2018/04/01 - 2018/04/01
973位(同エリア2134件中)
三峯霧美さん
川越御朱印巡り、2回目です。
前週の一回目で咲き始めた桜が満開になり、町では桜まつりが開催されていて、訪れた人たちも春の訪れにウキウキした雰囲気です。
いや~、舐めてたぜ川越、わが町は何もないない、川越は立派な観光地だと実感いたしました。
というわけで、先週時間切れで断念した御朱印を頂きに、サクッと一周してきました。
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家から近いからってのんびりしすぎて、出発時間が遅くなり、本川越駅に着いたのは午後1時前。先週の教訓は生かされず。
まずは中院(なかいん)に向かいます。
境内から溢れるように咲く大きな桜が迎えてくれました。 -
13:09 中院(なかいん)星野山 無量寿寺
830年に円仁(慈覚大師)が建立した無量寿寺には北院(喜多院)、中院、南院があり、関東天台宗の本山でした。
もともと仙波東照宮の位置にありましたが、1632年の川越大火により焼失し、現在地に移動しました。中院 寺・神社・教会
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本堂前に仏像が並んでいます。
お寺では「大人の寺子屋」といって、仏像彫刻、写経、陶芸、茶道の教室があります。
生徒さんの作品なのかな?展示されている仏像は、どれも素晴らしいものです。
立体的にものを作るのが苦手なので、ただひたすら感心。 -
中院の有名なしだれ桜は咲き終わっていました。先週寄れば見れたんだろうな~。
でも鐘楼あたりの桜は満開です。 -
昭和61年(1986年)に比叡山延暦寺西塔の釈迦堂を模して造られた釈迦堂。
残念ながら、本堂も釈迦堂も仏様を直接拝観することはできませんでした。 -
桜の季節だけ催されるSakuraCafe(さくらカフェ)へ。
本堂裏の通常非公開のお庭がカフェになるみたい。
受付を済ませて門をくぐります。 -
「不染亭」という島崎藤村所縁の茶室の脇に、広い縁台が用意されていて、カフェって言ってますが、本格的に茶道の様相です。
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縁台に上がらなくても抹茶を頂けるのですが、「どうなさいますか?」と問われ、縁台の順番が来るまで待つことにしました。
作法も何も知りませんが、お茶を点てていただくことにしました。
あ~、この図々しさがオババの特権ですね、20歳代じゃ、きっと遠慮してた。 -
若いご住職にお茶を点てていただきました。
亡き義母は茶道を趣味として、自宅に茶室を作るほどでした。茶道をたしなむ方には羨ましがられる環境ですが、私は何も知りません。
どうも私が座った位置は、一番の席だったようです。すみません不調法者です。 -
お菓子は桜色のマカロン風のひとくちケーキ・・(マカロンは作るの難しいのですよ。手間もかかるし。)
それにしても、ああ、春だ。
見上げればうららかなそよ風と青い空に桜が咲く、なんとも幸せな午後です。
京都に来ているような錯覚が・・・京都じゃないよね、川越だよね。 -
茶せんを置いたら「あ!」と固まるご住職。
花びらが一枚、お茶わんの中に。
なんとも、風情のある仏様の演出でしょうか。
どうしましょう?と困惑されているので、春をそのまま頂きました。(花弁は残りましたけどね)
お茶碗は蛍焼き、はかない桜の花と似合っているかも。 -
今回は、いきなり春の幸せを満喫して、すっかり満足。
御朱印を頂きに庫裏へ向かいます。 -
趣味の多かった義母も仏様の世界に旅立ち一年、この一年はいろいろなことがありました。
そんな私の事情にはお構いなく、地球は回り、何事もなかったように春が来て、桜が咲くわけです。 -
狭山茶発祥の地の石碑。
開山の慈覚大師が京都から茶の実を携え、境内で栽培したことが始まりだそうです。
狭山の深蒸し茶、好きなんですよね。 -
御朱印を頂きました。
無量寿 ご本尊 阿弥陀如来の梵字の印です。 -
14:02 喜多院方面に歩いて行くと、南院の跡地があります。
今はお地蔵さまや石碑が並べられた一角ですが、本当の跡地は左手の道路を挟んだ住宅が並んでいるところです。
石碑の処分に困ったのでここに並べたのでしょうか、南院は明治の廃仏毀釈で廃寺になったそうです。 -
14:04 さらに進むと 仙波東照宮の前に出ます。
先週は遅かったので、扉が閉まっていたけど、今日はどうだろう?仙波東照宮 寺・神社・教会
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新緑が綺麗! 石段の上の扉が開いていて、お参りできるみたいです!
