2019/03/09 - 2019/03/10
240位(同エリア286件中)
toppyさん
- toppyさんTOP
- 旅行記58冊
- クチコミ11件
- Q&A回答0件
- 79,084アクセス
- フォロワー7人
この旅行記スケジュールを元に
2019年3月9日~10日、福島県西白河郡西郷村にある元湯甲子温泉に行きました。
今回宿泊したお宿は「甲子温泉 大黒屋」さん。
part1では、新幹線で駅弁の昼食、新白河に到着し小峰城見学と周辺散策、お宿の送迎車でチェックイン前のプチ観光、お宿到着までを記しました。
part2では、お宿の屋外散策、大岩風呂、大浴場、夕食までを記します。
今回は内容がかなり盛り沢山で中々進められず悪戦苦闘しました。
それというのもpart1の白河小峰城もそうでしたが、あまりの重厚さと歴史や時代背景を鑑みると簡単に割愛し難くなり、あれもこれもと選択し労力がかかってしまいました。
「甲子温泉 大黒屋」さんは、いい旅館ですね。
山里に構える一軒宿で温泉街などありませんが、その佇まいは長い営みの歴史と今に程よく調和する魅力が兼ね備えています。
また正に秘湯と呼ぶべき唯一無二と思しき大岩風呂は、誠に稀有な温泉で私の脳裏に深く刻まれました。
今まで訪れた温泉宿には、名湯だったり、ロケーションが優れていたり、様々な工夫を凝らしていたり、その殆どがいい温泉でありますが、「甲子温泉 大黒屋」さんの大岩風呂は、かつてない衝撃を覚えました。
とにかく圧巻!でした。
でも決して大岩風呂だけではなく、大浴場も食事も、客室もサービスも良かったです。
またリピートしたいお宿が増えてしまいました。
part1の旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11472867
part3は↓
https://4travel.jp/travelogue/11477778
part4は↓
https://4travel.jp/travelogue/11479160
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- タクシー 新幹線 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
早速温泉へ!と思いましたが、まだ女性の日帰り入浴のお客さんが結構いるようなので時間をずらすことにしました。
この時間帯に入れるのは男性は大岩風呂だけで、それも男湯というのではなく混浴になってしまうので、後回しにして敷地内を散策することにしました。
本館を出て裏手にまわるとまだまだ多い雪の量に驚きます。 -
「大黒屋」さんには本館の他別館が3つ敷地内にあります。
「勝花亭」、「共楽亭」、「前荘」が離れの別館で、江戸時代の白河藩主松平定信公が別邸として建て、現在は村の文化財に指定されているそうです。 -
別館の門をくぐり抜けると大黒天があります。
階段を登っていこうと思いましたが、かなり雪に覆われていたので諦めました。
ここから阿武隈川を挟み大岩風呂と櫻の湯の建物を見ることができます。 -
別館は5月から11月の間のみ宿泊することができるようです。
先程行った白河小峰城(part1旅行記)もそうでしたが、歴史を身近に感じることができる大変貴重な建物だと感じました。 -
身体が冷えてしまったので本館に戻り館内を散策しながら大岩風呂に入ろうと思います。
入口を入って正面がロビーになっており、右側に売店があります。 -
通路には秘湯マップや掛け軸が飾られています。
-
こちらは食堂で隣に宴会場があります。
日本秘湯を守る会の提灯が置かれています。 -
通路を進むと右側に「恵比寿の湯」があります。
男湯・女湯に別れていてそれぞれに内湯、露天風呂があります。
19時から21時の間のみ入れ替えになります。
また13時から16時までは清掃のため入れません。
まだ16時前だったのでスルーします。 -
大岩風呂までの通路は階段でずっと下っていきます。
こちらで下履き用のサンダルに履き替えます。
防寒着や長靴も用意されてます。
外に出なくてはならないので冬季は必要なのでしょう。 -
大岩風呂までの階段は100段を超えると聞きました。
実際数えたら確かに100数段ありました。
因みにエレベーターはありません。
屋内の通路を出ると屋外に進み阿武隈川を渡ります。
ひたすら降りて行きます。 -
今でも寒いのですが真冬は更に極寒なんでしょうね。
この試練を越えての温泉は一層たまらないものでしょう。
それにしてもまわりの景色がいいですね。
阿武隈川もきれいです。
しばらく立ち止まって眺めてしまいました。 -
日も出て周囲を明るく照らしてくれていますが、陰っているところは冷たい雪が残ります。
-
こちらが大岩風呂の建物です。
大岩風呂は女性専用の時間帯はあっても男性専用はありません。
基本は青色で表示されているように混浴です。
