2019/06/09 - 2019/06/11
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チューぱぱさん
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八甲田山は青森県で岩木山に次ぐ2番目の高い山で、世界でも有数の豪雪地帯のため冬季は危険な山です。麓には千人風呂で有名な酸ヶ湯もあります。
新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨」は、そんな危険な山を雪中行軍した旧陸軍の大量遭難を題材にしてまして、映画の中で主人公の北王子欣也が「天は、我々を見放したか~~」と叫ぶシーンが有名です。
最終日も交通の便が悪く、FDAが15:55に飛ぶのに空港バスが14:00しかなく、空港で1時間半待たされることになります。どこへ観光に行くにも青森駅に14:00前に戻る必要があり、本当は八甲田山ロープウェイに乗り山頂を散策したかったのですが、ロープウェイに行くバスも8:15の次は9:55と1時間半以上の間があって諦めました。
本当に、どこへ行くにも観光客用の最適時間がなく、頭を悩ませる青森旅行となりました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.0
- 交通
- 1.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
-
八甲田山
正確には八甲田連峰かな?
豪雪地帯の冬季の登山はほとんど自殺行為。冬山の雪中行軍用の装備もなく、気合で山に入れば地獄を見ることになる。新田次郎の小説はかなり脚本がなされているようですが、200名近くが遭難したのは事実。
リーダー像の在り方が問われる事件ですが、当時の旧陸軍は人材の使い捨ても平気。その気質が対ロ戦争の203高地に繋がっていくのですが・・
山に責任はありません。 -
幸畑陸軍墓苑
殉国英霊之塔 -
幸畑陸軍墓苑は意外に広く、多くの碑があります。
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中心となるべくの八甲田山雪中行軍遭難資料館です。
この作戦の主目的は、日露関係が悪化してきて、ロシア艦隊に青森北部を抑えられたときに、弘前・青森・八戸の各軍が連携するために連絡方法の確認を行うためでした。
海岸線を抑えられたら、八甲田山を抜けるしか連絡は取れない。
冬の八甲田山を通れるか否や?壮大な実験は無残な結果に終わります。 -
館内に入ると、目の前に大きな銅像が。
江藤伍長のモデルとなった後藤房之助伍長の像です。
彼は、像のように立ったまま仮死状態で発見され、一番最初に大遭難を伝えた人物です。
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映画・ドラマの中と名前が異なりますが、彼の像は雪中遭難記念像として八甲田山山中に同じ銅像が建てられてます。
無謀の記念像でしょうか? -
陸軍大尉 神成文吉(北王子欣也が演じる神田大尉で映画では主役です)
陸軍少佐 山口鋠(山田少佐のモデルで横暴な大隊長役です。遭難の張本人です)
陸軍伍長 後藤房之助(江藤伍長のモデル。立ったまま仮死状態で発見されます)
この写真は、映画ではなく本人の写真です。
主役は、やはり端正な顔立ちの神成大尉ですが、横のひげを生やしたオッサンが悪役です。
名目上の責任者は大尉の神成文吉ですが、ことごとく上役風を吹かして200名近い兵を凍死させたのは、最高原因者の山口で後に自殺した事になってます。
リーダーの在り方に一番問題になったのがおヒゲのオッサンです。 -
後藤房之助の下に写ってるのは第31連隊の指揮者で福島泰蔵大尉です。
映画では高倉健が徳島大尉として演技してます。
弘前からぐるっと八甲田山を行軍し、無事に成し遂げて山口少佐と比べられた人物です。 -
二つの雪中行軍隊
同じような時期に、逆コースをたどったため小説になりました。
私も映画を見ましたが、軍隊の組織はある種のヒステリー集団。
陸軍ばかりでなく、海軍も同じ。ただ、海軍のほうが少し品があるかな?
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青森第五連隊行軍経路図
大きくペケの書かれた場所で道に迷い、賽の河原と呼ばれる湿地帯で彷徨を繰り返します。
近くには酸ヶ湯温泉もある豪雪地帯。現在の墓苑もある幸畑も記されてます。 -
遭難者で写真が残ってる者は記載されてます。
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当時の装備です。
防水性の無いフェルト生地のコートのようで、濡れると重くなり動けなくなります。 -
かんじきとアイゼンか?
低気圧の接近で、大荒れとなることが分かっていても作戦を中止できない軍人の性質。そして、ほとんどが雪山の素人。遭難が目に見えていても引き返すことができない。
そんな、心の格闘を小説「死の彷徨」で描かれています。 -
死の彷徨を繰り返し野営に至ったときは雪濠を作り夜を過ごしましたが、天井を覆うことができず厳しい寒さに襲われたとか。
また炊事も雪の上で火を焚くため、雪が融けて炊飯用具が傾いてしまい、まともに食事もとれなかったと記載されてます。
もちろん、出発時に配られた昼食用のおにぎりも凍ってしまい食べられませんでした。 -
油紙と唐辛子
兵隊の中には冬山の厳しさを知ってる者もいて、新聞紙を下着の間に挟みこんだり、足の指の凍傷を防ぐために唐辛子を使ってた者もいます。
ほとんどの兵卒は軍から支給された装備のままで、あっという間に手足に凍傷を負い、ズボンの前を開けることができなくなり、そのままズボンの中で小便をして・・それが氷となり凍死していきました。 -
さぞかし無念だったことでしょう
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そんな遭難となった原因の資料がたくさん展示されてます。
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八甲田山 死の彷徨
by 新田次郎
厳冬期の冬山へ200名以上の集団登山は、無謀と言うもので軍人の面子で実行されたとか。結果は、大量凍死に繋がり責任者も死亡、実質最高責任者は生還したが後に拳銃自殺した。
弘前隊は、当初の目的通り青森と八戸間の冬季連絡を最優先したため、案内人を雇うなどして37名は11泊12日の行軍を無事終えた。
その差は?どこにあったのか?
