2015/10/23 - 2015/10/23
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gachinさん
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クルーズ船MSCムジカはピレウスからペロポネソス半島を周りコルフ(ケルキラ島)を目指した。
コルフは穏やかな地中海性気候に恵まれた緑の島で古くから休養地としてヨーロッパでは人気の島で、ビーチリゾートでもあり旧市街は世界遺産にされている美しい街だ。
<10月16日>
自宅から関空まで自動車
関西国際空港発 ドーハ・ハマド国際空港行き
カタール航空QR803便 23:15(所要時間 11時間35分)
<10月17日>
ドーハ・ハマド国際空港発 ベネチア・テッセラ国際空港行き
カタール航空QR129便 08:45 (所要時間 6時間15分)
<10月18日>
ベネチア・サンタルチア港より 17:00出港
MSCムジカ 92000トン
<10月19日>
バーリへ 13:00寄港 18:00出港
<10月20日>
ギリシャ・カタコロンへ 13:00寄港 19:00出港
<10月21日>
サントリーニ島へ 09:00投錨 17:00出港
<10月22日>
ピレウス港へ 07:30寄港 16:30出港
<10月23日>
コルフ島へ 12:30寄港 18:30出港 →今ここ
<10月24日>
モンテネグロ・コトルへ 07:00寄港 13:00出港
<10月25日>
ベネチア・サンタルチア港へ 09:00帰港
ベネチア・テッセラ国際空港発 ドーハ・ハマド国際空港行き
カタール航空 QR126便 15:35 (所要時間 5時間25分)
<10月26日>
ドーハ・ハマド国際空港発 関西国際空港行き
カタール航空 QR802便 01:25 (所要時間 9時間30分)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
ピレウス港から北上して翌朝、前日とは打って変わってお天気は上々♪
コルフに到着が12:30なので朝もゆっくりできそうだ。 -
海水温が違うためか水面がくっきり分かれている。
-
ビュッフェで朝食をとり海を眺めて優雅に過ごす。
クルーズ旅の醍醐味なのだ♪ -
予定より早く入港しそうだけど、接岸しても色々準備あるしな。
何しろ船が大きいからね。 -
ベネチアが支配していた頃に築かれた要塞が見える。
ベネチアは大きな権力で地中海中の港を支配していたのだとわかる。
そう言えばベネチアの現地ガイドが
「ベネチアも周りの国と喧嘩したけどずっと昔なので大丈夫。日本はまだ最近だから色々周りの国とうまくいかない」と言っていたのを思い出した。
あと数百年も経てば、周りの国とも仲良くなれるのだろうか・・・ -
「お~着いた着いた」コルフの港に停泊。ここにも先客がいるね~
「まだ1時間あるし今日は余裕やな」と夫は煙草を吸いにデッキへ。 -
ヨットがいっぱい並んでいて美しいな~
と呑気に景色を眺めていたらまさかの「集合時間を過ぎています」と添乗員からの電話。
「!!!!!!」
あまりの衝撃に頭が真っ白になるも、電話を切ってからの行動をシュミレーションしながら「5分で向かいます!」と私。 -
そこからの5分間はここ25年くらいの間で記録に残るくらいの猛スピードで行動したに違いない。
電話を切るやいなや部屋を飛び出しデッキで喫煙中の夫を呼びに行きダッシュで戻って部屋着を着替えクルーズカードとカバンを手に集合場所のブルーベルベットバーまで長~い廊下を全速力で走った。 -
本当に5分で駆け付けたが船内の出口は観光に出かける人でごった返していた。
「これ確実に私たちのせいやん・・・汗」
前夜に添乗員からコルフではシャトルバスが混むので早めに出発すると言われていたのに。とほほ・・・ -
時間を間違えた理由、それは私の早とちりのせいだった。
昨晩、船内新聞を見て「時間戻しとかなあかんな!」と時計を調節。
残念なことに一日早く時計を戻してしまったのだった。 -
お待たせしたツアーの皆様にお詫びをして出発。
申し訳ない!申し訳ない!モウシワケナイ・・・
あ~やらかした、情けない~ -
バスに乗り高台にあるオーストリアの皇妃エリザベートが建てたアヒリオン宮殿に到着。
-
自由闊達で美を愛したエリザベートもこの景色を楽しんだのだろうか。
-
美しい景色を背にしても遅刻のショックに心なしか表情はカタイ。
-
庭に立つギリシャ神話の英雄アキレウスの像。エリザベートはギリシャ神話が大好きで特にこのアキレウスがお気に入り。
ちなみにアヒリオン宮殿という名前は「アキレウスの宮殿」という意味。
踵が弱点の駿足アキレウス、アキレス腱の由来だそうだ。 -
アキレウスの弱点の踵に矢が刺さった衝撃シーン。
「瀕死のアキレウスの像」 -
瀕死なのにお尻が妙に色っぽくて背後からもパチリ。
-
美しい庭園には温帯の植物に囲まれいくつもの彫刻がたたずんでいる。
ヨーロッパで最も美しい皇妃と言われたエリザベートはその身分ゆえに思い通りにならない人生への苦悩をこの宮殿で癒していたのだろう。 -
これはまた前衛的な彫刻で・・・
う~ん、ギリシャ神話なかなかあなどれない。 -
