2019/01/16 - 2019/01/17
128位(同エリア282件中)
AandMさん
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ニュージーランド北島の中心部にある観光地タウポとロトルアは、それぞれ大きな湖の畔にあります。このあたりは火山地熱地帯で、熱蒸気があちこちから噴出しています。地熱発電所もありますが、スパ、温泉も多く、ニュージーランド北島の有数の観光地です。自然に恵まれた風光明媚な場所で、海外からも多くの観光客が訪れています。
1月半ばに、レンタカーでこの地域を巡りました。タウポ湖から流れ出ているワイカト川峡谷にあるフカ滝、熱蒸気が立ち上るサーマルバレー、ロトルア湖畔にある古くから発展した温泉地などを見学しました。ロトルアでは温泉入浴体験もしました。タウポとロトルアは、自然に恵まれた清涼感のある美しい観光地だと思います。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 航空会社
- ニュージーランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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1月16日
ネイピアのホテルをレンタカーで出発して5号線を150kmほど北上し、タウポの町に到着しました。ここはタウポ湖の近くにある観光案内所(i-SITE)です。観光情報を入手して、タウポ周辺を見学することにしました。観光案内所 アイサイト 観光名所
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観光案内所には結構多くの訪問者がいました。係員が質問に答えてくれ、またこの付近の観光地図もいただけます。お土産品や飲み物なども売られていました。
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観光案内所の裏側にタウポ博物館があったので、行ってみました。
タウポ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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博物館にはタウポ周辺の自然や動物の様子、そしてマオリの人々の芸術作品などが展示されていました。タウポの歴史と文化を知ることができる博物館です。入場料は大人5NZDですので、高くはありません。
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町の中心部の北6kmに、フカ滝があります。ニュージーランドで人気の観光スポットで、この付近の有名観光地です。道路沿いの駐車場にレンタカーを停めて、滝見学に向かいます。前方に見える橋の上に人だかりができています。
フカ フォール 滝・河川・湖
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橋の下がフカ滝でした。
フカ滝は、「滝」名称が付いていますが、ナイヤガラ滝のような高低落差のある崖を流れ落ちる滝ではありません。見かけは激流です。タウポ湖から流れ出るワイカト川の川幅が、100mから渓谷部で15mに狭まり、ここを毎秒200~300トンの水流が流れるため、激流になっています。落差は、ほんの10mですが、結構な迫力のある激流でした。 -
ワイカト川に沿って遊歩道が整備されています。川沿いを移動しながら激流を見学する多くの人がいました。
フカ フォール 滝・河川・湖
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川沿いの散歩道(トレイル)案内の表示です。自然に囲まれた散歩道で、天候が良いと楽しい見学ルートだろうと思います。
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フカ滝の下流、滝壺の場所にボートがいました。激流でボートが大きく揺らいでいます。ボートは乗客で満員です。
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乗客は皆さん救命胴衣を装着していました。少し下流の乗り場を出発し、高速で川を遡ってフカ滝の滝壺で急旋回して、元に戻るジェットボート体験です。約30分のボート乗船で大人61NZDですが、人気の乗り物です。フカ滝を川の中から眺め、激流体験もできますので、ジェットボート体験をすると強烈な印象が残るのではないかと思いました。
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フカ滝はタウポ湖を水源とするワイカト川の峡谷にありますが、この川の下流にアラティアティア ダムがあって、1日3回、10:00am, 12:00am, 2:00pmに放流があります。ダム下流に激流が発生し、アラティアティア ラピッズと呼ばれています。
2:00pmの放流に間に合うように、見学場所に行ってみました。沢山の見物客が橋の上から下方を眺めていました。ここが激流の見学スポットのようです。アラティアティア ダムとアラティアティア ラピッズ 文化・芸術・歴史
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橋の上から上流側を見ると、ダム水門がありました。下流の川の水面とダムの水位差は10m位でしょうか。
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2:00pmにサイレンが鳴り、ダム放水が始まりました。
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水量がどんどん増大し、激流となって川を下ります。
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橋の上からの見物客数は下流側の方が多い感じでした。下流側の光景の方の人気が高いようなので、道路の沿った柵をグルーと迂回して、下流側に行ってみました。
アラティアティア ダムとアラティアティア ラピッズ 文化・芸術・歴史
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下流側の激流(アラティアティア ラピッズ)です、幅が狭まり曲がりくねった渓谷を激流が下って行きます。結構な迫力がありました。
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川幅が最も狭くなった場所の上方に展望台があり、沢山の人が見学しているのが見えました。多分この場所から見た川の流れが最も激流らしいのではないか、と思います。
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タウポは火山地帯であり、熱水蒸気を噴き上げている箇所が結構あります。ここは地熱発電所です。発電所の中には入れませんので道路沿いから見学しました。
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熱水を利用したエビ養殖場があり、アミューズメント・パークになっていました。大人入場料は29.5NZDで高めです。ボート遊びやエビ釣りなどができ、エビ料理専門のレストランもあります。
フカ プロウン パーク サファリ・動物観察
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エビの養殖場で、エビ釣りをしている人々がいました。