東照宮が造られる前は、先ほどの中院があった場所だそうですよ。
小高い丘は東照宮のために造ったんだそうです。
偉い人は高い所にいらっしゃるってことね・・。 -
川越は都心から近いので、インバウンド系の観光客が多いですね。
そういえば、期間限定拝観の中院は居なかったな・・・。
インターネットでも日本語が読み取れないと、特別拝観の情報を得るのは難しいらしく、中院にはインバウンド系の方はいませんでした。
あの、いつでも大混雑の京都でさえも、特別拝観の場所はインバウンド系の人に会うことは殆どありません。 -
東照宮、1633年に喜多院の天海僧正が家康を祀るために創建しました。
家光の時代に川越の大火で焼失し、再建されました。
なんと!桜祭りの開催中だからか、ガイドの方が詰めていました。
ニコニコ顔の優しいオジサマ、川越は見どころがたくさんあっていいですねって言ったら、嬉しそうにしていた。氷川神社の奥の川へ行って桜を見ていらっしゃいとアドバイスを頂きました。 -
御朱印は目の前の茶店で。
先週は閉まってましたが、さすが桜まつり開催中!
そういえば、会社の同僚が喜多院に「美味しい焼きそば屋さんがある」って言ってたけど、どこなんだろう? -
頂いたのは書置きの御朱印。
明治の神仏分離で喜多院から独立して、川越八幡宮の宮司さんが斎主を務めているそうです。 -
東照宮から喜多院に向かう途中にある池。葵庭園というらしい。
喜多院を囲む堀はこの池から始まるようです。
小学生が遊んでて、見ているこっちがハラハラします。池の表面は桜の花びらで埋まっているけど、池だからね!!おちないでね!!
池の島には厳島神社の小さな鳥居と祠があり、赤い太鼓橋で渡ることができます -
14:17 喜多院の境内に入りました。
石段の上にあるお堂は「慈眼堂」 天海僧正を祀るお堂です。
1645年に徳川家光によって建てられました。
厨子に入った天海僧正の木像が安置され御影堂ともいいます。喜多院 寺・神社・教会
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慈恵堂 皆さんがお参りするのは慈恵大師良源(元三大師)を祀る大師堂。
1639年の火災で焼失した後に再建されたものです。
中央に慈恵大師、左右に不動明王を祀り、お不動さんの護摩供が毎日行われます。
前回、閉扉時間が迫っているので扉の一部しか開いてないと思いましたが、もともと全部開いてないんですね。 -
早咲きのしだれ桜は終わりました。
まだソメイヨシノが咲いているので、境内はお花見のお客さんでいっぱいです。 -
苦ぬき地蔵
最近やっと心の余裕ができましたので、念入りにお参りしました。 -
小江戸七福神のひとつ 大黒天を祀るお堂。御朱印は庫裏で頂けます。
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庫裏で受付を済ませて客殿と書院を見て回ります。
庫裏、客殿、書院は江戸城の遺構です。
川越大火で山門と経蔵以外の建物が焼失し、徳川家光の命で江戸城紅葉山御殿の一部が移築されました。
内部の撮影は禁止。 -
客殿は徳川家光誕生の間、書院は春日局化粧の間があります、
お庭も小堀遠州流東好み枯山水と説明書きがありました。 -
本堂の慈恵堂は渡り廊下でつながっています。
ゆっくりお参りをして、有料拝観の一部の五百羅漢像を見に行きます。 -
石の羅漢さんが並んでます。
日本三大羅漢の一つなんだそうですよ。 -
いろいろなポーズを取り、表情も豊かです。
深夜こっそり羅漢像の頭を撫でると、一つだけ必ず温かいものがあり、それは亡くなった親の顔に似てるという言い伝えがあるそうです。
まじか・・・なんか怖いな。 -
庫裏で頂いた御朱印
厄除け川越大師と大黒天 -
さて、喜多院を出て、お隣にある成田山川越別院へ。
先週、閉扉後だったお寺です。 -
15:05 成田山川越別院 本行院
通称は川越不動
1853年に廃寺になっていた本行院を復興し、1877年に成田山の別院になりました。成田山川越別院 寺・神社・教会
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まずは本堂へ。ご本尊は不動明王です。
今日はお参りできる! -
花まつりまで一週間です。
お釈迦様の像は、生まれてすぐに七歩歩き、右手で天を、左手で地を指し「天上天下唯我独尊」と言ったという伝説の御姿。 -
参拝者にも甘茶の接待がありました。
甘く温かいお茶で、少し元気が復活した。
お釈迦様に甘茶をかけるのは、お釈迦様が生まれた時に八大竜王が産湯に甘露を注いだからとか。 -
