八景島シーパラダイス＆野毛山動物園　お母さん譲りの負けん気と愛らしさのコキンちゃん新天地に登場　そして、キンタちゃんを偲びに野毛山へ

2019/06/11 - 2019/06/11

４月２０日にオープンした八景島シーパラダイスのレッサーパンダ舎。
オープニングアクトを務めた朝日君のお嫁さんがいつかは来るだろうとはもちろん思っていましたが・・・まさかこんなにも早く決まるなんて、そして、お嫁さんがまさか釧路市動物園のコキンちゃんだなんて！！

正直、あまりの展開の速さに頭と心がついて行きませんが、コキンちゃんがお嫁入りとなると会いに行かずばいられません。

天国のキンお母さんもさぞやと思わせる美パンダになりつつある新妻・コキンちゃんと、可愛いお嫁さんを迎えた朝日君に会いに一月半ぶりに八景島に足を伸ばしました。


これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280

エリア 八景島(神奈川)

今日はお仕事前にちょっとだけ八景島シーパラダイスへ。

金沢八景駅からシーサイドラインで八景島駅へ向かいます。

ニュースで聞いていた通り、先日の新杉田駅での逆走事故の影響で自動運転ではなく運転手さんによる手動運転での運行でした。

八景島駅から１０分ほどあるいて八景島シーパラダイスのアクアミュージアムへ。

開館時刻の９時３０分に遅れること１０分の９時４０分頃に到着、入館料は３０００円です。

入館したらエレベータで一気にレッサー舎のある４階へ。

アクアミュージアムは１階から水族の皆さんを見つつ上階に上がってくるのが一般的な順路なので、４階のレッサーパンダ舎にはまだ他のお客さんは来ていませんでした。

八景島シーパラダイスへの訪問は4月20日の朝日君の公開初日以来ですが引き続き人離しのための柵が設置されていました。
これは特に観覧の邪魔にもならないので将来的にも設置にしてもらった方が何かと安心出来ると思います。

放飼場の草地を闊歩する朝日君。

八景島シーパラダイス初めてのレッサーパンダとなった朝日君に、なんと、北海道から可愛いお嫁さんがやってきました！！

お嫁さんは・・・釧路市動物園からやってきたコキンちゃんです！！

網々のコリドーとチューブの境で放飼場の朝日君の様子を探るコキンちゃん。

朝日君の公開当初は放飼場全面を使っての展示でしたが、コキンちゃんの来園以降は水路でスペースを分けての２面利用となりました。

向かって左が朝日君、右がコキンちゃんのスペースです。

食欲旺盛な朝日君。

チューブを通り網々コリドーへ。

朝日君はお気に入りの場所でまったり。

朝日君は2015年6月29日那須どうぶつ王国生まれ、お母さんはダイズちゃん、お父さんはジジ君、三つ子の妹に須々ちゃんと陽那ちゃんがいます。
朝日君は1stパンダとして須々ちゃん、陽那ちゃんと共に一旦は神戸どうぶつ王国に移動しましたが、今年春に八景島シーパラダイスに移動、八景島でも1stパンダの栄誉を預かりました。
ちなみにお父さんのジジ君も那須どうぶつ王国の1stパンダですね。

そして、お嫁ちゃんのコキンちゃん。

コキンちゃんは2017年6月28日釧路市動物園生まれ、お母さんはキンちゃん、お父さんはシンゲン君。
生後２カ月弱の時にお母さんのキンちゃんが急逝、その後、キーパーさんの手により人工哺育で育ちました。

小ぶりなお顔に黒目がちの大きなお目目と可愛らしいお鼻・・・以前から分かってはいましたが、本当にキュートな子です。

「さわらないでください」の掲示がそこここに掲示されていましたが、ただ「さわるな」だけではなく「なぜさわってはいけないのか？」の理由も付記すべきだと常々思うのです。
それも「レッサーパンダが鋭い牙と爪を持っていてお客様を傷つける云々」と言う綺麗事ではなく、「レッサーパンダは感染症弱く、感染した場合命を落とす場合もある」としっかりと記すべきだと・・・。

放飼場とコリドーを行ったりきたりの朝日君。

放飼場に行く度に竹の葉を食べていました。
ところでその右後足どうしたの？
採血の跡かな？自分で抜いた？

生れてからの多くの時間を3つ子の妹の須々ちゃん、陽那ちゃんと一緒に過ごしてきた朝日君、きっとコキンちゃんとも上手く関係を作ってくれると思います。

仲良くなりたいのか喧嘩したいのかは分かりませんが（苦笑）、朝日君はコキンちゃんのスペースに行きたいようで、しきりに水路の距離を測っては飛べるかどうか思案していました。

「こっちからなら飛べるかな？」ｂｙ朝日君

一般的なレッサーパンダの身体能力なら飛ぼうと決意したら飛べる距離だと思うので、彼が「飛べる」ことに気づいたらやっかいではありますね
コキンちゃんがコリドーにいる時に朝日君が入ってきたら逃げ場のない喧嘩に発展する可能性もないとは言い切れませんしね。

