2018/10/08 - 2018/10/16
73位(同エリア946件中)
ままさん
年が明け1か月余りが過ぎ、年末からの慌ただしさもやっと落ち着いてきま
した。遅ればせながら「明けましておめでとうございます!」
さて昨年は「ナイル川をクルーズで遡りながらエジプト悠久の時を旅したい」
という長年の想いが叶った2018年でした。
今回の旅行記は古代エジプトの首都だったルクソールのエドフ。
時間があれば(正確に言うとツアーじゃなければ)遺跡だけじゃなく地元の人
で活気溢れるエドフのスークにも行ってみたかったな。
きっとバクシーシの洗礼をカナリ受けると思うのだが…
ん!?好奇心はあるが小心者の私…やっぱそんな勇気なんか無いか。(≧▽≦)
こちらは ルクソールの以南 エドフのホルス神殿の旅行記です
=== スケジュール ===
10月 8日 成田発 → アブダビ(byエティハド航空EY-0871)
10月 9日 アブダビ着 →カイロ(byエティハド航空EY-0651)
10月 9日 カイロ メンフィス・サッカラ・ダハシュール
10月 9日 ギザ3大ピラミッド
10月 9日 グランドナイルタワー泊
10月10日 カイロ発 → アスワン(byナイル航空)
10月10日 アブ・シンベル アブシンベル神殿観光(大神殿・小神殿)
10月10日 クルーズ船プリンセスサラ―Ⅱ乗船
10月11日 アスワンハイダム・切りかけのオベリスク
10月11日 コム・オンボ神殿観光
10月12日 ホルス神殿(by馬車)
10月12日 【ルクソール西海岸】
10月12日 王家の谷(ツタンカーメン王の墓)
10月12日 ハトシェプスト女王葬祭殿
10月12日 メムノンの巨像
10月12日 ネフェルタリ王妃の墓特別見学(OP別料金)
10月13日 【ルクソール東岸】
10月13日 カルナック神殿・ルクソール神殿
10月14日 ルクソール → カイロ(byナイル航空)
10月14日 モハメッドアリモスク
10月14日 エジプト考古学博物館
10月14日 【カイロ市内観光】
10月14日 フトゥーフ門・ナセル門・ムイッズ通り・ハンハリーリバザール
10月15日 カイロ発 → アブダビ(byエティハド航空EY-0654)
10月15日 アブダビ発 → 成田(byエティハド航空EY-0878)
10月16日 成田国際空港着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 航空会社
- エティハド航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
PR
-
7:00にクルーズを降りると4人乗りの馬車が待っていた。
ガイドさんから「支払いは終わってまーす。バクシーシを要求されるかもしれませんが無視してください!」の説明。。。
私は添乗員さんと(二人組で利用)乗った。。。馬車の男性は黙ったままバクシーシを要求することなくホルス神殿まで連れって行ってくれた。
馬車に乗った殆どの二人組はバクシーシ要求の嵐にあったそうだ。
もちろん皆さんバクシーシの代わりに笑顔をお返ししたそうです( ´艸`)
それにしても早朝の馬の蹄のパカパカの音は気持ち良かったなぁ~ -
ルクソールとアスワンのほぼ中間に位置するエドフ
ナイル川から馬車で10分位のところにある
=ホルス神殿=
見学時間7時~21時
100エジプトポンド(1ポンド=6.5円) -
さて、エドフのホルス神殿に着いた。
この神殿はプトレマイオス3世(BC246~222)が建設を始め
絶世の美女クレオパトラの父、プレトマイオス12世の時代に完成した。
この時代に重視された美は左右対象だったそうだ。美しい! -
ハヤブサのホルスを祭る神殿で建物も神殿も基本に忠実に造られているそうだ。
この門を抜けるとホルス神殿の塔門だ。
おっ!クレオパトラ7世がそこに居そうな雰囲気だな(クレオパトラの映画の舞台設定はアレキサンドリアだが。。。) -
わーっ、デカッ!
