2017/11/29 - 2017/11/29
107位(同エリア239件中)
まりも母さん
今年は10月1日の立山から飛騨・乗鞍岳・奥日光・栃木市とあちこち紅葉見物に出かけました。
里の木々も色づいて、最後の紅葉探しは房総半島 養老渓谷。
初めて行く場所です。
紅葉がきれいだとも聞いている場所なので、期待して出かけてみました。
やっと書けた旅行記、記載は約1年半後です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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-
今日向かうのは、房総半島の真ん中の方。
茨城の自宅からは 結構遠いのと、途中の渋滞が嫌だな と 行った事がありませんでした。
が、今は、圏央道も繋がったし、と 朝早起きして出かけました。
成田に近づく頃 朝焼けに。
どんな紅葉景色が見たれるかな?と 楽しみな気分です。 -
まず 向かうのは養老渓谷 「粟又の滝」あたり。
いわゆる、「養老の滝」ってやつですね。
県道178号を進んでいくと、展望の良さそうな場所がありましたので、寄ってみます。
「粟又の滝 展望台無料駐車場」という場所。
ここからの眺めはこんな感じでした。
朝日が逆光で景色が良く見えない。
また、ここからは 渓谷へ下りていく道は無さそう。ちょいちょい入って来る車は皆、上からちょっと景色を見て、直ぐに移動してしまいます。
ちゃんと車を停めて、渓谷沿いに下りられる場所は、もうちょっと先のようです。 -
さっきの展望台から車を進めること2分程で「町営粟又駐車場」に着きました。
ここは、有料駐車場 普通車1台500円。
ここに車を停めて散策します。 -
渓谷への降り口は、少し戻った所。今来た道を歩いて戻りつつ、道路から渓谷を覗きます。
緩やかに傾斜した岩の上を養老川が流れていくのが見えます。
赤く色づいた紅葉も見えます。 -
晩秋の朝日に照らされて紅葉がきれいです。
上からの眺めもなかなか良いですね。 -
「養老大滝」と書かれた門のような所が渓谷への入口。
この下に滝めぐり遊歩道があると、調べて来ました。 -
門をくぐり、坂道を下りだすとさっき上から見た紅葉を 今度は下から見るようになります。
-
岩の上を舐めるように流れる川。
房総半島の大して標高のある場所ではないのに、高い山の中の渓谷のような良い雰囲気です。
岩肌を滑るように流れる滝を「滑滝(なめたき)」と言いますが、
このあたりの養老川はそんな感じです。
粟又の滝は別名が、養老の滝で、養老渓谷で一番 いや、房総半島で最大の滝。
全長は100mもあり、
上流部は幅広く、かなり緩やかな傾斜です。 -
岩が削られて、トンネルになった所も見えます。
岩に地層の縞が見え そうそう、このあたり、「チバニアン」が話題となった貴重な地質が見られる場所でしたね。 -
トンネルの中に流れた川も先でまた合流です。
日に照らされて、紅葉もきれいです。 -
川縁の遊歩道から上流方面を見ると、丁度 朝日が差し込んでくる時間。
この上流辺りには、長靴で、川の中に入り、写真撮影している人が何人も居ましたよ。
堅い岩の上を水が流れているので、水深は浅いです。
滑らない長靴なら、渡渉して出ている岩の上まで歩けるのですね。 -
散策路を歩いて下流に向かいます。
岩の中に 深い穴ぼこがあるのが見えました。
甌穴かな?ここだけ、結構深そう。
長靴で三脚をかつぎ、川中の岩で写真撮影している人がわりといましたが、
長靴履いているからと こんな所歩いてうっかり落ちたら大変ですね~。
まぁ流れが速い所も多いので、簡単に渓流歩きが出来ると言う訳でもないです。 -
川の脇の遊歩道は、一部登って下りるような場所もありました。
下りの所、ドロドロしていてかなり滑りました。
観光でここを歩く人も多いのでしょうが、やっぱ、靴はそれなりの方が安全ですね。
一番落差のある滝らしい景色の見られるあたりまで来ました。
プールのスライダーの広いやつみたいに流れています。 -
「粟又の滝」として紹介される滝壷のあたり。
