2019/01/08 - 2019/01/09
157位(同エリア870件中)
AandMさん
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クライストチャーチはニュージーランド南島の主要都市で、英国風の伝統的建造物が多く残されている美しい町です。ただ2010年と2011年にあった大地震で大きな被害が出たことでも知られています。2019年1月にこの町を訪問しました。大地震から数年以上が経過しましたが、町中には地震の影響が残り、再建途中の家々や建造物が取り壊されて空き地になっている箇所も目立ちました。町の象徴である大聖堂も半分壊れたままでした。
それでも多くの英国風ゴシック様式の見事な建物は復旧され、町中を流れるエイヴォン川の畔にあるハグレイ公園では花々が咲き、美しい景観でした。近郊のニューブライトンや港町リトルトンも含めてしっかり観光してきました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 航空会社
- ニュージーランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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1月8日
東京成田空港からオークランド国際空港を経由してクライストチャーチ空港に到着しました。午後4時半です。バゲージクレームで荷物を受け取り、レンタカーオフィスに向かいます。クライストチャーチ国際空港 (CHC) 空港
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クライストチャーチ空港のレンタカー(Hertz)オフィスで予約してあった車を借りました。手続きは簡単に済みました。空港規模が大きくないので、レンタカーオフィスも混んでいません。
クライストチャーチ国際空港 (CHC) 空港
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我々の車はトヨタ車(Toyota RAV4)でした。右ハンドルですので、日本と同じ感覚で運転できそうです。スマホをカーナビにも使えますが、専用のカーナビ(Never-lost)も借りました。スマホの電波が届かない場所でも、Never-lostはしっかり道順を表示してくれますので、安心感があります。
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車を慎重に運転して、今夜の宿(Crown Plaza Christchurch)にチェックインします。ホテルは町の中心部にある新しい建物でした。ただ周囲は広場になっています。町の中心部に空き地があるのは、2010年と2011年の大地震で建物が壊れたため取り壊されたことが理由のようです。
ホテル裏の専用駐車場に車を停めて、チェックインです。クラウン プラザ クライストチャーチ ホテル
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時間が早めだったので、フロントも混んではおらず、簡単にチェックインできました。部屋に荷物を運び入れて、早速市内観光に出かけます。まずは、徒歩での観光です。
クラウン プラザ クライストチャーチ ホテル
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ホテルから100m程の距離にあるクライストチャーチ大聖堂に向かいました。大聖堂の周囲には工事現場のような柵があり、近づけません。大聖堂の右側部分が壊れたままになっています。壊れた部分を保護するために鉄骨が組まれ、クレーン車もありました。
地震から7年以上経っていますが、修復は進んでいません。クライストチャーチ大聖堂 (カテドラル) 寺院・教会
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大聖堂正面です。塀の向こうに、壊れた大聖堂の建物が見えます。
クライストチャーチ大聖堂 (カテドラル) 寺院・教会
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大聖堂前広場(カテドラル・スクエア)です。トーチ型のオブジェが目を引きます。広場は整備され、地震の被害の痕跡はありません。
カセドラル スクエア 広場・公園
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カテドラル・スクエアにレトロな路面電車の停車駅がありました。「市内観光:City Tour」の表示があり、観光用に運行されていることが分かります。
カセドラル スクエア 広場・公園
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大聖堂から西に100mほど進むと、町中を流れるエイヴォン川の畔にきました。緩やかに流れる自然の小川です。川周辺は公園として整備され、散歩道になっていました。
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散歩道の横に6人の女人のレリーフ像がありました。"Kate Sheppard Memorial"です。これらの方々はニュージーランドでの女性差別の解消に貢献された方々のようです。レリーフ像は比較的新しく、1993年に設置されたものです。
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エイヴォン川は英国風の舟遊び(Punting)ができる川として知られていますが、舟乗り場に"Closed"の表示が出されていました。
エイボン川 滝・河川・湖
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エイヴォン川に架かる橋を渡って西に進むと、近代的なガラス張りの建物がありました。クライストチャーチのアートギャラリーです。大地震の後は、この建物に市の対策本部がおかれていたそうです。現在はアートギャラリーとして、本来の使われ方がされています。
町中にはゴシック風の歴史建造物が多くあり、現代的な建物は調和を乱しているようにも感じられます。クライストチャーチ・アートギャラリー 博物館・美術館・ギャラリー
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アートギャラリーの向かい側に現代的な建物がありました。市庁舎(City Council)でした。クライストチャーチの町では新旧の建造物が混在しています。
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町中で見た英国風の石造りの建物です。町の雰囲気に合っているように感じます。
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エイヴォン川の畔にある「追憶の橋、Bridge of Remembrance」です。石造りの門は遠くからでも良く分かります。
追憶の橋 建造物
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追憶の橋の正面です。上部に"Bridge of Remembrance"と刻まれていました。第1次世界大戦、それ以降の戦争で亡くなった兵士たちの慰霊碑です。
追憶の橋 建造物
