2019/05/04 - 2019/05/05
8833位(同エリア31901件中)
jokaさん
二日目
稜線上の小屋に宿泊するメリットは絶景そして日没、日の出を労せず特等席で眺められること。
その特権をフルに活用した後は間近のピークに登って、あとは下るだけです。
小屋のおねえさん曰く「ここしばらくなかった上天気」にも恵まれ、今日もいい一日となりました。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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3時半に起きて一階の談話室へ。
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出発直前に放り込んできた賞味期限切れのどん兵衛で朝食を。
と思ったら、まさかのガス切れ……
お気楽小屋泊一泊二日とはいえ、山登りをする人間としてこれはあってはならないミス。大反省です。
けっきょく出発当日の夜に仕込んだ山専ボトルのお湯にまだ湯気が立っていたため、戒めの意味も込めてそのお湯で無理やりふやかしてかき込みました。
温めのコーヒーぐらいの温度でしたが、30時間以上経っていることを考えれば上出来。さすが山専ボトル! -
“暖かい”、“雨風の影響を受けない”、“荷物が軽量化できる”、“談話室でくつろげる”、“小屋食”など小屋泊のメリットは様々。
その中でもふだんテント泊が多いわたしにとって最大の利点に映るのは、“撤収が楽”、何と言ってもこれに尽きます。
あと“遠慮なく鏡を使ってコンタクトを付けられる”もかな。
布団を畳めば即準備完了。天国だ――――っ!!!
4時半過ぎに出発。
お世話になりました。 -
根石岳山荘はとてもいい山小屋でした。
厳冬期かお風呂に入れる時期にまた訪れたいですね。根石岳山荘 宿・ホテル
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小屋前からすぐの稜線の東側がほんのり色づいています。
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10秒で稜線上に。
なんとか間に合ったみたいです。 -
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4時51分、一日の始まりです。
天狗岳方面に向けて歩き始めます。
まずは目の前の根石岳へ。 -
5時ちょうど、根石岳山頂(2603m)
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根石岳への登りの途中で振り返ってみました。
朝陽に薄っすらと染まる硫黄岳(左端の巨大でのっぺりとした山)、赤岳(右隣の尖った山)と阿弥陀岳(画面中央の大きな山)。
遠くに見えるのは北岳、甲斐駒ヶ岳といった南アルプスの名峰達です。
右下にお世話になった根石岳山荘。 -
たなびく雲の美しさよ!
雲一つない快晴よりも、このくらい雲が浮かんでいるほうが好きですね。 -
これから向かう天狗岳方面。
画面右寄りが最初に登る東天狗岳、左端がそのあと向かう西天狗岳です。 -
では朝日めがけていったん下ります。
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早朝なので雪がガッチガチ。
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ほんの10mほどの区間ですが、わたしの技術でノーアイゼンでは危険なのでチェーンスパイクを装着しました。
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そこを過ぎればあとはほぼ夏道の快適歩行。
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南アルプスが先ほどよりもはっきりと見えています。
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ズーム!
左から北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳。 -
東天狗岳山頂がはっきりと見えてきました。
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ねじれて少し頼りない橋を渡れば山頂はすぐそこ。
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5時33分、東天狗岳山頂(2640m)
天狗岳 自然・景勝地
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赤岳、阿弥陀岳と南アルプス方面。
山頂で景色を眺めていると根石岳山荘の女性スタッフがゴム長靴姿でふらりと現れました。
「久しぶりに天気がいいのでちょっとお散歩に」とのこと。
ゴールデンウィーク前半はずっと天気が悪かったようですね。 -
これから向かう西天狗岳。
右奥には御嶽山。左奥には中央アルプスが見えています。 -
北西を臨めば北アルプスのほぼ全景が。
画面左端から穂高連峰~大キレット~槍ヶ岳周辺~立山連峰~後立山連峰。
おねえさんにご挨拶して西天狗岳へ。 -
東天狗岳と西天狗岳の鞍部。
ここから先はガッツリ雪が残っていて、早朝のこの時間帯ではがちがちに凍っています。
歩行技術次第ではチェーンスパイクでもなんとかなるかもしれませんが、ビビりのわたしは素直にアイゼンを装着しました。
ザックもここにデポしておきます。 -
締まった雪にアイゼンをザクザクきかせて歩くのは気持ちがいいですね♪
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最初は緩やかですが、頂上直下はそれなりの急斜面。
滑ると谷底まで止まりようがないので緊張します。
取り出すのが面倒でピッケルをザックと一緒に置いてきたことを少し後悔しました。
雪山ではちょっとしたことが命取りになりかねないので、手間を惜しんではいけないなと今更ながらに反省です… -
6時ちょうど、西天狗岳山頂(2646m)です。
岩々しい東天狗岳山頂と違ってのっぺり広いので、若干雪が残っています。
南アルプスが目に眩しい!天狗岳 自然・景勝地
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画面左端が先ほどまでいた東天狗岳。
そこから稜線を下って少し登り返した中央の小ピークが根石岳です。
根石岳山荘も見えてるはずなんですが…… -
北を見やれば右端に蓼科山。
その先には見渡す限り北アルプス!
