2019/03/22 - 2019/03/23
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旅好き長さんさん
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今年の冬は忙しかったせいかあっという間にすぎ、来週には桜の花見シーズンのスタート。
振り返ると冬の名物のカキをあまりいただいてなかったので、温泉につかってプリプリのカキをお腹いっぱい食べに行こうと思い出かけました。
忠臣蔵で有名な赤穂のカキと言えば坂越(サコシ)産が有名。
カキシーズンの終わり頃は身が大粒に成長しているので、このプリプリのカキをお腹いっぱいいただきに出かけました。
写真は美味しくいただいた、大粒のカキが8個も入ったカキオコです。
また坂越には日本遺産『荒波を越えた男達の夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落』があるのでそこも散策してきました。
坂越は、古い街並みが残る期待以上の隠れた穴場的存在でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
今回は色々なカキをいただこうと思いマイカーで出発し、まず立ち寄ったのが坂越(サコシ)にある海鮮問屋『城』。
インターネットで調べると『さやか 坂越店』で紹介されていましたが、『城』に変わったのかな?
ここでは炭火でカキや色々な魚介を自分で焼いて食べさせてくれる店です。 -
入り口は狭いけれど中に入るととても広く、各テーブルには炭火のコンロが常設されています。
この日は平日だったせいかお客はまばら。
たぶん土日はいっぱいになるお店だと思います。 -
メニューがこれで、色々な料理があります。
-
お店の入り口には炭火焼き用のカキ、サザエ、ホタテなどの美味しそうな貝類が生け簀に入っています。
-
私たちたちが注文したのは名物『カキお好み焼き』
(焼きがきなどは今晩の宿でいただく予定)
カキオコは日生(ヒナセ)が有名ですが、インターネットで調べるとこのお店でもやっているようなので立ち寄りました。 -
これがその『カキお好み焼き』
大粒のカキが何と8個も入っていました。
ふっくらしたカキが美味しく、あっという間に完食。
写真では小さく見えますが、食べ応えがありました。 -
昼食後立ち寄ったのが海の駅『しおさい市場』
ここでも焼きカキなどがいただけたり、生カキや特産品などの販売も行われています。
ここは駐車場も満杯。
何とか駐車し、お土産物などをチェック。
何せ赤穂のホテルのチェックインまでまだ時間があります。 -
海の駅の横は、坂越で獲れたカキの集荷場になっているようで、沢山の漁船が収穫したカキを港に水揚げしていました。
-
これは収穫したカキのようでどれも粒が大きく、美味しそうです。
このまま生でいただきたいくらいです。 -
先ほどの集荷所の裏には、生カキの販売所もあります。
これらのお店には、色々なテレビ局から取材に来ているようで、それらの色紙が沢山飾られていました。
やはり東播のカキと言えば坂越産が一番有名なだけあります。 -
ホテルのチェックインの15時まで時間があるので、日本遺産に指定された坂越の街並みを散策します。
この建物は、公園の無料駐車場のそばにある旧坂越浦会所です。 -
旧坂越浦会所の入館は無料で、自由に中には入れます。
ここは赤穂藩の支所でありながら茶屋的な役割だったようで、2階には藩主専用の観海楼があり、そこからは坂越湾に浮かぶ生島(イキシマ)が望めます。
建物の中にはこの写真のような小さな中庭も有ります。 -
旧坂越浦会所の見学後、石畳の大道(ダイドウ)を登っていきます。
大道の両側には古い建物が続いています。
また道の両側には津和野のように小川があります。
ただ残念ながらこの日は水は流れていませんでした。
それと古い街並みに電柱は似合わないな・・。 -
中央の建物は、奥藤酒造。
慶長6年創業の兵庫県で二番目に古い酒蔵です。
赤穂市の酒蔵ですので、『忠臣蔵』『乙女』などの銘酒が造られています。 -
その奥藤酒造の中には郷土資料館があり、酒造りの道具や商品を積み込んで上方まで運んだ船の模型などが展示されています。
もちろんここも入館無料です。
日本全国のお酒の酒瓶や懐かしい道具などが展示されていて興味深かったです。 -
そしてここは1532年に建立された妙道寺。
本尊の木造阿弥陀如来像は、寛永9年(1632)、高砂沖で漁師の網に掛かったものと伝えられる仏像だそうです。