これもまたギリシャ神話の女神ミューズの像。
彼女たちは詩やダンス、歌が得意だったのでミュージックの語源になったそうだ。
近代ヨーロッパ風の建物と伝統的なギリシャ文化の調度品が融合しているアヒリオン宮殿なのだ。 -
宮殿の入り口で生涯、身長172センチ、体重47キロ、ウエスト51センチの驚異的プロポーションを維持したと言われるエリザベート愛称シシィの像が出迎えてくれる。
エリザベートは不本意ながらドイツからオーストリア皇帝に嫁ぎ、贅沢を極めながらも子供を病気や自殺で亡くし最後は61歳で暗殺されるという波乱の生涯を送った女性だということを知った。 -
「凱旋するアキレウス」トロイ戦争でアキレウスが倒した敵の死骸を馬車で引きずり回すシーンを描いた作品。壁一面の大作でなかなかの迫力。
エリザベートはこの壁画を見てどんな気持ちになったのだろう。
勇者アキレウスの姿にうっとりしたか、それとも我が身を奮い立たせたのか。 -
エリザーベートの寝室の天井画。
天使が宙を舞っている、まさに夢見心地で眠りにつけそうだ。
ちょっと少女趣味がのぞけてなぜか安心する。 -
エリザベートの部屋に飾られた絵画。
-
ここにも天使のようなレリーフが。エリザベートは子供好きだったのかな。
-
エリザベートが祈りを捧げた礼拝堂。
古いピアノが時代を感じさせる。
この辺りは内装もなかなか良かった。 -
エリザーベートの肖像画。
-
あちこちにさまざまな家具や彫刻、肖像画などが飾られているが実は館内はクルーズ船の乗客以外にもツアー客が一堂に訪れていて大混雑だった。
そして宮殿にしては展示が少々殺風景なような・・・ -
なぜかぽつんと部屋の真ん中に彫刻が。
-
エリザベートの夫、オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ一世の肖像画もいちおうある。
彼はエリザベートに一目ぼれし、生涯その愛は変わらなかったと言う。 -
皇帝フランツ・ヨーゼフが最愛の妻、エリザベートに贈ったミラマール号かと思ったが、どうやらエリザベート亡き後の持ち主の客船の模型らしい。
-
エリザベートが身に着けるには少し質素だなぁ~と思ったらどうやらコルフの民族衣装の展示だそうだ。
何かとりあえず関係のある展示を並べた感がしてきた。
この宮殿はエリザベート亡き後、売却されたそうで改装されすべてが当時のまま保存されているわけではなさそうだ。 -
美に固執した痩身のエリザベートより、これくらいふくよかで優し気な女性の方が個人的には好み。
-
大混雑の宮殿内部から逃れてホッと一息。
庭と宮殿の玄関ホールからの階段部分が重厚で当時の雰囲気が残っていて良かったが人が多すぎで写真もうまく撮れなかったのが残念。 -
以前の門か。ロートアイアンが美しい。
-
宮殿を後にして、コルフの紹介で必ず出てくるこの景色が見られるカノニの展望台へ。
奥に見えるのはポンディコニシ島。ねずみの形という意味だ。
どこがねずみなのかよく解らなかったが、神話ではポセイドンの怒りで王の船が島に変えられたという。
ねずみの島には船で渡れるらしいが、船だった島に船で渡るというのは皮肉な感じだな。 -
風情のあるヴラヘルナ修道院。
-
それにしてもお天気が良くて海に浮かぶ修道院の美しいこと♪
-
次はクルーズ船から見えていた旧要塞へ向かう。
旧要塞とつながるスピアナダ公園はもともと防衛上の目的で作られた広場だった。 -
英国統治時代に建てられた古代ローマ風の円形の建物。
旧市街に面した公園は今や市民の憩いの場所だ。 -
パレオ・フルリオと呼ばれるこの旧要塞はトルコ軍の攻撃に備えてコルフの街を守ってきた。
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この門から要塞内部へ行けるが今回は外から眺めて、私たちは旧市街へ向かう。
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トルコ軍の激しい攻撃を防ぎきったベネチアの傭兵隊長シューレンブルクの像の前を通り
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旧市街まで歩いてきた。
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ここでフリータイム。
聖スピリドン大聖堂が見えるこの広場が集合場所だ。 -
広場の横にはなぜか立派なアジア博物館が。なぜアジア?
ギリシャ王宮にも使われていたという重厚な博物館だ。 -
広場に面してオープンエアのカフェが気持ちよさそうだ。
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では旧市街の散策に行きますか。おしゃれな街並み♪
二人とも今度は時間厳守で戻るぞと心に誓い。 -
教会かと思ったらお土産屋さんのようだ。ちょっとテーマパークみたいなペイント
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こんな路地が迷路のように伸びている。
時に洗濯物がはためいていたりしていい感じ。 -
確かあっちから来たよね~?
