冬北海道と白銀のザ・ウィンザーホテル洞爺

2019/02/28 - 2019/03/01

冬の北海道　
丹頂鶴やヒグマ、そして全面凍結した湖

2008年洞爺湖サミットG8で使用されたザ・ウィンザーホテル洞爺でのスペシャルな一泊

エリア 洞爺（とうや）湖(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 4.5

• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

まずは
羽田空港の空弁のご紹介から

日本料理 一乃松　焼鯖寿し
　　　と
つきじ　丸武の卵サンド(テリー伊藤さんのご実家とか）
優しい卵の味がしました。

日本料理 一乃松
焼鯖寿し

これは絶品
厚みがあり、ふっくらと香ばしい焼さば

この手のものがお好きな方にはおすすめです。

ザ・ウィンザーホテル洞爺は２００８年洞爺湖サミットG8の会場になったことは記憶に新しいですが、もう１０年以上前のことになるんですね。

ホテルはポロモイ山標高６２５ｍの上にたたずんでいます。
ちょっと見えにくいですが・・・山の上の小さな建物です。

堂々たるエントランス

中もバスが何台もとまれるような広さ。

中に入ると
洞爺湖を一望する眺望と広いロビーが
非日常の世界に引き込まれます。

このホテルならではの、洞爺湖一望の光景に、ゲストはみなうっとり

2階の渡り廊下から見た風景
この日は薄曇りの黄昏時で、グレーの世界

高い天井
ゴージャスな生花

夜はシャンデリアの光がガラスに反射して
これまた豪華

こちらは洞爺湖とは反対側のロビーの様子です。

樹木のシルエットが絵になりますね。

ロビーではウエルカムドリンクのジュース
それにピアノのフルートの演奏があり、ゲストは外を眺めながら聞き入っています。

2階の回廊にサミットコーナーがあり、当時の様子が写真で偲ばれます。

ところで洞爺湖サミットG8、出席の首脳の名前、出てきます？
私は福田首相しか思い浮かばなかったので、改めて調べてみると

福田康夫議長　日本国内閣総理大臣
サルコジ　フランス共和国大統領
ジョージ・W・ブッシュ　アメリカ合衆国大統領
ブラウン　イギリス首相
メルケル　ドイツ連邦首相
ベルルスコーニ　イタリア首相
ハーパー　カナダ首相
メドヴェージェフ　ロシア連邦大統領
バローゾ　欧州委員会委員長

改めてびっくりしたのは、この中でまだ現職の首相がいるということ

それはメルケル首相

何と首相になったのは２００５年というので、かれこれ今年で１４年目のお努めということですね。
安倍政権が長いといっても連続７年目ですから、その2倍の超長寿命政権です。

さらに、ドイツの歴史上初めてとなる女性首相だというのですから、今さらながらにメルケルさん、スゴイよ！と思います。

当時の新聞と、サミット晩餐会で使われたお皿も展示されていました。
濃紺とゴールドと白の配色が高級感を醸し出しています。

さて部屋は、スーペリアルーム

ゆったりとしたベッド

バスローブやバスタオルはロゴ入りでふかふか
温泉だけはこのバスローブで行けるんです。

ブルガリのアメニティを揃えているところは、さすがに名門ホテル

部屋からは太平洋、噴火湾が見渡せます。
雲から光が群れて不思議な光景でした。

翌朝は快晴
紺碧の空と海のダイナミックな景色が楽しめます。

ディナーは、サミット晩餐会と同じウィンザーホールで取ります。

今回は「ザ・ウィンザーホテルに泊まる」ツアーで参加しました。
ツアー客がここに一同に集められ、フランス料理を同時に食事をとり始めます。
１００人以上の結構な人数だったので、むしろ個人客より多いのかもしれません。

