2019/04/02 - 2019/04/03
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alchemistさん
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正直言って、タオルミナは観光客が多くて俗化した街だと思っていた。
確かにそういう面はあるけれど、どうしてなかなかに奥深い魅力をたたえた町のようだ。
一泊だけにしてしまったのは大失敗かも。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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シチリアを代表する高級リゾートのタオルミナ。
映画「グランブルー」の撮影地として有名になった。
街は海から離れた高台の上にある。
おたかくとまったハイソイメージだと嫌だなとおそるおそる訪れた。観光案内所(タオルミナ) 散歩・街歩き
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10時に高台の西のはずれのバスターミナルに到着。
今日のホテルは東のはずれにある。
ウンベルト1世通りを端から端まで突き抜けていく。バスターミナル (タオルミーナ) バス系
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イチオシ
坂を上っていくとこのオート三輪。
なんとファンキー。
音楽を流して季節の果物を商っている。観光案内所(タオルミナ) 散歩・街歩き
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アプリコット、プラム、ぶどう、レモン、オレンジ、ブラッディグレープフルーツ。太陽の日差しが溢れた地中海の恵みだ。
シチリアはフルーツ天国といわれている。観光案内所(タオルミナ) 散歩・街歩き
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長靴のつまさきと海峡を隔てて向き合うメッシーナからタオルミナにやってきた旅人を迎えるのがこのメッシーナ門。
タオルミナの街はここから始まる。メッシーナ門 建造物
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メッシーナ門からカターニア門まで、街を約800メートルにわたり東西に貫く目抜き通りがウンベルト1世通り。
ウンベルト1世通り 散歩・街歩き
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路に張り出すカフェ。
花に溢れたファサードはどこかサラセン風のテイストを帯びている。タオルミーナ イタリアン
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ウンベルト1世通りの北側は山、左側は下り。
山の中腹に作られた町ということがよくわかる。ウンベルト1世通り 散歩・街歩き
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ウンベルト1世通りの中ほどにあるのが4月9日広場。
ガリバルディがシチリアをスペインのブルボン家から解放させる為にシチリアに上陸した記念日。
しかし、ガリバルディがシチリアに実際に上陸したのは5月9日。
タオルミーナ市民はフェイクニュースを信じてひと月前に解放の期待で盛り上がってしまったのだ。
そんな早とちり体質を笑いのめして4月9日を記念日にしてしまったらしい!4月9日広場 広場・公園
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その4月9日広場に面しているのが鐘楼が印象的なサンジュゼッペ教会。
ピンクがかったバロック調のファサードがすばらしい。サン ジュゼッペ教会 寺院・教会
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サンジュゼッぺ教会の裏の山を登っていくとマドンナ・デッラ・ロッカ教会という岩窟の教会があるらしい。
タオルミーナの城塞 史跡・遺跡
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狭いウンベルト1世通りに団体の観光客がいっぱい。
道が通れなくて往生する。メッゾ門 建造物
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どうやらMSCの地中海クルーズ船が入港したようだ。
以前、クロアチアのドブロブニクに行った時もクルーズ客と重なり大変だった。ドゥオーモ広場 広場・公園
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4月9日広場から少し進むと噴水の上にケンタウロスの像。
ドゥオーモ広場だ。ドゥオーモ広場 広場・公園
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この噴水の前に司教座大聖堂。
ドゥオーモ広場 広場・公園
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ウンベルト1世通りの西のはずれはカターニア門。
ここまでがタオルミナの市街地。カターニア門 建造物
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カターニア門のすぐ外にあるのが今夜の宿エクセルシオールパレスホテル。
Excelsior Palace Hotel ホテル
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4星ホテルだけど、宿泊するのはいちばん安い部屋。
Excelsior Palace Hotel ホテル
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ホテルの前庭にあったのは、シチリアでは一般的な陶器。
ムーア人のあたまと呼ばれる。
カターニア近郊のカルタジローネで作られている。Excelsior Palace Hotel ホテル
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こちらはムーア人の王様か。
イスラム色が濃い。Excelsior Palace Hotel ホテル
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遠くイオニア海が望める。
Excelsior Palace Hotel ホテル
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はるか先には、最近火山活動が活発なエトナ山。あっ、雪をかぶってる。
エトナ火山 山・渓谷
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エトナ山は昨年暮れに噴火し、その時にはカターニャ空港も閉鎖。
群発地震もあったようだが、今は落ち着いているとのこと。
エトナ山は条件が良ければ赤く流れる溶岩が見えるようだが、さすがにここからは遠すぎる。エトナ火山 山・渓谷
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まだ午前中だがチェックイン。
Excelsior Palace Hotel ホテル
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幸い部屋に入れた。
Excelsior Palace Hotel ホテル
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ランチをとりに外へ出る。
見つけたのは大聖堂を少し下ったところにある家族経営の小さなオステリア、ロッソ ペペロンチーノ。 -
海老のタルタルが16ユーロか。
初めてのシチリアグルメはこの店にしてみよう。 -
外にするか中にするかというので、中をリクエスト。
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甲冑姿のお人形さんが飾ってある。
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これが赤海老のタルタル。
