2019/02/12 - 2019/02/14
18位(同エリア145件中)
フサコさん
2019年のGW10連休を前に、有給休暇を利用して自主的10連休をとった。
この旅での体感的に、△30℃を下回ると寒い、△20℃だとだいぶ暖かい、△20℃を上回るとすごく暖かい。
【期間】
2019年2月8日(金)~17日(日)
【日程】
1日目 成田→ウラジオストク経由→イルクーツク
2日目 イルクーツク→オリホン島
3日目 オリホン島
4日目 オリホン島
5日目 オリホン島→イルクーツク→ウラン・ウデ ※
6日目 ウラン・ウデ ※
7日目 ウラン・ウデ→シベリア鉄道 ※
8日目 シベリア鉄道
9日目 シベリア鉄道→ハバロフスク
10日目 ハバロフスク→成田
末尾※マークが今回の記事内容です
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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◎5日目 オリホン島→イルクーツク→ウラン・ウデ(2/12火曜)
9:00 イルクーツクへ向かうバス待ちのため、フロント前へ。
オルビスホテルのひとたちは皆優しく親切だった。ありがとうございました!
9:30 ピックアップ。運転手さんはブリヤート系男性、車はいつものバン。
先に乗っていたのはロシア人年配女性、中国人3人家族、中国人女性2人組。
その後運転手さんの知り合いと思われるロシア人中年女性が助手席に乗り込んでいたところ、中国人男性が息を切らせて走ってきて、イルクーツクまで乗せてくれ的なことをたどたどしい英語で言っていた。しかし運転手さんが英語を話すわけもなく。通りがかった少し英語の分かる地元男性が仲介に入って、最終的に「OK」と中国人男性とその奥さんは乗せてもらえた。よかった。
そして、謎の30分停車(運転手さんが消えてその他は乗りも降りもしない)を挟んで、ようやくフジュル村にさようなら。
オリホン島への往路・復路で異なった点
■湖を渡るとき、ボートに乗り換える(別料金400ルーブル)・氷上もずっと同じバス(別料金なし)
■休憩なし・あり(外からうっすら中が見える屋外の木造小屋汲み取り式トイレ、食堂)
■途中下車なし・あり(ロシア人女性は2人ともそれぞれの目的地で降りていった) -
13:45 バヤンダイの小さな食堂で昼休憩。
ボルシチとブリヌイってほんとう美味しくて見つけたらほぼ頼んでしまう。ただしここのお店のボルシチは△だった。
16:00 イルクーツクに到着。 -
夜の列車まで5時間ほど空いているので、バスを降りた場所から歩いて行ける距離にあった映画館へ。
建物の上に「映画館・ボーリング」という看板があったのですぐ分かった。1階がボーリング場とゲームセンター、2階が映画館、外には小さな子供たちが遊ぶ小さな公園。
窓口で「Как я стал русским(カーク ヤー スタール ルースキム/直訳すると「いかにして僕がロシア人となったか」みたいな?)」のチケットを購入。160ルーブル(約280円)。
クロークにコートを預ける際、特別にとバックパックも預かってもらえた。
帰りにクロークのおばさまに「どこから来たの? キタイ(中国人)?」と聞かれたので「日本です」と答えたところ、クローク内の数人が「日本ですって!」「へえ日本!」と盛り上がっていた。
映画はもちろんロシア語だったけれどだいたいの内容が分かるお約束ラブコメだった、面白かった。 -
映画後、まだ1時間半ほど列車まで時間があったので、夕食。
ふらふら歩いて見かけたカフェ「プレジデントカフェ」は、ロシアの歴代指導者の写真が飾ってあり、なんだか入ってはいけない気がしたため、そっとスルー。結局はオリホン島に行く前に入ったお店にたどりついた。 -
ブリヤート料理ブーズと紅茶。95ルーブル(約170円)。
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トラムで駅まで移動。行き方はぐーぐる地図で検索できた。
この日のイルクーツクの気温は、最高△16℃、最低△32℃。
もうこの頃には寒さをあまり感じなくなっていた。 -
21:06 定刻発車。
イルクーツクはロシアの大きな街なのでもちろん観覧車がある。 -
4回目のシベリア鉄道にして初めての3等車両。1,916円。
1泊なら3等車両のほうが動きやすくてよく、2泊以上ならば荷物を広げられる2等車両かなと思う。あと3等車両にはロシア人と思わしきひとばかりでアジア人(主に中国人)をまったく見かけなかった。
乗った席のある列(6席)には私ひとりだけ。
配られたシーツを敷き、毛布をかぶって、早々に就寝。そのうち消灯されたと思う。爆睡した。
シベリア鉄道で2等・3等問わず、おすすめしたいこと。
