厳寒日本を飛び出して夢のミラクルスーパーシティ、ドバイ　アブダビを旅する④　アジマン～シャルジャ　近隣首長国で貴重体験

2019/02/09 - 2019/02/09

２月７日木曜日～１１日?まで厳寒日本を飛び出して、アブダビ、ドバイを旅してきました。日程は以下の通り

２月７日?　　成田１７：２５発エティハド航空EY８７１便～

２月８日?　　アブダビ現地１：００着後　　ドバイへ

２月８日?　　ドバイ市内観光　ドバイ・ファウンテン、ブルジュ・ハリファ、
ドバイモール、メトロ乗車、バスタキア地区　　　　　　　
散策、アブラ乗船、スパイス・スーク、ゴールド・スーク。スーパー探索お買い物。

２月９日?　　UAE近隣諸国アジマンやシャルジャ観光、アジマン博物館、時計塔、魚市場
シャルジャフォート要塞、キングファイサルモスク、セントラルマーケット。←今ここ
この後自由行動

２月１０日?　砂漠の摩天楼ドバイ市内観光　パーム・アイランド、バージュアルアラブ、ジャメイラ・ビーチ
ジャメイラ・モスク、スキー・ドバイ、ドバイ・マリーナ、カヤン・タワー
　　　　　　　
アブダビ観光エミレーツ・パレス、コルニッシュ道路、キャピタルゲートビル、シェイク・ザイードモスク

エティハド航空EY878アブダビ２１：５５発

２月１１日?　成田１２：４５着

エリア シャルジャ(アラブ首長国連邦)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

二回目のホテルの朝食、こんな風にちょっとした泉がある。
わざわざこの横の席をチョイス。

グランド エクセルシオール ホテル デイラ ホテル

メニューはほぼ変わりなし、やっぱりその場で作ってくれるオムレツが一番美味しかった。

グランド エクセルシオール ホテル デイラ ホテル

今日はドバイを離れて、近隣のアラブ首長国連邦で一番小さな国アジマンと、３番目に大きい国シャルジャの観光に出掛ける。
道すがらも建設ラッシュが続いているのが良くわかる。

ツアーでなければ交通の便が悪く、訪れることはないでしょう。
通り過ぎていく道もロータリーも本当にキレイ。豊かな国なのがよくわかる。

美しいモスクが見えてきた。アジマン港と魚市場がここにある。

アジマン首長国 散歩・街歩き

生臭い匂いが立ち込めている、奥には野菜を売る市場が続いている。
こんな所まで来なくても、今日１日を自由行動にしてほしかったと、この時までは思っていました。

アジマン首長国 散歩・街歩き

それにしても働いているのも、買い物に来ているのも、ほとんどが男性です。
まだまだ女性の社会進出は、難しいものなんでしょうか・・・

アジマン首長国 散歩・街歩き

気を取り直して、バスはアジマン博物館へ向かう。
自分の興味のあるものには反応する私・・・・ドバイ博物館には入れなかったけれど、ここはアラブの歴史を知れる類似施設に違いない。
美術館、博物館大好き！素敵な門構えです。

アジマン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

入場料は５,２５ディルハム、ドバイ博物館が３ディルハムだからちょっと高めですが、施設はこちらのほうがかなり広そうです。

海が近くここはもと首長が住んでいた要塞、敵の侵入を防ぐために大砲などの武器が設置されています。

アジマン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

立派な門構え、ここから入って行きます。
ここまでで既にドバイ博物館よりも贅沢に空間を利用しているようです。

アジマン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

歴代の首長さまの肖像画が並んでいる。

門のわきには応接室のような、待合室が授けられています。
マジリスと呼ばれる男性専用居間です。

アジマン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

中にはモスクまで設置されている。まさにここにアジマンの首長が住んでいたんですね。

アジマン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

蝋人形でかつての産業の様子を表しています。
ロバを使ってオレンジの栽培もしていたのでしょう。

アジマン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

馬に乗っている蝋人形もありました。どれもリアルに表現されています。

アジマン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

サンゴの化石がここにもありました。

かつて罪人はこうして足かせをされて、警察が来るまでの間、拘束されたようです。
さてここからはそれぞれ自由散策、４０分後にバスに集合です。

中に入ると様々な模型、本当に精巧に作られています。
それにもまして貸切のように閑散としています。

アジマン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ドバイが超高層バブリー都市になる前の一大産業だった真珠取り。
日本の真珠養殖に遅れを取り、危機に瀕しました。

