
2019/04/26 - 2019/05/06
42位(同エリア78件中)
けんいちさん
ぴょんさん、けんいちの2人旅です。
年号が平成から令和に変わる2019年のゴールデンウィークに、日本最後の秘境と言われる鹿児島県・トカラ列島を旅することになりました。1週間に2便しかないフェリーに乗って、島々を行ったり来たりアイランドホッピングを楽しみます。
鹿児島~諏訪之瀬島編です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 2.5
- ショッピング
- 1.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー ANAグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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トカラ列島は屋久島と奄美大島の間にある十島村の島々を指し、7つの有人島と5つの無人島で構成されています。
唯一の交通手段は鹿児島⇔奄美大島を繋ぐ1隻のフェリーのみです。
<フェリーとしま2>の予約について
フェリーとしま2は、下り便(鹿児島→奄美)かつ、鹿児島港からの乗船券しか予約できません。
予約開始日時は、乗船月の前月15日の午前8時半からです。
インターネットでも予約できますが予約開始が数時間遅れます。電話予約が一段落したあとに開始されるようですので、電話での予約をおススメします。
今回繁忙期の乗船であったことから電話が混雑していました。午前8時半から電話をかけ続けたのですが、結局繋がったのは午前10時近くになってからでした。
島間の乗船や上り便の乗船券は、乗船する島(役場出張所)で前日に購入します。1等や2等寝台は各島で割り当て数が決まっています。
役場出張所が開いている時間は短いです。予め民宿の人などに聞いておくことをおすすめします。 -
羽田空港から飛行機に乗り鹿児島空港へ降り立ちます。空港からはバスで鹿児島中央駅に向かいました。
鹿児島中央駅 駅
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トカラの島々では買い物もままならないと聞きます。フェリーの中で食べる食事や芋焼酎を駅前のイオンで購入です。
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買い物を終えて、としまフェリー乗り場までタクシーで向かいます。ベテランのタクシードライバーさんには「としまフェリー」と言っても通じませんでした。トカラに向かうフェリーはだいぶマイナーということでしょうか(^-^;
*としまフェリーは23時出発ですが、乗船開始・乗船券販売終了とも21時です。フェリーとしま 乗り物
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昨年運行を開始した「フェリーとしま2」です。とても綺麗な船体です。今日はこれから風が強く吹く予報です。揺れないといいのですが・・・
フェリーとしま 乗り物
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21時に乗船してすぐにレストランに入ります。イオンで買ったお寿司や焼き鳥などを広げて夕ご飯です。
フェリーとしま 乗り物
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定刻の23時に鹿児島港を出港です。これから9日間に及ぶトカラ旅がスタートです。
鹿児島港フェリーターミナル 乗り物
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2日目です。
ぴょんさんの話では深夜に相当船が揺れたようですが、私はまったく気づかず朝を迎えることができました。フェリーとしま2は島々を順に巡ります。中之島では御岳が雄大な姿を見せてくれました。今回私の一番の目的はこの山に登ることです。明日戻ってくることにしています。御岳(中之島) 自然・景勝地
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鹿児島から約8時間半で、1島目・諏訪之瀬島に到着です。
諏訪之瀬島 自然・景勝地
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雲は出ているもののまずまずのお天気です。
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民宿・御岳にお世話になります。なかなかルールが厳しいお宿でした(^-^;
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明日にはこの島を出なくてはなりません。早速島歩きを開始します。何もないトカラ列島の島々の中でも「キングオブ何もない島」の諏訪之瀬島で何を発見できるでしょうか(^-^)
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ハイビスカスが綺麗です。
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空港跡地にやってきました。かつてヤマハのリゾート開発時に作られたものの一度も使われることなく滑走路だけが残る場所です。
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滑走路の向こうに御岳が見える風景は気持ちの良いものです。
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滑走路の端まで歩くとその先は断崖絶壁でした。
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詳しい地図も案内標識も無いなか、迷いながら島を歩きます。
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集落でヤギを連れて歩く女性に会いました。
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野生のヤギを捕まえてペットにしているそうです(^-^;
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役場出張所まで来ました。明日のフェリーの乗船券を買います。
*フェリーとしま2の乗船券は、鹿児島港乗船分を除いて予約を受け付けていません。乗船する島の役場出張所で前日の特定時間にしか販売されませんのでご注意ください。 -