滝は 最後 少し深い淵に注いでいました。 -
敷石の橋が設置され、川の反対側へ行かれます。
反対側に渡ると、川原があり、そこからが「粟又の滝」のベストアングルのようですね。 -
幅の広い滝は なかなかの迫力。
朝日が差し込む時間となって、木立の間から放射線状の光が。
この景色を写真に撮りに来ているカメラマンが多いようでした。 -
私たちは、偶然この時間に来た訳です。幻想的な景色でラッキーだったかも。
色づいた紅葉は逆光になりますが、この朝日の入り具合は今だけの景色ですからね。 -
刻々と変わっていく光の様子。たくさんのカメラマンの三脚が並び、今日のこの一瞬を切り取り中。
-
川の中の岩も様子が そこいらへんの川とは違いますね。
堅そうな岩にまっすぐな亀裂が入っていたり。
地質に関しての知識はありませんけど、景色として見てもなかなかおもしろいです。
このまま下流へ歩き進むと、駐車場まで戻るのが面倒なので、この辺りで、引き返します。
今日は、これからもっと上流の方へ移動し、更に歩いて紅葉を探すつもりです。 -
次の目的地は梅ヶ瀬渓谷あたりの紅葉見物。
車で移動します。
途中、「農家レストラン おもいでの家」という施設の前を通りかかると、
入口に野菜の無人販売コーナーがありました。
何が売っているのかな?と ちょっと寄り道。
お漬物や野菜が小さなビニールの入れられ1袋100円で。
ゆずを買いました。 -
今回 レストランは おにぎりなどお弁当を持って来ていたので、寄れませんでした。
「農家レストラン」って結構 そそる感じですねぇ。
野菜がたっぷりで、ヘルシーでおいしそう。
後で調べたら、このレストラン 通年営業ではなく、紅葉シーズンとか 行楽客の来そうな時期など
期間限定で営業しているみたいでした。 -
ダンナが調べてきたハイキングコース近くの「大福山駐車場」に車を停めます。。
そこから見える景色は、地層の見える岸壁と真っ赤な紅葉。 -
天気も良くなり、青空に 紅葉も鮮やか。
ここに車を停めて、渓谷から大福山をぐるっと 歩いてみるつもりです。 -
最初はやや広い舗装路。落ち葉がいっぱいです。
-
少し進むと、右側にこんな地層がそそり立って見えました。
縞々模様がくっきり。
景色としても見ごたえあります。 -
更に進むと、ハイキングコースは、渓谷の一番底を流れる梅ヶ瀬川の所まで下ります。
浅い川の中に飛び石が置いてあり、それを渡って進みます。 -
ここから先は、梅ヶ瀬川沿いのルートで、浅い流れの中を 何度も渡渉し、川の右側・左側 と歩きます。
今日は、流れもちょろちょろ程度で、石の上を選んで進めば靴が濡れるような事もありませんが、
なるほど、たまに出会うハイカーは長靴を履いている人もいます。
私たちの履いているトレッキングシューズ(スニーカータイプ)もコロンビアの防水タイプなので、足首より下の深さなら問題無し。
でも、雨上がりや急な雨の後は、どうなるかわかりませんねぇ。 -
今は、チョロチョロの流れで、え?そうなの??と思ってしまいますが、
この梅ヶ瀬渓谷は梅ヶ瀬川が侵食したものだそう。
渓谷の両側に見られる侵食崖は、その痕跡。
かつては、もっと豊富な水が流れていたのか?侵食されやすい地質だったのか???
そして、自然にできたものなのか、人工的なものなのか?こういった洞窟のような穴ぼこが たまに見られます。
これも調べてみたら、他に水を流す 導水の為の人工的なものだったりするようです。 -
川縁の道からコースがちょっと外れた所。まだ低い日が植物の穂に当たって輝いています。
11月もまもなく終わり。日は短いです。 -
渓谷沿いには思っていたほど紅葉はありませんでした。
たまに視界が開け、侵食崖が見える場所に来ると、崖の上の方に色づいた木々が見えました。 -
渓谷内には 紅葉は少ないものの、こんな地層のおもしろい景観があちこちで見つかります。
考えてみれば、流れがとても浅くて、川沿いに渡渉しつつ歩けるから見られる景色だとも言えます。
大きな岩の下の方に ラインになった部分は、柱状の割れ目のある節理っぽいもの。
このあたりの地層はどうしてこうなっているのかな??
