２度目のウィーン！ ケルンから Ⅰ.ケルンIKEAとケルンフィルハーモニーホール 2019/3

2019/03/26 - 2019/04/02

娘のいるケルンにまたまた来ました。
お馴染みの中国国際航空で北京経由フランクフルト行き。往復８万円は大いなる魅力。。羽田を21:20発フランクフルト翌日の5:30着。
機内食は、普通に食べられる味になり、とても嬉しい。(特に北京からフランクフルトに向かう便で朝食にお粥が選べるのが私向き)暖かいお茶が飲めるのも。
北京空港はこの2年で３回目かな、行く度にトランジットしやすくなっていて凄い。２年前に初めてトランジットした時は、パスポートコントロールには、高い所に怖い顔した制服の年配の女性。投げつけるようにパスポートを突っ返していて、そこまで長蛇の列だったのも何だかレトロで懐かしいくらい。今は自動改札です。
空港内は、、2年前は、お土産屋さんといった感じの、お茶やお菓子を売っているローカルなお店が多かったけど、今はブランドショップばかりになってちょっとさみしい。

さて、今回も行きたい場所が沢山すぎて悩みましたが(春のベネチアにも行きたかったし、ドイツの街巡りや、アルザスにも行きたかったけれど！)、そうだ、ウィーンにオペラを観に行こう！となりました。
やはり、ウィーン国立歌劇場でオペラ鑑賞がしたい。
2017年の夏に初めてウィーンに行ったけれど、夏はオペラがないから、それはとても残念で。
ケルンでも実は初めて、ケルンフィルハーモニーホールへ！
ゲルギエフ指揮ミュンヘンフィルを３６ユーロで聴きました。(安い！)

エリア ケルン(ドイツ)

朝5:30に時間通りにフランクフルトに着き、ICEでケルンの娘のアパートへ。
娘は学校にもう出かけているので、鍵を開けて中へ入る。
以前から、もう少し布団とシーツなど欲しいなぁと思っていて、IKEAに行ってみることにする。
こちらの掛け布団は、薄くて軽いのにとても暖かい。ホテルなどの掛け布団がそうですよね。あれなら持って帰れるな、と。
ケルンのHeumarktから、５番の地下鉄で26分でその名も“IKEA Am Butzweilerhof”に到着。地下鉄は、途中で地上に出るから、街の中を景色を眺めながら、なかなか良い気分。すぐに街から出て、木立や平原の中を電車が走ります。
この駅は、IKEAがあるだけです。

Heumarktで、地下鉄の乗り口がよく分からなくて看板を見ていると、ドイツ人の若いお兄ちゃんが親切に声をかけてくれた。
地下鉄でIKEAに行きたい、と言うと駅まで案内してくれて、日本人ですか？と聞かれる。以外と最近珍しいな、と思う。最近は「ニーハオ」と言われることが多いからね。日本が好きで、日本食が好きで、来年の夏に日本に行ければ、と計画している、と。
SNSの連絡先をもの凄く知りたがるので、私は知り合いとLINE位しかやらないから、、ごめんねと言って電車に乗る。
東京に来た時に、頼りにでもしたかったのだろうと思うけど、私たちの世代は、見ず知らずの人に連絡先を教える習慣は無いからなぁ。
後で娘に話すと、若い私らでも教えんよ、と。ドイツ人にしては、それ、珍しいよ。プライベートなこと、そんな風に聞く人いないよ！ママ気をつけなよ、それナンパされたんじゃ無いの!?お金持ってそうに見えたんじゃ無いの、とかそれは無いなぁ。。(笑)
私が、言葉も大して出来ないのに、一人でウロウロと色んな所に行くのを、娘にやたら心配されています。(逆!?)