・旅行前に、公式サイトでオンライン予約してチケットを印刷していく
・乗車時、チケットとパスポートを入口の車掌さんに見せる
・トイレは、朝晩の混雑するタイミングをずらす
到着40分くらい前に、女車掌さんが「降りる準備してね」と席まで起こしに来てくれた。
その後駅に着くまで未暁の車窓を眺めていると、見知らぬロシア人おじいさまが無言で隣の席に座ってきた。私がくしゃみをすると「お大事に」と言われたので「ありがとう」と返した、おお、ロシアの定番やりとりをしてしまったと謎の感動をした。それにしてもなぜ隣に座ってきたのだろう…? -
◎6日目 ウラン・ウデ(2/13水曜)
04:46 ウラン・ウデ駅に到着。
時間が時間のため宿に送迎を頼んでいた。名前の書いてあるプレートを持ったタクシー運転手さんを見つけ、車で5分の宿「バイカルホテル」へ。 -
あっ、都会的な廊下。
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都会的な部屋。
バイカルホテル覚書
水:部屋に500mlペットボトルあり、客室階エレベーター前にウォーターサーバーあり
風呂:浴槽あるがなぜかお湯を溜められない仕様、シャワー水圧十分
ネット:wifiあり、少し遅い
シャワー、洗濯、仮眠。 -
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ビュッフェ式朝食。
ブリヤート風メニューも少しあったけれど、カーシャが好きなのでそれを中心に選択した。 -
部屋からの景色。
すぐそこにソビエト広場。
列車内も、宿も、どこの室内もやたらと暑い。25℃以上あるのが普通。しかもセントラルヒーティングで自分で調節できない。なので宿ではときどき窓を開けた。そうするとすぐに涼しくなった。
この日のウラン・ウデの気温は最高△18℃、最低△34℃。 -
ウラン・ウデ観光1日目は、片道1時間ほどかかるという、イヴォルギンスキー・ダツァン(ロシアのチベット仏教の総本山)へ行った。
長距離バスターミナルに向かう途中で、YAMAGUCHIというマッサージ関連のお店?を見かけた。 -
長距離バスターミナル。
ウラン・ウデのバスは、ぐーぐる地図で検索できない。
ソ連崩壊まで外国人の立ち入りが禁止されていた元閉鎖都市だからか…。ブリヤート系のひとが多いのでアジア顔ばかりだけれど、ここはシベリア、ロシアの地…。
そう、ウラン・ウデは、ぐーぐる地図で公共交通機関による移動方法を検索できないので(大切なことなので2回目)、事前に情報を得ておくことが必要。
乗り場はどこだと探し回り、結局画像手前の地元おばさまに尋ねた。 -
乗り場は、ターミナル内にはなく、ターミナル前のひとがちらほら立っているところ(分かりやすい印はない)だった。早めに教えを請う決定をしてよかった。
目の前には廃墟。
130番のバス(やはり白いバン)に無事乗車。どこまで乗っても50ルーブル(約90円)。
バスは徐々に、立ち乗りが出るくらい混雑していった。
市街地を出るとそこはシベリア鉄道でもよく見るシベリアの風景。木造平屋建ての家々が、とぎれとぎれに現れる。ここでバスを降ろされたら詰むと思った。往復ともに乗る全バスがすぐ来たので写真がないが、ひどく寂しい道程だった。ぐーぐる地図でこまめに現在位置を確認した。
終点まで40分ほど揺られて、運転手さんに「ダツァーン」と伝えたら指で示してくれたバスに乗り換えて、約10分。30ルーブル(約50円)。 -
終点、イヴォルギンスキー・ダツァンの門前に到着。
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案内図があった。
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まずはたくさんあるマニ車をくるくる巡っていると、新築中の建物があった。
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正面から。原色。
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斜めから。
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また別の建物も正面から。似ていて区別つかないけれど、こちらが本堂?と思われる。
中も、かなりの原色。
帽子を取る、拝む対象に背中を見せてはいけない、などいろいろなルールがある。周りのひとを参考に見よう見まねでがんばった。 -
敷地内には犬がたくさんいた。
土産物屋も何箇所かあった。マグネットを1つ購入した。
土産物屋のおばさまに「中国? 韓国? モンゴル?」と訊かれたので、「日本」と答えると、珍しいというような反応をされた。直行便ないから仕方ない。