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エイヴォン川の畔に立つキャプテン・スコットの像です。南極点に世界で初めて到達するのを目指しましたが、わずかの差でノルウエーのアムンゼンに先を越され、帰りに探検隊が遭難して亡くなった悲劇の探検家として知られています。
キャプテン・スコット像 モニュメント・記念碑
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スコット像のプレートです。
像は未亡人のKathleen Scot (1878-1947)の作品で、1917年に設置されたことが書かれています。像は2010,2011年の大地震で壊れたそうですが、訪問時には復元されていました。キャプテン・スコット像 モニュメント・記念碑
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宿泊したホテルの近くに立派な劇場がありました。アイザック・シアター・ロイヤル(Isaac Theatre Royal)で、ニュージーランドを代表する劇場です。コンサート、バレー、演劇などが開催される劇場ですが、訪問時は個人アーティストのショーが行われていました。
劇場も大地震で損壊しましたが、近年になって復元され、再び劇場として使われ始めています。アイサック シアター ロイヤル 劇場・ホール・ショー
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劇場の東側通りのニューリージェント・ストリートです。英国風の家々がならび、ショップやレストラン、カフェとして営業していました。トラムレールが走り、時々、電車が通っていました。20世紀初め頃の雰囲気を感じさせてくれる通りです。
ニュー リージェント ストリート 散歩・街歩き
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通りの様子です。
ニュー リージェント ストリート 散歩・街歩き
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行列が出来ているお店もありました。カフェのアイスクリームが目当ての行列でした。並んでいたのは、観光客ではなく地元の方々でした。
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ニューリージェント・ストリート南側のショッピングモール、カテードラル・ジャンクションです。モールにはアーケードがあり建物は現代的です。ただ、モールを走るトラムはレトロ調です。トラムは貸し切りレストランで、観光客が乗り込んでいました。
カテドラル ジャンクション ショッピングセンター
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モールには、衣料品、ワイン、食料品などを売るお店、そしてレストランがありました。クライストチャーチでのショッピングや食事で便利なモールではないか、と思います。
カテドラル ジャンクション ショッピングセンター
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町中を歩き回りお腹も空いてきましたので、モール内の中華レストランで夕食を取ることにしました。家内が注文した焼きギョーザです。
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私が注文したシーフード・ヌードルです。
餃子もヌードルも味はイマイチでした。家内は日本のスーパーで売っている冷凍餃子の方が、ずっと美味しくて値段も安い、と感想を述べていました。ヌードルも冷凍品の方が美味しいのではないかと思いました。今夕の食事は、値段はかかりませんでしたが、味の点ではハズレでした。 -
1月9日
宿泊したクラウンプラザのビュッフェ朝食です。フレッシュジュースが新鮮で、果物や野菜もあります。広めのテーブルで、ゆったりと朝食をとりました。今日は午前中に、クライストチャーチの町と近郊をもう少し観光してから、次の訪問地オマルに向かう予定です。クラウン プラザ クライストチャーチ ホテル
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ホテルをチェックアウトして、車で町中を進みました。
赤と白のデザインが目立っているのはクエイクシティで、クライストチャーチ大地震関係の博物館です。地震に関係した総合博物館で、英雄、被害、復興、などテーマ別に展示がされています。
大地震がクライストチャーチにとって如何に大きな影響を残しているかが、この博物館を訪れると理解できると思います。クエイク シティ 博物館・美術館・ギャラリー
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大きな公園のハグレイパークとカンタベリー博物館に立ち寄ってみることにしました。道路脇駐車スペースに車を停めました。
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駐車料金を支払う必要があります。支払機ですが、画面の表示が薄くて不鮮明で、支払い要領が分かりません。
通りがかりの人に教えてくれるように頼んだら、丁寧に教えてくれました。車のナンバープレート番号、駐車時間を入力後、クレジットカードを挿入して、画面指示に従って処理することが必要でした。画面が不鮮明で見ずらいのが、我々のような海外からの観光客にとっては最大の問題だと思いました。 -
カンタベリー博物館で、英国風ゴシック様式の見事な建造物です。
カンタベリー博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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入場料は必要ありませんでした。多くの入場者で賑わっていました。人気の博物館のようです。
カンタベリー博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ニュージーランドに生息していた蟹の化石です。1500-1200万年前の蟹であることが説明されていました。
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西洋人が入植する以前の現地人の住居だそうです。随分昔の住まいのように見えますが、西洋人の入植は1800年代ですので、日本の江戸時代中期あたりのニュージーランドの状況のようです。
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現地人が作った木彫です。
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英国人が入植した以降の産業発展の状況が、現物とともに展示されていました。
カンタベリー博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ニュージーランドは南極探検の中継地の役割を果しています。南極探検関係の展示コーナーは、大変充実しています。
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珍しい展示として、多種類の貝類展示室がありました。小型の貝が中心ですが、種類が豊富です。
