美術館巡りー２　平山郁男シルクロード美術館

2019/05/17 - 2019/05/17

平山郁夫シルクロード美術館は初めて行きましたが、平山美智子さんが館長として夫郁男の没後10周年を記念して、今年様々な催しが開かれます。
この美術館の設計は、今里隆氏で、2004年7月に開館しました。今里隆氏は、この美術館の他、平山郁夫美術館（1997）、ピカソ美術館（1984）、彫刻の森美術館、成川美術館（1988）などがあります。
切り妻の大きな屋根に、大型の日本瓦葺。下屋根は黒銅板となっています。

エリア 長坂・白州(山梨)

• 旅行の満足度: 4.5

美術館前の道路がカーブしていて、敷地が長方形ではないため、カーブに沿って建ててあります。ここは１階左奥から入ります。

右手に道路がカーブしています。

道路に沿って、面白い形の建物になっています。

階段を上がり、2階へ

2階は左のドアからカフェへ行けますが、1階で入場券を買う必要があります。

後ろを振り返ると、こんな風にカーブしています。

道路から見ると矩形ですが。

後ろ側は、JR甲斐小泉駅です。

屋根部分

綺麗なカーブです。

2階のカフェ部分ですが、ガラス１枚なので、空調の効きが悪いのか、今日の暑さでも、内部はとても暑かったです。

カフェから奥の展示室方向

1階へ

こちらが入り口です。

2階のテラスへ

平山郁夫氏の有名な絵が貼ってあります。

後ろを振り向くと、雲がかかっていて、山は見えませんでした。

ラクダを３頭休んでします。

丁度、単線の列車がやってきました。

タイミングが良かったので、鉄道マニアではありませんが、撮ってみました。

当美術館では、写真禁止の表示のない絵は、撮影可となっています。とても知られた作品ばかりなので、当然ですね。素晴らしい蒼でした。
この３枚の青の絵は其々少しずつ色が異なり。月も異なります。実際に見るのとでは、勿論色が違いますが。
『アフガニスタンの砂漠を行く　月　』

『楼蘭遺跡を行く　月』

『シルクロード行くキャラバン　西・月』

『アフガニスタン...』の月

『楼蘭遺跡...』の月

『シルクロード...』の月

『古代ローマ遺跡』エフェソス　トルコ

『アフガニスタンの砂漠を行く　日』と『楼蘭遺跡を行く　日』
向かい側に夜の月の景色が展示してあり、この部屋では夜と昼の対照的な展示となっています。

『シルクロード行くキャラバン　　東・太陽』

珍しい富士山の絵『小泉富士』

アトリエを再現してある部屋には、病室から描いたもので、窓際の花瓶は横の机に置いてあるものです。

アトリエに展示してあったもの。平成の洛中洛外の下絵

雑誌「海」の表紙の絵

『文明の十字路を行く』アナトリア高原　カッパドキア　（2009）

『朧月夜　ブルーモスク』2007　77歳

『熱熱砂塵黒』1976　46歳

『仏教伝来』小下図　1959　29歳
平山氏が画家として、転機となる作品だそうです。東京オリンピックの次期開催地が東京ときあった時期で、報道では聖火が運ばれるルートがシルクロードの天山南路を通れば、興味深いと書かれていた。平山氏はこの報道から突然一つの絵の構想が浮かんだということです。

『朝陽の砂漠を行く』2004　74歳

仏陀座像

『初転法輪図』アナラーヴァティー　　インド　　２～３世紀　石灰岩　高さ91cm

『法輪浮彫』アマラーヴァティー　インド　　２～３世紀　石灰岩 167x62,0cm

『仏陀坐像』ガンダーラ　パキスタン　３～４世紀　灰色片岩　高さ97cm

『仏陀坐像』パキスタン　２～４世紀　ストッコ　高さ52cm

『仏陀坐像』パキスタン　２～４世紀　ストッコ　高さ42,5cm

『菩薩立像』ガンダーラ　パキスタン　２～３世紀　灰色片岩　高さ162cm

細かく説明が付いています。

帰りに１枚だけ買った古代ギリシャ・コリントスの神殿。青が綺麗です。アテネ旅行だけは大事に取ってあります。少しギリシャ語を習得してから、のんびり２週間ほど滞在したい...