脱衣室はありません、風呂と同じスペースに仕切りの板があるのみです。
他にお客さんはいませんでした。 -
これが大岩風呂です。
写真でどんな感じかは事前に見てましたが、実際に目の当たりにすると迫力に圧倒されます。
縦5m、横15m、深さ最大1.2m。
プールのような湯船です。
一人で温泉を楽しんでそろそろ写真撮影しようかな、というタイミングで先程送迎車でご一緒だった親子のお客さんが入ってこられました。
勿論写真撮影も諦めました。が、もしかすると今後も撮影できなくなるのではという危惧から、お客さんに許可をいただくべくお伝えすると、快く了承下さいました。
「ありがとうございます!」
今までお風呂の撮影は私1人の時しか撮っていませんでした。(当然ながら)
初めてです、こんなケースは。
結局この後も1人で撮影する機会に恵まれましたが、何故か切羽詰まり、チャンスがないのではとお声掛けさせていただきました。 -
150年もの歴史があることも凄みを感じます。
鳥居ね湯口からは44~45℃の温泉が、岩盤の足元からは自噴する31~34℃の温泉が、自然とのコラボのような湯船に感動します。 -
建物にも目が奪われます。
天井もこの作りで、高く開放的な空間を醸し出しています。 -
この大岩風呂は「子宝の湯」とも云われているそうです。
湯船の中の子宝石をなでると子宝に恵まれるという言い伝えがあるようです。
湯船の底は岩盤で子宝石の他岩の段差があり、透明感ある透き通ったお湯越しに良く見ることができます。 -
窓から湯船に日が射し込み一層の情緒溢れる味わいを感じます。
お湯はどちらかというとぬるめですが、しばらく入っているとかなり温まります。
熱い温泉が出ていてもこれだけの広さと気温が影響するのでしょう。
それにしても秘湯感抜群、いい温泉です。
因みに大岩風呂は隣の櫻の湯も洗い場はありません。 -
大岩風呂を堪能した後は階段を今度は上がり、16時から開く「恵比寿の湯」の近くの休憩スペースで小休止です。
ここには飲料の自販機が置かれています。
「日本秘湯を守る会」のポスターも貼付されていました。 -
16時になりました。
さぁ「恵比寿の湯」です。
先ずは男湯に入ります。(当然ながら)
ありがたいことに一番湯です。 -
恵比寿の湯の内湯です。
大岩風呂とは源泉が異なるようです。
湧出量は120L/分。
泉温は45.8℃。
加水・加温なしで源泉かけ流し。
こちらもいい湯です。 -
大岩風呂にはない大きな窓があり外の景色を眺めることができます。
浴室は温かくて極楽気分です。 -
洗い場に置かれているトイレタリーは豆乳、秘湯くまざさの2種類あります。
両方使いましたがそれぞれ良かったです。 -
身体をきれいにして湯けむりに包まれ湯船に浸る、これぞ温泉の醍醐味です。
大岩風呂程のインパクトはありませんが、温泉を楽しむ王道だと思います。 -
続いて露天風呂です。
外は冷え冷えめちゃくちゃ寒いんですが、その分温泉が温かくてたまらないですね。 -
まだ雪が散見される景色を見ながらの露天は最高です。
-
このバスタイムが至福の時です。
今回も来て良かったなと思います。 -
夕食前に2つの温泉を楽しんだ後は、18時から食堂で夕食です。
何が出されるのかワクワク、これまた楽しみの一時です。
本日の献立として予めファイリングされていました。 -
着席したテーブル席はこのような形でセッティングされていました。
飲み物はいつものように瓶ビールです。 -
日本酒も早々頼んでおきました。
特別純米酒の千駒です。 -
先付けは、ぜんまいの一本炒め。
ぜんまいは煮ても焼いても美味しいですね。 -
前菜は、右が燻製豆、燻すことで香りが豊かになり味も濃厚になり美味しいです。
左が柿の白あえで、柿の甘さが口の中にほんのり残りフレッシュな味わいです。 -
こちらも前菜。
右がこんにゃくの桜味噌掛け、食感と濃厚な味わいがたまりません。
真ん中はあみ茸の菊花煮、あみ茸の深い味と菊がアクセントととなりまとまり感があります。
左は白菜ともだしの炒め物、白菜にしっかり味が滲み茸との相性抜群です。
どれも旨いし、酒に合います。 -
焚き合わせは、長芋、人参、椎茸、蕪、菜花です。
それぞれがバランスよく焚かれ、1つに上手にまとまっています。 -
よく噛み締めるとそれぞれの食材にあった味付けがわかります。
日本料理っていいなぁ、と改めて思います。 -
こちらは台の物の、和牛の源泉せいろ蒸しです。
さしが入ったきれいなお肉です。
火は後で付けて堪能しようと思います。 -
お造りは、川鱒の刺身と桜鱒の刺身です。
鱒は山あいのお宿では重宝されますね。 -
川鱒は軟らかくとろけるような食感で甘く、桜鱒はコリッとした心地よい食感で旨味が後引く感じでした。
共に旨いです。 -
これだけ酒に合う料理があってはついつい進んでしまいます。
日本酒おかわりです。 -
こちらは別注の馬刺しです。
赤身とヒレがありましたが、ここは奮発してヒレを頼みました。
特製辛味噌をつけて食べます。 -
やわらかい!