フェンネルの香りでアクセントをつけている。
ねっとりとした食感が楽しい。
皿の盛り付けにひと工夫欲しいところ。 -
手前にあるゴマつきのパンがおいしかった。
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タオルミナらしいパスタをとオーダーしたら作ってくれたメニューにはないパスタ。ボッタルガのスパゲティだ。
日本式のボラのカラスミをおろし金でおろしたスパゲティをイメージしていたが、出てきたのは薄切りしたマグロのボッタルガ。
かなり塩気が効いていて味のアクセントになっている。
麺のアルデンテ感がハンパない。博多ラーメンのハリガネとか粉落としのレベル。 -
街を歩くとウンベルト1世通りの左右の路地が楽しい。
ここは工芸品の路地。 -
こちらはギャラリーの路地だ。
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ウンベルト1世通りに面してジェラテリアがあった。
ウンベルト1世通り 散歩・街歩き
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ジェラートの本場は実はシチリア。
ウンベルト1世通り 散歩・街歩き
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学生のころローマでヒッピーをやっていたが、シチリアのジェラートのおいしさは、仲良くなった日本人旅行者によく聞かされていた。
当時の日本人はアイスクリームは知っているがジェラートは知らなかったのだ。ウンベルト1世通り 散歩・街歩き
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シチリアの名産、ピスタチオとレモンを選んだ。
これで3ユーロ。
50年来の憧れの味に出会った。ウンベルト1世通り 散歩・街歩き
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しばらく路地散策を続けよう。
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ブーゲンビリアが咲いている。
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路地に食料品店があった。
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アーモンドワインというのがあるんだ!
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カラスミを見つけた。
上の右側がボラのカラスミで、左がマグロ。
ボラは日本や台湾のカラスミと比べるとえらく貧弱。
そのかわり6ユーロだから750円程。
日本語の表示があるということは、日本人に人気の商品なのだろう。 -
酒のつまみにツナのカラスミをゲット。
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タオルミナの観光スポットのギリシャ劇場にむかう道は、土産物屋やファーストフード系の店が並んでいる。
ギリシア劇場 史跡・遺跡
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ここで買ったお米のコロッケがアランチーニ。
メランザーネ味をチョイスした。
トマト味のピラフの中に、同じくトマトで煮込んだナスが入っている。
ボリュームとしてはお茶碗一杯を軽く超える。ギリシア劇場 史跡・遺跡
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こちらはカンノーロ。
小麦粉を焼き上げて作った筒にクリームやリコッタチーズを詰めたお菓子。
シチリア名産だが、ゴッドファーザーの映画などを通じて知られるようになり、
今ではイタリア全土で食べられる。ギリシア劇場 史跡・遺跡
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さて、ギリシャ劇場。
紀元前3世紀にギリシア人が見晴らしの良い山を平らにして作り上げた。ギリシア劇場 史跡・遺跡
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あれれ、谷を越えて見えるのは、宿泊先のエクセルシオールパレスだ。
Excelsior Palace Hotel ホテル
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反対側に目を移すとイオニア海だ。
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劇場に到着。
ギリシア劇場 史跡・遺跡
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ゲーテは、“この劇場から見るパノラマは世界一の美しさだ”と語ったとのこと。
ギリシア劇場 史跡・遺跡
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それほどのものだろうか。
今日は曇りがち。晴れていればもっとパノラミックなのかな。ギリシア劇場 史跡・遺跡
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夏は、コンサートやオペラ会場となるようだ。収容人数は5000人。
ギリシア劇場 史跡・遺跡
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残念ながら今日の天候は曇りで気温も低い。グランブルーどころかオールグレー。
肌寒いのでダウンジャケットを着用している。 -
高台にある街から海辺に降りるにはロープウェイが便利。
ロープウェイ その他の交通機関
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ビーチサイドに到着。
それにしても、もっと晴れててほしかった。マッザ-ロ海岸 海岸・海
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海はあきらめ、花に注目。
ミモザなのかアカシアなのか。 -
美しい島を意味するイゾラベッラ。
グランブルーの舞台の一つ。
富豪オナシスや、女優ソフィア・ローレンも、遊びに来ていたとのこと。イソラ ベッラ 自然・景勝地
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帰りもロープウェイで。
往復で6ユーロ。ロープウェイ その他の交通機関
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登ってゆくにつれ町が現れてくる。
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シチリア島のシンボル「トリナクリア」
メデューサの顔を中心とした三脚巴。
どこに行ってもこの笑顔に出会う。 -
夕暮れてきた。
ウンベルト1世通り 散歩・街歩き
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タオルミーナには「ピノキオ専門店」があった。
店番しているのがジュゼッペじいさんかと思ったら、若い男だった。 -
素敵なレストランを見つけた。
ドイツ人のマッフェイさんがオーナーシェフのリストランテマッフェイズ。
値段はやや高めだが、海鮮イタリアンの料理とホールスタッフのおもてなしが素晴らしい。マッフェイズ イタリアン
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食べたのはトマトスープと軽く火を通したホタテという2種類のアンチパスタとウニのスパゲティ。
アンチパスタ、アンチパスタ、パスタでメインのない取り合わせ。
まずはトマトスープから。マッフェイズ イタリアン
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味わいに衝撃!しっかり酸味が生きていて、甘みも充分。そもそもシチリアの素材がいいのだろうな。
熱めの温度設定も気に入った。マッフェイズ イタリアン
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ホタテのグリル。火を通しすぎずレアな感じを生かした火加減が素晴らしい。日本人好み!
