2019/04/09 - 2019/04/12
1042位(同エリア4192件中)
solさん
ヴェネチアを贅沢に歩き倒しました!!
ヴェネチア右半分版です。こちら側は水上プライベートボートで入館する瀟洒な高級ホテルがあるかとおもえば、怪しい雰囲気の路地も多く、迷路やヴェネチアの光と闇を味わえるのが右半分側です。(ヴェネチア左半分はアート、開放的な雰囲気です。)
まさに、映画『ヴェニスに死す』の世界観が味わえます。
10年ぶり3度目のイタリア行きを決めたのは、1回目のツアー旅行、2回目の親類訪問旅行で果たせなかった、街歩きを堪能するためでした。
主な観光は過去にもう済ませてあるので、気ままに心の向くまま、歩きまくりました。
日程
4月8日(月)ミラノ着
プラダ財団、スターバックス・リザーブ
4月9日(火)ヴェニスへ(イタロ鉄道)
10日(水)ヴェニス左半分 徒歩周遊、
カ・レッツォーニコ
プンタ・デッラ・ドッガーナ
ペギー・グッゲンハイム・コレクション
11日(木)ヴェニス 右半分 徒歩周遊
カ・ドーロ
クェリーニ・スタンパリア財団
オリヴェッティ・ショールーム
12日(金)トルチェロ、ブラーノ、ムラーノ、ヴェネツィア三島周遊(水上バス)
13日(土)レンタカーにてドライブ
ヴィチェンザ、 ボローニャ、 ピエンツァ泊
14日(日)オルチャ峡谷をドライブ
モンタルチーノ、 サン・ジミニャーノ、フィレンツェ泊
15日(月)フィレンツェ観光
16日(火)ローマへ移動(イタロ鉄道)
17日(水)ボルゲーゼ美術館
18日(木)ローマ南周遊(徒歩)
19日(金)ローマ北周遊(徒歩)
20日(土)ローマ E.U.R 地区
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
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Pasticceria La Donatella
ホテル近くの大通りにあるかわいらしいお菓子やさん。朝ごはんを食べに行きました。 -
テーブル席を使わず立って食べると、値段が三分の一ぐらいになるということを発見してからは、立ち食いライフが始まりました。
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ちょうどイースター時期なので、ウサギと卵のディスプレイ。
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この日の最初の目的地は カ・ドーロ。
「金の家」と呼ばれるこの邸宅は、全盛期には運河側のファザードが金箔で覆われていたそうです。
大運河に面する邸宅はヴェネチアでもっとも裕福な家族でしたが、その中でも一、二を争う美しさだったそうです。 -
1428年にヴェネツィア貴族コンタリーニ家のために建てられ、この家族から8人ものヴェネツィア元首(ドッジェ)が輩出されている。
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奥に見えるのが運河とエントランスをつなぐロッジア。
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ヴェネツィア風の花模様を用いたゴシック様式は 当時のヴェネツィアの建築家に好まれた。
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屋根は大きな木の幹を一本使っている。
この屋敷を建てるのに森が一つ消えたのだろうか。 -
屋敷の一階部分だけが建物のオリジナル部分で、二階からは美術館となっている。
前回ヴェネツィアに訪れたとき、美しいカ・ドーロがすごく気になっていて、今回は絶対に訪れると決めていました。
一階部分しか見られないことにちょっと落胆したが、古い建物なので仕方がない。
・・・と思いましたが、そこにある美術品の美しさにしびれました。 -
レリーフ模様の細かさ。
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この花模様と運河・・・ヴェネツィアのイメージです。
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このホテルの入り口はここらしい。
地上を歩かず、船で行き来する人は裕福な人・・・なのでしょう。 -
Fondazione Querini Stampalia
次の目的地がここ。クエリーニ・スタンパリア財団。
何かよく分からないままに、カルロ・スカルパの昔の邸宅を改築して文化施設に作り変えた部分が見られるということで、行ってきました。 -
Fondazione Querini Stampalia
エントランス。 -
階段
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昔船が入る場所だったのでしょう。
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この柱の中には暖房器具が入っています。
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美しい。
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大きな大理石を使って、細部にこだわって作り上げたスカルパ空間、相当お金と時間と、なんといってもものすごいこだわりが感じられます。
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礼拝室にも使えそうな多目的ホール。
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ここから庭部分に出られます。
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ほんの小さな空間。
ここに多くのものが詰め込まれています。 -
スカルパの手がける建築には水が多く取り入れられています。
アラブの宮殿などを髣髴させます。 -
小さな変化をつけて、全体の雰囲気を変える。
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この塀から少し見える向こうの緑が奥行きを感じさせます。
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全ての空間がデザインされています。
美しい。 -
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大満足のスカルパワールドでした。
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ここは クエリーニ・スタンパリア家のジョヴァンニ伯爵の建てた邸宅で、現在は図書館、美術館などが入った文化施設になっている。
