春爛漫のオランダ＆ベルギー【4】運河の街ブリュージュから、フランドル地方の古都ゲントへ

2012/05/10 - 2012/05/10

風車、運河、絵画、チューリップなどのイメージが強いオランダとベルギーへの憧れは強く、いつかきっと！
という願望をあたためること　ン十年！？
ついにその願いが叶いました。

そして、花の美しい季節に訪ねる事ができたのは本当によかったと思います。
日数に制約がなければもっともっと滞在したかったなぁ！

　　　　　　＝＝全日程＝＝

2012年
【5／7】（月）
10：45発　関空 (フィンランド航空78便)
　　↓
15：00着 ヘルシンキ　バンター空港　
16：15発 ヘルシンキ　バンター空港(フィンランド航空845便)
　　↓
17：45着　オランダ　スキポール空港着
　　　　　鉄道でアムステルダム中央駅→徒歩でホテルへ
　　　【1】　https://4travel.jp/travelogue/11426532

【5／8】（火）
キューケンホフ公園、ゴッホ美術館、アムステルダム街歩き
　　　【2】　https://4travel.jp/travelogue/11428659

【5／9】（水）
ベルギーのブリュージュへ　ブリュージュ街歩き
　　　【3】　https://4travel.jp/travelogue/11433398

【5／10】（木）
ゲントへ　ゲント街歩き→ブリュッセルへ　ブリュッセル街歩き
　　　【4】　https://4travel.jp/travelogue/11449675　←★今ここ
　　　【5】　https://4travel.jp/travelogue/11450030
　
【5／11】（金）
ブリュッセル街歩き→アントワープへ　アントワープ街歩き→アムステルダムへ
　　　【6】　https://4travel.jp/travelogue/11450169

【5／12】（土）
”10年に一度の世界園芸博覧会”フロリアード1日ツアー
　　　【7】　https://4travel.jp/travelogue/11450263

【5／13】（日）
フォーレンダム、マルケン、ザーンス・スカンス半日ツアー→アムステルダム運河クルーズ
　　　【8】　https://4travel.jp/travelogue/11450290
　　
【5／14】（月）
12：00発　スキポール空港　(フィンランド航空842便)
　　↓
15：25着　ヘルシンキ　バンター空港
17：20発　ヘルシンキ　バンター空港　(フィンランド航空０７７便)　

【5／15】（火）
8：55着　関空

2023.9.2　EDIT

エリア ゲント(ベルギー)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

【5/10】朝
ブリュージュともお別れ。

もうちょっとゆっくりしたかったな…

この街並み、運河、けして忘れません。

ブリュージュ駅からICに乗り、25分ほどで、ゲント　セントピータース駅に着いた。
近代的な大きな駅。

ゲント　セントピータース駅前。
古い煉瓦造りの駅舎はとても美しい。

ゲント駅 駅

旧市街の中心部までは2キロほどあるので、駅の西側からトラムに乗った。

トラムの線路が縦横無尽に走っている。

旧市街の中心部、コーレン・マルクトで下車。

ゲントは、中世より織物業で栄え、交易ギルドが活躍した由緒ある街だが
現在は東フランドル地方の中心都市として、近代産業都市となっている。
私達は旧市街の街歩きを楽しむことにしよう。

鐘楼と繊維ホール。
鐘楼は、13世紀末にギルド達によって建てられた。
本来の目的は、非常時に軍隊を召集する為だったとか。
手前の繊維ホールは、15世紀に建てられた毛織物職人達の為の建物。

どちらも、中世期のゲントの羊毛織物産業の発展ぶりが伺える。

鐘楼と繊維ホール 建造物

聖バーフ大聖堂。
12世紀に建造開始、16世紀完成。塔は1569年に完成。
数世紀をかけて建造された為、様々な建築様式が見られる。

聖バーフ大聖堂 寺院・教会

ゲント生まれのカール5世が洗礼を受けた教会として知られている。

中世フランドル絵画の最高傑作と言われるファン・アイク兄弟作「神秘の子羊」（1432年作）
この祭壇画の鑑賞は有料で、教会東側の礼拝堂の奥のほうに展示されている。

思ってたよりもかなり大きく、上からドーンと迫ってくる感じ。
観音開きになっており、24枚の絵で構成されていて、人物には大きさにかなりの差があるが、248人描かれているとのこと。
一人ずつが緻密に描かれ、衣装や宝石や樹木や草花まで色彩豊かに丁寧に描かれている。
聖母マリア、キリスト、アダムとイブ、聖ヨハネなどが中心。
下の中央には、子羊の礼拝の場面。

