ニュージーランド北島のワイナリー巡り

2019/01/15 - 2019/01/17

ニュージーランドは南半球にある美しい島国ですが、美味しいワインが生産されることでも有名です。観光、ワイナリー見学&テースティングは、ニュージーランド訪問の魅力です。ニュージーランドをレンタカー旅行で観光しました、その際、幾つかのワイナリーを訪問して、ワインテースティングを楽しみました。ワイナリーは町から離れた場所にあることが多いので、レンタカーがあると便利です。しかし車を運転しますので、ワインを舐めるだけで、家内が残りを飲み干す役割分担です。ワインをしっかり味わえない不満はありましたが、日本で販売されていない種々のワインを現地でテースティングするのは楽しい経験でした。

ニュージーランド北島のホークスベイ、ロトルア、そしてオークランド郊外のワイナリー7か所を巡りました。小規模だけど有名ワイナリーに劣らない素晴らしいワインを提供してくれるワイナリーもありました。観光客で混んでいないワイナリーの従業員は、概して接客と説明が親切で丁寧でした。小規模ワイナリーでのテースティングはお勧めです。

エリア ネイピア(ニュージーランド)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 航空会社: ニュージーランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

1月15日
ネイピアの町から西南10kmの場所にあるミッション・エステート・ワイナリーを訪れました。有名ワイナリーで、毎年2月に音楽コンサートが開催されることでも知られています。
広い駐車場には観光バスやタクシーも停まっていました。この地方のワイナリー・ツアーに含まれており、沢山の観光客が訪問します。

ミッション エステート ワイナリー 専門店

駐車場の空きスペースを見つけてレンタカーを停めて、建物の入口に向かいます。

グッドフライデーとクリスマス以外の休日はありません。月～土は9:00am-5:00pmがオープン時間で、日曜は10:00am-4:30pmとなりますので、いつ訪問しても大丈夫です。

建物内部は落ち着いた感じで、ワイナリーの歴史を説明したパネルや写真が展示されていました。右手にワインテースティングのコーナーがありましたが、団体客でとても混んでいました。テースティングテーブルのお客が減るまで、少しの間見学を続けます。

ミッション エステート ワイナリー 専門店

これまでに受賞した多くの賞状とワインボトルが展示されています。評価の高いワインを製造するワイナリーですが、混み過ぎでゆっくりとワインテースティングを楽しむ雰囲気ではありません。

テースティングルームの団体客が減ったころ合いを見計らって、素早く数種類のワインをテースティングしました。担当者も忙しそうで、質問にしっかり答えてくれる余裕はありません。

慌ただしい中で味が気に入ったワイン（シャルドネ2017）を購入し、ワイナリーの庭園に出てみました。屋外レストランがありますが、こちらも結構混みあっています。良いワインを製造するワイナリーだと思いますが、混み過ぎです。

庭園の向こうに、長閑なぶどう畑が広がっていました。混みあっていなければ、良いワイナリーだと思います。

ミッション エステート ワイナリー 専門店

混みあっていないワイナリーを訪れました。ネイピアの南部、へースティングにあるワイナリー(Craggy Range Vineyards)です。ホテル、レストランがある大きなワイナリーですが、団体客がいないので適度な数の訪問者でした。

クラッギー レンジ ビネヤード 専門店

ワインセラー内に数名の先客がおり、2名の係員がテースティングの対応をしていました。我々もテースティングに加わりました。女性係員がワインについて丁寧・親切に説明してくれました。味も良好で、対応に好感がもてました。気に入ったワインボトル（ピノノアール2016)を購入しました。

屋外のレストランも混んでいません。レストラン利用はしませんでしたが、なかなか良い雰囲気のレストランでした。

クラッギー レンジ ビネヤード 専門店

Craggy Range Vineyardsから2kmほど北にある小さなワイナリー(Black Barn Vineyards)を訪れてみました。口コミ評価が高かったので、行ってみました。我々の他に客はいませんでした。

納屋(Barn)のような雰囲気を感じさせるセラーハウスでした。中に入ると、奥から若い髭面の男性が現れ、対応してくれました。

数種類のワインをテースティングしました。いずれも味は良好で、気に入りました。ただ日本まで持って帰るつもりですので、沢山は購入できません。髭ずら男性が勧めてくれたシラー2016を購入しました。Black Barn Vineyardsは小さなワイナリーでしたが、ワインの味は良好で、担当者の対応がとても親切でした。沢山の来客で込み合う有名ワイナリーよりも、好印象が残りました。

1月16日
ネイピアのホテルで1泊し、今日は5号線を北に向かいタウポを経由してロトルアまで行きます。観光案内を見ると、ロトルア郊外にワイナリーがありました。行ってきることにしました。ガソリンスタンドで燃料を満タンにします。

ネイピアからロトルアまでは250kmありますので、相当量の燃料を消費します。クレジットカード支払いで、燃料補給を済ませて出発です。

ロトルアの町の北方約3ｋｍほどの所にワイナリー（Volcanic Hills Winery）がありました。入り口まで行ってみると、「ワインテースティングができるワインセラーは、ゴンドラの終点展望台にあります」と表示が出ていました。
展望台のテースティングルーム？？少し奇異な感じもしましたが、行ってみることにしました。

歩いて2分程の場所にゴンドラ乗り場がありました。レンタカーをゴンドラ乗り場の駐車場に停め、ゴンドラで展望台を目指します。

スカイライン ロトルア アクティビティ・乗り物体験

ゴンドラチケット販売で、ワインテースティング付きのゴンドラ往復乗車券が販売されていました。私が5種類のテースティング付きの乗車券（44NZD)、家内が普通の乗車券(31NZD)を購入しました。

