中東'18~'19④～オールドドバイとダウンタウンドバイ

2018/12/28 - 2019/01/05

平成最後の年末年始の海外旅行は、アジアの西端、中東を選びました。ドバイ行きの安いチケットを見つけたからです。

ドバイでの１週間をどうやって過ごすか。いろいろ考えた末に、ドバイのハブ空港としての充実ぶりを利用して、UAE近郊の国を巡ることにしました。具体的には、３泊４日でクウェート、バーレーンへの小旅行を企画することとなりました。

初めての中東、初めての３か国周遊ということで、少々の不便、不都合は覚悟のうえでした。実際、ロストバゲージ、カメラの紛失、ビザ取得での面倒と、いくつかのトラブルを経験しましたが、何とか当初の予定通りに、楽しく７泊９日の日程を過ごすことができました。

下記が旅程です。４回に分けて旅行記を書いていきます。４回目は、ドバイ観光についてです。

　12月28日(金)14:00関空→17:25広州、18:30広州→00:05ドバイ
　　　　　　　 中国南方航空、ドバイ泊
　12月29日(土)アルアイン観光、ドバイ泊
　12月30日(日)10:10ドバイ→11:10クウェート、ジャジーラ航空
　　　　　　　 クウェート観光、クウェート泊
　12月31日(月)14:40クウェート→15:55バーレーン、
　　　　　　　ジャジーラ航空、バーレーン泊
　1月1日(火)　バーレーン観光、バーレーン泊
※1月2日(水)　14:20バーレーン→16:40ドバイ
　　　　　　　キャセイパシフィック航空、ドバイ泊
※1月3日(木)　ドバイ観光、ドバイ泊
※1月4日(金)　ドバイ観光、機中泊
　1月5日(土)　01:55ドバイ→12:45広州、15:55広州→20:30関空
　　　　　　　中国南方航空

※１AED(ディルハム）＝30円で、計算しています。

中東'18~'19①～UAEの世界遺産アルアイン
https://4travel.jp/travelogue/11443405
中東'18~'19②～クウェートの街歩き
https://4travel.jp/travelogue/11445952
中東'18~'19③～バーレーンのカーチャーター
https://4travel.jp/travelogue/11447951
中東'18~'19④～オールドドバイとダウンタウンドバイ
https://4travel.jp/travelogue/11448965

エリア ドバイ(アラブ首長国連邦)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 船 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

６日目。
昼過ぎのキャセイパシフィックで、ドバイへ向かいました。片道２人分28,116円。１時間強のフライトで時差６時間の国から５時間の国へ戻り、少し日本に近づいた気がしました。実際、情報の少ないクウェートやバーレーンからドバイに帰って、これで予定通り日本に戻れるはず、とほっとしたものでした。

バーレーン国際空港 (BAH) 空港

空港からホテルまではタクシーで、40AED(1,200円)。アーメディア・ヘリテージ・ゲストハウスという、オールドドバイのアラブ情緒を漂わせるホテルを予約していました。これまでのいかにもなホテルから、趣きを変えてみました。

アフマディーヤ ヘリテージ ゲスト ハウス ホテル

１階の受付前のロビーです。

ゲストハウスという名称ですが、室内は普通に広いツインルームです。5,000円ほどのアゴダ割引を適用したうえで、２泊で25,016円。

チェックイン後、地元の人たちでにぎわう下町を歩いて、レストランを探します。

インド人かパキスタン人かという出稼ぎ労働者的な人たちばかりのレストランに入ってみました。結構、ディープでした。

スープと、チキンカレーと、鳥付きピラフ(とでもいうべきもの)を頼んだら、ナンがたくさんでてきて、2人で食べきれませんでした。右端は、生野菜サラダです。中東では、しょっちゅう生野菜がでてきました。普通に食べましたが、特に胃腸に支障はありませんでした。合計で40AED(1,200円)。

ゴールドス―クの入り口です。オールドドバイの下町っぽい雰囲気が楽しいので、食後もぶらぶらと散歩です。

ゴールド スーク 市場

ホテルもレストランもスークも、すべてクリークの近くです。夜のクリークはいいですね。涼しくて治安も良さげだったので、単なる散歩が心地よかったです。

ドバイクリーク （ドバイ川） 滝・河川・湖

７日目。
さすがに下町にあるホテル。アザーンの大きな音量で目を覚ましました。しばらく、ベッドでうとうとしてから、朝食です。

オムレツは、ひとりひとりに作りたてが出てきます。客室の少ないゲストハウスだからできるのでしょう。簡素な食事ではありますが、満足な朝ご飯です。

ゲストハウスは、ガイドブックに載っているアルアハマディアスクールに隣接しています。真っ先に観光するつもりだったのですが、改装中。残念ですが、ドバイなら再訪もあるだろうと前向きに捉えています。

