2019/01/12 - 2019/01/12
1641位(同エリア7381件中)
ジートさん
ベンタイン市場
ホーチミンに旅行する人なら、ここは必ず訪れるのではないでしょうか。
中心地からのアクセスも良く、品ぞろえも豊富。
何よりベトナムらしい活気にあふれていて、楽しくショッピングすることができます。
ただ、そうですね、あえて問題があるとすれば。。。。
店員が全員、詐欺師ってことくらいですね爆
特に日本人だとめちゃくちゃ足元見られますからね。。。
以下、「実例」を踏まえて価格交渉の実態を紹介します。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 5.0
- ショッピング
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
正直、私は、大阪人の割には、「値段交渉」ってやつがあまり好きじゃありません。
電気屋で家電などを買う時も、ほとんど値段の交渉はしません。
やっぱり恥ずかしいというか、罪悪感を感じるというか。。。。
そして何より、だいたい事前に相場を調べているので、お店側の価格に十分に納得できるものであり、
それ以上、下がることはないだろう。。。っていうことが予想できるので。
だから私は、外国の市場で特有の「値段交渉」ってやつが、あまり好きじゃありません。
ただ、それはあくまで、「適正価格」を提示された場合です。
最初に提示された価格が、「ぼったくり」である以上、こちらとしても戦わざるを得ません。
ガイドブックなどには、
「値段交渉を楽しもう。
半額くらいになるかも♪」
なんて紹介されていることがあります。
つまり、この時点で、お店側は、こちらに、通常の「倍以上」の値段を提示していることになります。
ただ、実際のところ。。。。
「倍以上」なんてかわいいレベルではないです。
日本では売っていなくて相場の分からない商品に対し、レートのピンとこない外国通貨で交渉をするので少しわかりにくいのですが、
身近な製品を日本円で簡単に言うと、こういうことです。 -
-----------------------------------------
●ぼったくりの分かりやすい例
「おばちゃん、この缶コーヒー、いくら?」
「2000円」
「えー、高いよ、負けてよ」
「わかった、じゃあ、1800円」
「えー、もっと負からない??」
「じゃあ、なんぼやったらええねん?」
「うーん・・・
(思い切って半額くらいにならないかな? でも非常識すぎて呆れられるかな・・・、えーい!言ってやれ!)
じゃ、1000円くらいでどう?」
「1000円!? そんなんあかんわ!」
「そこをなんとか。。。。」
「しゃーないなー、じゃあ、1000円でええわ」
「やったー、ありがとう! (お得に買えた♪)」
「兄ちゃん、得したな。毎度あり (バカが引っ掛かりやがったwww)」
----------------------------------------------
だいたいこんな感じですよ?
缶コーヒーの値段を聞いて、120円と言われ、
「えー、スーパーの安売りの時は80円くらいで買えるよー!」
って交渉をするのは、まあ、楽しいかもしれません。
ただ、前述したように、私はあまり値段交渉が得意でないので、やりません。
ただ、缶コーヒー1本の値段を、2000円と言われたら、戦わざるを得ないじゃないですか。。。。
それでも、安いって錯覚してしまうかもしれないんです。
缶コーヒーを日本円なら、相場がわかるから、騙されることもないんですが、
初めてのベトナム、ましてや初めてのショッピングなら、相場がわからない。
それを、最初の価格から、半額まで下げられれば、
「めっちゃ得した♪」
って気分になるんです!
実際はめっちゃぼったくられているのに!
だから、大事なのは、「情報」
今から買おうとしているものの「相場」、つまりは「適正価格」を知ることが非常に大事です。
それをしないでいきなり市場に行くのは、目隠しをして戦場に行くようなものです。
●まずはサイゴン中央郵便局で情報収集
ベンタイン市場は有名な観光地ですが、間違っても、ベトナムに着いて最初の買い物をここでしないでください。
ここに行く前に、ぜひ行ってもらいたいのが、 -
サイゴン中央郵便局
こちら、コロニアル建築として、ホーチミンを代表する観光スポットなので、多くの方が訪れると思います。
必ず、このサイゴン中央郵便局に、
ベンタイン市場に行く前に行ってください!
