ミュンヘンのアウグスティナーケラー２度目＆３度目の訪問、巻き寿司でエーデルシュトフを豪快にぐびぐび！

2008/09/06 - 2008/09/08

ミュンヘンで一番のビアガルテンはと問われれば、そりゃあヒルシュガルテンとか英国庭園にも中国塔をはじめとして４軒くらいあったし……だがやはりここは、アウグスティナーケラーに行っておくべきではないか。中央駅からも徒歩10分くらいだから、移動日の列車の発車時間待ちで１時間もあればぐびぐびできちゃうのではないか。

アウグスティナーケラーの初訪問は2005年６月のこと。そして2008年は２回呑みに行っている。

一度目は、オーストリア・アルプスから戻ってきたその日。まだまだモバイル端末を持ち歩いていなかった頃だったので、中央駅のキオスクで欧州版朝日新聞などを買い求めてビアガルテンへ。新聞を読みながら初めてとなるエーデルシュトフ(Edelstoff)の１リットル・マスジョッキを傾けたのだったが、これがコペルニクス的転回のうまさ！　これまで呑んでいた日本のビールは何であったかと思わせる、麦汁の風味に悶絶したのだった。甘みもありながら、それがちっとも嫌味ではない。なるほど、ミュンヘン市民が“ミュンヘン一うまい！”と太鼓判を押すのも間違いではないと思ったのだ。

そして翌々日には２度目の訪問をしたが、この時初めて街中で巻き寿司、稲荷寿司、枝豆、そしてピリ辛ねぎチャーシューを買い込んで、長テーブル＆長椅子のセルフサービス・エリアに持ち込んだのだった。

セルフサービス・エリアはビールなどの飲み物さえ買えば、後は食料の持ち込みは勝手次第。ということで木樽から豪快に注がれるエーデルシュトフとヤパニッシェ酒肴とのコラボが実現したのである。

この幸せをいかにとやせむ！

どうかみなさんも、思い思いの酒肴を手に、アウグスティナーケラーをはじめとするミュンヘンのビアガルテンに行きましょうぞ。

それにしても不思議なことに、ドイツの人たちは我々のように何かをつまみながらビールをということはなく、ひたすらビールだけを呑み続けている人が多いのであります。そりゃあ“液体のパン”ではありますが。

エリア ミュンヘン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

アウグスティナーケラーの入口からミュンヘン中央駅方向を望んだところ。奥に聖母教会の双塔が見える。ビアガルテンの隣はバイエルン放送局がある。車道の間には、市電16、17番の停留所があり、そこからだったら徒歩５分足らず。

ここがセルフサービス・エリア。奥で飲み物や食べ物を調達することができる。

アウグスティナー ケラー バー

一度目の訪問の時は、店員にオーダーできる場所で飲食した……日本の情報に飢えていたので、貪るように朝日新聞を読む之図。

というわけで、奥に見えるところでビールを買うことにする。

いなせなお兄さんが木樽から豪快に１リットルのマスジョッキに注いでくれる。ぶっとい蛇口を見よ！

エーデルシュトフにつき従う日本的おつまみの数々。ジョッキの横から、枝豆、ねぎチャーシュー、稲荷寿司、巻き寿司などなど。

満足満足でアウグスティナーケラーに別れを告げる。

市電の停留所から写真中央のアウグスティナーケラーの森を眺める……また来るからな！

DER BIER GARTEN FÜHRERは、ミュンヘンのビアガルテン・ガイド。副題は“ミュンヘンとその郊外の正しきビアガルテン”で、お世話になりました。

アウグスティナーケラーのページはこちら。