昔の伯爵の生活が分かる。 -
シャンデリアはヴェネツィアングラスだということが 独特です。
絵の中の人は伯爵なのでしょうか。
赤いたっぷりとしたマントに身を包み、きっと当時は見ただけでものすごくお金持ちに見えたに違いありません、 -
ものすごく派手な格好です。
当時のヴェネチア社会はお金持ち同士がより金持ちそうに見せることがステイタスだったのでしょう。 -
他の国では見られない、独特なヴェネチアンステンドグラス。
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海洋都市ヴェネチアだけあって、海外のものもたくさん入ってきたのでしょう。一見中国の細工のようですが、絵柄は西洋のものです。
中国の工芸が流行っていた頃、ヴェネチアの職人が作ったもののようです。 -
全体像。
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昔のヴェネツィアの様子が分かる絵画がたくさん展示されていて、興味深かったです。
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闘牛もおこなわれていました。
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昔の華やかなサンマルコ広場。
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6342 a le Tole
昼食は口コミの多いこのレストランで。
お客さんでいっぱいでした。
が、普通においしかった。もっと期待して行ったのですが。 -
Basilica dei Santi Giovanni e Paolo
ジョヴァンニ・エ・パオロ教会
大切な教会のようで、ヴェネツィア歴代党首のお葬式はここで行われたそうです。
ドメニコ会の教会。 -
Scuola Grande di San Marco
スクオーラというのは 一般信徒の(出身地や職業人による)組合で、聖堂とは違い、一人の守護聖人を祀った建物を建設したそうです。
ここは今は市の病院になっています。
非常に空間を贅沢に使った美しいエントランスでした。
自由に入ることができます。 -
屋根だとかアーチなどはヴェネツィアン式だけれど、いろいろな色のついた石を組み合わせた様子はルネッサンッス的で、独特な美しさが目を引く建物でした。
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病院内にどっしりと重そうな猫ちゃんが数匹住んでいるようでした。
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ヴェネツィアの冬は厳しいからでしょうか。
脂肪の皮がぎっしりと詰まってそう。 -
この三つ目の目的地は ちょっと変わった美術館です。
サンマルコ広場を囲う回廊の一角にある ネゴツィオ・オリヴェッティ。
イタリアを代表する企業の一つのタイプライター会社、オリヴェッティ社のタイプライターショールームです。
タイプライターのショールーム作成を ヴェネツィアの建築家、カルロ・スカルパ氏に依頼、1957年完成。
が、オリヴェッティ社凋落とともに手放され、土産店として使われていたが、環境遺産の保護をすすめる財団によって運営・管理をされています。 -
この暖かい色味の光、どうやって出しているのか一生懸命覗き込みましたが・・・。
こんな細かいことから丁寧に作り上げる技。
金属と光と磨かれた石と粗い表面の石との調和・・・ -
こんな狭い空間に目いっぱい要素を詰め込んでいる。
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この前を通る人々は目もくれず、素通りしていく。
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階段横のついたて。ついたて一つにもこの仕掛け。
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軽さを出すため、石と石のあいだに隙間をつくるのに この請った金具を使用。
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二階に上がった様子。
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いすの背面の壁も、三枚の石を段差をつけて重ねている。
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この渡り廊下的なところを歩くと、部屋を一周できる仕組みになっている。
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窓格子が日本の障子を髣髴させる。
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タイプライターの展示。
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サンマルコ広場の回廊にひっそりと佇む、素敵な空間。
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うさんくさいサンマルコ広場。
移民がハトに餌付けして、観光客の手や頭に止まらせています。
きっとお金を取ろうとしてるのだけど・・・どうやって金を取ってるのだろうか。 -
サンマルコ広場。かつては華やかな社交場だったのでしょう。
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カモメが 観光客の捨てたピザを拾って、早足で逃げています。
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さて、観光も済ませたので、コーヒータイム。
ユダヤ人街にあるホテル近くのTorrefazione Cannaregioへ。
世界の本格コーヒーが飲めます。
ここに来る客は観光客がほとんど。
みんなテーブル席で飲んでいます。
このおじいさんはきっとイタリア人。立ち飲みしています。
なんだかコレにあこがれて、私はそれ以降立ち飲みしてました(笑)。 -
バリスタの夫は ブラジルではなかなか飲めないアフリカ・ウガンダのコーヒーを賞味しています。
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コーヒー屋の更に向こう側の通りに行ってみました。
すると、商店もほぼなく、ひっそりとしていました。 -
ユダヤ人街
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長い旅行記をご覧いただき、どうも有り難うございました。
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