この郵便局の素晴らしいところは、建物自体ももちろんですが、内部におみやげ屋さんがあります。 -
そこはホーチミンでは珍しい、「適正価格」で、「値札」が張られているんです。
お土産屋さんは比較的狭く、そして観光客でごった返しています。
そんなところで、いちいちお客さん一人一人と値段交渉なんて、やってられないんでしょう。
全ての商品に値札が張られています。
まずはここに行って、相場をチェックしてください。
この郵便局に売られているものと、ベンタイン市場で売られているもの。。。
ぶっちゃけ、だいたい同じです爆
この郵便局は、日本でいうならば、「コンビニ」の値段。
つまり、正直、「安い」というわけではないです。
スーパー(市場)に行けば、もっと安く買えるでしょう。
ですが、そのスーパー(市場)が、ぼったくりを働いてくる以上、最低限の相場の情報となります。
あとから、ベンタイン市場で、どんなぼったくり価格を提示されようとも、
缶コーヒー2000円と言われようとも、
「おいおい、郵便局では120円だったぞ?」
と言い返すことができるんです。
なんなら、商品の値札を撮影しておいてもいいかもしれません。
「ほら、これを見ろよ?」って。
(さすがに商品を撮影したら怒られるかな・・・・、自己責任で笑 私はやってないです笑)
ベンタイン市場で、実際にどんな買い物の流れになるか、紹介します。 -
●買い物の流れ
ここでは、やはり缶コーヒーを日本円で買うとしましょう。
(分かりやすくするための一例ですよ! もちろん缶コーヒーなんて売ってないし、日本円は使えないですよ笑)
ベンタイン市場で近くを歩いていると、ましてや商品を手に取ってみると、99%の確率で声をかけてきます。
「こんにちは」「いくらほしい?」と。
やっぱこっちが日本人だってわかるんでしょうね。
たどたどしい日本語で声をかけてきます。
本当なら、「コンニチハ」「イクラ欲シイ」とカタカナで書きたいところですが、
今後のやり取りをすべてカタカナで打ち直すのは面倒くさすぎるのでひらがなにします笑
とりあえず、「How much?」と聞いてみましょう。
欲しい数量は、とりあえず「1」で。
数字を言ってきますが、とりあえず電卓を打ってもらいましょう。
電卓は、ボタンを押すジェスチャーで伝わります。
というのも、数字の桁が大きいから伝わりにくいのと、それがドンなのか円なのかドルなのか、一瞬わからないこともあるので。
まあ、今は一例なので、日本円で書きます。
「2000円」
思わず吹き出してしまうような価格が提示されるでしょう。
「OK、Thank you.」とか、「Very Funny」とか「Nice Joke」とか呟いて、帰るふりをします。
100%の確率で、「Wait, wait」と引き留めてきます。
ここまでは、むしろ様式美です笑
ここから値段交渉開始です。
まずはこちらから、軽いジャブ。
「ちょっと負けてくれないか?」
こちらから値段は提示しません。
「OK、OK」
と、気前よく電卓をたたき、
「1800円」
200円下げてくれたかー。
ただ、すまんな。
私は、その缶コーヒーが郵便局で120円だったと知っているんだよ。。。。
納得できないような表情をしていると、こちらに電卓を渡してきて、「いくらなら買う?」と聞いています。
郵便局(コンビニ)価格で、120円なんだから、当然、そこから負けてもらうとして。。。。
まあ、これくらいかな。。。。
「60円」
1800円を提示している相手に、詐欺師相手とは言え、少し躊躇しますが・・・・
相手の表情が固まり、「こいつ、バカか??」っていう目でこちらを見てきます。
もちろん演技です。
「こいつ、相場を知ってやがるな。。。カモにできない。。。」とい悔しさは感じているでしょうが、十分に想定内のはず。
呆れた顔で、電卓を取り上げ、
「OK、OK・・・・」とつぶやきながら、
「1200円」
さらっと10倍にしやがったwwww
「わかった、もういいよ」って再び背を向けて帰ろうとすると、
「Wait,wait・・・」って、またも引き留めてきては。。。
「1000円」
分かってない、全然、分かってない・・・・
相手の主張は1000円、こちらの主張は60円
こんなの、交渉できるはずもありません。
ここでようやく切り札です。
「だって、これ、サイゴン中央郵便局で、120円で売ってるやん?」
・・・・・って、言いたい!
