裏磐梯レイクリゾートで３連泊　２日目　裏磐梯周遊。

2017/08/27 - 2017/08/30

リゾートホテル２日目は、私だけ早朝の五色沼散歩のあと、朝食。
本ちゃんは五色沼散策、ボートこぎ。そして浄土平へ。吾妻小富士登山。
そのままホテルに帰ってもよかったのですが、一気に隣県の山形県の白布温泉日帰り入浴へ。
直線では近いのにぐるりと山を回って。
大きな温泉に浸かってゆっくり休憩。
夕刻迫る白布峠で磐梯山を背景に輝く桧原湖を見て、ホテルに戻ったのは日没直前の１８：３０でした。
表紙写真はその白布峠からの景色です。ちょっと曇り空なのが残念。
リゾートホテルに泊まっているのに、なんでこんなに観光地を巡ってしまうのか。
ナゾ、ですよねえ。自分でも。

エリア 福島

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: レンタカー 新幹線 徒歩
• 利用旅行会社: 阪急交通社

早朝５時半。朝です。
家族はみんな寝てますが、私だけまずは温泉へ。
まあまあの天気。

部屋に戻って、窓から磐梯山の大崩れの跡を見ます。
部屋は朝日と逆の方向。
１００年以上前の大崩壊なのに、まだくっきりと傷跡が。
この大崩壊で裏磐梯の湖沼いっぱいの観光地ができたのです。
このホテルもその崩壊して流れてきた昔の磐梯山の土砂の上に建ってるんですねえ。

さて、６時。
家族はみんなまだ寝てますが、私だけ朝食前の散歩に。
このホテルでは早朝の散歩ツアーをやっていて、ロビーでその方々の説明をやってる横をすりぬけ、出発。

五色沼の散策です。
五色沼自然探索路の入口はホテルの目の前。
１０分歩くとこのようなきれいな「湖」が。
でも、ここでは「沼」っていうんですねえ。
青沼です。

木の葉の先端が白くなっています。
温泉成分が溶け込んだ湖の水に接触した部分が、成分結晶化でこのような色になるのだそうです。たしか、アルミニウムの化合物だったかな。

案内図。わかりやすいです。

きれい。弁天沼。

きれい。
ここ、弁天沼から折り返しました。
ゆっくり歩いて、沼ごとにのんびり眺めてひたっていたので１時間でした。
往復するだけなら３０分だと思います。

家族みんな起きてました。
７時に朝食へ。バイキングです。
種類いっぱい。美味しいし。
このあと２回おかわりを。
今日ももりもりいただきます。

さて、出発。
と、ロビーで２０分くらいイベントの案内見てたりして。
実際の出発は８時４０分です。
まずは徒歩で五色沼探索路へ。
若者組は探勝路を終点まで歩き、両親は途中で折り返し、レンタカーで終点まで先回りして私たちを拾ってくれることに。
両親も私も数十年前にそれぞれ訪問したことがあり、妻だけが初体験です。

最初の沼。柳沼。
ちょっと土色。
でもきれいな水面でさざなみ一つなし。
林を写してきれい。

この先から遊歩道。
クマに注意、ですか。
声をだしながら行きましょうか。

秋の花ですねえ。

青沼。今日２回目。

るり沼。
ここだけ遊歩道の北側に池が。
磐梯山を背景に。
ちょっと遊歩道から入った場所なので、案内標識を見落とさぬよう。

弁天沼。展望台がありました。
ここから両親は引き返し、車で先回りして遊歩道出口の毘沙門沼で待っていてくれます。
途中コンビニで昼食のおにぎりを買っておいてくれました。

竜沼。
ちょっと前にはもうちょっと見える場所もあったのですが。

みどろ沼

赤沼。あまり赤くない。
周辺がほっとだけ。

最大の沼、毘沙門沼。
遊歩道の終点近し。

遊歩道の終点に到着。
毘沙門沼にはボート乗り場があります。
が、ほとんど乗ってない。
そういえば今日は月曜日。平日だったわ。
私たちは夏休みだけど。

ハートの模様のコイがいる、というのを見ましたが、これかなあ？
たぶん違う、よね。

さて、ボートに乗ってみましょう。

数十年ぶりのボート漕ぎ。
まあ、吉祥寺の井の頭公園のボートとか、「別れる伝説」が多いですから。というイイワケを。
なかなかまっすぐすすまないものね。
狭い水路を通ったり、岸に近いたり、楽しい。
岩にぶっつけてるカップルもいました。
井の頭公園とかで練習しておくべきでしょう。たしか岸にロープがあってぶつけることはないはず。

