2019/05/01 - 2019/05/02
56位(同エリア186件中)
scomitcheeseさん
- scomitcheeseさんTOP
- 旅行記124冊
- クチコミ79件
- Q&A回答137件
- 135,375アクセス
- フォロワー14人
1週間ほどティンプーに住んでみた。
1度目のブータンは、10年前。かなりディープな旅行だった。
特に旅の最後にそれがやってきた。
だからこそ、旅の途中で考えたこと、出会った人との会話を詳細に思い出すことができる。
★2009年のブータン
https://4travel.jp/travelogue/10766405
思い立って2度目のブータン。
違った意味でのディープな旅となった。
3度目?ありうる。
こころをかの地に置いてきてしまったから、取り戻しに帰らなくちゃ。
1泊2日のトレッキングで、ヒマラヤ見に行きます。
★ちょい住み2度目のブータン No.1 到着まで
https://4travel.jp/travelogue/11491933
★ちょい住み2度目のブータンNo.2 ハ 農家に泊まる
https://4travel.jp/travelogue/11492342
★ちょい住み2度目のブータン No.3 ティンプーにて
https://4travel.jp/travelogue/11495344
★ちょい住み2度目のブータン NO.5 ブータンを食べる
https://4travel.jp/travelogue/11497718?preview=true
★ちょい住み2度目のブータン NO.6 お土産編
http://4travel.jp/travelogue/11499338
-
朝食後パロへと出かけます。
絶好の天気なのがうれしい。
「あれが今日登る山だよ」
「え?あそこまで登るの?」
「いや、あそこから登るんだ。もっと上まで上がるんだよ」
見えているのがサンチェンチョコル。 -
まずは、友人の前職場に表敬訪問。
勤務中の所長以下スタッフが出迎えてくれました。
このあと、花の写真家兼ガイド兼観光エイジェンシー兼友人の同級生Tさんをピックアップして出発です。写真ビギナーのscomitcheeseには頼もしいガイドです。 -
サンチェンチョコルは、パロ谷を見下ろす絶景のスポット。
ベンチもあります。ピクニックにもいい。
見えますか?パロ空港。
山の端をよけるようにして着陸するエアバスを眺めました。
あれに乗ってたんですね、scomitch。
飛行機の写真は撮れず、残念。 -
お坊さんたちが外で勉強していました。
ここのラマに呼ばれ、貴賓室に案内されました。
カメラ忘れ、写真なしですが、赤と黄色に彩られた重厚な色彩の壁に、ソファが並んでいました。ロイヤルファミリーも来るのかしら?
ここで、チャイとご飯を呼ばれる。
今日2回目の朝食でした。 -
で、出発は12時半になっていました。ダラダラの丘を登り始めます。
なので、しばらくストックはいらないかな? -
山が黒く、森林が剥げているのがわかりますか?
2018年2月に発生した山火事は1週間燃え続けました。
友人は当時この地で勤務していたため、火事が大切なお寺に及ばないよう必死で防衛したと語っていました。なすすべなかったんでしょうね。
冬は北風が強いし雨は降らないし。 -
剥げた丘にダルシンがはためいていました。
青空にダルシンなら撮りたくなります。
ここで友人の一言。
これも環境上の問題になっていると。
立てるのはいいが、そのまま放置していると旗も色あせ、景観も良くない。あまりに多くの人が森にこれを立て放置することに対し、規制の話が出ていると。
なるほど、宗教や伝統の観点のみではない見方もある。価値観の多様性の一片を見た思いがします。それもこの国の発展してきた1つの証だろうか。 -
焼け残って墨になったそばから、ハハコグサ?らしき花が顔をのぞかせていました。小さな植物から再生し始める。