でも言えない!
なぜか。。。
相手に英語が通じない!!!
・・・・・ええ、今更ですけど、ほとんどの店員、英語ができません。
「いくら買う?」「安い」「きれい」だの、接客に必要な言葉は、たぶん、英語、日本語、中国語で言えるんでしょうけど、
それ以外の交渉となったら、英語なんてほとんど話せないんです。
(多少はできる店員もいますが。。。。)
だからさっきから、電卓を見せ合うっていう、石器時代レベルの交渉しかできないんです。
英語が通じれば、さぞかし、交渉も楽しいし、楽だろうに。。。。
というわけで、仕方ないので、サイゴン中央郵便局の写真をスマフォで見せます。
ベンタイン市場よりも先に行ってるなら、絶対、正面の写真くらい撮ってるでしょ?笑
その写真と、電卓の「120」を交互に見せて、
「郵便局なら、120円だった」って主張するしかありません。
店員さんによっては、ここで明らかに雰囲気が変わります。
かわいげのある店員なら、
「もー、お兄さん、知ってるなら先に言ってよー!」
とでも言いたげに苦笑いをしてきます。
ここで、ようやく値段交渉の第二ラウンドがスタート。。。。いや、むしろここからが本来のスタート地点か。
互いの手の内がわかった後は、店員も折れて、多少はまともな値段を提示してきます。
それでも。。。。
「200円」
大幅に値段が下がりました。
それでも。。。。なあ。。。
「だーかーらー、120円以下なら、もう郵便局で買うっての!!」
・・・・って言いたいけど英語が通じない。
だからもう、日本語でもいいから叫びましょう。
あくまで笑顔で、愛想よく、日本語で言いましょう。
意味は通じるわけありませんが、とりあえず、「納得してない」という意思疎通はできます。
雰囲気が悪くならないよう、あくまで笑顔で。。。。笑
「150円」
「全然わかってないな。。。。だから、120円以下にしろよ、ここで買う意味がないだろ?」
と、日本語で言い、交渉を続けますも、どうしても100円以下には下がりませんでした。
まあ、数十円のために、熱くなる必要もないか。。。。って思い、100円で手を打つことに。
それでも、郵便局より安く買えたからいいか。。。。
ちなみに、交渉成立後、英語が少しだけできる店員から、
「ベトナムにいつから住んでいるの?」って聞かれたことがあります。
「いや、今日旅行に来たばかりだよ」っていうと、驚いていたようです。
「交渉が上手だからベトナムに住んでいるのかと思ったわ」という、敗北宣言かと思いますが、
これも店員がこれ以上値段を下げさせないための話術かもしれませんね笑
どうもこういう交渉事は、絶対に、「勝った」という気にはなれない。。。笑
ぶっちゃけ、店員、損してないだろ?
たぶんやけど、仕入れ価格、10円くらいやろ?
100円でも売れればボロ儲けじゃねーの??