神殿の入口となる塔門、高さ36m、幅79mの大きさに圧倒される。
2000年前の建物がこんなに綺麗に残っている。 -
門の上にはコブラと日輪の彫刻があった。コム・オンボ神殿と同じだ。
-
向かって左半分壁には、ホルス神(中央)とハトホル女神(右)の前でプレトマイオス12世(左)が敵を打ち倒す姿が描かれている
-
右半分には、天空の神ホルス(中央)魔力を持つ大女神イシス神(左)に勇ましいプレトマイオス12世王(右)が束ねた捕虜を差し出す姿が描かれている
-
塔門を通り抜けると中庭になっている。周囲は列柱回廊がある。
それにしても中庭も広い。 -
ホルス神殿
A. 塔門
B. 出入口
C. 周柱式中庭
D. 多柱室(第1列柱室)
E. 多柱室(第2列柱室)
F. 奉納の間
G. 中央の間
H. 至聖所(聖域)
K. 礼拝室 -
暫し周柱式中庭の写真を撮る。
エジプトは全てが広い… 走りまわるにはチト疲れる広さだな (>_<) -
前庭から見た第1列柱室
この奥に第2列柱室 、奉納の間、中央の間、至聖所と続いている -
周柱式中庭の回廊柱と壁。壁には王が神々の前で敵を打ち据えたりしているレリーフなどが描かれている。
-
当然のことながら柱にも古代エジプトの神々の様々なレリーフがぎっしり。
-
天井にはハゲワシの絵や天体図、女神が描かれていた。
-
ホルス像の後ろにも王がホルス神に贈り物をしている姿が描かれている。
-
・
-
これがホルス神殿を代表とする帆船のレリーフ。素晴らしい。
-
後世のキリスト教徒などからレリーフの顔がかなり削られている
-
エジプト神話で、オシリス神は王として善政を行っていたが、弟セトはこれを妬み兄オシリスを殺害し遺体を切断してナイル川へ流した。
-
神殿の壁には小舟に乗ったホルス神が水中のカバを銛で打つ場面が彫られている。カバ狩りはホルス神の化身である王の重要な役目だった。
-
至聖所
奥に入ると、ほの暗い空間に復元された船型の神輿が置かれ
その奥にはネクタネボ2世の名を刻んだ花崗岩製の祠があった。
王や高位の神官たちを除いて、古代エジプト人たちはこの聖堂内に入り、
神を拝むことを許されていなかったそうだ。 -
二重王冠をかぶるホルス像、エジプト国内で最も美しいホルス像と称されているそうだ。
-
二重王冠は上下エジプトの統一を象徴している。
-
このホルス神がエジプト航空のマークとなっている。
-
エジプトに来て、王が神々に供え物をしているレリーフや勇ましく戦っているレリーフを訪れる先々で目にする。どうしてこうも多いのかガイドさんに尋ねた…
ここホルス神殿の壁や柱などにも王と神々の関係が数多く描かれている。
それは、お互いの相互依存関係を意味しているそうだ。 -
例えば、
王「神よ、私はあなたに多くの贈り物を供えましょう。」
神「それならば、汝に広大な領地と敵を支配する力を授けよう。」
ってな感じで神々の利益は王の利益でもあったそうだ -
王が神々に行う責務を果たしていることを示すことで
古代エジプト人は「この王は立派だ!善王だ!」なんて思ったのかも。。。 -
黒花崗岩でできたホルス像は第1塔門の入口と中庭の大列柱室の入口にハヤブサの姿をしたホルス像がある。可愛いホルス像もあったりした。。。
-
ホルス神殿の見学を終え、エジプト神話が実に面白くなってきた。
が、エジプト神話は何度も読み返さないと…神々の性格がコロコロ変わったり、一人の神がいろんな動物の頭を持ったりなんて、カナリ大雑把でチト戸惑うんだよね。。。 (笑) -
ホルス神殿を後に、もう一度振り返ってこのシンメトリーの美しさを確認した。クレオパトラ7世の父(プトレマイオス12世)の時代に完成したホルス神殿。クレオパトラもアレキサンドリアからナイル川をファルーカの乗って訪れたに違いないと想像しながら見学を楽しんだ。
-
往路と同じ馬車に乗る。
往路でバクシーシを要求されなかったので帰りには?と思いきや…ただ黙々と馬の手綱を曳いていた。この主の馬車に乗って個人旅行をする人は、きっと落ち着いた観光ができるに違いないと思う。。。そう思いながらエドフ通りを眺めると、早朝と違い、店々も開いて賑わってきだしていた。
