2018年イタリア旅行～ローマ編②（パンテオン周辺ぶらぶら）

2018/09/04 - 2018/09/14

2018年9月のイタリア旅行の記録です。旅行記を途中まで作成しながらも放置していました。記憶が曖昧な部分もあるので説明文はこれ以上追加しません。未完の状態ですが自分のための忘備録として投稿します。

エリア ローマ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

イタリアで丸一日過ごせるのもこの日が最後。

定番観光スポットでありながら、一度も来たことのなかったパンテオンを目指し
だらだらと街歩きをすることに。

パンテオンを目指す道中、どうしても立ち寄っておきたかったジェズ教会へ。教会に一歩足を踏み入れるなり、天井含めた華麗なる空間に圧倒されます。

ジェズ教会 寺院・教会

ブロンズもゴールドもねり方が半端ない。どれだけ過剰にすれば気が済むのやら。

石材を組み合わせて、可憐な乙女の姿まで表現してしまうとは。衣服のひだまで再現されていて、細かさに驚きます。

悪霊退散ー！といった場面でしょうか。

ナポリの考古学博物館では、おなか一杯になるほど、均整なプロポーションの古代彫刻を堪能しました。が、個人的にはあり得ないほどにダイナミックな動きのバロック彫刻の方が好きなのかも？と思わせた一作です。

窓から差し込む光の神々しいこと。祭壇に向かって熱心にお祈りをささげる姿の人もちらほら。信者ではない私でも、この光を目にしたら、思わず敬虔な気持ちに。

ジェズ教会 寺院・教会

クーポラにも余すところなくみっちりと人物などが描きこまれています。あまりにも密度が濃すぎて双眼鏡が無ければ、何が描かれるのか分からないほど。

ジェズ教会 寺院・教会

重力感を無視しふわりと浮遊する人物たち。平面に描かれていることを一切忘れさせる超絶技巧を目の当たりにし、ただただ口を開けて眺めるばかりの私でした。

ジェズ教会 寺院・教会

ジェズ教会のてんこ盛りのバロックでお腹いっぱいになったと思ったら、今度は古代の遺跡ですかい。

ここには猫がたくさんという情報を頼りに立ち寄ったものの、猫の姿は見られず、ちょっとがっかり。

トッレ アルジェンティーナ広場 広場・公園

パンテオンの裏手に差し掛かったあたりで、ふと路地に目を向けると…

やわらかな青空、くすんだレンガ色とオレンジの壁、アクセントのような緑の鎧戸。何気ない街の風景が、恐ろしいまでに絵画的な色彩を有するとは。イタリアの色ほんとに恐るべしです。

さて、今日の散歩の目的地であるパンテオンに到達。

さすがは超観光スポット。入場できるのかと不安になるレベルの人の数。実際は入り口である程度の入場制限を行っていて、少し待てばちゃんと入れました。

パンテオン 建造物

これがパンテオンのドームか～　余計なものを排したシンプルな印象。

内部は入場規制を行っているものの、結構混雑しています。よくスリに気を付けるべきだという情報を目にしますが、本当にそうすべきだと納得がいくレベルの人口密度でした。

パンテオン 建造物

パンテオンは人が多くてなんか疲れました。空間をゆっくり味わうという趣はゼロ。

異様に目力の強いイルカの噴水を眺めてクールダウン。

パンテオン近くのクールダウンスポットといえば、もう一か所紹介せねば。

ガイドブック等で目にしていたグラニータ。コーヒーも生クリームもあまり得意ではないので食べるべきか迷っていました。でも店の軒下で上品なマダムがとっても美味しそうにほおばっている姿を目にしてしまい、やっぱり食べるべきだと判断。

結果、大正解でした。苦みのあるコーヒーの味を甘さ超控えめの生クリームがマイルドにしてくれ絶妙なおいしさです。これぞ大人のスイーツだと思わせる逸品。

力強さが感じられる列柱。ローマでは街中に古代の遺跡が当たり前のように鎮座し、いまだに現役であるというのは本当に凄いですよね。

迷路のような路地をさまよい、サンティニャツィオ教会へ。

こちらの教会も先ほど見学したジェズ教会と並んで、どうしても訪れてみたかった場所。

サンティニャツィオ広場 広場・公園

予算がないからドームまでも立体的に描いてごまかしてしまおう、という発想がどうかしてます。ドーム以外の部分も次元を無視。るで天上へと通ずるような錯覚を抱かせる。

飽きるくらいまで眺めていたいのものの、だんだん首が痛くなってきます。

彫刻だって天井画に負けていませんよ。浮遊する天使と共に開かれたカーテン、そして布のひだ感。これらが石材から生み出されているなんで信じられなくなります。

驚きづくしのバロックをとことん堪能しました。

いえいえ、驚きはまだ終わっていません。もうひとつ外せない場所があるのです。

教会前の広場の一角から空を見上げてみれば、建物の線を利用して楕円形が作り出されているではありませんか！

楕円形に見える場所に立って初めて得られる驚きが実に快感。実際に足を運び自分の目で見ることが、単純だけれども大事であるとつくづく感じさせる教会と広場でした。

サンティニャツィオ広場 広場・公園

ナヴォーナ広場までやってきました。

ナヴォーナ広場 広場・公園

おおっと！あぶない！！瞬間的な動きを石で封じ込めてしまったかのよう。

日当たりの良すぎる広場。暑くて暑くて、のんびりする気力もわきません。

ナヴォーナ広場 広場・公園

トレヴィの泉 建造物

トレヴィの泉 建造物

サンタ マリア マッジョーレ大聖堂 寺院・教会