2019/05/08 - 2019/05/08
207位(同エリア766件中)
jokaさん
半年のブランク明けの八ヶ岳登山で体力低下を痛感したので、戒めの意味も込めて三日後に久々の雲取山日帰りを行うことにしました。
せっかくなので未踏の三条の湯ルートを選択。
計画通りに歩けるといいのですが…
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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7時発のバスに間に合うように奥多摩駅へ。
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定刻通りに発車。
平日だというのに15名ほどの乗客がいました。 -
雲取山へのメイン登山口である鴨沢バス停で10名以上が降りて、車内には私を含めて残り2名。
お祭バス停で降りたのはわたしだけでした。
最後に残った女性は、装備・振舞からして慣れていて、沿道の知り合いらしき方に手を振るなどしていたこともあり、将監小屋あたりの関係者の方なのかな? -
7時53分、登山口を出発。
三条の湯までコースタイムにして3時間ほどの林道歩き。 -
天気は最高です。
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タクシーならここまで入ってこれます。
30分だけコースタイムが短縮可能。 -
今日もまた熊鈴を忘れました…
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ごく緩やかとはいえ登り基調の道が延々と続きます。
渓流沿いなのが救いといえば救い。 -
8時44分、塩沢橋。
ここを左折すれば三条の湯へ。
右に行くとヨモギ尾根を経て奥多摩小屋跡に抜けることができます。
次はヨモギ尾根を使ってみようかな。
熊の目撃情報が多い場所なので熊鈴を忘れないようにしないと。 -
9時30分、後山林道終点。
林道なので関係者の車はここまで来ることができます。
途中、三条の湯の軽トラと東京ガスの車に追い抜かれました。 -
地図上では水場の表示はないけれど、美味しそうなので気にせず補給。
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徐々に谷川が切り立ってきて、奥多摩らしい細いトラバース道に。
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渓流沿いを歩く気持ちのいいルートです。
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特に危険というわけではないのですが、足を滑らせたらアウト!みたいな道が続きます。
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ん、川辺に人の姿が。
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最初は勝手にツェルト張っている人かと思いましたが、どうやらテントサイトのよう。
上天気だったこともあってか、明るく開放的で素晴らしい雰囲気! -
奥の渓流沿いのテーブル脇にも張れそうです。
いやあ、ほんとにいいテン場だな♪
登山口から近過ぎるので、毎日ガッツリ歩くわたしの登山スタイルでは利用が難しいけれど、いつかのんびり過ごしてみたい素敵な場所でした。 -
短い橋を渡り、つづら折りの道を登ります。
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つづら折りの途中に書きかけの作品が。
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見えてきました。
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9時55分、三条の湯に到着です。
温泉完備の素敵な山小屋♪
崖沿いに大部屋棟、受付棟、食堂棟、中?部屋棟×2、水場・トイレ棟が軒を連ねる珍しいタイプです。
一段下ったところには温泉棟が。 -
小屋周辺でご主人らしき方が作業している以外に人影は見当たりません。
ご挨拶だけしてあちこち見学。 -
足元には小熊くんがお出迎え。
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「ご自由にどうぞ」とのお言葉に甘えてのぞいてみました。
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明るくて清潔な室内。くつろげそうですね。
空いていればテント泊の人でも利用可能だそうです。 -
三条の湯には個室はありません。メインで使用する大きめな大部屋(三ツ山)と十畳ほどの小さめの部屋が二つ(雲取と飛竜)。
空いている時やまとまった人数での団体利用の場合には小さめの部屋を個室として割り当てることもあるようです。 -
窓が大きくとられているのがいいですね。
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せっかくのいい天気なので小屋前のベンチで一休み。
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通りかかった小屋番さんに声を掛けて気になる一品を注文。
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鹿肉の燻製 300円
勝手に袋に入った行動食タイプを想像していたので、紙皿を目にしたときにはちょっぴり意表を突かれました。 -
味はクセの少ないジャーキーです。
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トイレと水場。
利用はしませんでしたが、ピカピカの水洗トイレで評判良いみたいです。 -
テント場もよかったけれど、小屋も素敵です。
どっちも泊ってみたいなあ♪ -
10時10分、出発です。
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新緑の清々しい道が続きます。
とはいえ谷側は相変わらず切り立っているため慎重に。 -
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隙間から見えてる中央左のピークが雲取山。
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昨年途中で挫折した“山の植物名覚え”を再開しようかな。
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おっ、稜線に出た!
と思う間もなく、またトラバース道へ。 -
登山道崩落のため、ここから巻道に進みます。
三条の湯に掲示されていた地図にも記してありました。40分の遠回りです。 -
崩落箇所を迂回するためにいったん尾根まで登り切って、そこからほぼ元の高度まで降りるという精神的になかなかキツい回り道。
尾根まではつづら折り&急登です。 -
尾根まで出ると……おや!
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富士山が顔をのぞかせています。
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ここから激下り。
稼いだ高度を気前よく全部吐き出します。 -
ここで元の登山道に復帰です。
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ひたすら続くよトラバース。
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ここにも水場が。
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顔洗ってリフレッシュしてから水分補給。
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12時1分、三条ダルミ着。
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ここ三条ダルミは奥多摩縦走路との合流地点。
いつか瑞牆山荘まで繋げてみたいものですが、二泊以上の休みが取れたらアルプスや八ヶ岳方面へ出かけてしまうので、いつになるやらわかりません。
近くて遠い縦走路です。 -
人が多いところで食事をするのはあまり好きではないので、少し早いけどここで昼食にしましょう。
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あっという間に準備完了。
山専ボトルさまさまです。
このベンチは座面が固定されていない(土台に板が載ってるだけ)ため、完成間際のインスタントラーメンを危うく空中に飛ばしそうになりました。 -
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富士山見ながらいただきました。
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12時16分、充電完了。いざ出発。
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これをひたすら登ること25分。
食後すぐの体にはけっこうな試練でした。 -
この辺りにはちらほらと雪が残っていました。
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あれっ?なんで避難小屋が??