当日は本堂が閉まっていたので参拝できませんでした。
とても立派なお寺です。 -
そしてここが坂越の観光案内所の役割を果たす坂越まち並館。
ここも入館無料で中を見学できます。
この建物は大正末期に奥藤銀行 坂越支店として開設され、その後色々な銀行として利用されていて、中には当時の大金庫があり、担当の方から坂越の歴史などを説明していただきました。
そのため、この街並みを散策するには一番始めにここに立ち寄るのが良いと思います。
いろいろな観光資料を揃っています。 -
さらに石造りの大道を千種川に向かって進んでいきます。
-
そしてここは木戸門跡広場。
廻船業が栄えていた当時は、町を守るための門が有り、朝・夕の開閉を行う門番がいたそうです。
今では休憩所となっていて、トイレもあります。 -
その木戸門跡広場の建物の梁から変わったものが吊り下げられていました。
これは何なのかな? -
さらに大道を進んでいくと千種川に出ます。
ここは千種川高瀬舟発着場跡で、江戸時代に塩田から運ばれた塩が大八車に乗せられ、私たちが通っていた大道から坂越港に運ばれたそうです。
またそれ以外に千種川の上流にある佐用からも色々な荷物がここまで運ばれたそうです。 -
今度は来た道を引き返して大避(おおさけ)神社に向かいます。
レトロ感ある自転車も飾られています。 -
私も知りませんでしたが坂越は、秦河勝(はた かわかつ)氏ゆかりの地だそうです。
秦氏は、百済から渡来して帰化した弓月君(ゆづきのきみ)を祖とし、土木、養蚕、機織りなどの技術を発揮したそうで、秦河勝氏は聖徳太子にも仕えたそうです。 -
この参道を通って大避神社に向かいます。
-
その途中とてもおしゃれなお家を発見。
この赤いポストは個人の郵便受けになっていました。
何かのお店かな? -
こちらが大避(おおさけ)神社の神門で、1746年に再建され、神仏習合の影響を受けて、手前川に随神、裏側に仁王像が背中合わせに配置されています。
結構珍しい神門です。 -
そしてこちらが1746年に再建された拝殿。
先ほど紹介した秦河勝氏は、聖徳太子死後の皇極3年(644年)、蘇我入鹿の迫害を避けて海路をたどってここ坂越に移り、千種川流域の開拓を進めたのち、大化3年(647年)に80余歳で死去したそうです。
その後地元の民がその霊を祀ったのが大避神社の創建だそうです。
昔習った歴史を思い出させます。 -
その拝殿の横には、絵馬堂があり江戸時代以降の絵馬が40余り掲げられています。
その中には享保7年(1722年)の絵馬もあり、船絵馬としては日本で最も古い貴重なものだそうです。 -
この絵馬堂はこのように拝殿の両側に建てられています。
大避神社の参拝後、茶臼山を登って妙見寺 観音堂を目指します。 -
この正面の建物が妙道寺 観音堂です。
まだ桜も咲いていないのにもう山ツツジが咲いていました。 -
妙道寺 観音堂は茶臼山の中腹に建てられていますので、ここからの眺めが絶景です。
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その景色がこれで坂越湾が一望できます。
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妙道寺 観音堂を参拝後、坂道を降りてここは展望広場。
ここからも坂越湾を一望することが出来ます。 -
その景色がこれで、先ほどの妙道寺 観音堂より低い所にあるので眺望は今一かな。
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今度は浜までおりて港に向かいます。
この浜辺では、坂越の船祭りが毎年10月の第2日曜日に行われています。
ここの船祭りは、大阪天満宮の天神祭、安芸厳島神社の管絃祭とともに瀬戸内海三大船祭りの1つに数えられていて、国の重要無形民俗文化財に指定されています。 -
この港の正面が生島(国の天然記念物)で、この島には秦河勝の墓があり神域となっているため、現在でも人の立ち入りを禁じています。
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坂越の船祭りは、ご神体を載せた神輿船が和船12隻を連ねて、御旅所のある生島までを海上の大名行列のごとく華麗に往復する(海上船渡御)ものだそうです。
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これが生島の大越神社 御旅所です。
坂越の古い街並みを2時間弱で一通り観光したので、宿泊する赤穂温泉に向かいます。 -
