2019/05/22 - 2019/05/22
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たびたびさん
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ホーランエンヤの渡御祭を拝見して、水郷、松江の街に映える華やかな船神事の雰囲気を楽しみましたが、やっぱり、天気がイマイチだったので、きらびやかな衣装の美しさとかがあまり伝わらない。調べると中日祭の天気は快晴。予定はしていませんでしたが、それならと予定を延ばして、中日祭も拝見することにしました。中日祭は、珍しい陸船もあるし、それもまた気分が変わって、一興でしょう。
ところで、中日祭ですが、7日間の神事の中日。場所も宍道湖と中海をつなぐ大橋川から移って、阿太加夜神社の近く。中海から遡った意宇川の出雲郷橋付近です。
祭りは、例によって、櫂伝馬船が周遊し、櫂伝馬踊りが奉じられますが、その後は氏子が用意した陸船に乗り換え、出雲郷橋から参道を進み、阿太加夜神社へと向かいます。
華やかな5隻の陸船は、音頭取り(おんどとり)によるホーランエンヤの歌声が響くと、櫂掻き(かいかき)たちが力強く綱を曳く。船上では剣櫂(けんがい)と采振り(ざいふり)ほか太鼓(たいこ)に招待(しょうたい)。その華麗で賑々しい一団がすぐ目の前を過ぎて行って、これは渡御祭では味わえなかった迫力です。天気も最高だったし、やっぱり来てよかったあ。改めて、満足感に満たされました。
なお、中日祭のスケジュールは、以下の通り。私は、最後、阿太加夜神社の境内で奉納される陸船櫂伝馬踊は省略しましたが、そこは、純粋に氏子の皆さんの時間。境内もスペースに限りがあるし、それでよかったのかなと思います。
11:30 櫂伝馬船集合(出雲郷橋)
11:40 櫂伝馬踊開始(出雲郷橋付近2周観覧時間約30分)
12:10 櫂伝馬踊終了、上陸・陸船準備
13:00 出発式
13:10 陸船行列出発、陸船櫂伝馬踊開始(観覧時間約80分)
14:30 陸船櫂伝馬踊終了
-
出雲郷橋に早めに到着。今日は平日ですが、観客が少しづつ集まってきます。
今日は快晴。これなら最高の祭り日和ですよ~
楽しみ、楽しみ。 -
櫂伝馬船がやってきました。
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でも、まだ、準備の段階ですね。
役者さんも櫂掻きもいませんね。 -
さて、川を見下ろす堤防はこんな感じ。
観客がいよいよ増えてきましたね。 -
私は席を確保していた水際で、陣取りますよ~
遠くから、やってきましたね。 -
舳先に水先(みずさき)と剣櫂(けんがい)。
白いオールもまっすぐに揃っていて、美しいです。 -
そして、まだまだ遠くなんですが、
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イチオシ
剣櫂の踊りは始まってます。
-
「ホ~オオ、ラ~イエ~ンヤ
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ホ~ランエ~エ
-
ヨヤサノサ
-
エ~ララノランラ」
-
櫂伝馬船がどんどん近づいてきます。
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これなら、ばっちり。
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日の光を
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めいっぱいに受けて、
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キラキラ輝いています。
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これなら踊り手も気分がいいでしょう。
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渡御祭で、踊りに自信もついたことでしょうし、
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思い切りの演技ですよね。
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いい、いい
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これはいいですよ
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大海崎に続いては、福富。
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福富は、今年、新調したという黒い船体色がとってもシック。
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全体の華やかさを締めている感じです。
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そして、剣櫂も。
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衣装の横綱がどっしりとしていて、
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力強い体の動きを支えた感がたまりませんね。
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手にしているのは、剣をかたどった長さ1m強の櫂。それを剣櫂というんです。
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頭の上に構えたり、
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天に向かって突き上げたり。
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イチオシ
最後は、歌舞伎役者よろしく大見得を切る。
地区の代表として選ばれた大スター。10年に一度の祭りですから、次の祭りでは後進に譲る。一度しかできない経験でもあります。 -
采振り(ざいふり)は、女形。もう少し若い男の子が演じます。
赤いたすきに、青い手おいの組み合わせが華やかですね。 -
両手にするのは七色の布を重ねつけた采(ざい)と呼ばれる竹の棒。
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四斗樽の上に立って、体をひねります。
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一周した大海崎が再びやってきました。
正面から見るこのスタイルはかっこいいですよね。 -
剣櫂の踊りを
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またじっくりと
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拝見しましょう。
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石川五右衛門のような千日鬘(せんにちかつら)に、
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イチオシ
黒紋付がいなせな感じを強調します。
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剣櫂を
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頭上に
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天に。
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そして、ここでも大見得がきまりました。
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音頭取り(おんどとり)も気持ちよさげ。
ホーランエンヤの歌声が辺りに響き渡ります。
「ホ~オオ、ラ~イエ~ンヤ ホ~ランエ~エ」 -
采振り(ざいふり)は、役者が交代しましたね。
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この子は、
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髪がさらさら。
-
イチオシ
男の子なのに、すっかり美少女になっていて、
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髪が風に揺れるたびに
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本当に美しい。
夢を見ているような美しさですよ~ -
さて、今度は大井です。
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黄緑色の衣装をまとった櫂掻(かいかき)も鮮やか。
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オールを揃えて滑らかに進みます。
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そして、目の前に。
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青い襦袢が鮮やかですね。
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イチオシ
やっぱり、日が照っていないと
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この鮮やかさは分かりませんよね。
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そして、この長身の采振りがまたいいんですよ。
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女らしい
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くねくねとした体の動きなんですが