護摩供養に護摩木奉納しました。
祈願の言葉が書いてあるので、自分の願いにぴったりの四文字を選びます。 -
本堂の中は土足のまま入ってお参りができます。
椅子があるので、座ってゆっくりとお不動様を拝観できます。 -
御朱印は1階の授与所で。
ここは関東三十六不動尊巡りの札所になってます。
この数カ月後、友人達と不動巡りを始めることになるとは、思いもよらず、お寺の御朱印帳に御朱印を頂きました。 -
山門のそばの大師堂
弘法大師、興教大師 理源大師の像がまつられています。 -
大師堂の周りには四国の霊場のお砂踏みがありました。
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福寿殿
小江戸川越七福神の恵比須天を祀るお堂です。 -
出世稲荷 本山成田山新勝寺のダキニ天がまつられているそうです。
ダーキニーは白い狐に乗る天女なので、お稲荷さんと同一視されてます。 -
御朱印を頂きました。
ここから寄り道をしながら、川越氷川神社へ向かいます。 -
15:30 浮島稲荷神社
うきしま様とよばれているそうで、以前は末広神社だったそうです。
安産の神様として、麻を奉納する習慣があるそうです。
境内は児童公園になっています。浮島稲荷神社 寺・神社・教会
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参宮橋もちゃんと健在、大きな池があるのですが、公園なので安全のために柵がしっかり巡らされています。
元は喜多院の辺りにあり、慈覚大師が移したとか、太田道灌の父が川越城の守護神としてまつったとか・・・。 -
昔は湧き水が出る穴が7つあった沼地で、葦に覆われて遠くから見ると神社が浮いて見えたから浮島稲荷神社と呼ばれたんだそうです。
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今は無人。
川越城七不思議の「片葉の葦」という伝説があります。
むかし川越城が攻め落とされたとき、お姫様がここまで逃げてきて、夜だったので湧き水の出る穴に落ちてしまいます。
這い上がろうと岸の葦をつかみましたが、力尽きて穴の底に沈んでしまいました。
それいらい、ここに生える葦はどれも片葉になったんだそうです。 -
社殿は1915年に改築したもの。
川越城の七不思議にはもっと悲しいお話があるのですが・・あまりに可哀相なので、やめておこう。
今は近所の子供たちが元気に遊ぶ公園です。 -
15:40 三芳野神社 参道入り口です。
創建は平安時代という古社
在原業平、伊勢物語が刻まれた石碑
「入間の郡三芳野の里」がこのあたりの旧地名でした。三芳野神社(お城の天神様) 寺・神社・教会
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1639年、神社は太田道灌親子が築いた河越城に取り込まれ、城内になってしまいます。
一般人の信仰が篤く、年に二度、大祭と七五三のお祝いの時だけ、お城の三つの門をくぐって、細いお堀端の道を通ってお参りすることができました。
それが「とうりゃんせ」に歌われます。 -
祭神 素戔嗚尊 奇稲田姫命、菅原道真 誉田別尊
拝殿は修造中でした。
とうりゃんせの発祥の地は、ここの他にいくつかあるようです。 -
普段は無人の神社です。
桜まつりで人出が多いからか、社務所に御朱印の書き手の方がいて、墨書きしていただけました。
無人の場合は、氷川神社で御朱印対応してもらえます。 -
16:00 川越城の本丸御殿前を通ってさらに北上して 川越氷川神社へ。
最近、参拝者の数が半端じゃないのです。それも年齢層が若いのには、おどろきます。川越氷川神社 寺・神社・教会
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祭神 素戔嗚尊・奇稲田姫命・大己貴命・脚摩乳命・手摩乳命
創建は541年 入間川に夜な夜な光るものがあり、氷川神の霊光として捉え、氷川神社を勧請したそうです。
川越の総鎮守。 -
二組の夫婦神を祀っているので縁結びの御利益があります。
スマホ時代になっても、人との縁は神に願うものなのですね。皆様の良きご縁が結ばれますように。
それほど広い神社ではないので、人が多くてざわざわとして落ち着きがないのが残念です。 -
八坂神社 扉が閉まっているので、神社って気づく人は少ないようです。
旧牛頭天王社 1637年に徳川家光が江戸城二の丸に東照宮として建立し、川越城内の三芳野神社の外宮として移築、川越城が廃城になり、ここに移動してきました。
