったので、次に行かれたら地下にあるという展示スペースなどを見てみたいと思います。

この後、タリンに一日観光に行っていた友人と落ち合い、カンピのＫマーケットで買い物をして帰りました。
サラダやお惣菜を買って、この日はホテルで晩ごはん。
向かって左から、サラダバーのサラダ、ひき肉とパスタほんのりメープル味、ラザニア、ミートボール、コールスロー。
パンは「旅人　真っ黒」という名前のライ麦パン。
メープル味のパスタは甘じょっぱい初めての味で、ものすごくおいしかったです。思い出すと今でも食べたくなります!
ライ麦パンも、スーパーで売っている袋入りのものですがとてもおいしかったので、2袋お土産に買って日本に帰ってからもしばらく楽しみました。