アル アハマディア スクール 文化・芸術・歴史

丁寧に下調べをしたクウェートやバーレーンと違って、ドバイはほぼノープラン。ホテル周りから、ぶらぶらと散策がてらの観光を始めます。

スパイススークもホテルの近くです。呼び込みがうるさかったです。

スパイス スーク 市場

アブラという船に乗って向こう岸にわたります。船が満員になったら出発するルールですが、あまり待つことはなかったです。1人１AED(30円)ですから、安いです。

アブラ乗り場 船系

アブラ船から見るクリーク沿いの風景です。

アブラ (船) 船系

向こう岸の降り場から、すぐにテキスタイルスークが見えます。

ここも呼び込みがうるさかったです。あと、女性客でも店員が体に触れて呼び止めようとするので、女性は気を付けたほうが良いでしょう。

ドバイ オールド スーク (テキスタイル スーク) 市場

スークを抜けると、ドバイ博物館が見えてきます。入場料は、1人３AED(90円)。

ドバイ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

博物館のなか。屋外の展示を見てから、室内展示場に入ります。結構、混んでいました。

博物館の向かいで、昼食です。

スープやチキンを頼みました。写真の分量で２人分ですが、ナンがあるので十分お腹が満たされて、34AED(1,020円)。このチキンはうまかった。

ドバイ博物館からバスタキヤ地区は徒歩圏内です。表紙写真も、ここから撮っています。

アル ファヒディ歴史地区 (バスタキヤ地区) 旧市街・古い町並み

バスタキヤ地区は、アラブの雰囲気を感じさせる建物が並んでいます。いくつかの建物では、室内に入ることもできました。

レストランもあります。

XVA ギャラリー 博物館・美術館・ギャラリー

ジュース２杯とケーキで、86AED(2,580円)。昼ごはんの倍以上の値段のスイーツが出てきて、ようやく観光地に来たという気分になりました。その分、上品なんですけどね。

バスタキヤ地区でのんびり過ごして、オールドドバイをゆっくり歩いて、それからメトロでクリーク沿いまで戻ってきました。そして、妻のリクエストで、ガイドブックに載っていたこのお店にお土産を買いに行きました。

チョック アンド ナッツ 専門店

いろんなナッツが並んでいました。おそらく安いのだろうと思います。

夕食は、これまたガイドブックに載っていた小尾羊という中華料理の店。食事の毛並みをまったく変えてみました。

火鍋です。一度は食べてみたかったのですが、まさか中東で食べることになるとは。

火鍋セットと羊串で、カード引落し3,426円。ドバイなので、酒代はかかっていません、念のため。

８日目。
帰国日ですが、深夜便なのでずっと観光ができます。金曜日だったので、人の気配が非常に少なかったです。日本の日曜日と、考えてよいのでしょうね。

ドバイの金曜日は宗教上の理由で休みの場所も多いようなので、観光には注意が必要です。我々はドバイメトロに乗って、金曜日も普通に営業しているはずのダウンタウンエリアに向かいました。ちなみに、ドバイメトロは非常にきれいですが、チケットのシステムが分かりにくいので、利用する際はご注意ください。

ドバイ メトロ 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

目的地は、ドバイモールです。メトロ駅からは、この通路で直結しています。

めちゃくちゃ広いです。とにかく、広いです。

ドバイ モール ショッピングセンター

モールを歩き回って、フードコートへ。ここも広いです。各国料理のテナントが並んでいました。ためしに、きっと行く機会がないであろうイギリス料理を選んでみました。

ドバイモール フードコート その他の料理

イギリス名物のフィッシュアンドチップス。中年夫婦が食べるには、ボリューミー過ぎました。１人前の注文で正解でした。37AED(1,110円)。

モールには、恐竜の骨も展示されています。

モールには水族館もあります。入場料は1人120AED(3,600円)。今回一番高い入場料となりました。

ドバイ水族館 & 水中動物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

小さい魚が、同じような方向を向いています。

くらげ。

たつのおとしご。水族館は丁寧に見ました。

水族館を出て、ぶらぶらと。モールにはスーパーもあります。

すっかり外は暗くなりました。

ドバイファウンテン(噴水)を見るために、人が集まってきています。

ドバイ ファウンテン 劇場・ホール・ショー

世界一高いビルであるブルジュハリファが、BGM付きのプロジェクションマッピングで盛り上げてくれます。ちなみに、展望台の入場料が高かったので、このビルには足を踏み入れていません。見ただけですが、満足しています。