市街地への帰路は行きの逆再生。バスは結構こまめに走っているし、迷うほど選択肢がないというか乗れるバスが一択なので帰りは楽だった。
長距離バスターミナルより手前のそれっぽい場所で下車して、中心地へと向けて歩いた。 -
オペラ・バレエ劇場。
今回日程が合わず公演をみることができなかった。残念。 -
劇場前からソビエト広場を見る。
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ソビエト広場には氷の彫刻や遊具があった。
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世界一大きなレーニン頭部像。
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ソビエト広場からバイカルホテルを見る。ほんとう一等地にある。
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バイカルホテル入口には、ホテル内バルに日本料理ありますと書いてあった。写真にカルフォルニアロールみたいなのがある。たぶんそれだろう。
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ホテル隣の国立フィルハーモニー。
ちょうどこの日の夜にブリヤート音楽劇があるとのぼりが出ていたので、中に入って窓口で当日券を購入した。150ルーブル(約270円)。 -
凱旋門。
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自然博物館がシステム都合で閉まっておりがっかりしたところで、遅めの昼食。
トラベラーズ・カフェ。ロールサンドウィッチとホットココア。
実は、ブリヤート料理に自分が合わないことを、イルクーツクあたりで早々に悟った。この日の朝食でもその感じは覆らず。無性に西洋風のものが食べたくなっていた。
ここ数日間見たことのなかった、おしゃれ~なカフェだった。
トラベラーズという名前からして英語仕様なのかと思いきや、店員の美女たちは英語ほぼNGだった。 -
歴史博物館。160ルーブル(約290円)。
チンギス・ハーンやフビライ・ハーンは分かったけれど、不勉強のためほとんどよく分からず。
説明書きはロシア語ばかり。極まれに英語や中国語表記が現れた、なぜすべてでないのかは不明。
歴史博物館とホテルの中間地点にあったショッピングビル(日常用品から土産物までいろいろな店舗が入っている)とスーパー(賞味期限切れの食品が普通にたくさん陳列されていた)で、お土産を購入した。
やはり建物内が暑くて暑くて、汗だくになった。
外気温も△20℃より高くなっていたこともあり、この辺りからマフラーも手袋も不要、それどころか邪魔になった。地元のひとたちも半分くらいマフラー・手袋なしなように見えた。 -
いったんホテルに戻り、汗を流してから、徒歩1分かからない国立フィルハーモニーへ。
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音楽も演者もブリヤートなのでモンゴル的。
観ていて原色衣装を欲しくなってしまったけれど…翌日土産物屋で見て悩んだけれど、着る機会は一切なさそうで結局買わなかった。 -
内装は、ちょっとがんばった公民館…みたいな。
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ホテルのバーで夕食。ピタ・サンドとブラッディメアリー。
このピタ・サンド、すごく大きくて、具は牡蠣・白身魚・野菜ですごく美味しくて、完食&満腹。
◎7日目 ウラン・ウデ→シベリア鉄道(2/14木曜)
朝食後、チェックアウトしてバックパックをホテルに預かってもらった。 -
ホテル前の停留所から97番バスに乗って、リンポチェ・バフシャへ向かった。30ルーブル(約60円)。
バスの運賃は前払い・後払いとそれぞれ決まっていて、支払い方法は車内に書いてある。おそらくウラン・ウデ市街地を走るバスは降りるときに運転手さんに手渡す後払い制。前日の郊外バスは乗り込むときに支払う前払い制だった。文字が分からない場合は流れに身を任せればなんとかなると思われる。 -
高台へとどんどん登って行き、終点で降りる。
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リンポチェ・バフシャ。チベット仏教の寺院。
手前の白い置き物…ブーズだ…私が2度食べて得意でないと感じたブーズだ…ブリヤート代表料理だからここにもあるのか…。 -
犬の散歩禁止らしい。
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向こうの獅子は口を開けていて、手前は閉じている。獅子狛犬と左右逆?
