2019年GWスペイン8泊10日プラス1日の旅③

2019/04/27 - 2019/05/07

2019年のゴールデンウィークは10連休！ということで、父と母と一緒にスペインに行きました。私は15年ぶり2度目、父と母は初めてのスペインです。10連休が確定していなかった前年の9月のうちから航空券を買い、ずっと楽しみにしていました。あそこにも行きたい、ここにも行けそう、と計画していくうちに、のんびり行こうと思っていたはずがなかなか忙しい旅に。でも、たくさん歩けるかを心配していた母も、しっかり歩いて楽しめました。
3人で行くと迷うのが宿泊。ツインの部屋にエキストラベッドを入れると狭いし、2部屋とると高くつく……。なので今回はバルセロナ以外はアパートメントタイプを利用しています。
最後に思いもかけないことが起こりましたが、とても良い旅でした！

4/27（土）成田→モスクワ経由→バルセロナ　バルセロナ泊　
4/28（日）バルセロナ、モンセラット観光　バルセロナ泊
4/29（月）バルセロナ→グラナダ　グラナダ泊
●4/30（火）グラナダ観光　グラナダ泊
5/1（水）グラナダ→フリヒリアナ→コルドバ　コルドバ泊
5/2（木）コルドバ観光　コルドバ泊
5/3（金）コルドバ→トレド→マドリード　マドリード泊
5/4（土）セゴビア観光　マドリード泊
5/5（日）マドリード→モスクワ　モスクワ泊
5/6（月）モスクワ→
5/7（火）→成田

この日はアルハンブラ宮殿の観光。夜にはフラメンコを観にいきました。

エリア グラナダ(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

グラナダの朝です。旅行中は私と父は支度が早く、母よりも先に終わるので、朝はよく2人で散歩に行きます。

まだ街灯が点いています。

朝のヌエバ広場。人がいません。
15年前はバルセロナ、マドリードのあとに一度ポルトガルに行き、またスペインに戻ってきてセビリア、コルドバ、グラナダという順で周り、モロッコへ行きました。グラナダではバスを降りたところで当時としても珍しい客引きのおじさんに声を掛けられ、彼のオスタルに泊まりました。どこにあったのか思い出せなかったのですが、この旅行から戻ってきて改めて当時の日記を読んで調べてみたらカテドラルの北の方にありました。

散歩が続きます。

ビブランブラ広場です。アパートメントからも近いです。

明るくなってきました。アパートメントに戻ります。

アパートメントに戻り、母も一緒に下の階のLa Cuevaというバルへ行き、朝食を食べました。生ハムのサンドイッチとオレンジジュース、コーヒーです。とてもおいしいサンドイッチでした。

天井から生ハムがぶら下がっています。

アルハンブラ宮殿の予約は早めにした方がいいとガイドブックにも、皆さんの旅行記にも書いてあったので、3カ月前の月の初日、1月1日に予約しました。前に来たときはナスル宮殿（アルハンブラ宮殿の中心となる場所）の入場制限が1時間に300人までとあったようですが、特に予約は必要ありませんでしたし、そもそも混んでいませんでした。アルハンブラ宮殿へはタクシーで向かい、裁きの門で降ろしてもらいました。