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展示室の壁に1枚貝が沢山張り付けてありました。暖炉の上に英国のエリザベス女王の写真がありました。この博物館の貝殻展示室を訪問されたようです。
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カンタベリー博物館の西側に広がる広大な公園が、ハグレイパークです。セコイア杉の大木、芝生、草花などがある、自然の恵みを感じさせてくれる英国流の広大な庭園です。
ハグレー公園 広場・公園
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オレンジ色の花が咲いています。
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名前は分かりませんがピンク色の花です。
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白色の花です。
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これはアジサイです。
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綺麗な花を眺めながら庭園内を進むと、バラ園(Rose Garden)にやってきました。種々のバラが咲いていました。
クライストチャーチ植物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園
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オレンジがかった赤色のバラが見事です。
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ピンク色のバラです。
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赤色バラです。
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深紅のバラです。この他、沢山のバラがありました。。バラ園は一見の価値があるように思います。
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バラ園の横に温室があったので、入ってみました。
クライストチャーチ植物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園
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温室内にもきれいな花々が咲いていました。温室外の植物とは種類が異なります。
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熱帯ジャングルで茂っている植物ですが、葉の色がきれいです。
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オレンジ色の可憐な花です。
ハグレーパークの植物園では、多種類の花を楽しむことができました。訪問したのは1月中旬で夏の盛りでしたが、季節が異なると別種の花が楽しめるのではないかと思います。良い公園だと思いました。 -
カンタベリー博物館の向かい側にゴシック様式の見事な建物がありました。伝統あるカンタベリー大学の建物でしたが、大学が移転した以降、町のアートセンターとして使われています。建物内に観光案内所などもありました。内部の展示品よりも、建物そのものが見学対象ではないかと思います。
アート・センター 建造物
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クライストチャーチの郊外、西方約10kmの海岸の町ニューブライトンです。砂浜に突き出た長い桟橋突堤があることで知られています。
ニュー ブライトン ビーチ
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突堤の長さは300mで、砂浜を越えて海中まで突き出ていました。木製の突堤があったそうですが、現在はコンクリート製に作り替えられています。
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強い風の中を進むと、砂浜に砕け散る大波や海岸線に沿って長く続く砂浜の広大な景色が見えてきます。入場料は無く、24時間開放されています。
ニュー ブライトン ピア 自然・景勝地
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突堤の陸側にしゃれた建物があります。
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ニューブライトンの図書館です。海岸線の景色を前にして、読書をする方々がいました。ゆったりとしたソファー椅子が適度な間隔で並べられています。
ニューブライトンはクライストチャーチから離れ、人口も多くはありません。何故このような大きくて立派な図書館が造られたのか、良く分かりませんが、長い桟橋突堤と立派な図書館の組み合わせは、アピール力があるように感じました。ニュー ブライトン図書館 博物館・美術館・ギャラリー
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クライストチャーチの主要な港、リトルトンです。英国からの入植者たちは、この港に到着したと伝えれれています。スコットが南極探検に出発した際も、この港を経由しています。リトルトンは歴史的にも重要な港であることが分かります。
欧米系の数名の観光客がガイドさんの話を聞いていました。港歴史がガイドさん説明の中心であるように見受けました。リトルトン 散歩・街歩き
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港に面した「フィッシャーマンズワーフ」という名称のシーフードレストランです。景観の良い場所で、結構の数のお客さんが入っていました。
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リトルトンは現在も現役の港として活用されています。
リトルトン 散歩・街歩き
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観光客にとって、リトルトンには観光スポットはあまり無いのではないかと思います。観光案内も色があせ、見づらくなっていました。リトルトンを訪れる観光客数は多くはないように思います。
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「クライストチャーチの港リトルトン」の標識も生い茂った草で半ば隠されていました。港の歴史を一通り知った上で、一寸の時間で訪問して様子を確認する程度で十分な感じです。
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リトルトン道路脇に停めておいた車に戻ってきました。ここでは駐車料金を払う必要はありませんでした。
クライストチャーチと郊外をほぼ観光しましたので、これから海沿いに1号線を南下して、ティマルを経由してオマルに向かいます。ティマルもオマルも英国やスコットランドの影響が残されている魅力的な町だそうです。
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