2019/01/15 - 2019/01/16
10位(同エリア39件中)
AandMさん
- AandMさんTOP
- 旅行記221冊
- クチコミ2441件
- Q&A回答87件
- 599,814アクセス
- フォロワー23人
ネイピアはニュージーランド北島ホークスベイにある町で有数のワイン産地ですが、アールデコ調の美しい建物が沢山あり「最もアールデコ様式の建築物が纏まっている街」と言われています。製紙業が盛んで王子製紙のティッシュ製品「ネピア」はこの町の名前に由来しているそうです。これが縁で、ネイピアは北海道苫小牧市と姉妹都市になっています。
美味しいワインと美しい街並みのネーピアは2015年にも訪問していますので、今回で、ネイピア訪問は2回目になります。ワイナリー巡りは別旅行記(https://4travel.jp/travelogue/11462956)に譲り、アールデコの美しい街並みのネイピアを紹介します。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 航空会社
- ニュージーランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
1月15日
オークランドから400kmほどレンタカーを運転して、ネイピアに到着しました。ネイピアの町が見下ろせる丘の上、ブラフヒルに登ってみました。海岸沿いのマリーンパレードからだと、徒歩で30分程度かかりますが、車ですので5分程でブラフヒルの駐車場に到着しました。丘は公園になっており、7am-9pmまで公開されています。ブラフ ヒル 自然・景勝地
-
丘の上は、低木や草花の多い英国風の庭園になっていました。花が沢山咲いていますが、訪問時は曇りだったため、太陽が出ていないので色合いが鮮明ではありません。ちょっぴり残念に感じました。
-
丘の片側は絶壁の崖で、下方に海が見えました。
ブラフ ヒル 自然・景勝地
-
崖下はネイピア港で、豪華客船が停泊していました。ネイピアは客船クルーズの立ち寄り港になっていますが、乗船客たちは、アールデコ建造物で名高いネイピアの町を見学しているのではないか、と思います。
-
丘の一番高い場所にレンガ造りの建物があったので、行ってみました。
-
直径数メートルの展望台で、中央部に方位盤がありました。
-
展望台の煉瓦壁に金属製プレートがあり、「1989年にF.B. and L.W.Eastwoodの寄付で建てられた」ことが書かれていました。この展望台からネイピア港やホークス・ベイの雄大な景観を眺めることもできますが、周辺の整備された英国風庭園も見ものだと思います。
ブラフ ヒル 自然・景勝地
-
庭園に咲いていた花です。ヒナギクの一種のようです。
-
ピンク色の美しい花ですが、名前は分かりません。
-
タンポポのような黄色の花です。
-
ガーベラの一種でしょうか?
ブラフヒルには、可憐で美しい沢山の花々が咲いていました。景観と庭園を鑑賞できる素敵なスポットだと思いました。 -
丘を下って、海岸沿いにあるマリーンパレードに来ました。
ここはネイピアの街中心部で、陸側にはレストランやホテルがあり、海岸沿いに道路と細長い公園があります。海岸沿いの公園は整備され、美しい花々も沢山ありました。マリン・パレード 散歩・街歩き
-
マリーンパレードに設置されていたパネルには、日暮れから11:00pmまで公園と噴水がライトアップされる、と書かれていました。マリーンパレードは昼夜に拘わらず、いつでも楽しく散歩できるプロムナードです。
-
公園緑地に立てられているパニア像(Pania of the Reef)です。
像の下部にある金属製パネルに、パニアは伝説のマオリの少女であることが説明されていました。パニアはマオリ首長の息子と恋に落ちましたが、悲恋の結末となった物語がネイピア地方に伝えられています。ネイピアの象徴でもあります。パニアの像 モニュメント・記念碑
-
海沿いの公園から海に突き出た突堤(Marine Parade viewing platform)がありました。先端に展望スペースがあります。
-
展望スペースから、海岸の砂浜や湾の光景が良く見えました。前方にある丘はブラフヒルで、ネイピア港も見えます。天候が曇りなので景色がくすんでいますが、晴れであればもっと印象的な景観であったのではないかと思いました。
-
ブラフヒルの英国風庭園も見事でしたが、マリーンパレードの公園も美しい花々がきれいでした。前方にあるアールデコ風の建造物と調和した景観も印象的です。
-
マリーンパレードには多くの像が建てられています。この像はプランケット記念碑"Lord Plunket Memorial"で、南ア戦争の記念碑です。
-
こちらの像は芸術品のようです。
-
この像はTMG博物館&美術館の前にありました。2018年に設置された芸術家Tony Graggの作品です。
ホーク ベイ博物館 & 劇場 & 美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
マリーンパレードの南に、噴水と高い像がありました。像の高さは3.6mで"Spirit of Napier"と呼ばれています。1931年の大地震で損壊したネイピアの町の復興を成し遂げたネイピア魂を記念して、1971年にFrank Szimayが創った作品です。
ただこの時に造られたブロンズ像は年月が経つにつれて腐食が進んだため、2011年に錆に強いシリコンブロンズの像に造り替えられています。現在の像はピカピカです。 -
ネイピアのアールデコ風建物の象徴でもあるT&G Buildingの建物です。ドーム上に時計があるのが特徴で、マリーンパレード沿いにあります。この建物は、現在、レストランとカフェになっていました。1931年にあった大地震で破壊された町に1935年に建てられたそうで、当初、保険会社ビルとして使われたそうです。
この建造物はニュージーランドで最も多く写真に撮られている、と言われています。ネイピアを訪問した際には、見逃せない建物だろうと思います。アールデコ ウォーク 散歩・街歩き
-