五色沼の探勝路の案内。
こちらの毘沙門沼（ビジターセンター前）（五色沼入口バス停）から歩くと微妙に登り坂なので、私たちのように終点の柳沼（磐梯高原駅バス停）側からがちょっと楽です。

ビジターセンターを見学。
ほんとうは散策前に見た方がいろいろ役立ちます。

裏に別棟。

なんと雪室です。
眺めることができるようになってます。涼しいです。

１１：３８出発。今日は吾妻山の浄土平を目指します。
五色沼入口からすぐに磐梯吾妻レークラインに入ります。
昔は有料道路だったようですが現在は無料です。
３分ちょっとでこの涼風峠。駐車は１０台くらい可能か。
まあ、あまり展望なし。桧原湖に別れを告げます。
この２分先に「３湖パラダイス」というスポットがあり、秋元湖、小野川湖、桧原湖の３つの湖を見ることができました。そちらの方が楽しいです。駐車は３台くらいが限度ですが。

振り返れば磐梯山。

さらに進んで安達太良山
昔、バスで通ったときはもっと雄大に見えたように思ったのですが。

涼風峠　国見台　天風境　湖見峠と見所が続きます。

天風境。
ここでは遠く滝が見えました。

湖見峠。
ここでは遠く猪苗代湖が見えました。

中央あたりにうっすら猪苗代湖。

五色沼の出発から展望台ごとに停まっていたので２時間弱。
ようやく浄土平に到着。標高は１６００m。
吾妻火山の脇、一切経山と吾妻小富士の間の高原です。
さすがに涼しいです。

活火山の吾妻山の一切経山が最近やや活動が活発とのことで、その注意案内が出ていました。

ビジターセンター内。
吾妻火山、浄土平の模型。
地図と違って火山地形がわかりやすくて好きです。
白っぽい部分が火山。
手前が吾妻小富士、奥が一切経山。中間の道路が通っている部分が浄土平です。

さて、ここにきた目的。
ほんの５～７分で火山に登れちゃいます。
しかも富士山に。
「吾妻小富士」登山です。

登山口から振り返ったところ。
レストハウスです。

徒歩６分。あっと言う間に頂上。
振り返れば、やってきた磐梯吾妻レイクライン。
緑の平原は浄土平湿原。

吾妻小富士の火口。
でかいなあ。
昔は強引に降りている人も見かけたもんですが、今回は見かけませんでした。

火口と反対側。登ってきた方。
あちらは一切経山。
中央あたりが火口群。

東の方。
荒々しい地形が続きます。
この日はミニ飛行機が遭難したとかで、捜索のヘリコプターが飛び回っていました。

さて帰りましょう。
といってもこの程度の標高差です。

さて、ここから一気に山形県の白布温泉へ。
ふと、山形県が近いので行ってみようか、という。
しかし、直線距離では１３kmほどですが、山をぐるっと回っていかねばならず、
また五色沼入口まで戻ってから、という大回り。
２時間以上かかりました。
やってきたのはオリンピック風呂で有名な不動閣。

温泉までは長い廊下。複雑な通路のところどころに望遠鏡があったり椅子があったり。
オリンピック風呂は窓に沿った細長いお風呂。窓の外の緑が気もしいいです。
がらがらで、２人くらいしか。それはたまたまこの日（月曜日）は休館日だったのに日帰り入浴だけのために開けていてもらえたのだそう。感謝感謝です。
ところで、名称の語源はてっきりプールかトラックに見立てたのかと思ったら東京オリンピックの年にできたから、という語源だそう。
そして今のお風呂は当時のものではなく、は２代目、だそう。

不動閣の休憩室でのんびり。さらに玄関前のブランコでのんびり。
１７時をすぎてようやく出発。
途中、双竜峡、と言う展望台が。ちょっと歩いた展望台からは黒滝と赤滝が見えます。
駐車場に最上川源流の碑が。
山形県だけを流れる大河の源流なんですねえ。

いわし雲が秋の気配。

峠を登り詰めると白布峠。山形と福島の県境です。
展望台からは桧原湖と磐梯山が。

日没を追いかけるように桧原湖に沿って走ります。

ホテル到着は１８：３０。
よく動いた１日でした。
夕食は昨日よりさらにいっぱい食べました。
アスパラが美味しい。

さらに食べます。

さらに食べます。
そして温泉に入って、部屋でのんびりして、お茶を飲んで。
リゾートホテルの夜が更けていきます。
それにしてもリゾートホテルってのんびりするために泊まるんじゃなかったの？
という疑問はこのさい置いておきましょう。