-
コルまで登ってくると、今日の目的地が見えました。ブンダの山の少し下まで行きます。まだまだ道半ば。
-
火事を免れた森林へ入ります。
【声出してね】とTさん。
熊、鹿など不用意に出くわさないよう、事前に動物たちに知らせるという。
ああ、鈴持ってくればよかったね。
黄色いすみれ。 -
名前知らず。
恥ずかしそうにうつむいている。 -
おお!明日向かうことになるタクツアンがほぼ同じ高さで見えます。
まだまだ遠いですね。 -
2時間かけてチョチョンチェの峠につきました。下にスタート地点のサンチェンチョコル越しにパロ谷を眺めます。
-
サンチェンチョコルには、山の上ながら、サッカー場もありました。若いお坊さんたちのために福利厚生って感じでしょうか。
勉強もあって、ご飯も食べられて運動もできる。いいとこだらけだけど、本当はどうなのかな。お坊さんは恋愛も結婚も御法度ですから。 -
こちら、2日前に行ったチェレラ(3880m)方面。
-
タクツアン越しに雪山を眺める。
-
こちらの主、我が物顔。
ここで2人の若者がお茶とランチを用意して待っていました。
さすがにチャイの甘さがうれしかった。
ただ、ブータンはネパールのチャイより甘くないです。
今日の宿泊地のキャンプ場で働く2人は、パロの出身ではなく東部と南部の出身。
キャンプ場からランチを抱えて降りてきた。
彼らは今日2組の宿泊客にここでお昼ごはんを提供し、キャンプへ戻るという。 -
チョチョンツエラカンの僧侶は1人。やせたおじいちゃんだった。
きっと、ここでお昼ごはんを呼ばれるんだろうな。
このお寺は参拝者が少ないのか、裏ぶれた感じが漂っていた。
scomitcheeseは外で待ち、3人はお参りのために上がっていったが、キラやゴには着替えなかった。トレッキング中ならOKなのか?
僧侶は、「覚悟はできている。何の執着もない」と語ったという。少しのお金を友人に持たせて寄付した。 -
ふうふう言いながら高度を上げていく。後から来た荷物運びのロバ隊にも道を譲った。3000mは優に越しているはず。給仕してくれた若者はビーサンのまますたすたと登って行った。今度は到着する私たちのお茶の用意をしてくれるはず。
後で聞くと、私たちが2時間かかった道を、25分という速さで歩いたとにこにこして言った。 -
アネモネの1種。濃い紫が目を引きます。
-
淡い薄紫のシャクナゲ。
-
これもアネモネ。
Tさんは先回りして私たちの登る姿を撮ってくれたり、最接近して花を撮ったりと、タフなお姉さん。
今まで見てきたこの国の人達の感じから見ると、一番自由な表現をすると感じました。果たして!パロに畑を持ち、ティンプーには事務所を持ち、インターネットでブータンの旅を発信する個人事業主。そのお客の大半は欧米の方。洗練された感覚はそのためか? -
少し開けた草地にごろりと横になると、目の前に小さなリンドウみたいな花が見えたので思わず撮りました。
-
牧草地が見えてくると、ブンダは近い。
しかし、雨が降ってきました。どんなに天気よくても4000m近いと無理ありません。
到着5時。4時間くらいで登りました。3800mくらいだそうです。
Tさんからは、「あなたは急いだり遅くなったりしないで同じペースを保って歩くから大丈夫。」と妙に褒められる。食事用テントに着いたら本降りになった。
若者たちがストーブを入れてくれて、濡れて冷え切った体を温めた。チャイとおやつをいただき、夕暮れを過ごす。
夜はそれぞれのテントに引き上げた。持ってきたシュラフはいらなかった。テントにはダブルベッドがおかれ、毛布もお布団もちゃんとあって十分だった。
ただ、夜中のうちに友人の靴が多分犬に取られてしまった。 -
夜中かなりの風が吹いていたと思うが雨がやんだと思い早朝、カメラを持って外に出る。
ブンダ寺ではお坊さんが松のお香をたき始めました。 -
えんじ色の袈裟が行ったり来たりする。
-
そして、見えました!