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ここまで長身だと映える、映える。
これも、本当に美しいです。 -
大井を見送って。
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今度は、
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二周目の福富。
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あんなに遠くからでも
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剣櫂の踊りは、
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手を抜くことはない。
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観客を意識してはいますが、これは神事ですからね。
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そして、ぐんと近づいてきて
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こんなに接近遭遇。
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石川五右衛門のような千日鬘(せんにちかつら)に
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イチオシ
横綱が強烈なアクセント。
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写真ではわからないと思いますが、手にした剣櫂を振りかざしては、またピタッと動きを止める。そのメリハリが踊りのキレを生み出しています。
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そして、采振り。
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剣櫂の動きと采振りの動きは連動しているはずなんですが、
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こうして、別々にみる格好になるので、そこまではよくわかりません。
しかし、采振りの動きの方が、ホーランエンヤの歌声に合わせている感はありますね。 -
これも、見送って。
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今度は、矢田。
黄土色に縁どられた船体が個性的というか新鮮な印象かな。 -
舳先の水先(みずさき)が
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なにげに存在感を放っています。
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こちらの剣櫂は、
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白い股引で
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踏ん張った足の使い方が
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よくわかる。
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手にする剣櫂を
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ちょっと回したり
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イチオシ
斜に掲げてみたり。
-
櫂を漕ぐしぐさが
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まだまだ残っているような動きです。
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はい、おつかれー
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次は、再び大井ですね。
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さっきの黄緑の櫂掻です。
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そして、青い襦袢の剣櫂。
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「ホ~オオ、ラ~イエ~ンヤ
-
ホ~ランエ~エ
-
ヨヤサノサ
-
エ~ララノランラ」
-
よく通る歌声に導かれ、
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大勢の観客にも見守られて櫂伝馬船は進む。
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こんな祭り、他にはないですね~
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あ~、またあの采振り。
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本当に存在感があって、
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また、美しい。
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この体の角度に
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くるくると采を操るしぐさも
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すっかり女性の動きになってます。
練習を積んだ結果なんでしょうが、気分もすっかり女性になり切って演じているんだと思います。 -
そして、
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また、矢田の船。
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ゆっくりと
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近づいてきます。
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あれ、剣櫂が向かい合って、お互いに礼。
なるほど、こうやって、交代するんですね。 -
そして、新たな剣櫂の登場。
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腰を入れて、
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スイー
-
スイ
-
スイー
-
スイ
いいリズムです。 -
あ、
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これは、馬潟。
しんがりの櫂伝馬船です。 -
ここの剣櫂は、桃太郎さんみたいな前髪鬘なんですよね。
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ところで、
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櫂伝馬船の起源は、文化5年(1808年)。
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神輿船が暴風雨のため危険になったところに馬潟の漁師が助けて、
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阿太加夜神社まで送り届けたこと。
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以降、10年ごとに四地区が加わって、
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今の五地区体制になりました。
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そういう意味だと、この馬潟が元祖なんですね。
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馬潟なのに、船体の文字は「いーまかた」。
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馬潟の出番は最後ですが、
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これは、馬潟が一番船であることを示しています。
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はい、
-
おつかれー
-
さて、馬潟の二周目です。
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あれ、剣櫂が桃太郎さんから石川五右衛門に変わってますね。
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まあ、いいか。
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踏ん張って、
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スイー
-
踏ん張って
-
スイー
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手に持った剣櫂を
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操って
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型を決める!