さぁ、これから、美しさだけならクレオパトラ負けないといわれるネフェルタリ王妃の墓やハトシェプスト女王葬祭殿を見学する。
2019年も1か月余りが過ぎました。。。
本当に遅ればせながら「今年もよろしくお願い申し上げます!」_(._.)_
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この旅行記へのコメント (6)
-
- hot chocolateさん 2019/02/08 22:46:07
- バクシーシ
- ままちゃま
こんばんは。
エジプト旅行記進行中ですね。
私も今日、ルクソールの旅行記をアップしました。
といっても、遺跡や神殿の見学はなく、スークのぶらぶら歩きだけ・・・(笑)
スーク(土産物エリア)では、バクシーシの嵐はなく、一応は声を掛けるけれど、いらないと言うとあっさり引き下がりました。
地元民の台所/肉や魚、野菜など食品の所では声もかけてくれません。
まあ、声を掛けたところで、買わないのは分かっているからでしょうね。
でも、以前、マラケシュの市場で、茹でた羊の脳みそ食べてかないかと、冗談ぽく勧められましたけどね。
今回はホルス神殿やコム・オンボやアブシンベル神殿には行かなかったので、皆さんの旅行記で思い出しています。
では、また~
hot choco
- ままさん からの返信 2019/02/28 18:35:09
- RE: バクシーシ
hot chocoさま こんばんは。
エジプトから帰って来て4か月くらいが過ぎちゃいました。。。
2月は逃げるって言うけど…確かに納得です(>_<)
> エジプト旅行記進行中ですね。
★エジプトは広大過ぎて旅行記も途中ストップ状態です(^^ゞ
ボチボチ今年中にはちゃーんと整理したいと反省中。。。。
> 私も今日、ルクソールの旅行記をアップしました。
> といっても、遺跡や神殿の見学はなく、スークのぶらぶら歩きだけ・・・(笑)
> スーク(土産物エリア)では、バクシーシの嵐はなく、一応は声を掛けるけれど、いらないと言うとあっさり引き下がりました。
> 地元民の台所/肉や魚、野菜など食品の所では声もかけてくれません。
★遅ればせながら見ました〜 凄ーく素敵な旅行記でしたね。ホテルスティもいいなぁ〜なんて感動しちゃいましたよ。スークぶらぶらもイイね!お魚とかお肉とかあの暑い中大丈夫なのかしらねぇ…
hot chocoさんの旅行記、見入っちゃいました〜。3回目のエジプトを考えてるのね。どんな旅か楽しみにしてます〜♪
ままより(・ε-。)⌒☆
-
- zunzunさん 2019/01/29 18:57:38
- エジプト♪
- ままちゃま、こんばんは~☆
エジプトは未踏の地の私、興味津々なのですよ~♪
エジプト文明は高校生の頃に興味を持って憧れていたことがあるの。
いつか行こうと思っているのだけど、これが他にも行きたい国だらけのですよ~~~
エジプトもチップを要求される国なのですね。
馬車は添乗員さんと一緒で良かったぁです。
そしてやはりエジプト、柱や建物もレリーフが素晴らしいですね。
ため息ものですよ。
悠久の歴史を感じますよね。それ、感じてみたい!!!
エジプトはツアーが良さそうとままちゃまの旅行記を読んでそう思いました。
zun
- ままさん からの返信 2019/02/28 18:01:46
- RE: エジプト♪
- ZUNちゃま こんにちは〜
エジプトのコメントを頂きながら…こんなに遅い返信になっちゃったこと
先ずはごめんなさい(__)
言い訳することいっぱいあるんだが…
ここは大人女性(おばさんとも云うが)として 只々御免でござる。
> エジプトは未踏の地の私、興味津々なのですよ?♪
> エジプト文明は高校生の頃に興味を持って憧れていたことがあるの。
> いつか行こうと思っているのだけど、これが他にも行きたい国だらけのですよ???