すぐに雲に隠れてしまったけれど。 -
山頂は、鳥葬の場となっているとのこと。死産や生後?ケ月の赤ちゃんは、鳥葬にするという。ダルシンの量が半端なく多いのが見える。
天気が良ければ登ってさらに絶景のヒマラヤを拝んだことだろう。 -
昨日登ってきた牧草地にも、もやがかかる。
-
霧が晴れてブムダ寺にも朝日が当たる。
ピンクのシャクナゲと一緒にぱちり。 -
それにしても、お寺はがけっぷちに作るというのが、常道なんですね。
-
鳥葬の頂を望む。
-
ピンクのシャクナゲ越しに1枚
-
食事テントの前からの景色。
-
ブンダお寺を一人で守るお坊さんと、観光ガイドが話しています。
いい絵でしょう。
キャンプ地を去るとき、小さな犬がいてくうんと鳴いた。
友人が「あら、この子鳴いているわ。みんながいなくなるのが寂しいのね」
「この子でしょう、きっと。靴を持って行ったの。だからあなたのにおいを覚えていて、泣くんだ」
そう、朝からみんなで探したが靴は出てこなかった。友人は何と、scomitcheeseが持っていた携帯用の軽いスリッパでこの日の道のり15キロを走破した。
彼女は、
「とられたのが私の靴でよかった。あなただったら山道慣れてないからもっと大変だったと思う。」とひどい目にあいながらやさしいお言葉。 -
さて、山を下りながら花の撮影タイムが始まりました。
-
森林のあちらこちらが、花の群生となっていました。
-
どこを見てもお花畑、歓声が止まりません。
-
しゃくなげとアネモネ
-
真紅のシャクナゲが一番のお気に入り。
-
水のせせらぎと紫のアネモネ
-
-
シャクナゲとアネモネ
-
おお!
どこもここもベストショットが期待できる群生地でした。 -
この真紅のシャクナゲの木は大きかった。
-
針のようなとがった木、名前知らず
-
イチオシ
空に向かって一直線に伸びる。
-
そして、scomitcheeseが「ゴーストツリー」と呼んだサルオガセ。
-
双子の濃い紫のアネモネ。
日向でも元気良く咲いている。 -
かなり降りてきて、家畜よけの柵を超えると、鈴のついた水場に出てきました。手を清めて、お参りに入ります。
-
友人たちは、リュックにキラやゴを背負っていました。
ここでさささっと着替えて、お寺に入っていきました。
写真を撮りながら、待つことにしました。 -
タクツアンに13あるというお寺のひとつ、ユルジガン。
-
雲はかかっていますが、日差しが強くいい天気。
-
降りてきてもう一度、ユルジガンを見上げる。
このころには、エネルギーが尽きて足が前に出ないくらいきつかった。 -
今日3つ目はウゲンチェモラカン。
ここからの眺めは最高でした。
scomicheeseの写真タイムは、彼らのお参りタイム -
ユルジガンも崖の上。
今いるウゲンチェモラカンは、なんとあのタクツアンの真上にあるそうです。まだまだ見えないけどね。 -
チェレラ方面
-
イチオシ
木陰に犬が寝そべり、平和なショット。
-
ねっ転びたくなりました。
-
バターランプに火がともっているということは、ここまでバターを持ってあがった参拝の人たちがいるということ。頭下がります。
-
今度は、ウゲンチェモラカンを見上げるほど下ってきました。
あ~限界!おなかも減った!
チョコやコーラで栄養補給。しかし、チョコも溶けかかるくらい暑いよ。 -
イチオシ
しかし!この風景を見たらがぜん元気が出た。
サンドペルリラカンの下に、小さく見えるのがタクツアン!あと少しだ。
黄色の屋根の気品あるサンドペルリを見て、このお寺はお参りしようと決めました。 -
イチオシ
みんなが見上げるタクツアンを見下ろすショットは素敵!
-
サンドペルリの優雅な姿。
疲れを忘れます。お寺の中にはラマをはじめ大坊主、小坊主勢ぞろいしてお経の真っ最中。また、奥には家族とみられる30人ほどが座っていました。
仏事の最中のようでした。お参りを済ませ、静かに立ち去ります。
友人はここでも、お寺の外にいる小坊主さんにキャンディーを上げるのを忘れませんでした。 -
そして、最後のお寺、タクツアンがさらに近づいてきました。
-
登山口や途中の道には蟻のようにたくさんの登山者が!