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両手を
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広げて、
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首を回す見得のポーズも決まったかな。
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ホ~オオ、ラ~イエ~ンヤ
-
ホ~ランエ~エ
ゆったりとしたホーランエンヤの唄声もよく響いて、踊りと合わせて観衆を酔わせます。本当に独特の雰囲気ですよね~
たぶん、どこかの時代に大きなプロデュースがあったんだと思いますが、これを考えた人は天才です。日本海側には北前船の歴史があって、行き来するうちに何か面白いことがあったりすると、それが伝播していきます。例えば、同じ島根の安来節もそうした関係。佐渡おけさや追分節の影響も受けたといわれます。なので、このホーランエンヤの形も何かの影響を受けていないとは言えないと思うんですけどね。
ただ、佐渡や江差の芸能の多彩さに驚いた記憶がありますが、その中にもこんな形はまったくなかったような気がします。 -
船の奥に見える花笠の四人は、招待(しょうたい)。
唄に合わせて太鼓を打ち鳴らします。 -
さて、これで水上の櫂伝馬踊は終了。
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役目を終えた櫂伝馬が帰ってきました。
おつかれさま~ -
お昼の休憩時間を少し挟んで、
ここからは第二部の陸船です。 -
船を車輪のついた荷台に乗せて、ここから阿太加夜神社へと向かいます。
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出発に先立って、
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出立の儀式。陸船の無事を祈ります。
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櫓を漕いでいた櫂掻ですが、ここからは、形を変えて綱を引く役目。
また、違う緊張感があるでしょう。 -
先頭の大海崎。
舳先には、剣櫂。後尾には采振の姿も見えています。 -
イチオシ
キラキラの烏帽子を被った太鼓に、音頭取りもスタンバイ。やっぱり、間近で見るとちょっと違いますね。
ただ、写真を撮る位置取りがうまくできないうちに行ってしまいました。 -
位置取りが決まって、今度はちゃんと待ち受けますよ~
福富です。 -
引手が力強く綱を引く。
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船上では剣櫂。
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下から見上げるアングルは、
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いかがでしょうか。
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そして、采振。
ここから見ると、四斗樽の上って、かなり高いことが分かりますね。 -
行者のようなキャラクターに
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獅子舞。
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ここでは、水先も歩いて、陸船を導きます。
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続いては、大井。
-
徐々に近づいてくるこの感じ。
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ちょっとドキドキしますよね。
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まぶしいくらいの
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日の光を
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いっぱいに受けて。
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勇壮な
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剣櫂の踊りは、
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イチオシ
ここでもまたもう一つのクライマックスです。
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采振もがんばってくださ~い
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参道は市街の中にも続いていて、今度はそっちに場所を移動します。
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家並みと比べると、陸船のスケールがどんなものだかよくわかると思います。
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大海崎の船。
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招待は、太鼓を叩くだけじゃなくて、首を左右に振る動き。
やっぱり集団全体が連動して、一体を成しています。なるほど、なるほど。 -
あ、またあの美少女、采振ですね。ここでもいい感じです。
-
続いて、福富。
-
福富はさっき真正面から見ましたけど、
-
やっぱりそっちの方がよかったかな。
-
横からだと奥行き感がないので
-
やっぱり、写真的にはちょっと平易になってしまいます。
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では、また場所を変えましょう。
-
ここは、どうでしょうね。
街並みが切れて、参道をV字に曲がったあたりです。 -
まあまあかなあ。
-
さっきの美少女、采振を撮らせてもらいましょうか。
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長い髪のさらさらと
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手に持つ采のさらさら。
-
雲一つない青空の下、風になびいて美しいです。
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再び、福富。
-
剣櫂の動きを
-
もう一度
-
確認しましょう。
-
手にした剣櫂を
-
頭上に掲げ、
-
今度は回す。
-
再び、頭上から
-
最後の見得へ。
スイー、スイ。スイー、スイ。ですよね。 -
音頭取りの唄声も陸船だとさらによく響く。
「ホ~オオ、ラ~イエ~ンヤ ホ~ランエ~エ ヨヤサノサ エ~ララノランラ」
きらびやかな陸船に、ゆったりとした時間が流れます。 -
あ~、剣櫂の交代です。
-
お互いに礼。
確かに、一人でぶっ通しはできません。 -
続いては、大井。
-
遠くを望むように、空を見上げる剣櫂。
-
斜め前に突き出して、
-
背負うように回す。
-
そして、正面。
-
後ろに引いて、
-
また、空を見る。
要所要所で、ピタッと型を決めていて、小気味いい。 -
後方の太鼓と音頭取りも気持ちよさそうです。
-
さて、青い襦袢から交代した剣櫂は、赤い襦袢。
-
剣櫂を
-
恭しくいただいて、
-
踊りが始まりました。
後ろから振りかぶって -
何かに狙いをつたかっこう
-
もう一度、振りかぶって
-
頭上。
-
そして、正面へ。
-
ズバン!