ただ、味付けはもう少し濃い方がぼくの好みかな。
はっきり言えばこれに3滴醤油をたらしたかった!マッフェイズ イタリアン
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ワイキキのルアーズ通り、ハレクラニに行く手前にタオルミーナというイタリアンの店がある。
ここの名物料理がウニのスパゲティ。
タオルミーナに来たら絶対この料理が食べたかった。
日本ではあらかじめ準備したウニのソースをまとわす店が多いと思うが、ここはとれたてのウニを素材として使っているので、ウニの旨味がダイレクトに感じられる。マッフェイズ イタリアン
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他に1組いた相客が帰りぼくだけになると、ぼくに配慮して日本人好みのカンツォーネに音楽をかけ替えてくれた。
ハウスワイン1杯とテーブルチャージ含めて64ユーロ。
あんまり居心地よくて美味しいので、チップ10ユーロつけちゃいました。マッフェイズ イタリアン
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多めのチップをもらったウェイターが大喜びでいろいろ写真を撮ってくれる。
これが店の前。マッフェイズ イタリアン
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表通りに出るとさっきのピノキオの店だった。
えらいな、まだやっている。ウンベルト1世通り 散歩・街歩き
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翌朝はホテルで朝食。
さすがメインダイニングは四つ星の格式。Excelsior Palace Hotel ホテル
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フルーツ天国のシチリア。
オレンジを絞って目を醒まそう。Excelsior Palace Hotel ホテル
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ずらりと並ぶバラエティ豊かなパンやケーキ。
考えてみれば糖質制限実践中。
昨日は思いっきりパスタを食べてしまった。Excelsior Palace Hotel ホテル
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せめて朝は糖質を避けよう。
玉子、チーズ、生ハムを中心に攻めてみる。
でも、生ハムが美味しいとフルーツを合わせたくなっちゃうのよね。
血糖値が上がると知りつつも。 -
しかし、タオルミナは良い街だった。
もう少し滞在したかった。
もっといろんな店を味わって、
碧い海を見て、路地を歩き回りたかった。
でも、もうシラクサのホテルに次の予約を入れている。
食事が終わればこのホテルもチェックアウトだ。Excelsior Palace Hotel ホテル
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タオルミナからシラクサへは鉄道でも行けるが、時間が中途半端だし、駅は海沿いだ。
やはりバス移動が便利だ。その場合直通がないので、カターニア経由となる。
右手にエトナ山を望みつつ、まずはカターニア空港を目指す。 -
空港を目前にしたカターニア市内の目抜き通り。
先行するエトナバスが2台、追突事故を起こしてしまった。
だいぶ遅れることになったが、空港でのバスの乗り換えには問題なく間に合いそう。大聖堂 (カターニア) 寺院・教会
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この旅行記へのコメント (2)
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- Pメテオラさん 2020/10/09 20:08:10
- テンポよく観光地気分
- 作者さまのテンポよく大観光地の雰囲気に引き込まれていくような展開が上手な旅行談のポイントのような気がしました。観光地か、と思ってきても実際に体験すると期待以上のこともあり、期待未満のこともある、という雰囲気がのぞいているのも、実体験ならではのことと思いました。これで青空が広がっていれば文句なしの1日だったのでしょうが、逆に曇天だったからこそ、有名観光地に有頂天にならず、じっくりと過ごしたタオルミナ体験談になったような気がしました。楽しい日々が続きますように。
- alchemistさん からの返信 2020/10/09 20:58:13
- Re: テンポよく観光地気分
- Pメテオラさま
コメントありがとうございます。
1年半前の旅行記を今書いていますので、ずいぶん忘れてしまいました。
認知症寸前の脳みそを絞りつつ、思い出しています。
コロナでようやくまとめる時間が得られました。
この先、シチリアからローマに飛びますので、ご批判ください。
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