おお!これまでほとんど人に会わないで来たので、下界に降りたような気分です。 -
よく歩きましたが、あそこにたどり着くまでには、もう一度急峻な階段を下り、上り返す必要があります。
エネルギーもてるか?時刻は午後2時を回りました。 -
谷の底まで降りて、上り返すところで、パスポート、リュック、カメラすべてを預けないといけません。ブータンの人はここからは正装しなければなりません。
帽子もとらなくてはいけません。
ここにも友人の元同僚がいましたので、安心して預かってもらいました。
10年前は、戻ってくるまでかなり心配しました。
そして内部をお参りすると、ラマが現れ、またまた貴賓室へ。
正真正銘、ロイヤルファミリー(彼らも歩いて上がってくるらしい)のためのお部屋に案内されました。
ミルクティー、ビスケット、お米を炒ったものが出てきたときは、全員さすがにぱくつきました。もう3時でしたもの。
ラマもビスケットをかじりながら話します。
単語に日本の地名が入ったので、来日したことがあるとわかりました。
お話わからずともいつものように聴きましたが、やはり英単語は1つも入りません。ただ、友人たちの会話には英語が入りますので、彼が英語を理解しないということはないと判断しました。高僧ですし。
いつものように、表情から読み取る作戦しましたが、穏やかな表情が一度も崩れませんので、読めません。あのダライラマのような穏やかな表情なのです。
それでも、とても饒舌なので、お話し好きな方なのだと解釈しました。
帰路の途中、友人に聞きました。1か月前に転勤したばかりの友人は、この地域でラマが語る事情もよく心得ているので、さらに話が弾んだということがわかりました。
毎日何百というブータン人と外国人観光客(インド、ネパール、バングラなどSAARC加盟国を除くと、最近は中国人がトップ)がお寺目指して上がってくるのに、セキュリティ、人の安全の面で(火事、転落事故、登山道の荒廃)したいことは山ほどある。お布施もたくさん上がるので、資金的にできないことはない。ところが、何かしたくても決定するのは、国の予算から県の予算へと降りてきての決定なので、お寺に決定権がないのだそう。昨年はタイ人が崖から落ちてなくなったそうだ。(10年前にはなかった手すりができており、バターランプの小屋も撤去され別のところに移動したとのこと)
何か起こったら寺の責任になると心配していたという。
穏やかな表情から読み取れなかった現実がありました。
友人はなんて答えたのだろう。
登山口までは人の列の間に入って下りました。あまり心地いい山歩きではなかった。歩くのが遅い人が速い人に道を譲るというマナーがありませんでした。ただただ、道が終わるのを我慢しながら下りました。林の中をどこでも降りられるので登山道が林の中まで拡大していました。登山道以外を通れないようにしないと、そのうちはげ山になる可能性があります。毎日何百もの人が少なくとも2回は通るのですから。
ラマの言っていた意味がわかります。
下山途中、タクツアンビューというホテルや土産物のあるところのレストランで遅い昼食を取りました。どれも冷めてておいしくありませんでした。ナプキンは勝手に下げられるし、替えを持ってきてと頼んでも持ってきてくれません。観光地で、努力しなくても毎日お客の入るレストランってこんなもの、と思っていると、
Tさんが会計の紙をがさっとつかむと、速足でレジへ。
なかなか帰ってこないと思ったら、食事のまずさと高額な料金に、文句を言いに行ったとのことでした。観光業に携わるTさん、さすがに我慢できなかったのでしょうね。Tさんらしく、穏やかにでもしっかりと意見を言ったにちがいない。
登山口には友人の元同僚4人が待機、タクツアンが眺められる草原にテーブルと椅子を用意してくれていました。
ネスカフェとクッキーのおもてなし。ネスカフェの香りと甘さがこれほどありがたいと感じたのは久しぶり。それくらいくたくたでした。2日で25キロ歩いたとスマホの表示が出ました。
友人の同僚や知り合い関係の協力でできたトレッキングでした。感謝しかありません。 -
Tさんは以前出版した写真集をくれました。翌日、タラヤナフェアにも案内してくれました。素敵な女性。
彼女から届くこの時の写真を待ち望んでいます。
それまではきっと旅は終わらない。
ところで、ブータンにグルメはあるのでしょうか?
★ちょい住み2度目のブータン NO.5 ブータンを食べる
https://4travel.jp/travelogue/11497718?preview=true
この旅行記のタグ
関連タグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
scomitcheeseさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
69