すると役場出張所の方が、「島のガイドさんがちょうどいま観光客1人を連れて出ていったところだから、一緒に島を周ったらいい」と電話で呼び戻してくれました。クルマに乗せてもらいます。
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ナベタオの山桜
山桜の南限だそうです。立派でした。 -
飛行場跡にも再訪です。
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あの山に登ってみたい・・・
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切石港です。空が綺麗ですね。
帰りは宿まで送っていただきました。ガイドが無料とは嬉しいですね(^-^) ありがとうございました。 -
トカラの島々には飲食店がありませんのでお昼ご飯は民宿で食べることになります。食後ぴょんさんはそのままお昼寝してしまいました(^-^;
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私は予定に無かった御岳登山をすることにしました。ガイドさんの話では、民宿から登山口まで1時間(舗装路)、登山口から山頂付近まで1時間(山道)で誰でも簡単に行けると聞いたからです。
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登山口までは緩やかな舗装路を歩きます。
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登山口には40分ほどで到着です。これなら山頂までも簡単に行けそうです。
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しかし「1時間で誰でも登れる」という話が嘘であることは追々わかることになります。
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急な登りが続きイッキに標高を上げていきます。飛行場跡も眼下に全景を収めることができます。
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大事な分岐点の目印がボロボロのタオルです(^-^;
ルートの案内や標識はほとんどありません。自分が歩いてきた道をしっかり覚えておく必要があります。 -
急なガレ場が続きとても危険です。特に今日は強風が吹いているのでなおさらです。落石や転倒に備えてヘルメットが欲しいですね。
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強風の尾根を歩いていくのはとても怖いです。しかし背の高い木々が無いため景色はバツグンです。
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振り返れば海に浮かぶ島々を見渡すことができます。強風で飛ばされそうになりながらも、姿勢を低くして歩いていきます。
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歩いていくと、先ほど一緒にガイドしてもらった男性が降りてきました。聞くと1時間ではとても登れないと言っていました。この先のルートのアドバイスをもらいました。
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強風と戦いながら登っていきます。
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岩に塗ってある黄色のペイントを頼りに歩きます。
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登山口から約1時間で立入禁止区域前までやってきました。御岳は噴火警戒レベルが「2」で、火口から2キロ以内には入ってはいけません。
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景色はとても良いですが、とにかく風が強く立っていることもままならないのですぐに下山することにしました。
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帰りは来た道を戻るだけなのですが、足場が悪く足元ばかり見ていたらいつのまにか登りとは違うルートを下っていることに気づきました。先ほどガイドさんから、2年前に観光客が下山時に遭難して村人総出で捜索したことがあったという話を聞きました。
私はスマートフォンで歩いた軌跡を記録していたので、それを見返して間違っていることに気づきました。 -
ルートを修正するために危険な岩山越えをしました。本当はこれはやってはいけないんですよね(-_-)
道に迷ったときは元に戻るというのが正解です。今後は気をつけようと思います。 -
上りとほぼ同じ1時間で登山口まで帰ってきました。強風だったこともありますが、この山は誰でも気軽に行けるものではないと感じました。十分な装備と知識を持っての登山が必要です。
ただ素晴らしい絶景は、登った甲斐がありました(^-^)v -
往復3時間で民宿まで戻ってきました。
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この民宿はご飯のときのお酒は一杯までと決められています。それ以上飲みたい場合は離れでいただきます。我々のみ離れで夕ご飯とさせていただきました(^-^;
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夕ご飯を食べたあとは真っ暗な外に出て、満天の星空を見上げました。
トカラ初日の諏訪之瀬島は、何もない島として正直期待してませんでしたが、見所盛りだくさんの良い島でした(^-^)
・・・だったのですが、2人とも食中毒になってしまいました(+_+)
他の宿泊者は何ともなかったので、おそらく離れで飲んでいた置き水が原因ではないかと・・(あくまで想定です) -
3日目です。
なんと!食中毒になりました(+_+)
特に重症なぴょんさんは診療所に連れていってもらったあと、フェリーに乗るために港へ向かいます。
いろいろな人に助けていただきました。ありがとうございましたm(__)m -
1島目の諏訪之瀬島を離れました。
中之島編につづく・・・
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旅行記グループ 刻を忘れられる島 トカラ列島
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