アジマン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

中東の小さな漁村だったアラブ首長国連邦、主に漁業に従事していたのですね。
蝋人形と模型がリアルで良く作られています。

アジマン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

首長さまのお部屋、時代が違いますが質素な感じです。
今や日本人ならほとんどの人が、昔の首長より豪華な暮らしをしているはずです。

アジマン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

外に出てきました。首長の部屋のある棟の他にも、土造りの建物はまだまだあります。
歴史好きの私にはたまりません、これはツアーでないと来る機会はなかったですね。

白い壁面は、日差しの強い中東らしい建築方式ですが、所々に飾られる武器などを見ると、常に征服と略雑の狭間で厳しい監視を続けていたのでしょう。

アジマン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

首長の写真が壁一面に飾られています。
サルタンというお名前だったそうで、トルコは王様の総称をサルタンと言いますが、アラブではサルタンという名を代々受け継いでいったようです。

アジマン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

当時の台所で食事を作る女性、数十年前でしょうが大昔の厨房のようですね。

アジマン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

当時の生活様式が良くわかる蝋人形。何でこんなに不気味なのかな??
黒い服で顔を隠しているせい??
ほぼ貸切状態なので、シーンとしたなか怖いくらいです。
ツアーも１５人くらいしかいないので、広い敷地の中で皆それぞれ散らばって、この建物には私と娘しかいません。

アジマン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

衣装も鏡や机など、よく造りこまれていています。

アジマン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ウインドタワーの中はこのようになっているのですね。
熱気を遮断して、うまく風を取り入れるような設計になっています。

外に出てもこの通り誰もいない。
これがドバイ博物館だと大混雑でゆっくり見ることも出来なかったかも・・・来られて感謝します。

トラディショナル　メディスン(薬)、いわゆる病院ですね。
薬が一堂に展示されています。

当時の薬餌療法の様子、蝋人形でリアルに表現されています。
女性、子供ばかりですが病院も勿論、男女別だったのでしょうね。

アジマン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

別棟に行くと様々な職業別に蝋人形の展示、これは仕立て屋さんでしょうか？

アジマン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

卸売りと書いてあります。
これは小麦の量り売り？あれ?アラブの主食ってなんだろう？
日本だと確実にお米ですよね。

アジマン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

スパイス屋さん？日本じゃあまりない職種です。

アジマン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

水たばこ屋さん？こうして少し見ただけでも、想像できない職業ばかり、アラブは日本とは正反対の文化なんですね。

アジマン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

このようにそれぞれのブースで、蝋人形による職業展示がされています。
多分、スークを表現しているのでしょう。

静かです・・・こんなに一生懸命に見ているのは私達くらいです。
あまりに静かだし蝋人形も精巧すぎて、ちょっと不気味です。
昨年行った網走監獄博物館を彷彿します。

アジマン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

そろそろ時間です、あっという間の40分でした。
これだけ空いていて貸切状態でも、まだ見たりない感じです。
でもドバイ博物館の５倍ほどの敷地をじっくり鑑賞できました。
これはいい企画です、近隣首長国に来た意味がありました。

名残惜しくもバスに戻らなくちゃ～門を出ます。

まだまだ中庭が続いています。要塞での生活は決して快適な事ばかりではなかったでしょうが、こうした明るい日差しと樹木が南国らしくていいなあ・・・

アジマン博物館を出た場所には、アジマンのクロックタワー。
だいたい時計塔は街の中心にあるので、昔のアジマンの中心地はここだったのですね。

再びバスは海岸線を通り、シャルジャの街を目指します。
アジマンは小さい国でしたが、博物館は必見でした。

車窓からはこんな美しいモスクがいくつも見えました。
日本とは全く違う建物、カルチャーショックの点ではイスラムが一番大きいですね。

シャルジャ 市内観光 現代・近代建築

直ぐにUAE首長国３番目の大きさを誇る、シャルジャの中心地に到着。
ここには立派な美術館がありました。イスラム文明博物館です。
時間があれば見たかったなあ・・・イスラムの芸術作品がたくさん所蔵されていそうで、世界に名だたる美術館に肩を並べそうです。