中には、五体投地をするひとが何人もいた。
初めて五体投地をなまで見た。ロシアに来る度に信仰心というものをずん…と感じる。 -
チベット仏教の建物は、正面から見ると原色派手派手。しかし裏面から見るとすごく質素。
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鳴らせる鐘。
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もちろんマニ車あり。
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市街地を見下ろす。
帰路は、たくさん止まっている97番バスの中から次に発車する車を見つけてソビエト広場まで。途中に遊園地があり家族連れはだいたいそこで降りるようだった。 -
ソビエト広場近くのカフェ・ストーリーで一服。
チョコレートケーキと紅茶。偶然にもバレンタインデーだった。 -
レーニン通りを散策していると、小さな公園にも氷像があった。
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アヂギートリエフスキー聖堂。
レーニン通りの突き当たり?にある。中には入れないようだった。 -
スモーリナ通りを散策しながら中心部に戻った。
歴史的な木造家屋が立ち並ぶ。中には今にも窓枠が落ちそうな家もあったが、現役でひとが住んでいるようだった。 -
ロシアらしいなと勝手に思った、カラフルなのに寂しい雰囲気の公園。
そろそろ駅へ行かなければならない時間になった。
バックパックを受け取りに寄ってから、ホテル前のバス停へ。フロントのお姉さんに「4番か23番」のバスが駅を通ると教えてもらった。
そして、この旅第四の試練が発生。
バスに乗ったはいいものの、夕方の市街地は大変な車両混雑! 交差点をなかなか抜けられない!
ウラン・ウデ到着時の早朝には5分ほどだった道程が、15分経ってもまだつかない! 結局20分かかった!
だがしかし、その時点ではまだ15分ほど列車発車まで時間があった。
余裕ぶって食料を買ったりしてホームに出たら、なんと2台の列車が停まっていた…。ど、どっちに乗るんだ…。
ウラン・ウデの駅舎に電光掲示板などはなく、昔ながらの手作業で毎日更新する大掲示板があるだけ。しかも掲示板は情報過多でホームの表記がどれか分からない。
近くにいた駅員らしきおじさまにホームを訊くと、歩道橋を渡った先の遠いほうの列車だという。向かうと、何やら違う雰囲気。歩道橋に登り直し通行人のおじいさまに尋ねる。分からないな~という返事。先程とは異なるホームに降りてみる。車両整備のおにいさんに尋ねる。ここで合っているという。この時点で発車5分前。おにいさんに「急げ!」と応援された。
私は走った。
乗るべき11号車を探して走った。
列車は車両番号順に並んでいると思ったら大間違いなのだ。
5号車の隣にいきなり9号車があったりするのだ。
11号車はどこだ!! -
結果として、なんとか乗車できた。
2泊3日お風呂に入れない列車に乗り込んだとき汗だくという何ともはやな状態だった。
シベリア鉄道乗車、そしてハバロフスクへ続く。
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