夕方の噴水は30分間隔です。そのあいだに、プロジェクションマッピングの演出がありました。

きれいですね。

ドバイモールから、荷物を預けているホテルに戻りました。ホテル前のレストランで食事です。80AED(2,400円)の中東料理を最後に、帰国の途に着きます。

なお、帰国便で、カメラを飛行機に忘れて航空会社から届けてもらったという顛末は最初の旅行記に書いた通りです。

この旅行記、きちんと金額を記してきましたが、おおよそはこんな感じです。

飛行機代　　　　　　　　　　　 　　218,791円
(関空～ドバイ往復、クウェート行、バーレーン行、ドバイ行)
ホテル代　　　　　　　　　　　　　　79,453円
(ドバイ２泊、クウェート1泊、バーレーン2泊、ドバイ2泊)　
ツアー代 37,540円
(アルアインツアー、バーレーン車チャーター)　
その他諸経費 約72,000円
合計 約408,000円
１人当たり合計　　　　　 　　　　約204,000円
その他諸経費は、中東での滞在費(食費、交通費、観光料金など)、日本で取得したバーレーンのビザ料金、大阪の自宅から関空までの往復交通費など、今回の旅行で発生した費用です。

４回にわたる旅行記は以上となります。長い旅行記にお付き合いいただき、ありがとうございました。

この旅行記へのコメント （1）

• うふふ♪♪さん 2019/04/15 00:47:40

  おとおとさん、お久しぶりです！　うふふ♪♪です♪

  おとおとさん☆
  
  こんばんは！
  随分ご無沙汰してしまって、ごめんなさい💦💦
  うふふ♪♪は持病があって、年がら年中寝付いているのです💧
  そんな訳で、マメに伺えなくてすみません💦💦
  
  今頃で恐縮ですが💧・・
  うふふ♪♪のモルディブ旅行記３・４・５に、
  ご訪問と投票をありがとうございます！
  御礼が遅くなって、すみません。
  
  中東旅行記！
  大変興味深く拝見しました！
  お１人で個人旅行なんてすごいです～☆
  今でこそ”南の島病”に罹っているうふふ♪♪とＡちゃんですが、
  元々は秘境好き♪
  中東はすっごく行きたい土地です～！
  （女性１人では難易度がとんでもなく高そうですが・・💧）
  
  ざっと、旅行記の感想を！
  
  ラクダレース・・
  中東ならではですネ（笑）。
  アルアインパレス博物館の中の”アラブの人たちの居間”が興味深かったです。
  すごく居心地良さそう♪
  寛げそうだ～💕
  
  クウェートのグランドモスクも素晴らしい！！
  クウェートは海に面しているんですよね。
  砂漠と海の対比が面白いです。
  クウェートのホテルもいいですネ！
  グラタンがおいしそう！　　食べたくなってきました・・近々作ろっと！
  
  バーレーンの夕日、とても美しくて感動しました！
  砂漠気候と関係があるのでしょうか？
  地図を見ましたが、とても小さな国なのですね。
  グランドモスク、美しい！
  このモスクの美しさに惹かれて、中東に憧れるようになったのです☆
  スークの灯り屋さん、綺麗♪
  買いたいけど、このランプを日本の家に合わせるには、
  相当な高度なテクニックが必要でしょうね（笑）。
  
  ドバイ、一般には”ブルジュ・ハリファ”などがある新市街が有名ですが、
  オールドドバイいいですネ！
  ドバイのホテルもとても素敵でした♪
  夕食の”鶏付きピラフ”にナンがおいしそうです～💕
  テキスタイルスークの布、綺麗！
  洋裁が出来れば、買って帰りたい・・出来れば・・←壊滅的な腕前です💧
  
  ロストバゲージやカメラの紛失や、
  色々トラブルもあったようですが、
  とても充実した楽しい旅だったのではないでしょうか？
  ドバイ、最後の夕食の写真から「１人旅・満喫！！」という、
  おとおとさんの心の声が聴こえてきたように感じました💕
  
  ざっと感想・・・
  とか書きながら、めちゃくちゃ長くなってしまってすみません💦💦
  
  とても楽しく興味深い旅行記をありがとうございます！！
  
  　　　　　　　　　　　　　　お喋り大好き・書くのも大好きうふふ♪♪より☆