2019/02/24 - 2019/02/24
326位(同エリア842件中)
☆桜☆さん
お花見第一弾として、春らしいぽかぽかした陽気の週末、偕楽園で行われている「水戸の梅まつり」に行ってきました。
PR
-
常磐線の「偕楽園駅」
この時期だけの臨時駅で下り(水戸方面行き)のみ停車となります。
なので上り車両に乗車したい場合は、一旦下り車両で水戸駅まで向かう形になっています。 -
臨時駅の「偕楽園駅」は午前9時台から午後3時台までの普通列車と一部特急や臨時列車の停車となっているので、午後3時25分の下り列車を逃すと「偕楽園駅」からは列車移動は出来なくなってしまうので注意が必要ですね。
-
この日(週末)はホームで《水戸の梅大使》の方々がお出迎えしてくれていました!
列車が到着するのに合わせてお出迎えに立たれているようです。 -
さて、この「偕楽園駅」は臨時駅のため元々乗車券を買うにも「偕楽園駅」は指定出来ず、下り路線でのお隣の駅「水戸駅」までの乗車券が必要となります。
そのため「偕楽園駅」での下車は途中下車のような扱いとなり当日に限り、この証明書があれば「偕楽園駅」から「水戸駅」までは乗車が可能なんだそうです。
ただし私のように「偕楽園駅」の最終列車に乗り遅れた場合はこの証明書はただの紙切れになってしまいます……
(自腹でバスやタクシーで水戸駅まで移動となります) -
「偕楽園駅」を出て、すぐに見えるのが「常磐神社」です。
偕楽園に行く前にちょっと立ち寄ります。
こちらの神社がある場所は元々偕楽園の敷地だったところで、神社としても明治時代に建てられた比較的新しいものなんだとか。 -
こちらの「常磐神社」は水戸黄門でお馴染みの水戸光圀と偕楽園や弘道館を造った水戸斉昭を祀った神社です。
2月とはいえ偕楽園の梅まつりに来た人達も参拝に訪れるからか長い列になっていますね。 -
「常磐神社」にある能楽殿には雛人形が飾られていました。
茨城県では真壁のひな祭りを始めとして岩瀬などでもひな祭りが行われるようです。 -
「常磐神社」の一角には赤い鳥居が並ぶ「常磐稲荷神社」もあります。
-
人の波が切れるのを待ってお参りをしようかと思ったけど、ますます列が長くなっていたので断念!
-
そのまま「常磐神社」から「偕楽園」へと流れることにしました。
「偕楽園」には御成門・好文亭表門・西門・南門・東門があり、今回は東門から入園します。
出入口には梅の開花状況が表示されていましたよ~。 -
「偕楽園」の東門から入ってすぐの右手(見晴亭前)では市民観光ボランティアによる観光ツアーがありました。
だいたい40~50分で「偕楽園」の見どころを案内してくれるというので、私もさっそく申し込みました。 -
市民観光ボランティアによる偕楽園の案内ツアーは4人ぐらい集まると随時出発しているようでした。
私が参加したグループは私含めて4人という少人数だったので、ガイドさんに皆さんあれこれ質問しながらじっくり散策を楽しむことが出来ました。 -
水戸藩9代藩主となった水戸斉昭が藩校である弘道館を造り、その弘道館で学ぶ者達が休養をとる場所として造成されたのが「偕楽園」。
-
偕楽園には現在約100種3,000本の梅の木があり、早咲き・中咲き・遅咲きと咲く時期が異なる品種があるため長い期間梅の花を楽しむことが出来るのが特徴です。
-
私が訪れた時は早咲きから中咲きにかかる時だったようです。
偕楽園の梅は開花時期が異なる品種が植えられているため、《満開》という時期はないそうですが、中咲きの品種が開花する3月上旬ぐらいが見頃になるのかもしれません。 -
ぶわーっと花をつける桜と違って梅の花は満開でも控えめな気がしますが、辺りに漂う梅の香りは格別ですねー。
-
偕楽園にある梅の木の品種は約100種ほどあり、各木には品名や咲く時期が書かれたプレートがついています。
約100種もの木があっても、まだ品種がわからない木も中にはあるそうです。
この時は白い花をつける白難波や満月、実が梅干しになる白加賀、濃いピンクの花をつける大盃、八重東紅などが咲いていました。 -
この時は白い花をつける品種のほうが多く咲いているようだったけど、白やピンクが入り乱れて咲く様は春ならではの色合いで素敵ですね。
-
偕楽園は日本三名園のひとつですが、入園は無料開放されているのが珍しいと思いました。
人だけでなく鳥類もたくさん羽を休めていましたよ。 -
