平成最後の年末年始の海外旅行は、アジアの西端、中東を選びました。ドバイ行きの安いチケットを見つけたからです。<br /><br />ドバイでの１週間をどうやって過ごすか。いろいろ考えた末に、ドバイのハブ空港としての充実ぶりを利用して、UAE近郊の国を巡ることにしました。具体的には、３泊４日でクウェート、バーレーンへの小旅行を企画することとなりました。<br /><br />初めての中東、初めての３か国周遊ということで、少々の不便、不都合は覚悟のうえでした。実際、ロストバゲージ、カメラの紛失、ビザ取得での面倒と、いくつかのトラブルを経験しましたが、何とか当初の予定通りに、楽しく７泊９日の日程を過ごすことができました。<br /><br />下記が旅程です。４回に分けて旅行記を書いていきます。３回目は、バーレーン観光についてです。<br /><br />　12月28日(金)14:00関空→17:25広州、18:30広州→00:05ドバイ<br />　　　　　　　中国南方航空、ドバイ泊<br />　12月29日(土)アルアイン観光、ドバイ泊<br />　12月30日(日)10:10ドバイ→11:10クウェート、ジャジーラ航空<br />　　　　　　　クウェート観光、クウェート泊<br />※12月31日(月)14:40クウェート→15:55バーレーン、<br />　　　　　　　ジャジーラ航空、バーレーン泊<br />※1月1日(火)　バーレーン観光、バーレーン泊<br />※1月2日(水)　14:20バーレーン→16:40ドバイ<br />　　　　　　　キャセイパシフィック航空、ドバイ泊<br />　1月3日(木)　ドバイ観光、ドバイ泊<br />　1月4日(金)　ドバイ観光、機中泊<br />　1月5日(土)　01:55ドバイ→12:45広州、15:55広州→20:30関空<br />　　　　　　　中国南方航空<br /><br />※１BD(バーレーンディナール)＝300円で、計算しています。<br /><br />中東'18~'19①～UAEの世界遺産アルアイン<br />https://4travel.jp/travelogue/11443405<br />中東'18~'19②～クウェートの街歩き<br />https://4travel.jp/travelogue/11445952<br />中東'18~'19③～バーレーンのカーチャーター<br />https://4travel.jp/travelogue/11447951<br />中東'18~'19④～オールドドバイとダウンタウンドバイ<br />https://4travel.jp/travelogue/11448965

中東'18~'19③～バーレーンのカーチャーター

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2018/12/28 - 2019/01/05

17位(同エリア85件中)

エリア

マナーマ(バーレーン)

同行者: カップル・夫婦

一人あたり費用: 20万円 - 25万円

交通手段: タクシー徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

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４日目。
ジャジーラ航空で、クウェートからバーレーンに移動しました。１時間強の空の旅は、片道２人分で26,118円。夕方4時過ぎに到着し、空港を出る頃には夕暮れ時となっていました。バーレーンのビザは、インターネットでの事前申請です。2人分で5,580円のカード引落しでした。

バーレーン国際空港 (BAH) 空港
空港送迎付きのホテルを予約していましたが、迎えの車と出会えず、８BD(2,400円)でタクシーを利用しました。

人の気配をあまり感じなかったクウェートに比べて、中東諸国のなかではイスラム教の規律が緩やかな国だということもあってか、ホテルが下町のような場所に位置するということもあってか、街には人も歩いて車も走っていました。バーレーンについてはごくごく「普通の国」に来たなあという印象を、滞在中持ち続けていました。東南アジアや南アジアと似通った、にぎやかなアジアの雑踏を感じさせる国だったという意味合いです。
ホテルの周りをぶらぶら歩いて、いくつかのレストランから選んだのはタイ料理屋さん。この日は12月31日です。2018年の最後の食事は、バーレーンでのタイ料理となりました。
まずは、トムヤムクン。バーレーンでも、トムヤムクンは美味しかったです。
焼きそば。パッタイですね。
サテーと空心菜。いつも思うのですが、空心菜炒めはどこで食べてもはずれがないような。4品で８BD(2,400円)の大晦日の晩餐となりました。
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５日目。
ホテルの周りでは特別なイベントもなく、年始を迎えました。１月１日、新年の始まりです。

スイスインターナショナルパレスホテルマナマホテル
宿泊したホテルは「スイスインターナショナルパレスホテルマナーマ」。空港送迎付き、朝食付きで２泊18,822円だったので、今回利用したホテルの中で一番コストパフォーマンスが良かったです。
朝食のブッフェです。８時からカーチャーターの予約をしているので、早めの食事となりました。
事前にホテルにチャーター料金をメールで問い合わせていて、１時間７BD(2,100円) との回答を得ていました。それで昨日、ホテルでチャーターを頼んだところ、受付がタクシー会社に1時間６BD(1,800円)になるように交渉してくれました。結果的に２日間で13時間もチャーターしたので、相当な値引額になりました。
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最初にドライバーさんに、行きたい場所を記載した英語メモを渡しました。８時出発で道順をお任せしたところ、最初の観光地はバーレーン国立博物館となりました。入場料は１人１BD(300円)。

バーレーン国立博物館博物館・美術館・ギャラリー
明るく広々とした館内。混雑もなく、ゆっくりと見学できました。
女性用装飾品が、ずらっと並んでいます。
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次は、グランドモスクです。