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湖畔から北に10km進んだ山の中にワイラケイ ナチュラル サーマル バレー があり、自然の中で蒸気が噴出している光景を見学できるとのことでしたので、車で行ってみました。キャンプ場もあり、2-3台の車が駐車場に停まっていました。入り口部分に小さな建物があり、ここで入場チケット(確か10NZD)を購入しました。地図と非接触温度計を渡してくれました。温度計で温度を測ってみなさい、というつもりのようでした。
ワイラケイ ナチュラル サーマル バレー 自然・景勝地
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地図を参考に道を進むと、あちこちから蒸気を吹き出している場所がありました。熱湯が吹きだしている箇所もあります。熱湯や蒸気に触れないように、との注意書きもありました。
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木々に覆われた小路や草が茂る道を進むごとに、熱水蒸気が吹いている箇所に遭遇しました。
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熱水蒸気の温度が相当高い場所も多く、注意表示も出ています。
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温水の小川も流れています。日本の温泉地にある地獄谷のような感じですが、草木が多いので地獄よりは穏やかな光景です。
ワイラケイ ナチュラル サーマル バレー 自然・景勝地
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廻り終えると、最初の建物に戻ってくるようになっていました。ここで温度計を返却しました。周辺の草むらに孔雀が沢山いました。自然環境の中を巡りながら、噴出している熱蒸気や熱水プールなどを見学できる施設でした。
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タウポから5号線を北に60km進むと、大きな観光地ロトルアに到着します。ここはロトルアの手前にあるワイオタプ サーマル ワンダーランドで地熱地帯です。噴煙が立ち上っていました。この施設は地熱地帯の代表的な観光スポットで、大きな駐車場には沢山の車が停まっていました。
ワイオタプ サーマル ワンダーランド 滝・河川・湖
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入り口部分の建物で入場チケットを購入して内部見学をスタートします。建物内にはお土産ショップ、カフェレストラン、トイレなどがありました。見学だけの大人入場料は32.5NZDでした。
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見学通路に沿って進むと、噴煙を吹き出す箇所、熱水の色付きのプール、間欠泉、泥の温泉などがあり、箱根や別府の地獄谷と似た感じでした。タウポで見学した施設に比べて規模は大きかったのですが、同じ感じでした。
地獄谷などの温泉地にある噴煙地帯を見慣れた日本人にとって、意外性はあまり感じないのではないか、と思います。ワイオタプ サーマル ワンダーランド 滝・河川・湖
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ロトルア湖畔にあるスカイラインゴンドラです。ゴンドラで展望台に登ると、ロトルアの光景を一望できます。
スカイライン ロトルア アクティビティ・乗り物体験
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ゴンドラのチケット売り場です。行列は出来ていませんが、次々と観光客がやってきました。ロトルアで人気の場所のようです。
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このゴンドラに乗って展望台まで上ります。往復料金は大人31NZDでした。
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ゴンドラで展望台に登ると、レストラン、カフェ、ワイナリー、リュージュ施設などがありました。
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展望台には沢山の人がいました。展望スペースは広めの斜面で、周囲には花が咲きベンチなどもあります。下方にロトルア湖やロトルアの町が良く見えました。天候も良かったので、視界がクリアーで絶景です。
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このような花が沢山咲いていました。整備された公園のような展望台です。
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リュージュ用のリフトも運行されていました。人気があるようで、乗り場には行列が出来ていました。
ロトルアの町と湖の景観を十分楽しみましたので、今夜宿泊するホテルにチェックインすることにします。チェックイン後に町をブラブラ見学してみたいと思います。 -
今夜の宿泊ホテル(Prince Gate Boutique Hotel)です。1900年代初めに建設された英国風ホテルで、格式を感じさせてくれました。
プリンシズ ゲート ホテル ホテル
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「満室」の表示が出ていました。我々以外の客は、欧米系が殆どでした。ニュージーランド観光地でどこでも見かける騒々しい東洋系団体はいませんでした。
部屋にスーツケースを運び入れて、町中を見学することにします。 -
ホテルはロトルアの大きな公園、ガバメント・ガーデンの入口にありましたので、最初に公園を散歩することにしました。公園入口です。
ガバメント ガーデン 自然・景勝地
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マオリ族の木彫が立っており、ロトルアはマオリ伝統の観光地であることを示しています。公園は広いので、結構多くの訪問者がいましたが、混雑感は全くありません。
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広いガバメント・ガーデンの前方に、見事な建造物がありました。
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英国風の美しい建物はロトルア博物館でした。1908年に建てられた温泉保養所が博物館として利用されていることから、バス・ハウスという愛称で親しまれています。
ロトルア博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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博物館入り口はフェンスで覆われ、「博物館は閉鎖中」の表示がありました。建物で地震による損傷が発見されたため、厳密な調査と対策が完了するまで閉鎖されるとのことです。残念ながら見学は出来ませんでした。
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博物館隣にある建物は石造りで丈夫そうでした。
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ブルーバス(Blue Baths)で1933年に建てられたスパ施設です。ニュージーランドでも有名なスパで、内部にはスパの他、レストランや結婚式場もある総合施設です。夏季は10am-6pmまでが営業時間です。我々が訪問したのは6pm前でした。係員から「これから閉店です」と云われ、締め出されてしまいました。
