2019/04/05 - 2019/04/06
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ROSARYさん
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2019年4月、デンマークの革命的レストラン、NOMA出身のシェフが日本にオープンさせたINUA。イノベーティブ・フュージョン料理です。昨年6月のオープンだから、春のメニューは初めてのもの。日本の野山の味覚を堪能しました。
食後、千鳥ヶ淵を歩くつもりが、あまりの満腹感に断念。翌日、散り始めた桜のリベンジに行きました。
・INUAへ
・INUAの節気(小さい)コース
・INUA キッチンツアー
・翌日の千鳥ヶ淵
表紙写真は、INUAシグネチャー・ディッシュの「熟成・燻製された舞茸」
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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今年2月にワールド・レストラン・アワーズ「今年の新店」で優勝したINUA。
デンマークのNOMAで長く研究開発部門のトップを務めていた、ドイツ出身のトーマス・フレベルさんが、昨年6月に日本でオープンさせたレストランです。
飯田橋、KADOKAWAのビルの角に看板がありました。 -
入り口を入ったところにレセプション。予約の名前を告げると、このアプローチを通って、奥のエレベーターに案内されます。
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広々としたラウンジ。
夕食の予約は18時15分からか、20時から、と言われて、18時15分のほうを選びました。また外は明るいですね。
北欧風の家具で、カジュアルな雰囲気です。 -
通されたテーブルから厨房をみたところ。
どの席も厨房が見えるように配置されていて、あたかもステージを見るかのよう。
中央、カメラ目線の方が、シェフのトーマスさんです。 -
たくさんの方が立ち働く厨房内。
今日のメニューは、小さい方の「節気」です。 -
最初のお料理は、季節のシトラス、昆布オイル。
文旦とはっさくかな。自家製の七味(唐辛子は入っていない)と、コブミカンのような甘い香り。さまざまなスパイスが入り混じって、とてもおいしい。絶妙のバランスです。
テンションが上がります。 -
そこへ、シグネチャー・ディッシュの舞茸登場。土鍋で蒸した状態のものを見せに来てくださいました。
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切ってお皿にいれた舞茸に、昆布出汁と松の葉から抽出した出汁をまぜたものをかけて。
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お出汁がかけられたところ。
ワインはピュイイ・フュッセにしました。 -
一緒に出されたのは桜の花の塩漬け。
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イチオシ
舞茸の上に散らしていただきます。
シグネチャー・ディッシュ 「熟成・燻製させた舞茸」の完成です。
なんでもない素材だけど、3日間熟成させているなど、とても手間がかかっているのです。 -
蜜蝋が貼られた額縁の中にいれて提供されるのは、プラムレザーとアロマティックフラワー。
コリアンダーの花かな。こちらもとてもふくよかな香り。
酸味の効いたプラムシード。少しずつちぎっていただきました。 -
続いては、鹿のタンと香草サラダ。
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鹿のタンが見えなかったので掘り出してみました。
ローズヒップの実や生のクルミも入っています。 -
イチオシ
次は、湯葉と山菜。
コゴミやウルイ、行者にんにくなど、今採れるさまざまな種類の山菜が湯葉の下に隠れています。
上からかけられているのは麦麹の泡。下にはイナゴで作られた醤油(魚醤みたいなものですね)が敷かれていました。
イナゴ醤油の旨味にびっくり。とてもふくよかな味わいです。 -
クエと梅の酢漬けのソース。添えられているのは野生のクレソン。
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そしてメインディッシュ!が「炊きたてのななつぼしとブナの実」。
土鍋で出てきました。 -
スタッフの方が混ぜてくださいます。
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松の新葉や、緑色の山椒の実も入っています。
シェフが気に入った秋田の森をイメージして作られた一皿なのだとか。ブナの実ということは白神山地かなあ。
硬めに炊き上げられているので、しっかり噛み締めていただきます。
おかわりしたら、すごくお腹いっぱいになってしまいました。 -
付け合せのようにでてきたのは、フルーツとピクルス。
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生姜、パイン、イタドリなどなど。
ハバネロの辛味と酸味が強すぎて、個人的にはフィットしませんでした。
それに食材の種類が多すぎて覚えられません。 -
イチオシ
キャンドルや水のボトル、花瓶ごしに厨房のほうを。
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デザート。黒麹のアイスクリームと松ぼっくり。真ん中のオイルは桜の木の皮で風味付けしているそう。
松ぼっくりが柔らかくてガムのような食感なのにビックリ。 -
そしてお餅。アイスクリームとかぼちゃの種の餡が入っていて、周りがお餅です。雪見だいふく的な…
黒いのは熟成させた梨。 -
食後、キッチンツアーにご案内いただきました。
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さっきのプラムレザーを作る場所ですね。
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シェフは、最初のお料理、シトラスの仕上げ中。
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これが上に散らされていたスパイスたち。
スポイトに入っているのが昆布出汁なんでしょう。 -
昆布出汁をかけるシェフの手元に、他のスタッフの目が釘付けです。
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横では、舞茸の燻製中。三段の棚の位置を変えながら、3日かけて松の木で燻すのだそう。
そして真っ赤に焼けた炭火の上に土鍋をかけて、一気に蒸し上げます。 -
こちらは新メニューの梅の杏仁を取り出す作業。黙々と下ごしらえ。
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こっちはブナの実。これまた気が遠くなるような作業が待っています。
栗のように外の硬い皮をはずし、さらに薄皮をむくのだそう。
ご飯の上に大量にかかっていますからねえ。 -
ひとつ下の階にも案内していただきました。
冷凍庫。 -
こちらは冷蔵庫。大きなクエが下がっています。
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コリアンダーの花もね。
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こちらは熟成庫。温度と湿度をコントロールできる機械がズラッと並んでいます。
壮観! -
最後に出てきた梨。黒にんにくのような感じで熟成させるのだそう。
温度60度、湿度0%に設定されているようです。 -
そのほか8階には事務所とテストキッチンが。
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こちらがテストキッチン。
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イナゴ醤油の熟成中です。
Grasshopper Garumと書いてありますね。 -
そのほか、香辛料などの食材の棚。日本の食材を使っているところもINUAの特徴です。
このテストキッチンから、新しいお料理が次々に生み出されていくのでしょう。 -
NOMAの本もたくさん並んでいました。
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食材の標本(笑) ハバネロとか・・
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9階に戻ってきました。
個室もあるんです。落ち着いた雰囲気。 -
ラウンジに戻って。
精算はラウンジでしました。小さいコース&3人でワイン1本、ひとり3.5万円くらいでした。
そういえば、お客さんの7割くらいが外国の方でしたね。この値段は、円安ということもあり、外国の方にしてみれば安いのでしょう。NOMAは予約もとれないし、むしろ日本でのほうが気軽にNOMAの味を試すことができるのかもしれません。
このあと、千鳥ヶ淵に行こうと思っていたけど、お腹いっぱい過ぎて断念。 -
イチオシ
翌日の昼間にリベンジです。
散り始めて、お堀には花筏。千鳥ケ淵 花見
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ボートを待つ人がたくさん。こちらも外国の方が多い。
千鳥ヶ淵緑道ボート場 名所・史跡
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桜とボート。
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もっとアップで。
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桜だけでなく、シャガも満開でした。
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