妙法寺の菖蒲園と寺院巡り2019年6月

2019/06/06 - 2019/06/06

梅雨入りの前日に都区内にある３つの菖蒲園（妙法寺、皇居東御苑、しょうぶ沼公園）を中心に巡って来ました。
妙法寺は、東京都杉並区堀ノ内にある日蓮宗の本山（由緒寺院）です。日蓮の祖師像が厄除けに御利益があるということで、江戸時代より多くの人々から信仰を集めています。広大な境内の奥に菖蒲園があります。花菖蒲は丁度見頃で、紫陽花は色付き始めていました。
地下鉄丸ノ内線新高円寺駅から寺院巡りをしながら妙法寺を目指し、東高円寺駅まで散策しました。
皇居東御苑としょうぶ沼公園の菖蒲園は別の旅行記で紹介します。
表紙は、妙法寺の菖蒲園。

エリア 高円寺(東京)

• 旅行の満足度: 4.5

• 交通手段: 私鉄 徒歩

都区内の菖蒲園はほとんど行ったと思っていましたが、良く調べると妙法寺（杉並区）としょうぶ沼公園（足立区）にも菖蒲園があることが分かりました。
＜写真は妙法寺の菖蒲園＞

両方とも東京メトロ線の駅から歩いて行けるところなので、東京メトロ２４時間券を利用して訪れることにしました。
＜写真は妙法寺の菖蒲園＞

先ず、新高円寺駅から青梅街道を10分ほど歩いて清見寺へ。
曹洞宗寺院の清見寺は、寛永初年（1624）に成願寺6世鉄叟雄?貘和尚が創建したといい、明治時代には現在の杉並区立第1小学校の前身である桃園小学校第1番分校が置かれていて、杉並近代教育発祥の地の一つと言えます。

清見寺 寺・神社・教会

清見寺から五日市街道沿いにある長延寺華徳院へ。

長延寺 寺・神社・教会

長延寺華徳院の御本尊は閻魔大王です。創建当時は運慶蘇生の作と伝えられる閻魔大王を本尊としていましたが、関東大震災で本尊や伽藍を焼失したため現在地に移転しました。
江戸時代には太宗寺、善養寺、華徳院は「江戸三大閻魔」といわれていました。

長延寺 寺・神社・教会

五日市街道沿いには圓福寺別院、

圓福寺別院 寺・神社・教会

大法寺があります。
大法寺は、寛永8年（1631）に牛込榎町に創建、利生院日善が開山、元禄5年（1692）に檀家である旗本浅香伝左衛門直良が中興開基したといいます。明治42年近隣にあった日蓮宗正栄山仏性寺を合併し、当地へ移転したといいます。

大法寺 寺・神社・教会

五日市街道から路地を入り心月院、

心月院 寺・神社・教会

慶安寺、

慶安寺 寺・神社・教会

清徳寺が並んでいます。

清徳寺 寺・神社・教会

慶安寺の対面に智光院

智光院 寺・神社・教会

心月院、慶安寺、清徳寺の裏側が西方寺の広大な墓所になっています。
西方寺の山門までは塀伝いにちょっと歩きます。

西方寺 寺・神社・教会

西方寺の開基は、徳川三代将軍家光の弟、駿河大納言忠長といわれ、その由緒を称え、忠長の法号「峯巌院」を寺号とし、忠長の豊臣家との縁により、寺紋は「五三の桐」にしたと伝えられています。

日蓮宗寺院の妙祝寺は、伊予西条藩主一柳直盛の室が深く不動尊を信仰し、江戸麻布桜田町（現港区六本木）の屋敷内に創建しました。大正3年（1914）当地へ移転しています。

妙祝寺 寺・神社・教会

日蓮宗寺院の修行寺は、寛永3年（1626）、下総国葛飾郡平賀村（現千葉県松戸市）の本山本土寺の末寺として、修行院日城上人が麹町に開創。江戸期には本土寺貫首の江戸滞在時の常宿院（住居所）となっていました。大正元年（1912）当地に移転しています。

修行寺 寺・神社・教会

修行寺本堂

日蓮宗寺院の本佛寺は、。修行院日通（延宝8年1680年寂）が開山。
江戸時代には、中山法華経寺・雑司ヶ谷鬼子母神堂と並んで江戸三大鬼子母神の一つといわれ多くの崇敬を集めました。

本佛寺 寺・神社・教会

境内に矢車草が咲いていました。

本佛寺 寺・神社・教会

日蓮宗寺院の宗延寺は、天正初年頃、相模小田原城下の郷士報新宗延が居宅を道場としたのが開創と伝えられています。天正19年（1591）江戸へ移転、身延山久遠寺末触頭として、善立寺、瑞輪寺と並び日蓮宗（旧法華宗）江戸三大触頭の一つに数えられ、塔頭5坊を擁していたといいます。本尊の祖師像は読経の祖師と呼ばれ、江戸十祖師の一つに数えられています。