本殿の中は絢爛豪華な様子です。。。見れませんが。
毎年7月に例大祭がありますし、御朱印、あるんですよ。 -
なにしろ。このデカイ舟形の入れ物に大量の鯛のおみくじがあって、それを吊り上げる人でめちゃくちゃ盛り上がってます。
この鯛みくじ、氷川神社のオリジナルではないんですけどねぇ。まあ、皆さんが楽しければいいかな。 -
古い神社なので、摂社や末社がたくさんあります。
柿本人麻呂神社、稲荷神社、日吉神社、菅原神社、松尾神社、八幡神社など、日本中の有名どころの神社はここでいっぺんにお参りできます。 -
戌岩 片耳が垂れた犬の顔に似ているので、戌岩
撫でると子宝に恵まれ、安産になるんだそうです。 -
小川に人形を流して穢れを払います。
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絵馬のトンネル お願い事にあふれております。
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御神木の樹齢600年というケヤキ。
2本あって、8の字を描くように回るといいことがあるとか・・・。 -
御朱印を頂きました。
あまりに人が多いので、少し疲れてしまいました。 -
神社の裏は新河岸川。
TVで花見中継される有名な桜の名所。
距離は短いのですが、川の両側が桜並木です。 -
桜まつりの一日だけ、船あそびが楽しめます。
花筏どころか花びらで桜色になった川を進みます。 -
自然相手なので、毎年舟遊びの日が桜色の川になるとは限りません。
だいたい4月1日前後の日曜が開催日みたいです。
今回は桜色になった川と桜吹雪のベストコンデションだったようですね。 -
16:55 広済寺 歩いて蔵造りの町に行く途中にありました。ちょっと面白いものがあるので、寄っていきます。
山門は逆光だった。
青鷹山 慈眼院 広済寺
創建は室町時代という古刹です。広済寺 寺・神社・教会
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しゃぶきばばあ
石仏なのですが、縄で石仏を縛ると咳や呼吸器の病が治ると言われてます。
願いが叶ったら縄を解いて、お茶や金平糖をあげるんだそうですよ。 -
そのとなりが あごなし地蔵
写真じゃよく見えないんですが(疲れてて、アップで撮るの忘れました)
アゴがないお地蔵さまで、虫歯や歯痛にご利益があると言われてます。 -
境内にある金比羅堂
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こちらが本堂です。通常非公開。
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門に描かれた天狗の団扇
川越の町が火事になると、天狗が現れて持っている団扇で風を起こして、火の手から守ったという伝説があるそうです。 -
さらに歩いて行くと、蔵造りの街並みへ。
ここは完璧な観光地。 -
17:15 川越のシンボル時の鐘に行ってみましょう。
江戸時代に川越藩主の酒井忠勝により建設されたのが始まりで、何度も火事で焼失し、現在のものは1894年に再建されたもの。時の鐘 名所・史跡
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時の鐘の下には薬師神社があります。眼病にご利益があるそうです。
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2017年に耐震化工事が終了しました。
今でも一日4回、時を知らせる鐘の音が響きます。 -
さらに歩いて本川越駅方面に向かいます。
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こちらもランドマーク的なりそな銀行、夕日に染まってます。
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お店を流してみましたが、お土産を買うほどのものもなく、少し肌寒くなってきたので駅に急ぎます。
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17:37 本川越駅へ戻って来ました。
先週と今週と2回とも、お天気に恵まれて、しっかりお花見できました。
御朱印も頂いたし、川越は立派な観光地だと実感しました。
次回は夏の川越祭りにでも来てみるか・・・なんて思っていましたが。
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