ツアー客専用のフレンチメニューになります。

こちらは飲み物リスト

ハウスワイン　ボトル　4990円
ソフトドリンク類　　　713円というお値段

オードブルは絵画のような色彩溢れるプレート

白いお皿がキャンパスのようです。

味もどれもとても美味しいです。

デザートもお花畑のように華やかでした。

お料理は繊細な味付けで美味しかったし、スタッフも礼儀正しく、慣れたスムーズな対応で、とても良かったです。

さて翌朝は快晴　

朝日が洞爺湖の向こう側から上がってきました。

お日様が出てきました。
神々しい光景は忘れることはないでしょう。

光の道も美しいです。

早起きは三文の得！

朝日を浴びながら洞爺湖を見下ろす気持ち良さ！

ここは山の上という立地なので、お天気が悪いとガスが出て眺望がきかなくなることも多々あるそうです。
天候によって印象が相当左右されるかもしれません。

さて朝風呂へ

温泉へ行く途中に通る廊下からは羊蹄山も望めました。

朝食は和食にしました。

使用されている食材の説明が書かれていて、素材、調味料までこだわりがあります。
そういう心づくしのお料理が美味しくないはずはない。

食事はこのお重と、釜炊きのご飯が付きます。
品数は多くはないですが、一品一品吟味した食材を使用しているので、大変満足しました。

特に目を引いたのは近隣で作っている伊達納豆
そして生卵

調味料はともに花塩だけです。

雄大な風景と美味しい食事で思い出に残る滞在でした。

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さてこれからは近隣に寄った観光地を、ちょこっとご紹介します。

ホテルの近くには昭和新山があります。
ところどころガスが発生しているのが見え、生きている火山を実感しました。
それにしても麦畑が突然山になるなんて。

また山が現れるのなら「令和新山」となるのでしょうかね。

レトロな郵便ポストと、昭和新山の２ショット

昭和新山近くのクマ牧場

写真のクマさんたちは立ち上がって一点を見ています。
何をしているのでしょう？

100円で売っている「クマクッキー」が投げ入れられるのを待機中なのです。
上手にクッキーを口でキャッチ！

中には寝っ転がりながらクッキーを口でキャッチする「ぐ～たらグマ」もいました。それにしても獰猛なヒグマも、こうなるとかわいらしいものです。

こちらは阿寒湖近くの鶴居村、伊藤サンクチュアリ

数十羽の白鳥が居ました。
丹頂鶴の白地に黒、アクセントに赤・・・
この配色は日本人好み

羽を広げると、とても大きく見え優雅です。

さて、十勝といえば朝ドラの「なつぞら」の舞台が雄大な自然をバックにした十勝なので、地元の方は盛り上がっていることでしょう。

こちらは十勝牧場の白樺並木
緑したたる夏と違って、葉が落ち樹木の骨格がはっきりわかり、無機質的な美が感じられ、これはこれで違った美しさがあるかな、と思います。

遠近法の勉強ができそうな構図

となりにはカラ松の並木があります。

網走、阿寒湖、洞爺のあたりは雪が結構ありますが、十勝などの太平洋側はほとんど見当たりません。

気候が全然違う
北海道は広い！

洞爺湖は不凍結湖でしたが、阿寒湖は何と全面凍結しており、湖の中央には車が入っていっています。
相当氷の厚さがあるのでしょう。すごいですね。

はしけのこのあたりは温水が出ているので、写真のように、このあたりは凍結していないのです。

こちらは網走湖
といっても見渡す限り雪の平原のようですが、一面湖なのです。
全面凍結していてワカサギ釣りのテントが出ていました。

池田ワイン城のショップで売っていたバナナ饅頭
レトロっぽいパッケージが懐かしい感じ

マツコさんのTV番組で紹介されたとか・・・

バナナが8本
カステラにバナナクリームが入っている
素朴な味わい

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北海道は夏にしか訪れたことなかったのですが、
冬はまた全然違う姿を見せてくれました。

昨年9月に起きた北海道胆振東部地震の中心部に近いところの高速道路を通りましたが、特に不便なところはないので、観光にぜひいらしてみてください！