町中にも沢山のアールデコ風の建造物がありました。これはホテル(Criterion Hotel)です。
-
ホテルの窓やバルコニーも独特のアールデコ風です。
-
町中の銀行(ASB)です。
-
町中心部の広場はアールデコ調の建物で囲まれた、美しい広場です。ただ人の数が少ないので、ちょっと寂しい感じです。
-
裏道の通りも、アールデコ風です。ここにも人影が見えません。
-
こちらの建物はアールデコ建造物の代表とされるデイリーテレグラフ新聞社(Daily Telegraph Building)です。美しく印象的な建物です。
-
町中心部にあったアールデコセンターです。アールデコ関連のお土産品やパネル展示がありました。アールデコ・ガイドツアーも扱っていました。
アールデコ ショップ お土産店
-
アールデコセンターの建物もアールデコ調です。
-
マリーンパレード沿いにある建造物(Conservation House)はネイピアの公共建物で、町保存の仕事がここで行われているようです。これもアールデコです。
-
ワイアプ大聖堂(英国国教会)は、ネイピア中心部にあります。周囲のアールデコ建造物と調和が取れているように思います、
-
アールデコ・センターの海側にあるホーク ベイ博物館 & 劇場 & 美術館 です。2013年に開設された新しい施設ですが、19世紀半ばからあったネイピア地区の博物館 & 劇場 & 美術館が統合されて、この場所で新規に開設されたようです。新しい建造物ですが、周囲の建物とマッチしています。
ここを訪れると、1931年にネイピア地区を襲った大地震の状況やそれ以降の復興の様子などが分かります。入場料は10NZDでした。ホーク ベイ博物館 & 劇場 & 美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
建物の壁に壁画があり、海辺の光景が描かれていました。町雰囲気に合致した絵画で、ノスタルジックな印象です。
-
マリーンパレードにある観光案内所(i-SITE)も、お洒落なデザインの建物です。
観光案内所 散歩・街歩き
-
水族館(The National Aquarium of NZ)です。ニュージーランドでも有名な水族館だそうですが、規模は大きくはありません。
ニュージーランド国立水族館 テーマパーク・動物園・水族館・植物園
-
あまり目立ってはいませんが、ネーピア監獄(Napier Prison)はニュージーランドで最初に造られた監獄です。1862年に開設されて1990年頃まで使われていましたが、現在は博物館として一般公開されています。
マリーンパレード北側の、主要道路から100mほど山手に入った場所にあります。ただ刑務所の直前の道は、個人の住宅への入り口のようなとても狭い急な坂ですので、注意しないと見逃すのではないかと思います。ネイピア刑務所 観光名所
-
監獄ツアーの案内がありました。ガイドツアーと自由見学があり、自由見学ではオーディオガイドを貸してくれます。日本語も選択可能です。
-
監獄内は、段差や滑りやすい場所があるので、自己責任で注意しながら見学して下さい、と注意書きがありました。
アールデコの町にあるニュージーランド最古の監獄です。 -
ネイピア見学を終えて、宿泊するホテルにチェックインしました。マリーンパレードにあるシーニック ホテル テ パニアです。5年前にネイピアを訪問した時に利用したホテルです。印象が良かったので、今回もこのホテルを選びました。
シーニック ホテル テ パニア ホテル
-
ホテルフロントは清潔感があります。
-
宿泊するホテルルームからマリーンパレードと海が良く見えました。
-
部屋の前に大きな建物がありました。ネイピア戦争博物館(Napier War Memorial and Conference Centre)でした。
-
ベッドもフカフカで快適でした。
-
ホテルのレストランで夕食を取りました。ラムステーキで、赤ワインと良くあいました。
ネイピアは海辺の町ですが、レストランのメニューにシーフードは殆どありません。サーモンがある程度です。地元のシーフードを注文したかったのですが、方針変更で頼んだラムステーキです。柔らかくて美味しいステーキでした。日本のレストランで出されるラムステーキとは別物だと感じました。 -
1月16日
ホテルのビュッフェ朝食です。ゆったりと座れるテーブル配置でした。 -
生ジュース、野菜類、そしてハム類の品質は高く、充実感がある朝食でした。このホテルを選んで、正解だったと思います。
-
今日は、ネーピアを発ってタウポを経由してロトルアまで行く予定です。約250kmの行程ですので、無人スタンドで車のガソリンを満タンにしました。クレジットカード利用でセルフで給油しました。
ネイピアはマリーンパレードを中心にアールデコの美しい建造物があり、観光案内で言われているように「最もアールデコ様式の建築物が纏まっている街」であることを実感しました。町並みも公園も整備が行き届いていますが、人の数は真夏でも少な目でした。オークランドやウエリントンのような主要都市から離れているのが、観光客が少ない理由なのかも知れません。混んではいませんし、治安の問題もありませんので、ゆったり散歩すると楽しい町だと思います。付近にワイナリーも多く、美味しいワインを沢山味わえるのも魅力的だと思います。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
AandMさんの関連旅行記
この旅行で行ったホテル
-
シーニック ホテル テ パニア
3.1
この旅行で行ったスポット
もっと見る
ネイピア(ニュージーランド) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ネイピア(ニュージーランド) の人気ホテル
ニュージーランドで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ニュージーランド最安
315円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
48