ちなみに、本当に、安い値段をしつこく要求すると、ごくまれに、店員のほうから、「もういい、帰れ」と言われることもあります。
本当に、その商品が欲しかった場合、そう言われると困るな。。。って思い、値段の妥協をしてしまうかもしれませんが。。。。
ご心配なく。
まったく同じ製品が、市場のあっちこちで売ってますので爆
たぶん、同じ商品を扱ってる店が、10以上はある。。。
だから、とある店で交渉決裂して買えなくなっても全く問題ありません、焦って買わないようにしましょう。
●商品と実例
以下、比較的、日本人に人気があると思われる品物について、「実例」を見せながら紹介します。
ただ、私もあまり交渉が得意ではなく、そしてグイグイ行くタイプではないので、
「こーんな安い値段で買えるんだよ♪」
って自慢げに語るつもりはありません。
たぶん、ベトナム在住の人や、もっとうまい人なら、さらに安く買うこともできると思います。
「こいつ、こんなぼったくり値段で買ったことを偉そうにwww」
って思ったら笑ってやってください笑
ただまあ、最低限、このあたりまでは下げれますよ。。。。っていう事例の紹介と思ってください。
これ以上、下げれるかは、みなさまの腕次第♪
●事例1 「マグネット」 -
私は海外に限らず、旅行先で、こういう樹脂で作られた「立体」のマグネットを収集するのが趣味です。
(写真をそのままマグネットにしたような奴は好みじゃない笑)
しかしこれって、世界中にありますけど、世界のどこかでまとめて生産されているんですかねー・・・・
市場での最初の提示価格:200,000ドン(1000円)
郵便局での価格:50,000ドン(250円)
最終妥結額:40,000ドン(200円)
このマグネットは世界中にあるので相場も理解しやすいです。
日本だと、400~500円くらいでしょうか。
それをいきなり1000円でふっかけてくるんですから。。。笑
最終的には200円でゲット。
うーん、もっと安くなりそうな気がするんだけど。。。。日本ならダイソーあたりにある気もするし。。。
ちなみにこちら、空港で売ってました。
ホーチミンのタンソンニャット空港だと、100,000ドン(500円)
まあ、日本と同じくらいかな。。。。
なぜかダナンの空港だと、40,000ドンと値札が張られており、最初から非常に良心的な値段でした。
●事例2 「Tシャツ」 -
ベトナムのオリジナルTシャツが多いですね、パロディというか。
市場での最初の提示価格:800,000ドン(4000円)
郵便局での価格:80,000ドン(400円)
最終妥結額:70,000ドン(350円)
最初の提示額が4000円って、、、、半そでのTシャツやで?
超高級ブランド??笑
交渉の結果、350円。
ただ、これって、絶対もっと安くなるはず。
ガイドブックには、ベトナムTシャツは2USDが目安って書かれてた。。。つまり、200円くらいじゃん。。。
それを知っていたから、こちらも執拗に、40,000ドン(200円)で交渉をねばったんだけど、
最終的に、お店のほうから、熱心にすすめていたTシャツを畳んでは、
「もういい、帰れ」
的な反応をされた(そして実際に帰った、引き留められなかった)ので、たぶん、本当に無理なんだろうな。。。
値段交渉の結果、店側から「帰れ」と交渉破棄をされるのは非常に珍しいから笑
●事例3 「財布」 -
民芸品っぽい手作りの財布。
非常にきれいでお気に入り。
市場での最初の提示価格:750,000ドン(3250円)
郵便局での価格:80,000ドン(400円)
最終妥結額:70,000ドン(350円)
これはちょっと騙されるかも。。。。
こういう民芸品っぽい財布、日本でも京都のお店とかだと、確かに数千円くらいはしそう。
ちなみにこちらもタンソンニャット空港で売ってました。
お値段200,000ドン(1000円)なり。
以上です。
つまり、ベトナムでのお土産の値段の相場をまとめると、
ベンタイン市場での提示価格 > タンソンニャット空港 > サイゴン郵便局 > ダナン空港 > ベンタイン市場での交渉価格
です。
最も高いのと最も安いのが、ともにベンタイン市場ってのがポイントですね笑
ただまあ、、、ベンタイン市場で最初に提示される価格は論外ですが、
そこから交渉で引き下がる価格と、サイゴン郵便局の値札で買える価格って、
あんまり差がない。。。。。爆
たぶん100円未満。
なおかつ、一回の交渉に5~10分くらいはかかったりしますので、
もうそういうのが面倒くさい人は、最初からサイゴン郵便局で買うのもありかな。。。。とは思います。
何も数万円の取引をしているわけではなく、数十円の世界だからね。。。
これからベンタイン市場に行かれる方、ぜひ参考にしてみてください。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ホーチミン(ベトナム) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
8