早春の上野公園へ行きました_2019_（2）東照宮の冬ボタン

2019/02/21 - 2019/02/21

早春の上野公園へ行き、科学博物館で「日本を変えた千の技術展」、東京都美術館で「江戸絵画ミラクルワールド・奇想の系譜展」を見た後、上野東照宮のボタン園で、寒ボタン／冬ボタンを見てきました。「わらぼっち」を施された冬ボタンは２月２４日まで公開されていました。

旅行記作成に際しては、上野東照宮ぼたん苑のパンフレット、現地の説明,
関連するネット記事などを参考にしました。

エリア 上野・御徒町(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄 徒歩

東京都美術館を出て、隣の上野動物園のゲート前を素通りし、「新鶯亭」の前を通って東照宮に向かいます。

東照宮の鳥居が見えてきました。

参道を歩いて東照宮に向かいます。

参道の門の先、左側に「ぼたん苑」の入口があります。この「ぼたん苑」は、昭和５５年(1980)に、日中友好を記念して開苑しました。

開園当初は７０品種程のボタンが植栽されていました。

今では、春は１１０品種６００株、冬は４０品種２００株に増えました。

この「ぼたん苑」は、春（４月中旬～５月中旬）と、冬（１月１日～２月中旬）に開苑されます。

冬の期間には、「冬ぼたん」と「寒ぼたん」が咲きます。

早春と初冬に咲く二期咲きのボタンのうち、低温で開花した冬咲きのボタンが「寒ぼたん」と呼ばれます。気候に大きな影響を受けるため着花率が低く、咲かせるのが極めて困難だそうです。（写真は、おそらく冬ボタン？）

一方「冬ぼたん」は、春と夏に寒冷地で開花を抑制し、秋に温度調整して冬に開花させたものです。

この「ぼたん苑」の冬のボタンは、ほとんどが「冬ぼたん」のようです。

冬のボタンの「藁囲い」が、冬らしさを演出します。「藁帽子」とか「わらぼっち」などとも呼ばれるようです。

ボタンなのに「八千代椿」という名前です。

「皇嘉門」です。

「連鶴（れんかく）」です。

「七福神」です。

「島錦」です。

「新国色」です。

「島錦」です。

小さな梅の鉢植えがありました。一つの株に紅白の花が咲いています。

藁囲いからはみ出していますが、寒くないですか。

最近暖かな日が続いていたので、外へ出てきたのですか。

陽射しが強くなってきたので、陽が当たると温かいですよね。

冬のボタンも綺麗ですね。

ボタンなのに「八重桜」という名前です。

このピンク、とても綺麗でしたが、名前を記録も記憶もしていません。

開き過ぎかもしれませんが、それでも綺麗ですよね。

ボタン苑の中ほどまで来ると、寛永寺の五重塔がよく見えるようになります。木が繁ってくると（たぶん）見えにくくなるのでしょうね。

春のボタンの時季には、五重塔が見えないかもしれません。

後に立てられた「句」は、時季によって変えているのでしょうか。

ボタンは大陸から渡って来て、奈良、平安の時代には既に栽培されていたようで、和風の花の印象が強いのですが、この黄色いのは「ハイヌーン」という名前です。

五重塔がよく見えるところまで来ました。

この後ろの塀も、和風感があります。

東照宮らしさを感じられるでしょうか。

五重塔を背景にして番傘があれば、和風感が高まります。

ミツマタも咲いていました。

白梅が咲き始めていました。

これは紅梅ではなくて、サクラでしょうか。

これはマンサクですね。

冬のボタンは、春のボタンよりも、種類も株数も少ないそうですが、それでも見応えがあります。

もう少し早く来れば、もっと綺麗な花が見られたのでしょうか。

早過ぎても、ボタン以外の花が見られなかったかもしれません。

頻繁には来られないので、訪問時季の選定に悩みます。

しかも天候が良いことを祈らねばなりません。

これは枝垂れ梅かな、もう少し遅い方が咲き揃って綺麗になりそうです。

ロウバイは終わりそうですが、まだ残っていました。

今年(2019)の冬のぼたん苑の開苑派は、２月２４日で終わりました。

この後、東照宮から上野駅に向かて歩く途中で、梅が咲く神社を見つけたので、そこに寄ってみます。

（　つづく