アハマドアルファテフモスク（グランドモスク）寺院・教会
２日続けて、イスラム教のモスクを見学することになりました。ここでもボランティアの信者さんが丁寧なガイドを務めてくれました。「現在、ひどい行いをしているイスラム教徒がいるが、本来のイスラム教徒のありかたではない。」とシリア情勢を批判していたのが印象的でした。
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続いて、私がバーレーン観光の目玉として期待していたムバラク旧市街に向かいます。

ベイトシェイクイーサビンアリ現代・近代建築
バーレーンはかつて天然真珠採取業が盛んで、それに関するムバラクの建造物などが世界遺産に登録されています。ウイキペディアでは「真珠採り、島の経済を物語るもの」という世界遺産の表記になっています。ネットで調べてもその構成要素がなかなか分かりにくかったですが、このベイトシェイクイーサビンアリや次のベイトシャディなどが位置するあたりが登録地域のひとつとなっているようです。
イーサビンアリは、広くてなかなか見ごたえがありました。入場料は１人１BD(300円)。なお、表紙写真もこの建物です。
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イーサビンアリ周りの旧市街地が魅力的な佇まいだったので、ゆっくり散策しました。

真珠採り, 島の経済の証し文化・芸術・歴史
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ベイトシャディは現在改装中で、入れませんでした。

ベイトシャディ建造物
ムバラク旧市街を散策した後は、海沿いの道を走ります。
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そして、アラッドフォートヘ。入場料は１人１BD(300円)。

アラッドフォート史跡・遺跡
それほど見るのに時間はかかりません。
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次にドライバーさんの提案で、バーレーンとサウジアラビアを結ぶ高速道路を走りました。国境の途中まで行くことができます。通行料などで2.5BD(750円)がかかりました。

キングファハドコーズウェイ建造物
バーレーンとサウジアラビアの国境です。
国境で車を止めて散策できます。柵の向こう側がサウジアラビアです。柵まで近寄って写真を撮りましたが、そこから先は行くことができません。観光客の訪問が難しいサウジアラビアに最接近できて、非常に満足しました。
バーレーンも中東ですから、奇抜な高層ビルが立ち並んでいます。
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そして、本日２つ目の世界遺産となるバーレーン・フォート。中は意外と広くて、見ごたえがありました。

カルアト・アル＝バフレーン　―　古代の港とディルムンの首都（バーレーン・フォート）(ポルトガル・フォート）史跡・遺跡
歴史的建造物であるフォートからバーレーンの高層ビルを眺めます。時代のコントラストが感じられます。
ここがフォートで一番フォトジェニックな場所になるようです。多くのホームページで、この構図の写真を見ました。
フォート自体は無料ですが、隣りにある博物館は入場料が１人２BD(600円)かかります。館内は撮影禁止でした。
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日が暮れつつありますが、観光は続きます。ガイドブックに載っているアルハミースモスクです。

アルハミースモスク寺院・教会
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写真だけ見ると「？」となるでしょうが、アアリ古墳群という古墳の１つです。こういった古墳が国内には８万以上あるそうです。

アアリ古墳群史跡・遺跡
アアリ古墳群を見て本日の観光は終了です。昼ごはん抜きで10時間観光して、60BD(18,000円) のカーチャーターとなりました。最後にドライバーさんに営業をかけられて、明日も朝８時から３時間のチャーターを頼むことになりました。
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ホテルではなく、バーレーン門で、チャーターカーと別れました。

バブアルバーレーン (バーレーン門) 現代・近代建築
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バーレーン門近くが、スーク(市場)です。

スーク地区市場
スークの照明屋さん。
スークのレストランで夕食です。
バーレーンのスープとサラダ。そして、ラッシー。
さらに２皿頼んで、カード引落しで2,025円。この後、スークを散策してタクシーでホテルに戻り、終日が観光尽くしの１月１日が終了です。
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６日目。
この日も８時からカーチャーター。午後には出国なので、11時までの３時間で観光します。ドライバーさんの勧めで、まずはサーキット会場に向かいました。

バーレーンインターナショナルサーキットスタジアム・スポーツ観戦
バーレーンでF1グランプリが開催されるのですが、その会場です。
正直言ってモータースポーツにはさほどの関心がないのですが、それでもサーキットの広さには「おー、すごい！」と感心してしまいます。行って良かったです。
車は「生命の木」に向かいます。パイプラインが敷設されている油田地帯をずっと走るのですが、その道中の光景は圧巻でした。
「生命の木」はぽつんと１本だけ生えている木ということで、バーレーンでは非常に有名な観光地になっています。ただ、個人的には、この木よりも道中の油田地帯のほうが印象深かったです。
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市内に戻る途中に第一号油井があります。このあたりで、最初に石油が発見されたのでしょう。

第一号油井と石油博物館博物館・美術館・ギャラリー
その隣りが石油博物館。時間がないので、入場はしていません。
そして、最後にサラハウスという建物を見学して、ホテルに戻りました。３時間×６BDに２BDのチップを加算し、合計20BD(6,000円)を支払って観光は終了です。

２日間で都合24,000円のチャーター代となりましたが、充実した観光ができました。2人旅なので1人あたりの負担は半額になります。こういうときは、2人旅は１人旅よりも経済的だと感じます。
ホテルの送迎車で、バーレーンの空港へ。３泊４日の２か国小旅行が終わります。
少しだけバーレーン紙幣が余ったので、空港でパンの昼食です。２個で、3.8BD(1,140円)。空港価格というところでしょうね。そして、ドバイに向かいます。