2019/05/10 - 2019/05/10
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cloud9さん
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今日は急いでアクロポリスに向かい、アクロポリスと新アクロポリス美術館に行ってきました。その後時間があったのでフィロポロスの丘に登った後で昨日に引き続き国立考古学博物館に行ってきました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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昨日の教訓を元に、少しでも速くホテルを出て急いでアクロポリスに向かいます。なるべく早くアクロポリスに到着したかったので今日はオモニア駅から地下鉄に乗って3駅目のアクロポリス駅で下車。10:30頃にはゲートに到着しました。既にチケットの購入に50人以上並んでいます。でゲート入場にも40人ぐらい並んでると思い最後部に並んだんですが、なんだか変だなと思ったら、こっちもチケット購入の列でした。共通チケット持ってるのでそのままゲートに進みバーコード読み込ませて待ち時間ゼロで入場できました。もしかしたら昨日の列も両方ともチケット購入列だったのかもしれません。他の比較的空いているところで共通チケット買ってアクロポリスに来るのが正解だと思います、
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最初にディオニソス劇場があります。1万5千人収容だったそうです。現在の劇場はローマ時代にに改築されたものだそうです。
石造りの座席は低く座り心地を良くする為、観客はクッションを持参していたそうです。ドイツのバイロイトの祝祭劇場と同じですw
最前列中央部の背もたれのある大理石の椅子は神殿の神官用のものだった。座席に文字が書かれているそうです。その他の椅子は、外国の使節や貴賓高官将校ようで名前が掘り込んであるそうです。ディオニソス劇場 劇場・ホール・ショー
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その手前にディオニソスの神殿跡があります。
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次にエウメネスの柱廊があります。
これはペルガモン王ウメネス二世が建てさせたもの。劇場に至る遊歩道、雨よけとして利用された。ここもほとんど残っていません。エウネメスの柱廊 建造物
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イロド・アティコス音楽堂はアテナイの金持ちイロド・アティコスが160年頃に建設したもの。イロド・アティコス音楽堂は建設が比較的新しいせいか、夏のコンサートで使用するぐらい普通に使えています。現在修復中だったので、オフシーズンに修復してるのだと思います。
イロド アティコス音楽堂 劇場・ホール・ショー
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プロビレアにやってきました。
ローマの門からプロビレアを撮ったところ。
階段は滑りやすいので注意です。ブーレの門 建造物
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アグリッパの台座。ペルガモン王の騎馬像のために作られた台座。ドイツのペルガモン博物館に行ったことあるし、トルコのツアーでペルガモにも行ったことがあるので感慨深いです。できれば騎馬像残っていてほしかった。その辺掘ったら出てくるんじゃないかな。後にアウグストゥス帝の婿アグリッパの像が置かれたということなのでアウグストゥス帝が破壊したのかも。
アグリッパの台座 モニュメント・記念碑
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その反対側にはニケ神殿があります。
神室は仕切りがなく右手にザクロ左手に兜を持った木製のニケ像が安置されていた。ニケの神像は一般的には翼を持っているが、この神殿のニケは翼を持たない。これは女神ニケが勝利の地から飛び去ることが出来ないようにするためという説明がされたていた。
急斜面に面した部分には手すりが取り付けてありその表面にはさまざまな勝利の女神が描かれていた。その最も有名なのが新アクロポリス博物館に保存されているサンダルを脱ぐニケです。アテナ ニケ神殿 史跡・遺跡
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ピナコテク。奉納品や絵画などの財宝の保管場所。
ドリス式の列柱 -
プロビレアの列柱は結構残っています。左右6本ずつ。
一部の列柱は上部がなくなっていますが、残っている柱はドリス式。前門 (プロピュライア) 建造物
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かつては青色に塗装されていたそうです。
プロビレアは右側が左側より小さくなっているのは、それ以前からあったニケ神殿の聖域を侵さないように制限したからだそうです。 -
プロビレアを抜けて東から見たところ。
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プロビレアを抜けるとすぐに見えますパルテノン神殿。
西側は修復中。
西側の破風はアテナイの所有権をめぐって争うポセイドンとアテナの場面。パルテノン神殿 史跡・遺跡
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やっぱりでかいですね。一番下の層は72メートルx33メートル
正面に8本、側面に17本のドリス式の列柱。
側面の列柱の数は正面の2倍+1本で古典的な調和だそうです。
西面のメトーパに描かれていたレリーフはギリシャ人とアマゾン族との戦い -
南西方向から
柱の高さは10.4メートル
その上に1メートルの装飾帯が。赤く塗装されたメトーパと青く塗装されたトリグリュフォスが交互に並んでいた。
南面のメトーパに描かれていたレリーフはラピタイ族とケンタウロス族との戦い -
イチオシ
南東方向から
いまは失われていますが内陣はイオニア式で前後の前室に6本づつの列柱が並んでいた。 -
東方向から
東の破風は武装した女神アテナがゼウスの額から飛び立って負傷した神々へ歩む寄る瞬間。
東正面のメトーパに描かれていたレリーフは神々と巨人族との戦い。 -
北西方向から
本来の神殿である内陣には高さ12メートルのアテナ・パルテノスの木製の神像が置かれていたそうです。頭には翼の生えた馬とスフィンクスを飾った兜を被り、両肩にはとぐろを巻くヘビの文様の胸当てを着けている。女神の右手のひらにはニケが乗っている。左手には外側にアマゾンとの戦い、内側に巨人族との戦いを描いた盾を持っていた。 -
北面のメトーパに描かれていたレリーフはトロイア陥落