乗車券の表にお洒落な感じの展望レストランの写真がありました。展望台は、なかなか良い所のようです。

ゴンドラに乗って展望台に登ります。

展望台駅に到着すると、ワイナリーの案内がありました。案内に従って進みます。

テースティングルームの入口表示に、歓迎の言葉に加えて「景観を飲もう、Drink the view」と書かれています。

内部には沢山のワインボトルが並べられ、ワインテースティングのテーブルがありました。普通のワインセラー光景です。

窓際からの景観です。ゴンドラの下方にロトルア湖と町並みが一望できました。このような景観を眺めながらのワインテースティングです。「景観を飲もう、Drink the view」のキャッチフレーズも頷けます。

壁際のリストに書かれている10種類ほどのワインから5種類を選択して、テースティングすることが出来るシステムになっていました。お店の年配の女性のお薦めに従って、5種類のワインをテースティングしました。
グラスにしっかりとワインを注いでくれましたが、全部飲み干すと酔っぱらって、車の運転で支障がでそうです。家内が「チョビッとだけ味わうだけ。残りは引き受ける」と言いました。残念ですが、口に含むだけのちょっぴりテースティングとなりました。
このワインセラーでは、ニュージーランドの代表的なワイナリーのワインをテースティングできるのが特長です。ニュージーランド南島Central Otago地方のピノノワール2016を購入しました。

1月17日
オークランド近郊にも沢山のワイナリーがあります。今回は、オークランド北西のKumeu地区のワイナリーを訪問することにしました。16号線沿いにある家族経営のワイナリー(Soljans Estate Winery)で、この地域では有名なワイナリーです。

ワインセラーへの入口ですが、手前に広い駐車場があり、整備も行き届いていて、なかなか感じの良いワイナリーです。

ワイナリー付属レストランで、ワインを楽しみながら昼食を取ることにしました。訪れたのは午後2時過ぎで、レストランの終了時間に近かったのですが、聞いてみると昼食OKとのことでした。

1939年に創業されたワイナリーで3世代にわたる家族経営で運営されていることが、パネルで説明されていました。ここのレストランは、世界トップ20のワイナリー・レストランにランクされています。

昼食で出された料理で、上品な味わいのニュージーランド料理でした。

家内が注文した料理で、こちらも野菜と肉を巧妙に調理したニュージーランド料理で、白ワインと良くあいました。

昼食を終えてから、ワイナリーのブドウ畑を見学しました。

ブドウが整然と植えられています。

木々に沢山のブドウがありましたが、まだ未熟です。秋に熟すと、ワインに加工されることになります。

クメウ地区（Kumeu Wine Country）で訪れたの2つ目のワイナリー（Kumeu River Wines)です。16号線沿いにありました。道路脇ですので、分かり易い場所です。

ワインセラーに沢山のボトルが並べられ、壁際には銘柄名と値段が表示されていました。

ワイナリーお薦めのワイン、3種類をテースティングしました。最も気に入った白ワイン（シャルドネ2016）を購入しました。このワイナリーの対応は、ビジネスライクで事務的な感じでした。あまりお勧めしません。

この地区の3件目のワイナリー（West Brook Winery)で、主要道路の16号線から山の中に6kmほど入った場所にありました。

主要道路から離れた分かり難い場所にあるワイナリーですが、大きめのセラーで丘の上にありました。とても雰囲気が良いワイナリーだと思います。

ワインを購入すると、ブドウ畑が目の前に広がる景色に良い水辺で、ピクニック気分でワインを楽しむことができます。2組のカップルがワイン片手に遅めのランチを楽しんでいました。
このワイナリーはお勧めだと思います。

ワイナリーの多いKumeu地区は、オークランド郊外の西海岸に近い場所にありましたので、少し足を伸ばして海岸（Muriwai Beach)まで行ってみました。1月のニュージーランドの季節は真夏で、海岸では水遊びを楽しんでいる人々がいました。

ただ気温は20℃程度で、涼しい感じでした。風も強く、カイトサーフィンをする若者がいました。人口の多いオークランドに近い海岸ですが、人の数は多くありません。

岸辺に見張り小屋がありました。"Surf Rescue"の表示がありましたので、緊急時にサーファーの救助を行うための施設であることが分かります。

広大な砂浜が広がっている、見事な自然の海岸です。

救命ボート２つが、海岸の砂浜にありました。緊急時には見張り小屋からセイバーが飛び出してきて、このボートを使って救命活動をするものと思われます。

海岸付近には広い駐車場があり、多くの車が停まっていました。我々もレンタカーをこの駐車場に停めました。
これから車でオークランド国際空港まで戻ります。60ｋｍほどの距離ですので、順調に進めば1時間弱で到着です。

オークランド空港のレンタカー返却場所に戻ってきました。レンタカーをHertzで返却しました。空港のホテルで1泊後、明朝は帰国便に搭乗します。

ニュージーランドは道路も混んでおらず、車運転は日本と同じ右ハンドルですので、レンタカー利用はとても簡単便利でした。レンタカーだったので、結構多くのワイナリーを訪れ、多種類のワインテースティングを楽しむことが出来ました。日本では手に入りにくい美味しいワインボトルも手に入れました。スーツケースの重量が増えましたが、帰国後にワイナリーの光景を思い出しながらのワインを楽しめます。思い出深いワイナリー訪問だったと思います。

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