この絵画には、中世のキリスト教の奥深さが凝縮されていて
理想世界を絵画で表現しているのだという。

ブリュージュがメムリンクの街だとしたら
ゲントはファンアイク兄弟の街と言えるのだそう。

王家？の紋章がズラリ！

きらびやかでも華やかでもない天井。

しかし、重厚感がある。

バーフ大聖堂を出て、ブラブラ街歩き。

趣のある古い建物が多い。

グラスレイ（東岸）と、コーレンエイ（西岸）。
ゲントを象徴するレイエ川沿いの水辺のエリア。
レイエ川は旧市街を縦断している。

グラスレイ 建造物

聖ミヒエル橋からの眺め。

聖ミヒエル橋。

聖ミヒエル橋 建造物

川沿いに建ち並ぶ古いギルトハウス。

かつてこのあたりはさぞ栄えていたのだろう・・・

大きなクルーズ船も行き来している。

フランドル伯の居城。
どっしりとした石造り。

フランドル伯の城 城・宮殿

元々、848年にバイキングの侵入に対抗する為に建てられた砦であったが、
1180年、フランドル伯により再建された。

城というより、要塞のようなつくり。

優雅さや美しさはほとんどない、ひたすら堅牢な城。

甲冑をまとった騎士が出てきそう！

元牢獄？今は歴史を学ぶ部屋なのだろう。
先生に引率された中学生くらいの集団が見学していた。

屋上からの眺望は素晴らしい！

運河と堀が周囲を取り囲んでいる。

今日はとてもあたたかくて気持ちがいい。

拷問器具の展示室。

う・・・ギロチンだ・・・
実際に使われていたということだが、事実だろうか。
このような部屋に長くいると背筋が寒くなる。

牢獄。
拷問室もあった。

城内の中庭でランチタイムの中学生？たち。
拷問器具など見た後とは思えないほどワィワィ楽しそう♪

生きるか死ぬかの戦いに明け暮れるしかなかった中世期。
そんな時代を垣間見ることができたような気がしました。

ブリュージュよりも大きな街に見えますが
川沿いの中世からの街並みがとても美しいのは、ブリュージュに似ています。

いかにも古いギルドハウスがあちこちにある。

細かい彫刻や装飾が見事。
ゲントの宝として大切に維持、保存されている事がわかる。

レオニダス、発見！
私達の住む街にあるレオニダスは、高級レベルのベルギーチョコレートの店。
ここは本家本元だ！　ということで、即入ってみた。
すると、なんということでしょう！
ウソみたいな手頃なお値段！
でも、リュックだし、まだ先は長いし…ということで、数種類を少しずつ買った。

後でホテルで食べましたが、特にオレンジピールチョコが最高に美味しかった！

この右側の建物がカジュアルなレストラン。
ここでランチにしました。

若者たちで結構賑わっていました。

バゲットのサンドイッチとエスプレッソ&カプチーノ。

このキッシュがものすごく美味しくてビックリ！

お腹も満たされて、再び街歩き。
離れて見たら顔のような建物。

おそらく元は老舗の傘屋？

大肉市場。という、インパクトある呼び名の中世の屋内肉市場。
近くには小さな家々があり、当時は貧しい人々が臓物のおこぼれをもらっていたのだとか。

大肉市場 建造物

大肉市場内部。
現在は人気の観光場所となっている。

クルーズ船に乗ってみようということになり…

運河クルーズ (ゲント) アクティビティ・乗り物体験

乗り場で時間を確認。
川沿いの爽やかな風に吹かれつつ、しばらく待つ。

急に雲行きが怪しくなってきたが、クルーズはスタートした。

風が気持ちいいと思っていたが、しばらくすると霧雨のような雨が…

さっき行ったフランドル伯の城を見上げながら通過。

で、途中、急に風雨強くなって全員傘を借りてのクルーズとなってしまったが
寒くはなかったので、乗客の皆さん、キャーと言いながらも楽しそう！

40分ほどのクルーズを終え、駅に向かった。
雨は夕立みたいなものだったような…

ゲント　セント・ピータース駅。

予定通りの時刻に出発。
今夜の宿泊場所、ブリュッセルに向かいます。