全滅型リーダーは誰だ! 八甲田山遭難事件に学ぶリスク・マネジメントなどの教訓になってます。 -
史実はここに!
明治35年1月 雪中行軍遭難事件
「八甲田で見たことは今後一切喋ってはならない」
この言葉に、軍隊は間違った施策をしても非難の対象にさせず、教訓にもしない愚かさが見て取れます。 -
資料館の隣には、幸畑陸軍墓地があります。
八甲田山で亡くなった将兵の墓標が整然と並んでいます。
後の左側は「凍死軍人英霊碑」
右側は「明治天皇御製碑」 とありまして・・
その前の中央に、遭難事故の最高責任者である「山口少佐」の墓があります。
左隣は「興津大尉」 -
右隣は北王子欣也の墓?
いや、演じていた「神成文吉大尉」の墓です。
結局、位の高い人から順に並んでます。
功績を上げた順ではなく、上司の命令は絶対なのが軍隊です。
ならば、我が義父はど真ん中へ飾ってもいいのかな?
一応、海軍兵学校卒の「中佐」まで登ったのだから。山本五十六が学校へ来たときに、ずらっと並んで写した写真を自慢してた。でも・・・(*_*) -
その他大勢では・・犬死か!?
死んでから英霊と称されてもねぇ~~
資源・物資の乏しい日本、それを赤紙一枚で幾らでも兵隊は集まると、勘違いしてた上級士官が多すぎる。だから、キチガイ沙汰の作戦を平気で行わせ、人材すら浪費する。
こんな軍隊では負けて当たり前だよね!
この季節は、沖縄戦などの悲惨な状況が改めて報道されてるけど、悲惨なのは当然!負け戦だから!本土国民も原爆や大空襲により多大な被害を出した。諦めの悪い指導者たちのために犬死したとも言える。 -
折しも、資料館へFDA関係者と思しき人が来て、観光地として受け入れを協議してた。名古屋-青森は1日4便飛ぶからとの言葉が聞こえてきた。
たぶん、秋先ぐらいにはFDAがツアーを組み名古屋人が大挙して訪れるかも? -
八甲田連山には6月になっても残雪が見えます。
そんなに高い山じゃないんだけど
人はなぜ山に登るのか? そこに山があるからだ!? (^^♪
でも、いつでもヘリコプターを呼べるように携帯は持って行くように (笑) -
青森へ帰る車中から
現青森高校です。こちらの門はかつての青森歩兵第五連隊のあった屯営地。
ここが「死の彷徨」が始まった場所です。
スマホがあればねぇ~~ (^_-)-☆ -
青森に戻ってアウガの食堂で昼食を頂きます。
市場食堂の「りんご箱」です。
言葉の通り、リンゴ箱でイス・テーブルが作られていて、一番規模の大きい食堂です。
背景にはねぶたの顔も展示してあります。 -
上がり席もあり、宴会も開ける雰囲気です。
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時間によっては津軽三味線演奏もあり、華やかです。
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和ランチ ¥2000
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ミックスフライ定食 ¥1200
観光客用のお店に行くと、揚げ物と刺身ばかりです。
青森まで来て中華もつまんないから (^^ゞ -
天候には恵まれましたが非日常の楽しい旅行とはならず、気の重い旅行になりました。
不満ばかりが残り、最後は鎮魂の場所。特別な場所はなく、ねぶただけ!
やはり、公共交通の便の悪さには閉口しました。
青森は旅行会社のツアー以外はとても楽しめない。飛行場へ向かうバス車内からの八甲田山ですが、空港でも1時間半待たされることになってます。
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これって、分かりますか?
交通の便の悪さの他に判り難さもあります。
バス停の通過予定時刻表でして、行き先別に時間が書いてなく、ずっと時間順に記載されてますから地名の判らない旅行客にはお手上げです。
これではねぇ~~?
私が青森人を低評価するのも分かるでしょ!
幸い、八甲田山雪中行軍遭難資料館のHPで時間を全部調べておいたからバスを利用できましたが、いきなり行こうと思ったら絶対に無理!
おまけに、朝の時間帯は資料館前で停まるバスはほんの僅かしかなく、手前の幸畑バス停から10分ほど歩きました。風が冷たい事だけが記憶に残りました。 -
ねぶた祭りに来れば勇壮だろうけど、ただ、それだけ!
ホテルは満室で料金高騰!飲食店も同じだろうから、我が家のケチケチ旅行に反する。
見るだけで乗せない花電車と同じなら、テレビで見ていても同じか?
んだ!んだ!んッだ! Yes,I can! canバッジです。
さあ、次は・・
西国三十三ヶ所巡りで、外人観光客が溢れる街へ行くか・・?
また、暑い時期では疲れ旅になるかも?(*_*;
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旅行記グループ 2019年 東北青森旅行 2泊3日
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