【スリランカ⑥】脱水直前のローカル列車、変人につきまとわれうんざりした夜

2019/03/14 - 2019/03/14

2018年度後半の連休を年度末に消化。いろいろ迷ったけれど、航空券がやすかったMU上海経由スリランカ行きに決定！
友人のお勧めでキャンディ～コロンボ間は列車に乗ることに。どなたかのブログを拝見すると、２等も１等も結局は変わらない、と書いてあったので２等に乗車。し、しかし。窓を開けても社内の温度は相当高く、ミネラルウォーターも底をつき、脱水直前に。夜は夜でスリランカ人の見分けがつかず、めんどくさい人に付きまとわれた散々な一日だった。

エリア コロンボ(スリランカ)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

05：32
お経は免れたものの、大勢のおしゃべりが外から聞こえてきて目覚めてしまった。外を見てみると、裏のビルの階段をたくさんの人がのぼっている。あとでフロントのフレンドリーなオーナーに聞いてみたところ、学校なんだそう。皆いい席をとるためにこんな早朝から来るとのこと。なんて熱心な。

二度寝したかどうかは自分でもよくわからないけれど、08:05には朝食。外国人の口に合う美味しさではないかもしれないけど、Hot mealもあって種類が豊富だった。

マイ シティ ホテル ホテル

朝からたくさん果物をいただけるのはありがたいね。マンゴスチンまであるし。

コロンボ行きの列車は12:50。「まだまだ時間があるからWhite Bhuddaへいってみたらどうだ？」と提案され、行ってみることに。

途中、トトロに出てきそうなものすごい立派な木が。

坂をひたすら上り

もうすぐ！

これが見えたら右折してさらに急な道をのぼっていく。

ここまで一本道だし看板もあるから迷うことはない

なんか声が聞こえると思ったら

道はだんだん細くなり4

到着！入場料は250ルピー。そのほか靴を預けてチップも渡したかな。

ホワイトブッダ 寺院・教会

友人が風邪をひいたといっていたので、早く治るようにお祈り。家族が元気に暮らせることも。

袈裟が干してある。こんな裏っかわを覗くのが好きだ。

キャンディ市街を一望。お、ムショが見える。

キャンディ湖。この町なら住めるかも。

ホテルへ戻り、列車のチケットをもらいチェックアウト。２等500ルピー。ちなみに、1等は1000ルピー。といっても日本円で600円くらいなので、今後行かれる方がいたら１等をお勧めします。
このホテルのすぐ横に、日本語の話せるラジャさんという人がおり、昨日おしゃべりをした。ホテルを出た時も、屋根を修理しながら「またスリランカ来てね」と見送ってくれた。

ホテルからキャンディ駅へ向かう道。歩道という歩道はなく、こんな感じのところをひたすら歩く。バックパックや機内持ち込みサイズのスーツケースならまだいけるけど、それ以上の荷物ならトゥクトゥクに乗ったほうがいいかも。

床屋さん。覗きたいなぁ。

郵便局

車内用にスナックを購入

やっとこさキャンディ駅に到着

キャンディ駅 駅

この木の案内板、萌えるわ

２Fに食堂があるのか

スリランカに来てまだ食べていなかったクレープをいただく。中は例によってお砂糖ジャリジャリ。激甘ミルクティーは美味しかったけど、一方で衛生面が気になって100％楽しめなかった。

ペーパー。

求人かね。

ここでもやはりトランプは話題ね。

ちょっと早めにプラットホームへ。

出発待ちの古びた列車内をのぞいてみる

自分の中に少しだけある「鉄」の血が騒ぐ

のどか

さっき買ったスナックでも食べようかなとふと見てみると、包装紙はなんとテスト用紙！

エビが入っていて美味しかった！でもじつはお金触った手でやってたから、ちょっとだけ味見して終了。

列車は50分遅れて到着。でも誰もイライラしていない。ホームに入ってくるなり、指定席ではない人たちが我先にと走り出す！

ここは1等。

dwarfの席は11番、通路側。自席から様子をうかがっていると、やはりスリランカでも指定席をとっていないのに、なりすまして座っている人がいるようだ。車掌さんに追い払われていた。

