2019/3千葉房総3泊4日の旅　№2下総・香取神宮の歴史はスゴかった。

2019/03/24 - 2019/03/27

何も調べもしないで、佐原へ行くなら香取神宮は近いから”ついで”に行く？
みたいな感じの会話から参拝した香取神宮(-_-)zzz　

香取神宮は、日本屈指の名社でした。
日本全国に約400社ある香取神社の総本社。
下総での一宮となり、また、「東国三社」のひとつです。

香取神宮の主祭神の経津主大神（ふつぬしのおおかみ）は、日本書紀にも登場する神で、鹿島神宮の神と共に、平定に功があった軍神と伝わります。

また、古くから国家鎮護の神として皇室からの信仰が厚く、明治以前から「神宮」の称号を与えられた由緒正しいお社。
伊勢の他に神宮と呼ばれたのは、鹿島神宮と香取神宮だけです。

厳かな雰囲気が漂う香取神宮に参拝して、パワーを頂いてきました。
何かしら少しでも参考になれば嬉しく思います。

エリア 香取・佐原(千葉)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

JR成田駅から佐原駅への所要時間は40分 ほど。9時11分佐原駅に到着。
江戸の雰囲気を連想させる駅舎、素敵ですね(゜゜)

佐原駅前からバスで香取神宮へ行きます。

土、日、祝日なら佐原駅⇔香取神宮を佐原循環バスが13便運行していますが、生憎の平日。路線バス(千葉交通）香取神宮行の午前の便は、8時と9時台の2便だけ。
別ルートもありますが、これも1日に4便だけ。平日は特に交通便が悪いです。
また、香取駅から香取神宮へ徒歩で行くには、約30分もかかるようです。

駅前に建つ伊能忠敬像を見ながら9:35発のバスを待ちます。
香取神宮はバスで12分、近距離にあります。近時間があればぶらぶら歩いても良さそうです。

香取神宮には9:47着きました。私達とあと２人だけの乗客。

参道の入口には、「歓迎」「香取神宮」と書かれた立派な燈籠がお迎え。

参道脇には食事処や土産店などがありますが、閉まっている店が多数見受けられます。

ほどなく朱塗りの大鳥居が見えて来ました。

参道の正面に立つ第二の鳥居。社号標も立派です。

周囲の老杉の緑の調和が美しい。

大鳥居をくぐると、幅広い参道に玉砂利が敷き詰められ、

大きな石燈籠が建ち並び、厳かな空気が広がっています。

少しピンクに色付いた桜のつぼみ。
開花していたら見事な景観となったことでしょう。

枝を支えられている桜の古木。なぜか愛おしく感じる(。ω･)?

神池には、ベンチがあります。ゆっくりしたいところですが…

神池の傍の1対の狛犬。

狛犬

鳥居をくぐります。参道をまっすぐ進むと、

朱塗りの総門です。

手水舎で手を清めます。

香取神宮の御由緒が書かれています。

御祭神　経津主大神（ふつぬしのおおかみ）
大神は天照大神の御神勅を奉じて国家建設の基を開かれ国土開拓の大業を果たされた建国の大功神であります。故に昔から国民の崇敬非常に篤く、国家鎮護、国運開発の神、民業指導の神、武徳の祖神として仰がれています。現在の御社殿は元禄13年の造営に基づくもの。・・・・と、書かれています。

偉大な功績を果たした経津主大神を祀っているとは全く知りませんでした。
由緒正しいお社です。では、早速参拝します。

総門を振り返り見る。

楼門

２階造りの荘厳な門は、1700年の建造です。
楼上の額は海軍大将・東郷平八郎の筆です。

御社殿より楼門を見る。

御社殿

黒を基調とした重厚華麗な御社殿です。
本殿・中殿・拝殿が連なる権現造の社殿。
楼門と同じく 奥の本殿は5代将軍徳川綱吉によって元禄13年（1700年）造営。
現在の建物は、2014年の式年大祭「式年神幸祭」に合わせて大改修されたものです。

御社殿

昭和52年、国の重要文化財に指定されています。

格調の高さが伺える御社殿です。

拝殿の右手には神札授与所があり、その前にご神木があります。

圧倒的な強さで、邪魔するものをはねのけ進むパワーを持つ「勝利の神様」経津主大神（フツヌシ大神）のご神気が息づくスポット。

さぁ、いっぱいいっぱいパワーを吸収して帰りましょう～(^^)v

香取神宮御朱印

参道まで戻り、右手の道を進みます。
香取神宮の森の中に「要石」があるようです。
「かなめいし」とは、地震を鎮めるとされる霊石のようです。

案内板に従って進みます。

護国神社があるようです。

細く長い石段を上ります。

護國神社

昭和21年創建、明治以降の国難に殉じた香取郡出身の御霊を御祭神としています。

護國神社からほどなく要石がある場所に。

これが、パワースポットといわれる「要石」です。

地面に現れているのは石の一部で、地中には大きな岩が埋まっているとされる霊石の要石。昔から大ナマズが地震を起こすと考えられていたのですね。

要石の説明書き

香取・鹿島両神宮の大神様が、地震を鎮めるために地中に石棒を差し込み、大ナマズの頭尾を刺し通した。香取は凸形、鹿島は凹形である。。。と書いています。

奥宮のことも書かれていますが、時間が無いので参りませんでした。

フツヌシ大神と要石のダブルパワーをいただきました。
何にこのパワーを使ったらよいのか考えなければ…（笑）

香取神宮10:32発のバスに乗りたいので、観光時間は50分ほどでした。
このあとのバスは、13時発までありません。
間に合わなければタクシーを使うつもりでしたが、どうにか間に合いそう。

この銅像は、千葉県香取市出身の政治家「山村新治郎」親子。
よど号ハイジャック事件で乗客の身代わりになり、知られるようになった人です。

参道のだんご屋さんが気になりますが、立ち寄らずにバス停へ(-_-)

月曜日なので(？）香取神宮参拝で出会った人はとても少なく20人もいませんでした。お陰で静かに神聖な雰囲気漂う香取神宮にお詣りすることが出来て幸いでした。
香取神宮からのバス乗客も3人だけ。
バスは、道の駅水の郷さわら付近を走り美しい風景でした。
バス料金300円×２を財布から取り出していたらカメラが間に合わず写真画像ありません(*_*;
佐原駅の手前の忠敬橋で降ります。あと10分程で着きます。佐原の街歩きは次の旅行記で。
******最後までお読みいただき有難うございまた。