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公園内を歩いてポリネシアン・スパにやってきました。こちらは8am-11pmの営業ですので、利用可能です。
ポリネシアン スパ エステ・スパ・マッサージ
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スパ入場チケット売り場には、人が集まっていました。スパ料金は、幾つか種類がありますが、種々の温水プールを利用するケースでは大人55NZDでした。我々は短時間利用でしたので、安価なプライベート・スパ(30NZD)のチケットを購入しました。
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温水温度は36-41℃の範囲で、大小様々なプールがあります。
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一般入場券(55NZD)を購入すると、様々なプールを体験できるシステムになっていました。
ポリネシアン スパ エステ・スパ・マッサージ
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プライベート・スパは個室形式になっていました。
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注意事項が書かれています。水分補給すること、石鹸やシャンプーの使用禁止、などなどです。東洋系観光客がお風呂感覚でスパ利用する場合がある、とのことでした。スパは温泉ですが、温水プールの感じで利用するのが通常です。
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温泉に浸かりながらロトルア湖の夕暮れを眺めることができるスパです。ロトルアのスパはマオリ族の人達が長年に渡って利用してきた、と言われています。
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スパ体験を終えて、ホテルに戻ってきました。ホテルのレストランで夕食です。
プリンシズ ゲート ホテル ホテル
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ホテルレストランは格式ある英国風で、執事のような口数の少ない年配の人が注文を聞いてくれました。サービスも格式があり、通常のレストランとは大分違っていました。サーモン料理ですが、ニュージーランド風で、丁寧に調理されているように感じました。
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こちらはステーキです。柔らかくて美味しいステーキでした。
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1月17日
ホテルの朝食は、ビュッフェ形式ではなく、注文方式でした。メニューを見て、ジュース、コーヒー/紅茶、卵料理、ハム/ベーコン、パン、などを注文しますが、ジュース種類、コーヒー種類と入れ方、卵料理の種類などを一つ一つウエートレスに告げる必要がありました。
随分細かな点まで指定した注文方式で、ウエートレスが間違えなく処理してくれるか心配でした。だが、注文通りの料理が出てきました。
伝統的で格式ある朝食で、このような経験は初めてでした。 -
ホテルをチェックアウトして、次の目的地オークランドに向かいます。天気も良いので、その前に、ロトルアの町をもう少し見学することにしました。ホテルの向かいにあった観光案内所(i-SITE)です。観光情報を入手します。
観光案内所 アイサイト 観光名所
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ロトルア湖畔です。広い公園の向こうに波止場がありました。車を公園内の駐車場に停めて、水辺まで行ってみました。
ロトルア湖と戦争記念公園 滝・河川・湖
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水辺に黒鳥(ブラックスワン)がいました。
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結構沢山の水鳥が岸辺で泳いでいます。
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白鳥でしょうか?少し太目ですが、アヒルではないようです。
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前方の波止場に水上飛行機が停泊していました。穏やかで美しいロトルア湖です。
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ガバメント・ガーデンから車で5分程の場所にあるマオリの村です。ロトルアの地でマオリの人々(Ngāti Whakaue tribe)が長年住んでいましたが、ニュージーランド政府にロトルアの中心部を渡した以降は、この場所の村でマオリ文化の保存と伝承に努めているとのことで、村の施設は一般にも公開されていました。
ただ我々がこの村を訪れた時は、村の施設ではマオリの行事が進行中で、建物の中には入れませんでした。木造の建物はマオリ伝統様式で造られ、外部にマオリの木彫などもあります。オヒネムツ マオリ村 旧市街・古い町並み
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マオリ村の中にある教会(Anglican Church)で、なかなか美しい教会です。
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ロトルア湖の北部に自然に恵まれた美しい水辺公園があるとのことでしたので、行ってみました。ハムラナ スプリングス森林公園です。
ハムラナ スプリングス森林公園 広場・公園
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入場料は大人18NZDでした。
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樹木、草花、小川、そして沢山の水鳥がいました。確かに清浄で綺麗な森林公園です。
ハムラナ スプリングス森林公園 広場・公園
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水の透明度が高く、水底の小石がはっきりと見えました。沢山の水鳥も印象的です。
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清浄感あふれる森林公園は、家族ずれのピクニックなどにピッタリではないか、と思います。
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森林公園前のロトルア湖の桟橋に沢山の白い鳥が群がっていました。カモメのようです。なぜこのように鳥が密集しているのか分かりませんが、とても目につきました。
タウポとロトルアはニュージーランド有数の火山地帯で、綺麗な湖の畔に沢山の熱蒸気の発生地帯やスパがありました。自然に恵まれた美しい観光地ですが、米国のイエローストン公園のようにダイナミックではありません。風光明媚な温泉地ですので、日本人の好みに合うかも知れない、と思いました。
ロトルアを発ってオークランド向かいます。ただ5年前にオークランドを訪問していますので、観光は省いて、今回は郊外のワイナリーを訪問してワインテースティング(https://4travel.jp/travelogue/11462956)を楽しむことにしました。
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