衣装ケースに入ったスナックの販売が1度だけあった。隣の窓側の人が2つ買っていてあれ？と思ったら、一つは私のだった！ありがとう。ゴキブリいたし暑い中3時間身動き取れずでぐったりしていたけれど、もっと話してみればよかったな。今考えてみたら、あのしょっぱからいスナックがあったからこそ過酷な環境でも到着までもったのかも。

コロンボフォート駅到着。あぁ早く水のまないとやばいかも。

コロンボ フォート駅 駅

こんな光景最高だわ。

下車してからはチケットのチェックなしに構外へ。スリランカの駅ってホームまでは自由に出入りできるのかも。チケットのチェックは車内でしかなかった。

ホテルへ向かう途中、こんなタワーが。歩き方には載ってなかったな。

ここコロンボはやはり首都。きれいに舗装された道路をたくさんの車が走り、またあちこちで高層ビルの建築がすすめられていた。

カーギルスがみえてきた

今日の宿は「Grand Oriental Hotel」。一人なのにキューバ旅行以来の広さかも。広いけど、エアコンはしっかりきいていた。古いのが気にならないなら、クラシック建築が好きな人にはいいかも。スタンダードルーム、agodaで\4,841。
・固形石鹸：あり
・シャンプー：？
・お湯の出：途中から超ぬるいお湯に。暑い国とはいってもさすがに寒かった。
そして深夜の01：30ころにドライヤーがないことに気づき、フロントへ電話して持ってきてもらった。

グランド オリエンタル ホテル ホテル

朝起きて部屋で準備しながらコーヒーをいただけるのはありがたいわ。

ハーバービュー

19：50。さて、夕食にいくか。

1937年、もとは一階建てでオランダ政府関係が入っており、そのあとイギリス軍の宿泊施設に。ホテルとして正式にオープンしたのは1975年。

グランド オリエンタル ホテル ホテル

本当はローカルレストランで行こうと思っていたところがあったのだけれど、そのお店のすぐそばで”自称ホテルマネージャー”と出くわしてしまい、「そこはお腹壊すからやめな」と半ば強引におしゃべりしながら素通り。KANDY出身、2か月前にコロンボに出てきて”ホテルマネージャー”を務めているらしい。日本にも友人がおり、「Tokyo, Osaka, Nagoya, …」等自分も行ったことがあると。年は２０台前半か。多分違うであろうことはうすうす気づいていたものの、本当に泊っているホテルのホテルマネージャーだったら怖いかなと思い、ぞんざいな扱いをすることもできず。ホテル付近をぐるぐる歩き、もう一人になりたかったから「一人で行くからいい」ことを伝えると、

時計塔 (コロンボ) 建造物

「Japan, Sri Lanka Friend」などしつこくモーレツに言ってきて、ヒルトンの前で自分はここに住んでいる、と言っていた。いったいどこのホテルマネージャーなんだよ。いい加減強気で振り払おうとすると、「帰るならアッチ方面で喧嘩があるから、この政府認定のトゥクトゥクに乗れ」というのだがすぐ近いのでお断り。乗ったらいったいどこへ連れていかれるのやら。超速足で怒りながらホテル方面へ歩いて行った。付近でちょっとだけやり取りを見ていた人は「だいじょうぶか？」というような感じで声をかけてくれたのだが、頭に血が上りすぎて答えることすらしなかった。いや、でも出会ったほとんどは親切な人ばかり。頭おかしいのはこの人だけだったと思う。

ホテルに戻ってフロントに聞いてみた。ヒルトンに住んでいる“ホテルマネージャー”はいるか、と。案の定いない。時々その“mentally ill”な奴は出没するよ、とのこと。
おかげで夕ごはん食べそびれた。かろうじて買ったお水とKANDYで買ったチョコレートで飢えをしのぎ、怖くて嫌な思いを聞いてもらいたくて友人にChat。

ホテル自体は、古いのさえ気にならなければクラシック建築など個人的に好きな要素がたくさん。スタッフも本当に親切！！

でもこんな暗いところも通るので、夜は本当に注意。
スリランカで思ったことの一つは「皆顔がにている」こと。そして顔が小さくて足が細長い。ほんとに“ホテルマネージャー”かもとおもったよ。これからスリランカへ行く方、“自称ホテルマネージャー”には注意してください。あいつは“自称”だから。