レバノン2019　その５　～シドン～

2019/04/29 - 2019/05/04

その５は4日目午後のシドンの観光。旧市街の街歩きを楽しみました。
4月29日　成田出発
4月30日　アブダビ乗継ベイルート着　ドッグリバー、ジェイダ洞窟観光、ブシャーレ泊
5月1日　カディーシャ渓谷、レバノン杉保護区、聖アントニオス修道院、　ビブロス遺跡　ベイルート泊
5月2日　シューフ山地（ベイト・エッディーン、デル・エル・カマル）、シドン（サイダ）
5月3日　ベイルート市内観光、国立博物館、ベイルート発アブダビ乗継
5月4日　成田着

エリア レバノン

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 航空会社: エティハド航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

シドンは南レバノンの中心地。人口20万人でレバノン第3の都市だそうです。紀元前12世紀頃にはフェニキア人の都市国家として繁栄。その後にペルシャ時代、ローマ時代、十字軍、オスマントルコのあらゆる時代においても重要な拠点として栄えました。
旧市街はイスラムのスークそのもので、観光化されておらず、住んでいる人たちの生活を垣間見ることができるところです。

旧市街北西部にあるハーン・エル・フランジュ。17世紀にはじめにフランスとの交易促進のために建てられた隊商宿（キャラバンサライ）です。フランス統治下になるとフランス領事館として利用され、現在はフランスのカルチャーセンターとなっています。

中に入ると、中庭を2階建ての建物が取り囲む構造で、2階部分は回廊付き客室部分。どのあたりがカルチャーセンターかよくわかりませんでしたが。

1階回廊部分は商取引の場で、部屋には馬をつなぐための穴や井戸がありました。これは井戸。

馬をつなぐための穴。

さて、スークの中をぶらぶら。同業者が集まっています。ここは家具屋さんのゾーン。

教会もあります。あ、エルサレム十字だ！

お菓子屋さん。

乾物屋さん。

八百屋さん。なすがデカっ！

電線だらけですが、アラビアンナイトの世界。生活感満載でこういうの大好きです。

ガイドさんの案内のまま歩きましたが、こんな路地へ曲がってみたら面白そうですね。

石鹸博物館はこの先にあります。

17世紀の石鹸工場だったところ。アウディ（自動車メーカーとは無関係）銀行を持つアウディ財団が博物館としたそうです。
時間帯によって入場料が異なるのかな。

材料（オリーブオイル、苛性ソーダ、香料）を混ぜて、5日間火にくべ、冷却、刻印してカット、タワーのように重ねて45日間、という石鹸の製造工程を説明してもらいました。

空中から撮ったシドンの写真があったので、パチリ。
ハーン・エル・フランジュも海の城塞もよくわかります。旧市街のスークはごちゃごちゃ。

少々のお買い物タイムのあと、この門から再びスークに出ます。アウディ家邸宅の正門？

人と車だらけ。活気があります。

洋品店街を抜けて海の城塞を目指します。

海沿いの大きな道路を強引に渡って、見えてきました。

海の城塞到着です。

これは1228年（日本の歴史では鎌倉時代）に十字軍によって建設されましたが、イスラムのサラディンがすでにエルサレム征服を果たしていて、十字軍がシドンを制圧した際の城塞建設を困難にするため、陸上の城塞をことごとく破壊してしまっていたので、以前にフェニキア人がメルカルト神殿を建てていた海上の小島に築くことになったそうです。

海の城塞は文字通り海の中にありますから、80メートルの石の橋の上を歩いて行きます。潮はだいぶ引いていました。
左手の塔はマムルーク朝（13世紀～15世紀）時代に建設されたもの。

この城塞もビブロスの十字軍の砦と同じく、ローマの石柱をリユースしています。

塔には本来上れるようですが、修復作業中とのことで上れませんでした。

角度を変えて。

19世紀オスマン帝国支配下で建てられたモスク跡。

時代が異なるので、石の組み方や窓の形が違っています。

何だったかな？

遺跡感たっぷり。

遺跡の向こうは青い地中海。

ホテルに戻ってきたのが16：30と早かったので、ぷらぷらハムラ通りまでお散歩。ホテルから10分もかかりません。繁華街と聞いていたのですが、車は一方通行で道路は狭いです。お店はびっしり。ブランド街ではありません。地元密着系。スタバ発見。
ampm（コンビニ）に寄ってお風呂上がりのビールを買い込んでホテルに戻りました。

19：00　夕食。ホテルでビュッフェ。昨日の夕食もホテルのビュッフェだったのですが、昨日はメインもビュッフェでした。そのかわりデザートが豪華でしたね。ビュッフェ用の小さいケーキではなく、ホテル売店用のケーキが食べ放題。皆さんでシェアしていろいろ食べました。
で、今日の夕飯は、メインはビーフステーキか鮭のステーキか、選択。ビーフステーキは黙っているとウェルダンになるそうで、ミディアムレアでお願いしましたが、ちょっと焼きすぎ。レアでお願いすればよかった。

こちらは鮭のステーキ。

デザート。昨日は食べ放題でしたが、私たちが食べ過ぎてホテル側が懲りたのか、トレイにのせて持ってきて1つ選ぶスタイルでした。チョコレートケーキを選びました。ちなみにこのホテルのお飲み物は、ビール小瓶8ドル、グラスワイン10ドル。

ホテルのグレードが良いと朝食ビュッフェも豪華になりますよね。私は普段朝食のビュッフェの写真は撮らないのですが、朝からチョコレートファウンテンがあったのでうれしくなって写真を撮ってしまいました。食べませんでしたが。