飛ぶのは諦めてチューブを登る朝日君。

仕切り板越しの２匹。

コキンちゃんが思いの他冷静に対処しているので、何か不測の事態が起こる前に計画的に同居を始める方が安全の様な気もします。

これまでずっとコリドー側にいたコキンちゃんがチューブを降りてきました。

この姿勢で暫し固まっていたコキンちゃん。

何が気になったのかな？

涼しい釧路からの移動なのでどのように換毛するか気になっていましたが、お尻の所がちょっと換毛が激しいようですが他は緩やかですね。

東屋に置いてもらった竹の葉を頂きます。

釧路で檻越しでの展示でしたので、間に障害物なくコキンちゃんを見れるのはとても嬉しいです。

全体的にお母さんのキンちゃん似、お目々はお父さんのシンゲン君似かなと思っていましたが、長じるにつけ若干シンゲン君の要素が出てきてるようにも思います。

どちらにしてもご両親似の美形ですね。

ちょっとファニーな表情で毛繕い。

この感じはシンゲン君っぽいですよね。

コキンちゃん、新天地で大切にしてもらうんだよ、そして、ママの分も長生きしてくださいね。

あと、出来ることならキンちゃんの遺伝子を後世に伝えてくださいね・・・それが出来るのは世界であなただけなのだから。
キンちゃん、天国から娘さんを見守ってあげてくださいね。

レッサーパンダのお休み時間の掲示も立派になっていました。

パンダにも、お客さんにもしっかりした対応でファンとしても嬉しくなってしまいます。

そして、今日が野毛山レッサーの、いや、横浜の動物園のアイドルだったキンタちゃんの一周忌だと知りました。
そんな日に横浜にいながら野毛山に行かない不義理は出来ないと思い、仕事の合間に３０分だけでしたが野毛山動物園を訪問しました。

野毛山動物園は京急の日の出町駅から徒歩で約10分ほど、入園は無料です。

レッサーパンダ舎は入園してすぐにあります。

屋外にはキクちゃんが出ていましたが、とりあえず１枚だけ撮って園内休憩所へ。

実は休憩所横のドリンクの自動販売機にキンタちゃんの写真が使われているのです。

昨年の今日、18歳と3日の生涯を終えたキンタちゃん。

おばあちゃんになっても愛らしいまま、美しいまま虹の橋を渡っていきました。
中国からやってきて当初は男の子と思われてキンタと名付けられるも後に女の子と判明したエピソードも含めて誰もが認めるレッサーパンダ界のアイドル、その写真は海外の動物園の看板にも使われるほどでした。
今頃は天国の東屋で海君と仲良くしてるんだろうな。

現役組は今年13歳の賢健君と4歳のキクちゃん。

到着したのが14時40分頃で残念ながらお食事タイムは見れませんでした。

キクちゃん。

キンタちゃんとは全然違うタイプではありますがキクちゃんも別嬪さんですよ。

キンタちゃんは子孫を遺すことが出来ませんでしたが、晩年のキンタちゃんと同居したと言う事実も踏まえキクちゃんをキンタちゃんの流れを汲む後継者と見てもいいかと個人的には思っています。

もちろん血筋も見た目、性格も全然違う２匹ですが、キクちゃんには是非キンタちゃんが果たせなかった野毛山での繁殖を成し遂げて欲しいと思います。

屋内の賢健君。

一瞬だけこちらを見てくれました、ありがとう！！

徳山で何度も繁殖を成功させ、野毛山でも結果は残念ながら残せませんでしたが最初は不仲だったキンタちゃんとも最終的にはいい関係を築くことが出来た賢健君。
年齢的に考えると繁殖は来年が最後のチャンスになると思われます、あと半年ちょっと・・・園としても賢健君とキクちゃんのペアリングを戦略的に展開させていく時期に入ったと思います。

駆け足で園内を一回り。

もみじちゃん。

そら君。

こちらも期待のペアですね。

お目々がこれでもかと言うくらい真ん丸になっていたミンピちゃん。

ミンピちゃんのご飯タイムを見たところで時間切れとなりました。

本当に短い時間ではありましたがキンタちゃんを偲べてよかったです。
キンタちゃん、野毛山のみんなを天国から見守っててくださいね。

この旅行記へのコメント （2）

• kuritchiさん 2019/06/15 09:13:20

  ノックアウトです♪

  jillucaさん、すっかりご無沙汰しております、、
  
  コキンちゃんの愛らしい瞳に完全ノックアウトです♪

  jilllucaさん からの返信 2019/06/17 17:09:17

  RE: ノックアウトです♪

  kuritchiさん
  
  こんにちは！！
  こちらこそご無沙汰しております。
  そうなんですよ、すごく目力が強く、かつ、愛らしい瞳の女の子なんですよ、
  コキンちゃんは。
  生後２か月でお母さんを亡くし、以降を人工哺育で育ったこともあり、
  今回のお嫁入りは心配でもあったのですが、新天地でも天性のやんちゃぶりを
  見せてくれて、安心しました。
  
  jillluca
  
  > jillucaさん、すっかりご無沙汰しております、、
  > コキンちゃんの愛らしい瞳に完全ノックアウトです♪