今度はこっちに行ってみる? -
ひと気のない裏通りの広場に出た。
迷子になって時間に遅れるのを心配する慎重派の夫。
こっちに面白そうなお店があるよ~♪と呑気な妻。 -
ほらぁ、見て!
ガラスのランプが艶やかなお店は、裏口から入ってお店を通り抜けたら表通りに出られた。ひと安心。 -
買い物もしたし、早めに戻ろうと催促の目で合図する夫。
ちなみに小さなスーパーで買ったビターなチョコレートがすごく美味しかった。 -
時間はあったのだけど気持ちが駆け足だった散策を終えて集合場所へ。
ケルキラの守護聖人に献堂されたという聖スピリドン大聖堂が路地の向こうに見える。 -
ベネチア、フランス、イギリス、イタリアといった多国籍な雰囲気のある建物が混在する旧市街だった。
-
西洋のリゾートとして人気の街にはたくさんの観光客が訪れているが、あまりアジア人は見かけなかった。
ベンツがずらりと並ぶ歩道を歩きシャトルバスのターミナルへ向かう。 -
街の山側には新要塞が見える。
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クルーズ船の停泊地から見える新要塞。上まで登ると旧市街が見渡せる素晴らしい展望があるそうだ。
-
乗船の順番を待つ間にふりかえるとイオニア海を太陽が照らしていた。
そよ風が気持ちいい爽やかな一日だった。 -
この晩のドレスコードは「ガラ」
クルーズ常連のご夫婦は和服を持参されていた。かっこいいなぁ。和服は持ち運びやすいけど着付けができないと・・・
ハードル高し。 -
毎晩テーブルのサーブを担当してくれたクルーと。
ムジカのレストランでの食事はなかなか美味しかった。
そしてこの夜、またハプニングが起きるのだった。
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この旅行記へのコメント (4)
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- salsaladyさん 2019/05/14 09:09:45
- 追伸:コルフ!
- ☆どうでも良いのですが、自分の記録をチェックすると2015年11/6-11/16!
☆アテネの暴動を避けて、コースを直前変更為たのでした。コルフでなく、ナフプリオン!へ行ったのです。記憶って曖昧なんですね~お粗末~
- gachinさん からの返信 2019/05/14 23:22:47
- RE: 追伸:コルフ!
- > ☆どうでも良いのですが、自分の記録をチェックすると2015年11/6?11/16!
>
> ☆アテネの暴動を避けて、コースを直前変更為たのでした。コルフでなく、ナフプリオン!へ行ったのです。記憶って曖昧なんですね?お粗末?
salsaladyさん、こんにちは(^^♪ ようこそお越しくださいました。
そうだったんですね、同じ時期にムジカで周遊したsalsaladyさんの旅行記を見て私も書かないと!と思いつつ数年(笑)やっと匍匐前進を始めました。
あの後、欧州、中東では物騒な事件が相次ぎ、国内ではてるみ事件にツアートラベラーは辛酸を舐める思いをさせられましたね。
そんな事を思うとやはり思い立ったが吉日なのだと強く感じます。
実は一年前から私もサルサダンスを始めました。そんなわけもあっていつかキューバに行ってみたいです。いつ行けるかなあ・・・?
gachin。
-
- salsaladyさん 2019/05/14 09:02:49
- MSCムジカ?コルフの記憶が。。。
- ☆同じ船で同じコースを2016年に巡ったのですが。。。
☆アレレ?コルフの記憶が無いけれど、確か船着き場でのんびり午後のビアタイムだったかな?
☆エリザベート関連の「アヒリオン宮殿」があったのですね。オーストリアからよくぞこの距離を制覇されたものだと感心為つつ、行けなくて残念だわ~see you~
- gachinさん からの返信 2019/05/14 23:32:56
- RE: MSCムジカ?コルフの記憶が。。。
- > ☆同じ船で同じコースを2016年に巡ったのですが。。。
>
> ☆アレレ?コルフの記憶が無いけれど、確か船着き場でのんびり午後のビアタイムだったかな?
>
> ☆エリザベート関連の「アヒリオン宮殿」があったのですね。オーストリアからよくぞこの距離を制覇されたものだと感心為つつ、行けなくて残念だわ?see you?
salsaladyさんこんにちは。コメントありがとございます。
アヒリオン宮殿は素敵な庭が美しかったのですが、館内はそれはもうすごい人、人、ヒト!でガイドの説明も人の後頭部を見ながら聞いて展示物は見たのか何だか分からない感じでした。
ヨーロッパの宮殿等をたくさん見ているsalsaladyさんには少し物足りなかったかもしれません。
エリザベートは旅好きでこの王宮に来たのは数回のみ説もあり、あちこちを飛び歩いていたようです。まるで4トラの住人みたいですね。
gachin。
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