ローマを１週間、ゆっくり観光⑥サンタンジェロ城

2018/04/17 - 2018/04/23

８３歳の母とローマ観光、ローマ観光もあと2日、最終日は12時にホテルを出て空港に向かうため、あまり時間ありません。

最初の予定では、ローマ郊外ティヴォリにある世界遺産のエステ家別荘の噴水を見に行きたかったのですが、列車やバスを乗り継いての遠出、お天気がいいと公園内を歩くのも暑いだろう、と思い取りやめて、トスカ３幕の舞台、「天使と悪魔」の舞台である、サンタンジェロ城を見学することにしました。

エリア ローマ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

この日は日曜日なので、ヴァチカン方面は多いだろうと思いましたが、テルミニ駅から40番のバスは座れました。道もそんなに混んでいませんでした。ちょっと離れたところがバス停でしたが、10時20分頃到着、あまり並ばずに入場できました。一人14ユーロでシニア割引なしでした。

サンタンジェロ城は135年、ローマ帝国の皇帝でいわゆる「五賢帝」のひとりハドリアヌスが自らの霊廟として建設を開始し、アントニヌス・ピウス治世の139年に完成した。霊廟はきれいな円形平面をなし、太陽を象徴したハドリアヌスが戦車を引く像が頂上に設置された。※ウィキぺディアより

外見も入口も古くて暗いし、博物館に展示している出土品の武器や硬貨など古いものには母はあまり興味なかったようです。

建築当初を想像して再現した模型。

途中で外に出るところがありました。中庭的でいい雰囲気。

サンタンジェロ城の名称は、590年にローマでペストが大流行した際、時の教皇グレゴリウス1世が城の頂上で剣を鞘に収める大天使ミカエルを見て、ペスト流行の終焉を意味するとしたことに由来する。その故事を記念して、16世紀にラファエッロ・ダ・モンテルーポ（Raffaello da Montelupo）による大理石製の聖ミカエル大天使の像を城の頂上に設置した。画像のがその天使像で1577年～1752年まで頂上にあったそう です。

カフェがあり、上からの眺めはいいです。サンピエトロ寺院も見えます。サンタンジェロ城と地下道で繋がっているそうです。

上の方の部屋は、教皇庁の住居だったので装飾が豪華です。

バスタブ付きの浴室

浴室の天井も豪華！

元々お墓だったので多くの礼拝堂があったらしいけど、残っていうのはこれ１つ。

このライオンの壁かけ、どこかで見た記憶があるけど、どこだったか忘れました。

一番家まで全て階段です。途中休み休みしながら登りました。

大理石の天使像が200年の歳月でかなり傷んできたため、1752年にピーター・アントン・フォン・フェアシャッフェルトPeter Anton von VerschaffelVerschaffelt)設計のブロンズに交換されて現在の像になっています。

上からの眺め、時間を忘れて見入ってしまいそう。

この柵がなかったら簡単に飛び降りることできそうです。でも川までは距離があるのでトスカがテヴェレ川に飛び込むの無理。

建物から降りたところ広々として大きな木が一杯あります。この土地の余裕がいいですね。

サンタンジェロ橋を渡り、「ローマの休日」に出てきた時計塔のある教会、時計は止まっていました。

ヌオナヴァ教会の時計台です。映画ではジョーのアパートの窓から見えていますが、実際は見えないそうです。

観光客らしい人たちが写真撮っていたので覗いたら、柵の向こうの中庭に素敵な絵。

パンテオンの脇を通り、バスはわかりにくいのでスペイン広場の地下鉄駅まで歩きました。スペイン階段はいつ見ても気分が上がります。

昨年バリカン⇒サンタンジェロ城⇒ナヴォーナ広場⇒トレビの泉⇒スペイン広場、と歩いて写真撮っているので、今回は通り過ぎるだけ、どこも人が一杯でした。

昼食後、買い物のためサン・ジョヴァンニ駅まで行きました。この駅の近くに日曜でも開いているデパートがあります。

15時45分にホテルに戻り、休憩。イタリアのレストランは午後7時からオープンのところが多いので、夕食までの時間がちょっと長い。

この日は、お持ち帰りできる寿司バーに行きました。ホテルのおじいさんに、「お寿司会に行ってくる」と言ったら、「Sushi gut!」と親指立てて答えました。イタリアでもお寿司人気みたい。

握り寿司2人前、サラダ２つで25ユーロ。
Take awayというお店で、会計していた女性は韓国人みたいでした。寿司米にしっかり味がついていました。サラダドレッシングは醤油ベースにゴマ油、味が濃いかったので喉がかわきました。そういえば、食べ放題のお店のお寿司、あまりお米に味がついていなかったし、お醤油もテーブルになかったな～