ただ、お気付きでしょうか?
360度の大展望にも関わらず、肝心な山が見えていないことに。
そう、ふつうならどこにいても真っ先に目に飛び込んでくる山、富士山です! -
実は八ヶ岳の真ん中あたりからだと、画面左を占めるバカでかい硫黄岳の陰に隠れて富士山を目にすることができません。
凄いぜ!ビッグだぜ!!硫黄岳さん。
その代わり爆裂火口が丸見えです。 -
そろそろ下りましょう。
写メではわかりづらいけど、ここからはけっこうな急斜面。
慎重に。 -
このザクザク感とも来季までお別れか。
今シーズンはまったく雪山登れなかったな…
次はもう少し頑張ろう! -
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こんななんてことない道でも、勢いよく転んだらあのずっと先まで止まりようがありません。
転ばないことが何より大事です。 -
ザックをデポした場所まで戻り、アイゼン外して再出発。
メインルートは東天狗岳山頂付近で枝分かれしているので、この急登を登り返さないといけません。
一昨年の3月に使った巻道を進んでみることに。 -
が、かなり野性的な道。
前回は全面雪道のところをアイゼンつけたまま歩いたので気づきませんでした。 -
かと思えば雪が残る部分も。
山の陰になってまだ凍っている状態で、ノーアイゼンではわたしにはちょっと厳しい。
この先どうなっているかよくわからないので引き返すことにしました。
やっぱり夏道と雪道のミックスは面倒くさいな。
来年のゴールデンウィークはもう少し雪が残ってるか、完全に溶けちゃってる山域を選ぶことにしよう。 -
20分ほど無駄に費やしてしまいました。
山頂と違い、ここから先はほぼ雪が残った状態が続くはずなので、基本的にチェーンスパイクを履いたまま進むことにします。 -
天狗の奥庭ルートと中山峠経由ルートのどちらに進もうか。
歩いて楽しいのは間違いなく奥庭ルートなんですけど、大きな岩がゴロゴロしているので、中途半端に雪が残っていると通過にかなり時間がかかるはず。
バスの時間もあるため、安全柵をとって中山峠方面へ。
完全な夏道または雪道であれば天狗の奥庭ルートがおススメです! -
中山峠ルート唯一の難所というか急登。
ストックがあれば楽勝なんでしょうが、ノーストックでチェーンスパイクのわたしはかなり緊張しながら下りました。(ピッケル使えよ!)
先ほどの反省がまったく活きていません…
ここで今日初めて他の登山客とすれ違いました。 -
下から見上げるとこんな感じ。
転んだら止まりようがない傾斜なのがわかると思います。
良い子はすなおにストックかピッケルを持ちましょう! -
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さっきの斜面を過ぎればあとは樹林帯歩き。
緊張するような場所はほぼありません。 -
このあたりからすれ違う人も増えてきました。
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振り返るとつい先ほどまでいた東天狗岳(左)と西天狗岳(右)。
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7時20分、中山峠通過。
ここを黒百合平へ向かうとコースタイムで2時間もかからずにバス停のある渋の湯に着きます。
が、あまり好みの道ではないのであえて1時間以上長いルートを選択することにしました。 -
チェーンスパイクで足元軽快、天気も上々♪
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天狗岳もずいぶん遠ざかりました。
画面左端の硫黄岳爆裂火口とその先にあるはずの富士山ともこのあたりでお別れです。 -
中山(2496m)
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7時48分、中山展望台。
“展望台”の名に恥じない絶景ポイントです。
樹林帯がしばらく続いたこともあり、なにより解放感が素晴らしい! -
正面に広がるのは穂高連峰をはじめとする北アルプス。
画面右手前には蓼科山。 -
少し西寄りに目を転じると画面中方右の独立峰が御嶽山。
画面左側には木曽駒ケ岳や空木岳といった中央アルプスの山々がずらりと。 -
ここから高見石小屋まではひたすら下ります。
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とにかく下る!