そして馬肉特有の濃い味わいが口一杯に広がり旨味が残ります。
いゃー、これは絶品です。
頼んで良かったです。 -
焼き物は、岩魚の塩焼きにごぼう味噌がつきます。
アツアツで頭からガブッと食べられました。
身もふっくらして美味しかったです。 -
揚げ物は、天ぷら3点盛りでわさび塩でいただきます。
ふきのとう、たらの芽の山菜にヤマメをアーモンドでまぶした3品です。
こちらもアツアツ出来立てを美味しくいただきました。
こういう山菜が食べられるのは嬉しいですね。
川魚と山菜は山のお宿の定番ですね。 -
台の物の和牛の蒸し物が出来上がりました。
お肉の下にキャベツ、玉ねぎが敷き詰められていてポン酢でいただきます。
超超まいう~~です。
何枚でも食べられちゃいますね。 -
食事は、福島の天日干し白米、香の物、肉味噌。
止め椀は、冬野菜の呉汁です。
文句なしの旨さです。
ごはんはしっかりお代わりしました。 -
香の物、呉汁でごはん3杯はいけます。
ごはんはややかためですがふっくらして甘みを感じることができます。 -
デザートは、栃餅といちごです。
栃餅はお汁粉のような形で出されました。 -
いちごはフレッシュな甘さがあり、栃餅は小豆のやさしい甘さがあり美味しくいただきました。
大変満足できる夕食で最高の時間を過ごすことができました。
ごちそうさまでした! -
お腹一杯になって103の梅の間に戻りました。
-
外はもう真っ暗です。
庭はライトアップされ樹木が浮かび上がって見えます。
少々休み19時から21時の間男湯に変わる櫻の湯と恵比寿の湯(通常女湯の方)に入ろうと思います。
この模様はpart3で記します。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
甲子温泉2019.03
-
前の旅行記
甲子温泉に行きました。「圧巻!秘湯大岩風呂と白河探訪(小峰城・南湖公園・南湖神社・翠楽苑)の旅」(2019....
2019/03/09~
西白河・岩瀬
-
次の旅行記
甲子温泉に行きました。「圧巻!秘湯大岩風呂と白河探訪(小峰城・南湖公園・南湖神社・翠楽苑)の旅」(2019....
2019/03/09~
西白河・岩瀬
-
甲子温泉に行きました。「圧巻!秘湯大岩風呂と白河探訪(小峰城・南湖公園・南湖神社・翠楽苑)の旅」(2019....
2019/03/09~
西白河・岩瀬
-
甲子温泉に行きました。「圧巻!秘湯大岩風呂と白河探訪(小峰城・南湖公園・南湖神社・翠楽苑)の旅」(2019....
2019/03/09~
西白河・岩瀬
-
甲子温泉に行きました。「圧巻!秘湯大岩風呂と白河探訪(小峰城・南湖公園・南湖神社・翠楽苑)の旅」(2019....
2019/03/09~
西白河・岩瀬
-
甲子温泉に行きました。「圧巻!秘湯大岩風呂と白河探訪(小峰城・南湖公園・南湖神社・翠楽苑)の旅」(2019....
2019/03/09~
白河
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
西白河・岩瀬(福島) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 甲子温泉2019.03
0
50