ただホテルにチェックインするには少し早いので、赤穂御崎に立ち寄りました。
この像は、赤穂と言えば赤穂浪士で有名な大石内蔵助。
駐車場そばに立っています。 -
ここからの眺めがこれで、瀬戸内海に浮かぶ家島諸島が一望できます。
この頃になるとやっと晴れてきましたが、水平線上はまだぼんやりしています。
この公園には梅林があるのですが、もうすっかり花ビラも落ちていました。 -
そして15時30分に赤穂御崎のそばにある赤穂温泉 銀波荘にチェックイン。
今回は最も安価なマウンテンビューの客室。
オーシャンビューなら客室から瀬戸内海が眺められるのですが、今回は食事と温泉がメインなので、マウンテンビューの客室にしました。 -
洗面はトイレと分かれているのでとても便利です。
トイレはもちろんウォシュレット付きです。 -
客室からの眺めがこれで、駐車場から客室が丸見えのため、ず~とカーテンを閉めていました。
安価な客室のため仕方ないかな・・・。
その後このホテル自慢のお風呂に入りました。
ここのホテルのお風呂はとても有名で、色々なテレビ番組でも紹介されていて、浴槽から瀬戸内海が一望できます。 -
そしてこれが今回の夕食。
メニューはカキ懐石。
これは先付けの八寸で、
メカブとろろ、ホタルイカ酢味噌、海老唐揚げ、サーモン菜種、三色団子、鯛木の芽寿し、アナゴの稚魚のポン酢、サツマイモ。
アナゴの稚魚を初めていただきましたが珍味でした。 -
そして手前がタイ・カンパチと坊勢島産のしらさぎサーモンのお造り。
向こう側がカキの小鍋用の食材です。
もちろんカキは大粒の坂越産です。 -
そしてこちらがカキ蒸し。
プリンプリンでとても美味しくいただきました。 -
そして〆は、カキの釜飯。
このころにはお腹いっぱい。
何とか完食しました。
ここで何度かカキ懐石をいただきましたが、以前よりカキ料理の種類が減っていたのがちょっと残念。
昔はカキフライや酢の物などもあったのに・・・。
夕食後、お風呂は再び入ってやすみました。 -
3月23日(土)
朝食は7時30分からにしていたので朝風呂に入って、この料理をいただきました。
色々な料理がちょっとずつあったのでとても良かったです。
どれも美味しくいただきました。 -
朝食後チェックアウトまで時間があるのでホテル周辺を散策。
この建物が宿泊した銀波荘です。
瀬戸内海に面した立地の良いホテルです。 -
ここはホテルのそばにある、航海安全や縁結びの神様として信仰を集めている、伊和都比売(いわつひめ)神社。
明治時代には東郷平八郎が日露戦争開戦前に勝利祈願のため訪れたそうです。
このことから、帝国海軍関係者の信仰を集め、戦前まで東郷平八郎を初めとする連合艦隊司令長官が艦隊を率いて海上より参拝したそうです。 -
この手水鉢は、江戸城 松の廊下で赤穂藩主 浅野内匠頭の刃傷事件があった元禄14年に氏子から寄進されたものです。
-
鳥居の向こう側には瀬戸内海が広がっていて、戦前までは連合艦隊が海上から参拝したようです。
-
後ろを振り返ると本殿が正面にあります。
この神社は、古くから若い男女による姫神信仰が盛んで、縁結びや恋人を得るなどの御利益があるそうです。 -
ここにも展望台が有り、そこから家島諸島が眺望できます。
ただ天気があまり良くないのが残念です。 -
周辺を散策しているとこのような人形を置いている民家を発見。
漁具の浮き球を使った、とてもユニークな人形です。 -
これは先日行った伊豆の堂ヶ島にある三四郎島と同じトンボロ現象かな。
潮が引いているので歩いて小島(岩場?)に渡れます。 -
そしてそのそばにはこのような碑もあります。
大石内蔵助が赤穂開城引き渡し後、この港から大阪に船出した際、今は枯れてありませんがここにあった老松を見返りつつ、名残を惜しんだそうです。 -
ホテルからも家島諸島が一望できます。
ここは浴室ではありませんが、これと同じ景色をお風呂から眺められます。
その後チェックアウトして帰宅します。 -
帰宅の途中に立ち寄ったのが、道の駅『御津』
ここで新鮮な魚を買おうと思ったのですが、好きな魚がなかったので断念して帰宅しました。
今回、一年分のいろいろなカキ料理をいただき、大満足。
眺望の良い温泉にも入って十分鋭気を養うことが出来ました。
今回行った坂越のまち並みはあまり期待していなかったのですが、とても良かったです。
観光客も少なく、地元の方もとても親切に案内してくれるのでお勧めです。
皆さん方も是非ともお出かけください。
美味しいカキもお腹いっぱい食べられます。
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