小雲取山山頂に出てくると思い込んでいたので驚きました。行程20分短縮!
なんだか得した気分です♪ -
トラバース道から見ると木に囲まれた地味な山頂に見えるけど、登ってみればさすがの景色。
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富士山どーーーーん!
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山頂へ向かいましょう。
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12時43分、雲取山山頂(2017m)
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ちょうど富士山に雲がかかってしまいました。
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行きのバスから鴨沢バス停で降りた若者グループとちょうど行き合ったので、シャッターをお願いしました。
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雲取山避難小屋は改装中。
もともときれいな避難小屋として有名なのに、どこが変わるのでしょうか? -
12時51分、雲取山山頂をあとに。
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おや?
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まったく物怖じしないシカさんでした。
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小雲取山(1937m)
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少し遠回り。
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通ったことがないのでどんな道かと思いやってきましたが、会社の同僚Hさんと雲取山日帰り(鴨沢~雲取山~富田新道)をしたときに歩いていたことを思い出しました。
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急いで戻ります。
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旧奥多摩小屋手前で石尾根に復帰。
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雲取山近くのまっすぐ伸びるこの石尾根こそが、やはり雲取山を代表するメインルートだと思います。
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旧奥多摩小屋。
今年の3月31日で閉鎖されました。
雲取山荘のテント場はあまり広くないため、せめてテント場だけでも再開していただけないものでしょうか。 -
石尾根脇の樹林帯がメインサイト。
混雑時に道の両脇にずらっとテントが並ぶ様子は壮観でした。 -
小屋近くのヘリポート。
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おおっ!
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石尾根名物“ダンシングツリー”
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七ッ石山へ進みます。
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下りに慣れた足には久々の登りがことさら堪えました。
これは途中で振り返ったところ。 -
あと少し。
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13時46分、七ッ石山山頂(1757m)
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山頂直下に小さな祠が。
そのまま通り過ぎようとしたら、真新しい表示板が目に入りました。 -
ずいぶん由緒ある神社のようです。
ていうか、こんな表示板これまであったっけ?
このあとも鴨沢ルート沿いに同様の表示を何度も見かけました。 -
七ッ石小屋・鴨沢方面へ。
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見慣れた水場を通りかかりました。
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ここでも水を補給して、再出発。
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が、水場からすぐの七ッ石小屋にいつまで経っても到着しない。
10分以上歩いてから間違いに気づき、引き返す羽目になりました。 -
先ほどの水場での道の見落としが原因でした。
油断はいけませんね。
14時4分、七ッ石小屋通過。 -
あと2.5時間か。
このペースなら鴨沢バス停15時58分発のバスに乗れそうで一安心。 -
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落書きがひどい。
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昨年の秋、鴨沢ルートのこの辺りでひと月の間に3件の滑落事故が立て続けに発生。
死亡一件、重症二件という結果となりました。
しかも三件とも雲取山日帰りの下山時に発生という共通点があります。 -
要注意箇所を振り返ったところ。
奥多摩でよく見かけるなんてことないトラバース道です。
敢えて言うなら、道幅が若干狭めで谷側にほんの少し傾斜しているのが目立つ程度。足を踏み外せば最低でも数十メートル滑落して大怪我必至!なのは本日歩いたルートの半分近くに当てはまります。
登山口に近く、ありふれている道だからこそ油断が生じてミスが起きてしまったのでしょう。
高所恐怖症でビビりのわたしはトラバース道や岩場では常に緊張していて油断とは無縁ですが、致命的な油断なんてほんの一瞬で十分。
いつわたしの身に降りかかってもおかしくない事故だと思っています。 -
15時6分、滑落多発地帯から10分ほどで小袖登山口。
ほんとに近い… -
いろいろ欲張りすぎてカオスな看板。
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小袖乗越駐車場
危うく通り過ぎそうになりました。 -
正解は駐車場脇のこの小道です。
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気持ちのいい林道歩き。
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もうすぐです。
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味のある生活道路をひたすら下る。
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ご当地マンホールを撮ってみた。
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15時31分、鴨沢バス停(写メ左奥)を素通りして営業中の食堂?へ。
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観光地の何でもありの喫茶店の風情ですが、不思議と落ち着きます。
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お疲れ様~♪
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食事する気はなかったのに、つい勢いで頼んでしまいました。
結果、味・ボリュームとも大満足……
副菜も充実してるし。 -
食後、鴨沢バス停に戻るとバス停のぬしがお出迎え。
荷物の整理をしていたらビニールの音に反応して寄ってきたので、おなかが空いてるのかと思い鹿肉の燻製の残りを差し出すも、燻製をつまんだ指に興味を示すばかりで一口も食べてくれませんでした。 -
小池さん…だったみたいです。
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16時半過ぎに奥多摩駅に戻ってきました。
三日前に半年のブランク明けで八ヶ岳に行ってきた余勢をかって久々の雲取山日帰りでしたが、なんとか最低限のスピードで回れたのでホッと一安心。
とはいえ今の体力では計画中の夏と秋の縦走登山は到底無理。
あと2か月で7割程度には回復させなくては…
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
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