さて、日本のIKEAも同じ感じだから、どこにいるのか分からない(笑)もともとこちらですが！中も同じ感じです。

IKEAでジャンキーなお昼にします。
これ、２.５ユーロ。システムが良く分からない私の前に、空の紙コップとソーセージだけのホットドックが出てきて・・？
辺りを見渡すと皆さん、トッピングして、ジュースバーもあって、かけ放題、飲み放題してました。
ピクルス２種類とカリカリベーコン一杯かけて、結構美味しかった。
ぱくっと食べて、あ、ティッシュ欲しいなと思ったら、隣にいたおじ様が、さっとナプキンを取ってくれて、笑顔でお礼。
やっぱりドイツの人は優しいんだ。

お布団とシーツとカーテン買いました。
でもエコバック入れて、あとは抱えて帰れます。
IKEAから帰ってから、REWE(スーパー)で買い物して、肉じゃが作りました。
ジャガイモでも何でも、沢山入っていて安いです。ビールも１ユーロしないくらいだしチーズも日本の半分以下の値段、いやそれより安いなぁ。
高いのは、鶏肉！牛肉の方が安い。鶏肉をあまり召し上がらないようです。

次の日は、午前中に、またREWEに出かけて、いつも横目で見ていた、美味しそうな本格チーズやハム、ソーセージが並ぶカウンターでの買い物にチャレンジ。
結構混んでたので、逆にゆっくりと物色できて嬉しい。
カウンターのチーフみたいなおじさんは、何だかご機嫌斜めなのか、いつもそういう人なのか、地元の人たちも、“順番が違う、あんたは後だ”とか、“どっちかはっきり言わなきゃわかんないぞ”とか、そんな感じで怒られてる。
でもいつもの事なのか、何だかみんな笑ってるのね。私もつい笑ってしまう。
私の時は、愛想のいいお姉さんからチーズを、よく分からないので、適当に、これ、と指さして買ったのが、とっても美味しかった。
ハムは、お兄さんに、お薦め聞いたら、ゼリーで固められているソーセージ、ドイツの人はこれが結構好きみたい。ちょっと甘めで味が濃かったかな。

さて、夜、20:00から、ケルンフィルハーモニーホールのコンサートに出かけます。ホーエンツォレルン橋を渡って、歩いて１５分ほどです。
コンサートホールまで、歩いて１５分。。夢のようですね。

ホーエンツォレルン橋 建造物

ホーエンツォレルン橋を渡って大聖堂に近い、ケルンフィルハーモニーホールへ。
ケルン中央駅まで一駅ですぐなのだけど、ドイツの鉄道は一駅が高い。2.7ユーロって350円弱かな。高いよねー！だから、いつも歩いてしまう。
娘は大学に通っているので、公共交通機関は全てただ！

この橋は、正面に大聖堂が見えて、綺麗。
右手側には、沢山の錠前がぶら下がっています。

橋を渡りきり、更にまっすーぐ歩き続けます。

対岸から橋を渡って行くと、真正面に大聖堂が見えるのが凄い！と思っていたら、
やはりその効果を狙って造られたようです！

結構人が歩いています。

８時開演
ヴァレリー・ゲルギエフ指揮
ミュンヘンフィルハーモニーのコンサート
programは、

Trauermarsch
aus: Götterdämmerung WWV 86D (1848–74)

Wolfgang Rihm
Transitus III (2017–18)
für Orchester

Pause gegen 20:35

Dmitrij Schostakowitsch
Sinfonie Nr. 5 d-Moll op. 47 (1937)

ケルンフィルハーモニーホールは、
大聖堂から来ると、階段を降りて下になります。
コンサートホールの正面からはいると、普通にコンサートホールがあるわけですが、
大聖堂から見ると、地下にある形になっています！

すり鉢状のとても素敵な構造です。
音響が素晴らしいと評判。
私の席は、すり鉢の上の方。
36ユーロというお値段！

評判通り、音がちゃんと届いてきます。
素敵…！
このホールの会員になりたい。。

ゲルギエフさん、初めて生で聴かせていただきました。
…本当に素晴らしい。
そして、ミュンヘンフィル、こんな値段で、

なのに時差ボケで、ショスタコーヴィチで、うっかり何度か寝てしまうという…
時差ボケでなければあり得ない…
ショスタコーヴィチの５番で寝られるなんてどうしようもない(ーー;)

眠気との戦いでしたが、それは本当に時差ボケのせいで(…しつこい(笑))
そうでなければ、本当に惹き付けられる演奏。
心から魅力的な音楽！

とてもシンプルな作りですが、居心地のよい、素晴らしい響きのホール！

ロビーの様子

クラシックだけでなく、様々な演目があります。
無料のランチタイムコンサートなども開かれます！

入り口の様子

コンサートホールと大聖堂

大聖堂の方に上がり、中央駅から電車で帰ります。
歩こうか迷ったけど、もう遅い時間ですからね。
中央駅の構内で明日の朝のパンを買って帰ります。