梅の花を見る機会はさほど多くはなかったので、花びら一つとってもさまざまな形があり、品種名をチェックしながら花を見て歩くのも面白かったです。
-
今年の「水戸の梅まつり」は2月16日(土)から3月31日(日)までだそうですが、訪れる時期によって咲いている梅の品種が異なるから、また見栄えも違うのでしょうね。
-
偕楽園では何故他の花が咲く木ではなく梅の木を植えたのかと言うと、飢饉と軍用の非常食とするために徳川斉昭が梅の木を植えさせたそうです。
今でも時期になると梅の実は収穫して販売もされているみたいですね。 -
梅の木は樹齢を重ねるほど捻じれが生じるそうで、このようにかなり捻れたものは樹齢100年ぐらいにはなるのだとか。
-
他にも樹齢を重ねると幹の中央が空洞化してくるそうです。
梅の木は樹齢を重ねても花を咲かせ実をつけるそうですよ。 -
東門から出発した観光ツアーは好文亭表門へとやってきました。
従来は正門としてここからのみ出入りが出来たそうです。 -
偕楽園は正門である好文亭表門から見て左側に広がる梅林は陽の世界、好文亭表門から見て右側に広がる竹林、杉林は陰の世界という《陰陽思想》を基に造園されています。
-
京都から運ばれた孟宗竹の竹林は幽玄の世界を感じさせ、見応えがありますねー。
-
竹林や杉林を抜けた先にある好文亭は徳川斉昭が文人や家臣を集め、詩歌を楽しんだ場所。
中を見学することも可能ですが、以前も見学していることと、今回はかなり混雑していたのでパスすることに。
観光ツアーに参加していた方達は見学すると言うので、ツアーはここで解散となりました。 -
観光ツアー解散後、再び竹林方面へと引き返し、吐玉泉へとやってきました。
吐玉泉に湧き出る清水は眼病に効くと言われていて、茶会の茶の湯にも使われていたのだとか。 -
吐玉泉を見た後は好文亭方面へと戻ります。
見晴広場は一面芝生となっていて、ピクニックも可能。
お天気も良かったからか、シートを広げてお弁当を食べたり、談笑している家族連れやグループが多かったです。 -
その見晴広場には枝ぶりも見事な桜の木があります。
この桜の木は「左近の桜」と言い、現在の木は3代目で京都御所の左近の桜の系統を宮内庁から受領したもの。 -
「左近の桜」脇では何やら行列が出来ています。
その先に見えるのは水戸黄門⁉ -
梅まつりの開催期間中、週末は水戸黄門御一行との記念撮影が出来るようですよ~。
実際には水戸黄門(徳川光圀)は三代目、徳川斉昭は九代目になるので、偕楽園が出来た当時は水戸黄門からかなり後の時代となるんですけどね。 -
他にも週末にはいろいろなイベントが催されていて、この日は石州流の野点が行われていました。
-
この日は気温も高く暖かい日だったので、野点にはぴったりの陽気でした。
-
偕楽園駅だけでなく、偕楽園にももちろん「水戸の梅大使」さん達がいました。
みなさんおそろいの晴れ着に華やかな笑顔で写真撮影に応じていましたよ。 -
南門方面の梅は早咲きが多いのか、ほとんどの木が咲いていてカラフルでしたね。
梅越しに見る千波湖は徳川斉昭も楽しんだ眺めなんですよね。 -
偕楽園の敷地は当初に比べて小さくなりましたが、千波湖を借景に梅を愛でることが出来る、この眺望は当時と大きな変化はないのでは?
-
今にも咲きこぼれそうに蕾が膨らんでいます。
きっと今頃は見頃を迎えているんじゃないかと思います。 -
偕楽園というと梅のイメージしかないけど、園内には椿も咲いていたし、春にはツツジもきれいなんだそうです。
-
ぽかぽか陽気だったので偕楽園名物(?!)の梅ソフトをいただきま~す!
カリカリ梅が練り込まれていて、甘酸っぱさだけでなく、食感も面白い、美味しいソフトクリームでした♪ -
偕楽園駅に停車する下り最終列車(午後3時25分)に3分差で間に合わず、乗り遅れてしまいました。
偕楽園駅前からは弘道館方面に行くレトロな《観光漫遊バス》も出ているので、偕楽園見学後に弘道館へ行くならこちらのバス利用も思い出に残るかもしれませんね。
ちなみにこの《観光漫遊バス》は連続テレビ小説の「ひよっこ」に登場したバスのようですよ。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
水戸(茨城) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
42