アルハンブラ宮殿 城・宮殿

裁きの門です。

私たちはナスル宮殿の入場を10:00で予約していました。まだ時間があるのでカルロス5世宮殿を見学しました。

カトリック両王の孫であるカルロス1世（神聖ローマ皇帝としてはカール5世）が建てたので、アルハンブラ宮殿の中では異質ともいわれますが、悪くありません。

今日は良い天気です。

時間になったのでナスル宮殿に入ります。

この辺りはまだ装飾が控えめですね。

床にもタイル。

窓の向こうにアルバイシンの町並み。

アルハンブラ宮殿は高い所にあるので景色がいいですね。

水面に映る建物を写真に撮るのが定番ですが、難しいです。手前の水の注ぎ口（？）がどうしても入り込みます。

天井です。

精密な彫刻。イスラム教徒が納得しているのかは知りませんが、アルハンブラ宮殿はイスラム建築の最高傑作ともいわれますね。

ライオンの中庭。人が多くてわかりにくいですが、中央にライオンの噴水があります。

今日は天気がいいので建築物がよけいに映えます。以前来たときよりも美しいと感じました。

ムカルナスとよばれる鍾乳石状の装飾。近くで見てみたい。

歴代の王の肖像画だそうです。イスラム建築に人物画は珍しいですね。

人がいない！と急いで撮った一枚。

ライオンの中庭を中心に出たり戻ったりして見て回りました。

どの建物も天井が美しいので首が疲れます。

昔ここに住んでいた人たちも、こんな風に中庭を眺めたのでしょうか。

きれいに整備された中庭。

また眺めの良い所に出てきました。

古い町並みが残るアルバイシン地区。今日の夜はアルバイシンでフラメンコを観ます。

遠くに見えるヘネラリフェ（夏の離宮）。これまで大分歩いたので、あそこまで行くのは無理、ということになりました。実は前回来た時もヘネラリフェには行っていません。

もっと花が咲いているかと思ったのですが、そうでもありません。ヘネラリフェに行けば咲いていたのかもしれませんが。

貴婦人の塔という建物です。

アルハンブラ宮殿の軍事要塞部分アルカサバ。すでに疲れていますが、行けるところまで行ってみようということに。

少し高いところに登ってきました。しかしこの先も階段が多く、これ以上は無理そうということで、入り口に戻ったら、ここからは出られないと言われてしまいました。

仕方がないので出口を目指します。父の後ろ姿です。

アルハンブラ宮殿を出て街中に戻ります。帰りは下り坂なので、それなら行けそうと歩いて行くことにしました。

ザクロの門。

ゴメレス坂を下りていきます。

お昼ご飯を食べるお店を探している途中にカテドラルの前を通りました。

立派な建物。

お昼を食べるお店がなかなか見つからず、アパートメントの近くのビブランブラ広場まで戻ってきました。感じの良いおじさんが客引きをしているお店が屋外にテーブルを出していて良い雰囲気だったので、そこで食べることにしました。まずはムール貝。

豚肉のグリルの盛り合わせ。黒いソーセージ（血を混ぜてる？）は家族みんな口に合いませんでしたが、その他はおいしくいただけました。良い気候の中、ビールを飲みながらのんびり食事をしました。

ビブランブラ広場です。周りに飲食店が並んでいます。

ビブランブラ広場 広場・公園

暑いのでアイスクリームを食べました。

食事をして元気になったので街をブラブラ歩きます。ビブランブラ広場とカテドラルの間はアルカイセリアという地区で、かつて市場があったところだとか。

アルカイセリア 市場

アラブ風なのかよくわかりませんが、このようなお土産屋さんがたくさんあります。こういうランプはトルコの市場なんかでも見ますね。どこで作られているのでしょう。

なかなか雰囲気があります。

こんなところを歩くのは楽しいです。

カテドラルの横に出ました。入場はしませんでした。

ここは王室礼拝堂かな。

立派な建物が多いです。
夜はフラメンコが見られるレストランを予約しています。それまで部屋に戻って少し休むことにしました。

少し休んでから、アルバイシン地区にあるお店へ行きます。ヌエバ広場からアルバイシンのサンニコラス展望台に行くバスが出ているというのでそれに乗って行ったのですが、予約ギリギリの時間になってしまいました。写真はヌエバ広場に行く途中にあったイサベル・ラ・カトリカ広場にあるイサベル女王とコロンブスの像。

食事の前にサンニコラス展望台からアルハンブラ宮殿を眺めようとしたのですが、時間がなくなりパス。15年前に撮った写真を載せます。この景色は変わっていないでしょう。

レストランへ急ぎます。フラメンコのショーは20:00から。食事はそれまでに済ませているのが望ましいので18:30くらいに来てください、となっています。

フラメンコが見られるRestaurante Jardines de Zorayaです。サンニコラス展望台から5分くらいのところにあります。

食事はコース料理もアラカルトもあります。父だけコースで私と母はアラカルトから選びました。ショーの前に飲み過ぎてはいけないので今日はサングリアです。

父の前菜。写真はありませんがメインにタラを食べていました。

母はおなかが空いていないのでこれだけ。アスパラと生ハムのグリルです。

私はまずサルモレホをいただきました。濃厚でおいしいのですが量が多過ぎ、最後はきつくなってきました。

サルモレホですでにおなかいっぱいになっているところに出てきたメインの料理。イカ墨をカリカリに焼いたもので包んだタラです。おなかが空いているときに食べたらもっとおいしかったと思います。メインを食べ終えたころにショーの時間になりました。父のコースにはデザートがついていたので、デザートはショーの会場へもってきてもらうことにしました。

席はあらかじめ決められていました。私たちは予約が早かったからかステージ近くのとても良い席に案内してもらえました。すばらしい足さばきなど、すぐ近くで踊りが見られて大迫力！　バイオリン、ギター、歌、ダンサーが男女1人ずつです。

私は生でフラメンコを見たのは初めてだったのですが、想像以上に良かったです。「太陽！フラメンコ！オーレ！」みたいなイメージだったのですが、情熱的でありながらもの悲しい雰囲気。うまく表現できないのでグラナダに行った際は是非ご覧ください。

歌や踊りを見るのが好きな母はもちろん、こういうものに興味がなく、寝るかもしれないと思っていた父も、真剣に見入っていました。

ホームページには1時間と書いてありましたが、1時間15分ほどやってくれました。大満足です。

外に出ると暗くなっていました。サンニコラス展望台からアルハンブラ宮殿のライトアップを眺めます。

タクシーが見つからず、バス停を探すのがちょっと大変でしたが、無事アパートメントに戻れました。