【イスラエル】僕のベングリオン国際空港出入国の記録（土曜朝入国）

2018/12/29 - 2018/12/29

イスラエル出入国は非常に厳しく、イミグレで色々根掘り葉掘り質問されると聞きました。英語が全く喋れないのでどうしようかと思っていましたが、４トラの皆様に質問してたくさんの助言を頂いた結果無事に出入国出来ました。

実際に行くまでの不安要素
・入国時イミグレでの入国審査官とのやりとり
・安息日空港でのsimカード購入
・安息日空港から街への交通手段
・出国時の空港でのやりとり

人や状況によって全然出入国の厳しさが違うと思いますが、私が出入国した時の様子を私感を交えて主に上記の事について報告。

私のステータス
・キャセイパシフィックCX676で土曜日の朝6:30に到着。
・英語の読み書きはできるが、話す聞くが全くできない。
・パスポートにイスラム圏のスタンプは無い。

エリア テルアビブ(イスラエル)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 航空会社: キャセイパシフィック航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

イスラエルのベングリオン空港に到着。空気は無色無臭。
初めてのイスラエル、出入国が厳しく、しかも到着日が安息日の土曜日。
個人的に初日からハードル高すぎて気分重めに飛行機を降りる。

ベン・グリオン国際空港 (TLV) 空港

到着階から見た土曜安息日の出発階の様子。
朝6時の安息日なのに結構店が開いてる。少し安心。

イミグレへ向かう通路。反対側の通路は出国側。
今まできた空港の中で一番その国に対する期待感が増す空間づくり。この先にイミグレがある事を一瞬忘れさせてくれます。

この壁を越えるとイミグレ。
安息日（シャバット）なのに入国審査官は働いているのね。
パスポートを審査官に渡すとじろじろパスポートを見られる。パスポートにはイスラム圏スタンプは一つもないので、それらに関しては何も聞かれなかった。

次にどの位滞在するのか聞かれる。変に答えると墓穴を掘りそうなので、事前にアドバイスを頂いていたとおり旅行計画書を渡してみる。

http://4travel.jp/os_qa_each-67216.html
（Q&A）

一言も喋らなくてもいいように、スケジュールの他に往復のEチケットのコピー、ホテルのバウチャーも添付しおいた。
パレスチナに行く予定でしたが、ややこしくなりそうなのでエルサレム観光とだけ記載。

入国審査官から青いスタンプ代わりのカードを渡され行っていいよと言われる。
一言も言葉を交わさずイミグレ通過する事に成功しました。

入国審査官から渡された青い入国カード。
パスポートからスキャンされた顔写真が印刷されてます。

このカードをもってイミグレの奥にある自動改札を通り入国完了。
トラブルなく入国する事ができました。

朝7時頃のベングリオン空港到着ロビーの様子。

次の課題として安息日の朝にどうやってシムカードをゲットするかという事。

http://4travel.jp/os_qa_each-68489.html
こちらもQ&Aで尋ねてみた。

シムカード屋は安息日のせいか、朝7時という理由なのか、どちらか分からないけど閉まってた。

そしてQ&Aで聞いた通り、同じ一階到着ロビーにある本屋さん（STIMATZKI）はopenしていて、中でシムカードが販売されてました。

本屋にはSIMの価格表が置いてあり価格表の一番安いものに。一番安いプランでも一週間で使いきれないほどのギガ数と、たぶん使わないだろう電話番号付の通話付で5200円程。通信会社は「Partner」。

そしてさらなる課題が安息日で電車はストップ、ユダヤ系のバスもストップしている中、どうやってエルサレムへ行くかということ。

空港の出口を出るとすぐにドライバーらしきおじさんが声をかけてきて、エルサレムに行くならこれに乗れと言われる。
平常時ならもっと色々バスやらタクシーがいるのだろうけど、安息日でも何台かシェルート（乗合バス）が動いているようです。

エルサレム行は空港の中央の出口を出てすぐ2番あたりのシェルート。
定員になり次第出発で、泊る宿を伝えるとそれぞれ宿の前まで送迎してくれます。

値段は30～40シュケルくらいだったと思います。

エルサレムから空港へ鉄道で行く場合です。
写真はエルサレムのセントラルバスステーションの向かいにある最近できたイスラエル高速鉄道の駅、Yitzhak Navonです。