この辺りはヘリテージ・エリアと呼ばれている、シャルジャの歴史的建造物保護地区です。
どこにでもあるのですね。ドバイに比べると観光客の姿はなく、閑散としています。

ヘリテージ エリア 旧市街・古い町並み

UAEの中では石油の積算量が少なく、ドバイやアブダビに比べ貧しい印象のシャルジャですが、物価が安いこともあって、ドバイに務める人の生活圏になっているそうです。
家賃がドバイの１０分の１なので、ガイドさんもシャルジャ住民だそうです。
ここにもシャルジャ・フォートと呼ばれる要塞がありました。

アル・ヒスン・シャルジャ・フォート 博物館・美術館・ギャラリー

立派な大砲が残っています。
最近はシャルジャも観光に力を入れていて、近い将来はイスラム文化美術館も観光コースに入るかもしれません。
シャルジャフォートも観光客でごったかえすかもしれません。

アル・ヒスン・シャルジャ・フォート 博物館・美術館・ギャラリー

隣接しているドバイに比べて、戒律が厳しそうで女性はほぼ歩いていません。
お酒もたばこも一切NGだそうです。

アル・ヒスン・シャルジャ・フォート 博物館・美術館・ギャラリー

今度はキング・ファイサル・モスク。サウジアラビアの援助で建てられ、UAEでは最大規模を誇っています。

キング ファイサル モスク 寺院・教会

１度に３０００人以上が入れますが、イスラム教徒以外は入れないそうです。
モロッコに行ったときは、モスクは信者以外はほぼ入れなかった。
トルコやドバイはそうでもない・・・この違いって何なんだろう？
観光用や大規模で世界遺産的位置にあるものは、その限りではないのかな？

キング ファイサル モスク 寺院・教会

外からその雄姿を撮影します。
天気が良くて絶好の撮影日和です。

キング ファイサル モスク 寺院・教会

すぐそばにあるセントラルマーケット、国営のスークです。
ここがシャルジャのショッピングスポットです。

セントラル マーケット / シャルジャのブルー スーク 市場

折角なので入って買い物をします。吹き抜けが美しい。
日本だと国営のショッピングセンターなんて思い当たらないなあ。

セントラル マーケット / シャルジャのブルー スーク 市場

ドバイのゴールドスークと比べると、アクセサリーも若干地味な印象で、普段使い出来そうです。
ネックレスなどもチャームが小さくて、かわいいものが沢山あります。

セントラル マーケット / シャルジャのブルー スーク 市場

人も少ないですが、何より大人しいスークです。
そして値段も良心的です。

セントラル マーケット / シャルジャのブルー スーク 市場

２階に上がると客引きなどもありますが、それでも想定内です。
私的にはパシュミナやスカーフなど、デザインはメイドインジャパンが一番・・・買う気は全くなかったのですが・・・・

セントラル マーケット / シャルジャのブルー スーク 市場

ふらっと入ったお店でスカーフお買い上げ～、まあ１０００円前後で大判スカーフが買えればお得なんじゃないでしょうか？ドバイの半額以下だと思います。

濃い顔の店員さんと記念撮影します。

国営のスークは意外と空いていましたが、この後中国人の観光バスがやって来て大混雑・・・中国の購買力はまさに有難や～ですね。
ここもツアーでなければ来れなかったですね、貴重な体験でした。

セントラル マーケット / シャルジャのブルー スーク 市場

この後はドバイに戻って昼食、ラクダのミートボールを食べたけれど、癖が強くて完食できませんでした。
自由時間にラクダのハンバーガーを食べようと計画していましたが却下します(笑)

サフラン ブティック ホテル ホテル

日本は冬の時期にスイカが食べられるのは嬉しい。
オレンジのシャーベットが一番美味しかった・・・さあこれからは待ちに待った自由行動です。

サフラン ブティック ホテル ホテル