地質に詳しくないので、せいぜいWebサイトで調べてみる位しかできません。
このあたり、海の下で泥と砂が交互に地層を形成したものが地上に露出したらしいです。
チバニアンの「地球磁場逆転地層」もそう、遠くない場所です。
ジオパークとしての見どころも多い場所なんですね。 -
渓谷沿いのハイキングコースには特に休憩する場所はありませんが、
途中、濡れない場所に折りたたみ椅子を出してちょっと休憩もしました。
その後「日高邸跡」方面に更に進みます。
やっと、渓谷の中に 色づいた紅葉が見つかりました。 -
渓谷の中 梅ヶ瀬川と紅葉が一緒に見られる場所は、このあたりだけだったかなぁ。
もう、日高邸まであと少し、と言った梅ヶ瀬川の最深部です。 -
上を見上げるとグラデーションになった紅葉が。
-
やはり、関東でも暖かい方の房総では、なかなか真っ赤や黄色の濃い紅葉は難しいかもしれませんね。
12月の冬の初めにやっと紅葉です。 -
足元を見ると、砂の層にもミルフィーユみたいに何枚もの重なりが見えます。
長年の雨や水の流れでも残っているのですねぇ。
紅葉は いまひとつの色づきだとは思いましたが、
地層のおもしろさがプラスであり、
また、浅い川の中を歩くようなハイキングが手軽に楽しめる おもしろい場所ではあります。 -
大福山に近づいた そろそろ川も最後の辺り。
日向の崖の上のもみじはきれいです。 -
尾根道・林道へ上がるルートへの道標。
ここから300mで日高邸跡へ行かれるとなっています。
明治時代にこんな山奥に私塾を建てた教育者 日高誠実(のぶざね)の邸宅跡です。
が、日高邸跡にはすでに 建物はなく、大きな紅葉の木が残るだけと言うので、スルーとしました。 -
林道への登り道。
染まったもみじを眺めつつ登ります。 -
観光マップでも紅葉のポイントとなっている 大福山展望台~梅ヶ瀬渓谷の間。
「もみじ谷」という名前の通り、鮮やかな紅葉を見ながら歩く事ができました。 -
最後は林の尾根道を少し。
ここを過ぎると市原市最高峰の大福山方面へ。 -
上がり切った場所にはガゼボの展望台 白鳥神社はここから150mと 道標もありました。
大福山の山頂は白鳥神社の中 標高は292mです。 -
私たちの今日の目的は 紅葉探しだったので、小さな山のピークには向かわず、
林道で駐車場へ戻りました。
戻る途中 トイレもある「大福山展望台駐車場」前を通ります。
ここに車を停めてハイキングする方が一番多いようです。
駐車場へ戻る林道から見たもみじ。
まだ早い時間なのに、すでに傾きつつある晩秋のおひさまに照らされていました。
幹の陰も映り、不思議な景色に。 -
低くなった日にも照らされ、
今日見た紅葉で、一番鮮やかでした。 -
帰り、木更津インター近くの道の駅「うまくたの里」に寄ってみました。
さすが千葉 大きなピーナッツのオブジェ。
木更津のアウトレットも近いので、観光の方も多かったです。
今年は、一番最初に立山、その後も各地できれいな紅葉を見て来ましたから、
関東の紅葉は、鮮やかさを比べると、やっぱりちょっと物足りない感じはしちゃいました。
でも、手軽に なんちゃって渓流歩きが楽しめ、地質のおもしろい景色が見られた 養老渓谷はなかなか楽しかったです。
千葉は、隣の県なのにまだまだ未開拓な場所が多いので、
もっと色々見に来たいですね。
山はほとんど無いけど・・・見るところまだまだ多いと思うよ~
ダンナ~また連れて行ってね~。
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