-
振りかぶって
-
振りかぶって
-
遠くを眺めて
-
空に。
-
振りかぶって
-
狙い。
-
後ろに引いて
-
背負いあげて
-
頭上。
-
前に突き出して
-
また振りかぶって
-
後ろから
-
上へ。
-
遠くを眺めて
-
上へ。
-
何度も
-
何度も繰り返す。
-
本当に、ここは特等席です。
-
今度は、矢田。
-
ゆっくりゆっくりと
-
近づいてきます。
-
ここの剣櫂もきりっとしてますよね。
-
白い股引の足を踏ん張って
-
手にした剣櫂を
-
操る。
-
股引の足が出ている分、
-
その踏ん張った感じが強調されるように思います。
-
後方の
太鼓から -
采振り。
-
ここの采振りは
-
ちょっと女将さん風。
-
落ち着いた動きというか
-
雰囲気があるように思います。
-
まあ、演じているのは若い男の子なんですけどね。
衣装で、そんな印象になるんです。 -
太鼓は、花笠と烏帽子の組み合わせ。首を振る動きもちゃんとがんばってます。
-
そして、しんがりは馬潟です。
-
イチオシ
ここの剣櫂は、前髪鬘。
-
なんか、初々しい若さが出ていて
-
ちょっと痛いかな。
-
剣櫂が交代して、こっちはもっと桃太郎さんみたい。
-
よく言えば、さやかきを剃らずにいる佐々木小次郎。
-
ちょっと細身で非力だけど
-
勇敢に立ち向かう。
さて、これが今日一番のベストショットになりました。 -
陸船は、ここから阿太加夜神社の境内に入って、最後の櫂伝馬踊りが行われるんですが、まあ、もうこれでいいでしょう。十分。
これにて、ホーランエンヤは終了とします。お疲れさまでした。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- しにあの旅人さん 2020/01/22 16:56:51
- 大作拝見しました
- 通常写真200枚を超える旅レポは読むのが大変なのですが、一気に拝見しました。7月にあだかや神社に行き、レポートも書きました。ホーライエンヤのことは知っていましたし、神社に船が置いてありました。しかしこんなに素晴らしいものだとは思いませんでした。好天と絶妙のカメラアングルで、これは記録に残すべき名レポートだと思います。ブックマークして、ずっと保存しておきます。
ご苦労様でした。
- たびたびさん からの返信 2020/01/23 10:53:13
- RE: 大作拝見しました
- お褒めに預かり光栄です。渡御祭の天気が悪かったので、予定を延長して粘ったのは正解だったと思います。カメラはミラーレスなのですが、明るさが十分あると一眼レフにそん色のない画質になるんですよね。
ただ、動画ならもっとそのまんまの祭りを感じれると思うのですが、写真だとこれで限界。やっぱり最後は、それぞれ見る人の想像力に頼らざるを得ないところがあるんだと思います。
たびたび
-
- Kオジサンさん 2020/01/14 20:12:19
- ホーライエンヤ
- たびたびさん。こんばんは。
昨年、5月に松江へ行きました。
5月26日に行ったのです。
この日にホーライエンヤがあるのは知っていましたが、旅程の関係で足立美術館に寄っていました。ホーライエンヤを見ることを諦めていました。
宿に着いてニュースで日中の模様を見れました。
そして、翌日にホーライエンヤ伝承館に入りました。
大橋川を船で練りまわるのは知っていましたが、見せていただきました陸船。
こんなのがあるのは知りませんでした。
- たびたびさん からの返信 2020/01/16 16:56:50
- RE: ホーライエンヤ
- なるほど。接近遭遇だったわけですね。26日の方も確か天気が良かったはず。足立美術館の庭も晴れている方がいいですからね。
今後も島根をよろしくお願いします。
たびたび
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