宗延寺 寺・神社・教会

客殿は大正天皇の御産殿を移築したものです。

宗延寺 寺・神社・教会

天台真盛宗の真盛寺は、天羅山養善院と号し、天台真盛宗西教寺の東京別院です。

参道は桜並木になっていて桜の咲く頃は綺麗そうです。

真盛寺 寺・神社・教会

寛永8年（1631）に湯島天神前に開創、天和3年（1683）谷中清水町に、元禄元年（1688）本所小梅寺町に、大正11年に当地に移転しました。

山門はあたかも城門の様に重厚です。

真盛寺 寺・神社・教会

三井高利が江戸日本橋に越後屋を創業して以来の菩提寺で、三井寺とも称されています。

真盛寺 寺・神社・教会

真盛寺の隣に梅里公園。
公園内には梅の木があるので春先の方が良さそうです。

日蓮宗寺院の福相寺は、天正17年（1589）身延山久遠寺20世一如院日重が上野下谷に創建、その後小石川白山前に移転したといいます。昭和12年当地へ移転しています。

福相寺 寺・神社・教会

本堂

福相寺 寺・神社・教会

本堂の前に石造りのねずみ像

福相寺 寺・神社・教会

妙法寺は、東京都杉並区堀ノ内にある日蓮宗の本山（由緒寺院）です。
仁王門も立派です。

妙法寺 (杉並区) 寺・神社・教会

日蓮の祖師像が厄除けに御利益があるということで、江戸時代より多くの人々から信仰を集めています。
広い境内には多くのお堂がありますが、祖師堂が最大のお堂です。

本堂

日朝堂

墓所入口の報恩門をくぐると菖蒲園があります。

紫陽花は色付き始めていました。

花菖蒲は丁度見頃でした。

花菖蒲と紫陽花

菖蒲園を囲む様に紫陽花が植えられています。

花菖蒲を間近で見られるのも良いです。

こちらの菖蒲園は水を張っていません。

フラットな菖蒲園に紐を張って通路を作っています。

花菖蒲と紫陽花

花菖蒲と紫陽花

花菖蒲と紫陽花

花菖蒲と紫陽花

花菖蒲と紫陽花

花菖蒲と紫陽花

花菖蒲と紫陽花

ピンク色の紫陽花は見頃

花菖蒲と紫陽花

花菖蒲と紫陽花

花菖蒲と紫陽花

ローアングルで

青と白

花菖蒲と紫陽花

花菖蒲と紫陽花

青い紫陽花

花菖蒲と紫陽花

紫陽花と花菖蒲

紫陽花と花菖蒲

紫陽花と花菖蒲

紫陽花と花菖蒲

紫陽花と花菖蒲

ガクアジサイ

紫陽花

ガクアジサイ

紫陽花と花菖蒲

紫陽花と花菖蒲

紫陽花と花菖蒲

花菖蒲と紫陽花

紫陽花

紫陽花

紫陽花

紫陽花

紫陽花

日本近代建築の師コンドルの設計により造られた和洋折衷の鉄門

妙法寺 (杉並区) 寺・神社・教会

環七より東側が和田帝釈天通り

妙法寺参詣道 (堀の内道) 名所・史跡

環七より西側が妙法寺厄除け通り商店街

妙法寺厄除け通り商店会 市場・商店街

妙法寺の山門を出て、妙法寺厄除け通り商店街、和田帝釈天通りを歩いて和田帝釈天へ。

和田帝釈天 寺・神社・教会

妙法寺参道の途中にある小さな帝釈天です。

和田帝釈天 寺・神社・教会

日蓮宗寺院の蓮光寺は、源受院日宝が開基となり文禄3年（1584）両国矢ノ倉（現中央区東日本橋）に創建、正保元年（1644）浅草新寺町へ移転、当寺の開運大黒天は、通称「土富店の大黒天」とも言われ、江戸庶民の信仰をあつめたといいます。浅草の区画整理に伴い、大正4年当地へ移転したといいます。

蓮光寺 (杉並区) 寺・神社・教会

蓮光寺の住職望月教栄がインドの独立運動家であるネタジ・スバス・チャンドラボースの葬儀を引き受け、遺骨を保存していた縁で、蓮光寺境内にはネタジ・スバス・チャンドラボースの碑が建立されています。
蓮光寺には、インドのラージェーンドラ・プラサード大統領、ジャワハルラール・ネルー首相、インディラー・ガンジー首相などの日本を訪問した歴代首脳が訪問しており、その時の言葉も碑文として残されています。また、多くのインド人観光客や在日インド人も訪れています。

蓮光寺 (杉並区) 寺・神社・教会

蚕糸の森公園は、1911年5月の設置された「農商務省原蚕種製造所」に起源を持ち、1914年に「農林水産省蚕業試験所」、1937年に「蚕糸試験場」に改称した旧研究所跡地に設置された区立公園です。

蚕糸の森公園 公園・植物園

1980年に蚕糸試験場が茨城県つくば市へ移転した事に伴い、跡地を公園と小学校として再整備し、旧杉並区立杉並第十小学校が移転しました。

防災拠点としての役割を担っているため、隣接する杉並第十小学校の校庭と公園は共用化されています。

公園内には滝もあります。
公園の隣に東京メトロ丸ノ内線・東高円寺駅1番出入口があり、東高円寺駅から銀座に向かいました。

蚕糸の森公園 公園・植物園