地下深くに駅のホームがあります。かなり深いので改札を抜けてホームにたどり着くのに結構時間がかかります。
電車は一時間に2本、空港まで30～40分で着きます。電化されてます。

▼▼イスラエル高速鉄道に関してはコチラ▼▼
https://4travel.jp/travelogue/11457169

テルアビブから空港へ鉄道で行く場合です。
写真はテルアビブ市街の駅、telaviv-hashalom駅からの眺め。

telaviv-hashalom駅には色々な行先の電車がとまりますが、空港行は一時間に2本で車両は青色の車体。ちなみにディーゼル。
テルアビブ市内の駅から約15～20分でつきます。

イスラエル国鉄 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

こちらはイスラエル国鉄のベングリオン空港駅の様子。
駅のホームは地下にあり、ちょうどこの上にさっき掲載したバス乗り場があります。

そしていよいよ出国。入国より出国する時のほうが大変と皆が言ってました。
出発ロビーにてまず自動チェックイン機でパスポートをスキャンし搭乗券を発券します。
手荷物がない人はそのまま手荷物検査へ、手荷物がある人は手荷物カウンターに並びます。
手荷物カウンターの手前に自動チェックイン機の様な機械が数台並んでいて、それぞれに空港職員が立っており、手荷物カウンターへ行く前に色々な質問をしてきます。
職員に英語無理ですと伝えると、その自動チェックイン機のような機械のモニター画面に日本語で質問内容が表示されました。その画面を通して職員とやりとりし、何事もなく通過し手荷物を預ける事ができました。
画面に表示された質問内容というのは、「荷物は自分で梱包したか」「誰かから頼まれた荷物」等々、よく耳にしたことある質問でした。

ベン・グリオン国際空港 (TLV) 空港

そして次は世界で一番厳しいと言われる手荷物検査。
僕はリュックを一つ機内に持ち込みでした。リュックには常備薬と充電機器、そしてパレスチナで買った土産多数。
持ち物検査は例外なく全員リュック・カバンの中身を出され、小分けしていたポーチの中身も全て出されました。
ガッツリ「パレスチナ」のロゴや国旗が印刷された土産物が没収されないか心配でしたが、検査の棒で擦られただけであっさりスルーされました。

写真は保安検査場を抜けた後の様子。

手荷物検査を抜けると次はイミグレですが、完全に自動化ゲートになってました。

入国時にもらった青いカードのバーコードをゲートの所定の場所にかざすとゲートが開きます。

ゲートが開くと同時にピンク色のカードが出てきます。
これが出国スタンプ代わりになるようです。

イミグレを通過するとターミナルへ続く通路。
右が出国、左が入国。

帰る時に気が付いたのですが、ここの床や壁の色がエルサレムの旧市街地の街並みと同じ色になっています。

出国ターミナル。
円形の大きな広場から放射状に各ウイングが伸びています。グルグル回っていると方向感覚が分からなくなります。
ちなみに免税店の多くがシュケルではなく米ドル表記でした。安いなと思ってカードで支払っているとエライことになります。

前評判がとても悪かったベングリオン空港でしたが、自分的に万全の態勢で挑んだので何もなく無事通過する事ができ、綺麗な空港で印象がとても良いです。
でも何か問題があった時はとても面倒なことになりそうなのは、間違いないかなと思います。

この旅行記へのコメント （2）

• Eiji Haitaさん 2019/01/10 13:00:35

  ちょっと普通じゃないところ好き？

  大変面白く拝見しました。
  挙げられた3つのテーマ、非常に興味深かったです。
  しかし、会話能力に自信がないと言いながら、よくこうゆう旅行をされてますよね。ひたすら尊敬します。
  いつも、次回はどんなんだろうととても楽しみにしています。

  立駐ヒルクライマーさん からの返信 2019/01/11 10:30:58

  Re: ちょっと普通じゃないところ好き？

  最近ではネットが使えるので現地の人に聞かなくても事が解決してしまいます。なので僕にとっては空港でsimカードを購入する事が急務でした。
  ネットが使えなかった頃は、ガイドブックを見ながら現地の言葉や英語を駆使して何とか意思を伝えてたのですが、最近では現地の人とコミュニケーションをとる事が少なくなりました。便利になったぶん少し物足りなさを感じるこの頃です。