すれ違う人たちは軒並み辛そうでした。
標高差にすれば200mほどなのですが、穏やかで変化の少ない樹林帯が続くこともあってか実際以上に長く、急斜面に感じます。
登りでは使いたくないかも… -
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やっと見えてきました。
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8時14分、高見石小屋着。
軽食コーナーが開いていれば揚げパンかホットドッグあたりを食べたかったのですが、前回立ち寄った時に9時半開店だった記憶があるのでスルー。
小屋裏の高見石へ。 -
数分で頂上。
面倒でチェーンスパイクを履いたままだったため手こずりました。
白駒池はまだ真っ白ですね。氷上遊びもまだ大丈夫なのかな?高見石 名所・史跡
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小屋まではこんな距離感です。
遠くに見えているのは方向的に中央アルプスではないかと思うのですが… -
さてバス停へ向かいましょう。
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左の渋の湯方面へ。
右へ行くと麦草峠へ着きます。 -
気温が上がって雪が緩み始めているため、踏み抜きに注意しながら進みます。
それでも途中までは樹林帯が続くのでそれなりに快適な雪上歩行。 -
お気に入りの賽ノ河原に着きました。
こういう岩ゴロルートが好きですし、なにより景色が最高です♪ -
が、思ったより雪が残る場所があってチェーンスパイクを履いたまま下りたため大苦戦。
とにかくスパイクが岩で滑る、滑る!
仕方なく途中からはこまめな着脱を心掛けました。
雪が残る岩々ルートは判断が難しいですね。 -
前回訪れた時には上半身だけしか露出していなかった賽ノ河原地蔵も今日は全開。
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渡渉の際も川面だけ凍って雪が積もっている部分があるので、油断すると踏み抜いて靴をガッツリ濡らす羽目になります。
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標高を下げるにしたがい、登山道にも水たまりの表面だけが凍っている部分が現れて気の抜けない状況に。
実際何度か踏み抜いてしまいました。 -
9時42分、登山口の渋の湯に着きました。
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チェーンスパイク、ゲイターを外して、靴の汚れを落とします。
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バス停にザックをデポ。
ちなみにバスの発車時刻は10時半です。 -
前回利用した渋の湯さん。
空いているようなら今回もお願いしようと思っていましたが、10時になると同時に玄関前で待機していた数人の団体さんが駆け込んでいったのでやめておきました。 -
定刻通りに発車したバスに乗って茅野駅へ。
席は半分程度の埋まり具合でした。 -
約一時間かけて、11時半前に茅野駅西口着。
改札を華麗にスルーして -
駅の反対側へ。
東口は初めてですが、小綺麗というか生活感の薄い雰囲気です。
観光地へのバス停が集まり、観光客で賑わう西口とは好対照。 -
駅東口から歩いてすぐ
『呉竹鮨 』 0266-72-2546
あと15分余裕があれば茅野ステーションホテルで外来入浴してから訪れたかったところですが… -
お疲れ様~♪
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板前お任せ握りを注文。
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凄く久々のカッパ巻きと鉄火巻き。
カッパ巻きの美味しさをすっかり忘れていたことに気付かされました。 -
入店時は先客一組だけだったのが、後客続々であっという間に板場はフル回転。
その影響もあってか、最初の二巻が出てくるのに15分かかったのに対して、そこから最後のホタテといくらまで5分でした…
“一番おいしい状態で食べる”をモットーとするわたしなので、提供に合わせて5分で完食。 -
味は良かったので、もう少しゆったり食べられたらよかったな。
ごちそうさまでした。 -
国宝の土偶!?
そういえば途中のバス停に『考古館』っていうのがあったな。
最近は連休があれば山にしか行ってないのでこういう博物館めぐりや寺社仏閣、仏像なんかとはご無沙汰してます。 -
八ヶ岳にはこれからもお世話になるはずなので、折を見て立ち寄ってみよう♪
山ばかりでなくたまにはふつうの旅もいいかもしれません。
急げばまだひと風呂浴びる時間はあるのですが、今更慌てるのも嫌だからやめておきました。 -
いつもの特急あずさに乗って帰宅。
久々の登山に加えて、あれこれ特殊な残雪期だったこともあり、ずいぶんゆとりをもった行程となりました。
ふだんなら歩き足りなくて欲求不満がたまったはずですが、復帰戦ということでこのくらい緩い感じで結果オーライだったと思います。
今の体力では夏の縦走に支障をきたすこと、ちょっぴり鍛えなおす必要性にあらためて気付かせてくれたことが収穫でしょうか。
そうそう『考古館』の存在を知ったことも。
いつか必ず立ち寄ります。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
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