パルテノン神殿の破風のレリーフとメトーパのレリーフは大英博物館にありました。 -
この辺りが女神ロマと皇帝アウグストゥスの神殿跡。
イオニア式の柱頭の残骸が。女神ロマと皇帝アウグストラスの神殿跡 史跡・遺跡
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円形の神殿だったそうなのでこの湾曲した石が円形で柱の上に乗ってたんでしょうね。
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エレクティオン。伝説上の王エレクティウスの館。
イオニア式の列柱。ちょっと細めですが。エレクティオン 史跡・遺跡
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エレクティオンの南西のにはカリアティディス。
6人の少女像を柱にした。こちらはドリス式ですね。これらの少女像は複製で、5対が新アクロポリス博物館に、1体が大英博物館にあるそうです。
少女像の名は、ラコニアの村カリュアイの少女たちが反逆の名目の元にペルシア人に奴隷として連れ去られ、重荷を背負うという罰をこうむったことに由来するそうです。 -
エレクティオンの北側にはポセイドンを祀る神殿が併設されている。天井に穴が開いていて、それはポセイドンが女神アテナとの賭けをした際、三叉の矛で大地を突き刺し塩の泉を噴出された痕跡の真上にある。
神殿の西側のパンドロセイオンにはアテナが槍の一突きで植えつけたとの伝説のオリーブの樹が立っていた。アッテカのオリーブの原点。その記念に現在もオリーブの樹が同じ場所に植えられている。 -
アルテミス・ブラウロニアの聖域
狩猟の女神アルテミスの神殿があった。 -
パルテノンの手前は宝物庫のカルコケテがあった。
アクロポリスに奉納された青銅器を収蔵していた。カルコテケ 史跡・遺跡
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いまは何もないですがアテナ・プロマコス像が立っていたところ。
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十分に写真も撮ったのでアクロポリスから新アクロポリス博物館に行くことに。途中イロド・アティコス音楽堂の正面を通ったので撮っておきました。
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新アクロポリス博物館。10ユーロ
最初のスロープの空間は写真撮影不可です。あと2階のアルカイックギャラリーも写真撮影不可です。ただ個人利用にはHPに写真が用意されているようです。新アクロポリス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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やってきましたカリアティディス
常に人だかりで、前面に人がいなくなるまで2,3分待ちました。 -
こちらも結構待ちましたが団体がやってきたのでこれが限界だった。
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ニケ神殿の手すりにあったサンダルを脱ぐニケ
英語の説明はNike adjusting her sandalなのでサンダルを直すニケですね。 -
トロフィを両手で持ち上げるニケ
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2階の通路にあったパルテノン神殿の破風の再現模型
西側です。 -
その反対側にあったパルテノン神殿の破風の再現模型
東側です。
確かに大英博物館に左端部分が展示されていました。 -
3階にきました。パルテノンギャラリーです。
パルテノン神殿の全周のメトーパのレリーフが飾られています。
たぶんこちらが東側
東側の破風のレリーフもあります。 -
たぶんこちらが北側
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ちょうどここからパルテノン神殿が見えます。
同じ方向に展示されています。 -
これが西側
破風のレリーフもあります。 -
たぶんこちらが南側
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パルテノン神殿の破風の上に飾られていた花のアクロテリオン。巨大です。 これがパルテノン神殿の上に飾られていたと思うと感慨深い。
このあとアルカイックギャラリーにもよっていますが写真撮影不可です。ただし個人で使用するための画像がHPで公開されているそうです。いまのところ見つかっていませんが見つかり次第追加しようと思います。
2階にあったショップでアクロポリスミュージアムガイド15ユーロ購入。 -
ちなみに新アクロポリス博物館の床下部分は遺跡になっていて保存されていました。
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さてまだ時間があるのでフィロポロスの丘に行ってみます。
新アクロポリス美術館から20分ぐらい歩いたところでフィロポロスの丘の入り口に到着しました。 -
階段状の坂をのぼること10分、多分ここが頂上。
フィロポロスはアテネのためにつくしたのでアテネ市民が彼を記念して立てた墓碑。フィロパポスの丘 山・渓谷
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フィロポロスの丘を下って、そのままニンフの丘にやってきました。
とくに何もない。このあと天文台や野外劇場にも寄っていますが特に何もなかった。 -
ニンフの丘を下ってアクロポリスの西側のチケット売り場近くの小高い丘アレオパゴスの丘にやってきました。アクロポリスがよく見えます。
アレオパゴスの丘 自然・景勝地
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反対側は古代アゴラがよく見えました。
この後国立考古学博物館まで歩いて行き、カメラのバッテリが尽きるまで写真とっていますが、枚数の関係で別に掲載します。
明日はスニオン岬のアポロ神殿に行く予定です。
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この旅行記へのコメント (1)
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- メディアさん 2019/05/25 20:20:17
- はじめまして
- こんにちは。
旅行記を興味深く拝見させていただきました。
アクロポリスや博物館の写真が丁寧で分かりやすかったです。
アクロポリスにアルテミス・ブラウロニアの聖域があったのですね。
知りませんでした。
昔行った時に知っていたら、もっとじっくり見ていたのに。
教えていただきありがとうございました。
ちなみに私もドイツのペルガモン博物館に行ったことあります!
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