★ だよね。私も学生の時に興味津々でいつか行きたい!と思ってました
世界四大文明を行ってみたい!って思っててエジプト文明しか制覇してないわ(笑)
> エジプトもチップを要求される国なのですね。
> 馬車は添乗員さんと一緒で良かったぁです。
★ 何か頼んだら要求されちゃう感じでしたよ。頼まなくても親切にされたら
バクシーシの要求だったりとか…ね (笑)
> そしてやはりエジプト、柱や建物もレリーフが素晴らしいですね。
> ため息ものですよ。
> 悠久の歴史を感じますよね。それ、感じてみたい!!!
★ それはそれはため息ものでした。悠久の歴史をしっかり感じられましたデツヨ
ZUNちゃんなら きっと 素敵な写真と感想の旅行記ができちゃうんだろうなぁ
> エジプトはツアーが良さそうとままちゃまの旅行記を読んでそう思いました。
★ ご主人とご一緒ならツアーじゃなくても良いかも…です。
現地のOPでも良いのかなぁ〜
ところでZUNちゃん、南国リーゾート・プーケット いいよね
オットとのんびり行きたいなぁ。.。o○*
ままより(・ε-。)⌒☆
-
- 川岸 町子さん 2019/01/24 23:24:34
- スケールの違い
- ままちゃま、おばんでした(^-^)
本年もよろしくお願いいたします。
(もうすでに挨拶済みですが、ここでも改めて)
やっぱりエジプトはスケールが桁違い!
柱の彫刻、ここまでするって、本当にすごいです。
一つ一つに深い意味があり、象形文字は見ていて楽しいですね。
柱を横にして彫り、それを立ち上げるときは、みんなから歓声が上がったのでしょうね!
気の遠くなるほど長い長い年月を経て、今に伝わるなんて、ロマン有りますね~。
私もいつか、じっくり眺めてみたいです。
ままちゃまは、馬車に添乗員さんと二人で良かったですね。
バクシーシで、からまれないで、ホッとしました。
私、ままちゃまにお会いしたことないのに、そのご様子を妄想しちゃいました(笑)
町子
- ままさん からの返信 2019/01/25 17:41:17
- RE: スケールの違い
- 町ちぃ おばんです
> やっぱりエジプトはスケールが桁違い!
> 柱の彫刻、ここまでするって、本当にすごいです。
> 一つ一つに深い意味があり、象形文字は見ていて楽しいですね。
★ 町ちぃのエジプトはどうなんだろうね
建物よりはエジプトの人々の輝きを撮るんだろうね
いいなぁ〜 妄想しちゃいます(笑)
> 柱を横にして彫り、それを立ち上げるときは、みんなから歓声が上がったのでしょうね!
★ おっ!そこまで妄想しちゃいますか ( ´艸`)
だけど ままも妄想大好きだから…楽しいね
> 気の遠くなるほど長い長い年月を経て、今に伝わるなんて、ロマン有りますね?。
> 私もいつか、じっくり眺めてみたいです。
★ うんうん。なるべく若いうちに行ってくださいませ
エジプトは何もかもが大きく広かったです。歩く歩く (^^ゞ
>
> ままちゃまは、馬車に添乗員さんと二人で良かったですね。
> バクシーシで、からまれないで、ホッとしました。
> 私、ままちゃまにお会いしたことないのに、そのご様子を妄想しちゃいました(笑)
★ 私達だけバクシーシの要求が無く、あれ?なんで?ってな感じでした(笑)
きっと、馬車主さんが良心的な方だったと思います。
顔写真撮りたかったなぁ…。そしたら「この方の馬車を利用あれ!」って
4トラに載せたのにね (*^-^*)
町ちぃ、旅のこといろいろ教えてね。まま、年はくっちゃってるけど
知らないこと多いから…さっ 今年もよろしゅーに <(_ _)>
ままより
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